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›3 19, 2015

「原因」と「結果」の法則

Posted by skillstorage at 04:25 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

現在の自分の置かれた環境(結果)は何が「原因」だろうか?
今働いている職場、その不満、給与、結婚相手、住んでいる家、仕事の内容・・・

自分で選択した「結果」なのだ。

ところが、人は環境のせいにする。
しかし、運や環境や不可抗力でなんらかの結果になるということは実は少ないのだ。

犯罪者が、自分の犯した罪に責任があるのと同様に、今の自分は自分自身に責任があるのだ。

ただ、漠然と毎日が過ぎていくのであれば、それが「原因」となって将来の「結果」は自明なものとなる。
将来(結果)を変えるためには、今の行動(原因)が必要なのだ。

「原因」と「結果」の法則は、ジェームス・アレンが100年以上前に書いた書物ではあるが、今でも読み継がれ多くの成功者を生み出した書物である。薄い本だが、多くの示唆に満ちている。



›1 19, 2015

オプティミストはなぜ成功するか|良いことを毎日3つ書くと幸せになれる

Posted by skillstorage at 03:47 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ペンシルバニア大学のセリグマン教授らが提唱した「ポジティブ心理学」という新しい分野がある。人々がどうしたらもっと幸せになれるかの研究が行われているのだ。セリグマンらの研究では、毎晩寝る前に今日良かったことをを3つ書くことを1週間継続するだけで、その後半年間にわたって、幸福度が向上し、抑うつ度が低下するという結果が出ている。

さて、セリグマンによれば幸せな人がオプティミスト(楽観主義者)であることはもちろん、スポーツ、学業、仕事、セールスにおいてもオプティミストが圧倒的に成功しており、また健康な人の割合もオプティミストが高いとのことだ。

これを初めて読んだ時、正直驚いた。

日本では、成功者は人一倍苦労してきているし、成果を上げる人は現実を直視するペシミスト(悲観主義者)だと思ってきたからだ。
しかし、データが示すようにオプティミストの方が人生幸せに決っている。

営業マンの世界でも、現実を直視したら逃げ出すような場面が多い。しかし、楽観主義者のように現実を過剰に捉えず、理想を求める人や組織の方が成果が出せるだろう。
営業マネージャなら、恐怖で営業マンを動かすよりも、常に前向きな希望によって組織を動かすべきだろう。

有名な例として、アフリカのブッシュマンに靴を売りに行く話がある。ブッシュマンは誰も靴なんか履いてない。それを見て、靴は売れないと思うか靴が売れるチャンスと思うか。

オプティミストになることでメリットは沢山ある。夜寝る前にその日の良かったことを3つ書くだけだ。試してみよう。


›7 21, 2014

白物家電を買い替えて節約

Posted by skillstorage at 01:01 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

震災以降「節電」を意識するようになったものの、世間で言われている「節電」には大きな疑問を感じる。
生活スタイルを極力変えずに節電することには限界がある。
家庭での電気消費量は、総量の約3割で、残りは産業界と輸送によって使われる。

本来、家庭以外での節電をする方が遥かに効果的なのだ。
しかし、節電を強調すると消費活動が減り、経済が停滞してしまう。これは国民が貧しくなるということで、節電は大切だけど貧しくはなりたくは無いという目を覆っている事実を突き出すこととなってしまう。

学生時代に初めてアルバイトをしたファーストフード点では、冷房を効かせ過ぎ、水は出しっぱなしだし、ずいぶんと無駄遣いをしているなと思ったことがある。

輸送に使うガソリンは排気ガスという環境負荷が高い物質を出し、温暖化の原因だ。

本当の「節電」というのは、消費活動を極力減らすことなのだ。環境問題の書籍も多い武田邦彦教授も指摘しているが、休日はどこにも出かけず、クーラーをかけてもいいから家でテレビでも見て過ごすのが本当の省エネだ。

結局、人間のエゴで消費活動をして楽しみたいから、エネルギーを無駄に消費し、環境に負荷をかけてしまう。

暑いのにクーラーもかけずに扇風機でやり過ごしたり、涼しいショッピングセンターやパチンコ屋に避難している人は、どちらが省エネかよく考えるべきだ。

さて、エアコンは扇風機には遥かに劣るが、冷房にしても暖房にしても優れた変換効率を持つ省エネ製品だ。製品にもよるが、過去10年で50%以上の省エネを実現している。

また、冷蔵庫も24時間つけっぱなしで常に電力を消費するエアコンに次ぐ家庭の電気食い家電だが、これもまた過去10年で50%以上の省エネとなっている。

マイコンによるインバータ制御や部材の発達で、どんどん省エネとなっているのだ。
もし10年以上これらの製品を使っているのであれば、買い換えれば電気代が下がることを実感できるだろう。
製品にもよるが、買い換えれば初期コストは電気代の削減で8年で償却されてしまい、その後は電気代削減を享受できるだろう。

但し、これはあくまでも電気代の削減、節約という面での効果であり、省エネという観点では怪しくなってしまう。
どういうことかというと、家庭内で省エネとなっても、電化製品をつくるには部材調達から製造業での稼働、輸送、小売店とあらゆるところでエネルギーが消費されているからだ。また、廃棄に関してもエネルギーが膨大に消費される。

本当に地球の環境負荷を考えている省エネ信者であれば、昔から使っている家電を使い続けるだろう。

›11 21, 2013

テレビゲームの変貌

Posted by skillstorage at 00:59 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今でも初代ファミコンを買ってもらった時の感動を忘れることができない。
ちょうどスーパーマリオの発売日に秋葉原に父に連れて行ってもらい購入したのだ。

店でスーパーマリオを買うか、当時流行っていた別のゲームを買おうかずいぶんと悩んだのを今でも覚えている。何しろ、どんなゲームか分からないのは勇気がいるものだ。当時人気があったゲームを買いたかった。それでも、悩んだ末に店の人に勧められてスーパーマリオを買ったのだ。
買ってからずいぶんと遊んだ。遊び飽きても、みんながやりたがって他のゲームと貸し借りをよくしたものだ。

沢山のゲームで遊んだ小学校時代の長い期間だった記憶だが、今考えてみるとファミコンで遊んだのはせいぜい3年間程度だったことに驚かされる。

任天堂の成功はファミコンに尽きる。世界的には早くから同じような家庭用ゲームがあり、米国ではアタリが発売して一時期ブームとなっていた。しかしブームに便乗してゲームをつくったことも無いようなお菓子の会社なんかまでもゲームを発売し、その当時ユーザーレビューなんか無い時代で、子供はゲームのパッケージと広告を見るだけで内容を推測して購入していた。その結果、クソゲーで溢れかえり、米国のゲーム市場は崩壊し破産した企業で溢れかえったのだ。

それを学習しての任天堂のファミコンの市場投入であった。14800円という安価なテレビゲーム機がすごかった訳ではない。ゲーム製作会社を完全にコントロールし、クソゲーを市場に出なくし、玩具屋に流通させる問屋のネットワーク(初心会)を作り上げたこと(元々任天堂は花札とトランプのメーカーだったのでそれがそのまま使えたのだ)、そして完成度の高いゲームが口コミで広がっていったのだ。

自分が遊び尽くしたのはファミコンの全盛期だったのだ。

中学生になってからは、ファコミンの処理能力では飽き足らず、自宅にあったPC9801のゲームにずいぶんと嵌ったものだ。ファミコンではできない処理能力とグラフィック能力に圧倒され、小難しいRPGなど結構やった記憶がある。1人用のゲームで部屋に篭ってやるオタクな感じだ。

ファミコンはスーパーファミコンとなり、ゲームボーイも成功し任天堂は慢心した。
ゲームづくりはマンネリ化し、流通に介在する問屋は小売に対して販売数量の決定権を持っていたので嫌われた。ゲーム会社からの不満も増加していった。ゲームをやったことのない消費者はなかなかゲームをこれからやろうという雰囲気にはなれないような状況だったのかもしれない。

そんな中、ソニーがPSを発売するのだ。
そもそもソニーは任天堂からCDをソフトとしたゲームの開発をさせられたが頓挫した経験がある。任天堂はCD化を目指し、その後もフィリップスなんかにやらせたようだがうまくいかず、ROM基板のゲームで新型機も開発していた。

ソニーは電気屋にしか流通網を持たない。しかし玩具小売が任天堂の問屋に対する大きな不信感を持っていることを知っており、直販流通網を確立させた。
ゲームも高機能化ではなく、グラフィック重視のスペックとしCDによる安価なソフト制作ができるようにし、サードパーティのゲーム会社が安価に開発できる環境も整えた。
要するに任天堂に対する不満を解消する戦略で責めたのだ。

流通するゲームの量も、ゲーム会社も圧倒的に不利な状況下ではあったが、ナムコに加えスクウェアのFF7の参入で勝負が付いた。任天堂やセガの自滅要素も強いが、圧倒的なグラフィックが凌駕した。それに加え、これまでゲームをしたことの無い消費者をまったく新しい感覚のゲームで取り入れることに成功したのだ。

当時自分は大学生になっていた。サークルの部室でバイオハザードをやったときは本当に驚いた。グラフィックがリアルになることでゲームの世界観がまったく違ったものになったのだ。

やがて任天堂は衰退し、ソニー全盛期となる。PS2も成功したがやがてスペック向上ばかりに注力することで消費者からそっぽを向かれるようになるのだが。
成功による慢心は大きい。
任天堂はファミコンやゲームウォッチが成功する前は何度も倒産しそうな時期があった。
トランプで成功し上場したものの、トランプは下火となり、レジャー施設の開発やラブホテルの運営までもやる多角化経営で、どれもが失敗した。
その度に、ゲームでアイデア商品を売り出し爆発的に短期間売ることで凌いできた会社だ。

その後の任天堂のDS、Wiiは初心に返り、これまでゲームをしたことのない消費者を取り込んで大成功した。
そして今はiPhoneの登場によりゲームはスマホが主戦場となってしまった。

今では自分はゲームをそれほどやらない。10年前からPS2をちょくちょくやっても難しくてほとんどクリアできない。ゲーム中毒になるのが怖いのか、時間が取れないからか昔のようには熱中しない。最新のゲーム機には魅力を感じない。一世代以上前のゲーム機でも中古で安いソフトで遊べれば十分だ。
任天堂のWiiはゲームをするというより、Youtubeやhuluをテレビで見るために主に使っていて、ゲーム機というよりはネット接続機だ。

それでも子供が小学生になり、Wiiで身体を動かしながら一緒に遊ぶには楽しい。Wii Fitなんかも新しい消費者を捕らえたが、ゲームで身体を使ってダイエットまでするというのは画期的な発想だったと思う。

今のゲームはファミコンの時代とは雲泥の差の出来栄えだ。それでも小学生の頃の興奮が味わえないのはどういうことだろうか。

›9 18, 2013

絶望の日常の中の希望

Posted by skillstorage at 01:43 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

デフレからとても脱したとは言えない状況下での消費税増税、円安による輸入物価の上昇に伴う日常生活費の高騰、原発停止によるエネルギー価格の上昇ととても生活面では苦しい状況になるだろう。
かれこれ20年も続くデフレにより、物価は安くなったが賃金は下がり続け、非正規雇用という不安な状況で毎日をただ過ごしている人がどれだけ多いか。
自殺者は毎年3万人もいて、最近ではうつ病などメンタル面での病気を抱える人が増加している。今や仕事もせず、家に引きこもって親のすねをかじるニートの平均年齢はなんと40歳にもなっている。ニートの親、親の介護だけのために生きる者、ただ人生が蝕まれるだけと感じている人も多いだろう。
そして超高齢化社会だ。仕事など生産活動をせず、医療など社会保障費が莫大に上昇を続ける。

そんな絶望を抱えたままの人が多くいる中で、東京でのオリンピック開催はわずかながらの希望の光だったのかもしれない。

過去の東京オリンピックは、それに向かって国民が一丸となって急速な経済発展をした。需要が急速に増加する中、国民が必要とするインフラ整備と公共事業がマッチして高度成長の土台を築いた。しかし、次の東京オリンピックに向かい、必要なインフラはわずかだ。むしろ7年後の日本の財政状況は深刻な事態を迎えているはずだ。

日本はバブル期、そしてデフレに苦しんだ不況の時代でさえも、身の丈にあわない生活を続けてきた。それが原発による低電気コスト、国債発行による将来世代への借金による幸せの先食い、家計での住宅ローンという莫大な借金といった未来へのツケ回しだ。
産業の多くが、人口減少やグローバル化による新興国の台頭によって成長期から衰退期へと移行している。

しかし、成長と消費が望めない社会に資本主義が持続可能なのだろうか。成長を目指し、生産性向上に突き進んだせいで、人は社会や環境とのつながりが疎遠になってしまった。たかだかえんぴつ1本にしても、グローバルな自由貿易が可能にしている。電化製品や自動車などは、高度に分業化され、分業化された人や部品はその全体像などわからない。

食品にしても、今では高度に分業化されている。映画「フードインク」では、牛を太らせるため草しか食べないはずが遺伝子組み換えとうもろこしをチューブを胃に突っ込んで無理やり食べさせている現状を見ることができた。コーンはうまくできないため、胃の中でO-157のような食中毒細菌が繁殖してしまうのだ。また、本来の体重の2倍以上に太らせ、狭い小屋で密集して運動もできない状態で育てるため、体重が支えきれず脚を骨折してしまう家畜がいる。映画「ファーストフードネイション」では、大規模ハンバーガーチェーンを支えているサプライチェーンのピラミッド構造が描かれていた。ホワイトトラッシュと呼ばれる貧困層がチェーン店舗を機械的に運営し、食肉工場はメキシコからの不法移民による危険を伴う屠殺の現場に大きなショックを受けた。

効率を求め豊かになった一方で、環境を破壊し精神的には日常に生活感を実感できず、仕事にも社会性を体感できない。歯車の一部になってしまっていることこそが、日常の中で絶望感が漂う大きな原因なのではないだろうか。スピリチュアル・セミナ、社会活動、男性の風俗などはそのような日常の延長から非日常を体感したいという欲求が大きい気がする。

資本主義で動いている社会で不満を持っても、変えることはできない。それならば、生きながら希望を見出すしかない。貨幣中心の社会だが、カネだけではない、例え収入が低くても死にはしないのだから、その中で身の丈にあった生活をして、生きがいを見つけ、他者とのコミュニケーションを通じて社会とのつながりを意識することに希望を感じる。

›7 28, 2013

絶望と恐怖

Posted by skillstorage at 09:25 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日常生活で「恐怖」を抱いていないか?恐怖とまではいかなくても、恐れ、怖さ、精神の奥の方にある黒い闇。
その正体はわからない。しかし、どういうことかたまにその闇は近づいてくる。
何もしないでいると、まるで闇に包まれてしまいそうだ。

闇に立ち向かうには、闇を消し去るにはどうしたら良いのか?

うつ病はある時、唐突なまでに発症することがあるという。

体調の不良や精神の異常は、抱えている心の苦しみや恐怖が積み重なって顕在化したものだ。
あるカウンセラーの書いた文章をたまたま目にした。彼は、バリバリのエリートコースにいたサラリーマンだったが、突然のうつ病に苦しみ人生を大きく踏み外してしまったという。さらに追い討ちをかけるように難病にかかり、絶望から自殺を試みた。今はその経験を生かしカウンセラーとして活躍しているのだが、笑顔も声の大きさからも、とてもうつだった人とは思えない。

彼は人生は努力で切り開けると思っていた。しかし、努力ではどうにもならないこともある。その時、絶望と恐怖という闇がやってきて支配されたのだろう。

どうにもならなくてもがき苦しんでいる時、どこまで転げ落ちるかわからない。負の連鎖からマイナス思考が暗闇のように襲ってくる。

順風満帆だった人に多いのかもしれない。基礎能力が高ければ尚更だ。
学生の頃、視力が悪くなったことで深く落ち込んだ。努力すれば何事も克服できると信じていたが、近視は治らず悪化していく一方だった。
些細なことかもしれないが、どうにもならない現実を受け止められないと、心は闇に支配されてしまう。

成人病、ハゲ薄毛、そして体は衰えていく。死に向かって毎日寿命が減っていくと意識しだすようになる。

先のカウンセラーは、電車で年寄りに席を譲った時に言われた「ありがとう」という言葉でうつから立ち直れたという。
「死ぬな」、「命は大切」そんな言葉より、「あなたに感謝」、「あなたが必要」といった言葉の方が遥かに重く、朝日のように暗闇を消し去ってくれたんだそうだ。

›7 22, 2013

参院選結果を見て途方にくれる

Posted by skillstorage at 01:13 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「当選させたい候補者はいないが落選させたい議員はいくらでもいる」
「政治に失望している」
このような者が多いのが投票率51%という結果だろう。

筆者もこれまで選挙に行ったもののほとんどが、死票となってしまった。選ぶ候補者がいないからと白票を投じても、その意思は反映されることなく、いずれにしても選挙に行くだけ時間の無駄と感じてしまうことと虚しさが残る。

それにしても当選すると思っていなかった山本太郎が当選し、民主党は東京では1人に絞ったものの落選するという事態に陥った。
反原発に関してあそこまでヒステリックに、尚且つ誤った情報を連呼する者が当選するなどとは思ってもいなかったのだ。
以前の民意であれば自民党の政策に批判するのであれば、今回は共産党に入れて自民党にお灸を据えてやるというところだったろう。共産党が組織力が高いから、まともな政策のみんなの党か維新の会を選ぶ選択をするのかと思っていたが、まさか無所属の山本太郎とは。共産党は東京、京都、大阪といった都市で10年以上ぶりに議席を取ったが、野党がここまで落ちぶれるとは。

池上彰の選挙番組はあいかわらず面白い。他局が当たり障りのない質問をする中で、視聴者が聞きたいタブーに切り込んでいた。
特に創価学会への切り込みは抜群であった。佐々木さやかという神奈川で当選した人物に対する質問では、創価学会の組織力について尋ね、創価学会が選挙活動をすることによって宗教活動の一環として功徳を積むとという場面があった。佐々木さやかは公明党としてそのことに対して意見をする立場に無いと回答したが、池上彰はあなたも創価学会員ですかとの質問にそうですと答える場面があった。さらに今回も政教分離について確信犯的に質問をする場面があったが、できれば選挙前に国民に見せたかった。

それにしても創価学会は選挙に強い。フレンド票と呼ばれる信者が集める票は1人150票にも及ぶという。そういえば、選挙前に創価学会の知人からは投票のお願いが来た。「佐々木さやかは美人だから間違いない」とか、「誰々は東大卒、誰々はMBAだから」といった政策とは何にも関係の無い理由だったが、組織力の恐ろしさを知った。

それに引き換え、幸福の科学の幸福党は何故選挙に勝てないのだろうか?胡散臭さは創価学会を遥かに上回るが、信者と組織力が何故こんなにも弱いのだろうか?
「原発を直ちに再稼動せよ!」と主張している唯一の党なので、脱原発に怖さを感じている人の票を集めても良いのではないかと思っていたのだが。

ワタミに対する「ブラック企業」バッシングも酷すぎて呆れた。楽勝で当選するのかと思いきや、ここまで苦戦するとは。
徹底的に叩かれるのはわかっていたが、渡辺美樹のこれまでの実績は、雇用を創出し、多額の税金を払い、よいサービスを普及させたと言う点では、バッシングを遥かに上回るにもかかわらずだ。彼のボランティア精神には欺瞞を感じることもあるが、維新の会の橋下の慰安婦発言もそうだがバッシングは恐ろしい。人を思考停止にしてしまう。

選挙結果を見て、暗澹とした気分になってしまった。自分の理想と民意に大きな隔たりを感じた。どんなに理念が素晴らしくても、政治家は投票民(組織)の既得権益、利益、陳情に答えなければ当選しない。

日本を貶めているのは、政治家ではなく一般市民にこそ責任があると痛感したのだった。

›7 09, 2013

上昇志向、虚栄心、羞恥心、競争心が心を蝕む

Posted by skillstorage at 13:43 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

資本主義にしても自然の摂理にしても強者が弱者から奪うものだ。そのルールの中で生きているのだから、常に努力しなければならない。
家庭でも学校でもそのことは当然伝えなければいけないことだ。

しかし、馬鹿正直に従って生きるだけでは、弱く、孤立し、情けない人生を送ることになってしまうかもしれない。
ルールからはみ出た時に。

恋愛も遊びも本来とても重要な時間だ。
しかし、競争社会の中では、勉強して成績を上げ、優等生になり、一流大学に入り、良い大企業に入ることが分かりやすい成功パターンと化してしまい、生きる目的そのものの重要性が良く教育されていないのではないか。

孤立した老後を生きる人が多いと言う。
年金や貯蓄で経済的には生存できても、話し相手も趣味も喜びも無い生活を送ることが生きることと言えるだろうか。

競争社会で勝つためには無用のことにこそ、より良く生きるためのものがある。

競争のルールの中では常に努力すること、上昇志向が成功の鍵だ。組織に忠誠を近い、組織の目標のために努力、貢献するものが重宝される。
金銭という分かりやすく絶対的な報酬と、肩書きが目標となってしまっていないか。

自分は何をしている時に喜びを感じるのか、どのような社会を望んでいるのか、真剣に考える時間を取っているか?

上昇志向、虚栄心、羞恥心、競争心の根底には、安定した生活を望む意識があるのではないか。

リストラ、倒産、病気、失敗と、レールから外れる要素はいくらでもある。レールに乗っていることが生きる喜びだったら、落ち込み、立ち直ることも大変かもしれない。

しかし、趣味、志など、生きる目的があれば、金銭や名誉が目的でなければ、うまく生きていくことができる。

›5 23, 2013

橋下市長の発言を批判する権利があるのか?

Posted by skillstorage at 00:44 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

橋下市長は「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、精神的に高ぶっている集団は、どこかで休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのはこれは誰だってわかる。」と言いながらその後慰安婦制度があったと認め謝罪したような状況となっている。しかし同時に「慰安婦やレイプは戦時中どこの国の軍隊も行っていたのだから日本だけ批判されるのはおかしい」との主張だ。

後半の一番橋下市長が主張したかったことに対しては大した議論がされておらず、慰安婦が必要であったという発言に対して批判の焦点が当てられている。
そもそも、韓国は慰安婦のことを問題にしたのではない。事実、韓国の民間業者は慰安婦を大量に日本軍に供給していた。争点は軍による強制があったのかどうかなのだ。それにもかかわらず、橋本市長の発言により、慰安婦(=売春婦)は虐げられた人、売春は当時は合法であっても現代では許されないことのような議論になっていないだろうか。

海外のメディアでは、慰安婦=性奴隷(Sex Slave)と捕らえ、強制連行を容認したような誤った解釈があるが、これには橋下市長は猛烈に抗議と修正をすべきである。
しかしながら、慰安婦=売春婦が必要であったという正しい解釈に対して、きちんと批判することができるのであろうか。

海外で売春を合法化している国は多い。アメリカでもネバダ州の一部では合法だ。欧州には合法の国は多数あるし、海外からの売春婦を自国に呼ぶための売春婦向けビザを用意している先進国もある。建前で非合法としているが、事実上容認している国は日本を含めてそれこそ大多数である。日本ではチョンの間、ソープランドがあるし、海外でも立ちんぼ、コールガール、マッサージ屋と取り締まらないで放置しているのがほとんどだ。建前はともかく、本音ではこのような性風俗産業が社会として必要とされているのだ。仮に、完全非合法として取り締まりをすれば職を失い生活が危うくなる女性が増加し、性犯罪も増加するのだ。

米国では、かつてネバダ州で軍人がレンタカーを借りた上で強姦事件を起こしたことがあり、その際に軍幹部が(ネバダ州には合法の売春があるのだから)売春しろと発言し、更迭された事件があった。

合法であり、尚且つ自由意志で風俗嬢や売春婦という職業を選択した女性に対する差別ではないか。

憲法にも職業選択の自由は保障されているのだ。それが何故、女性に対する蔑視だとか基本的人権の侵害などと批判されることとなるのだろうか。
性風俗に従事する女性達を賤職だと蔑視しているのではないだろうか。

›5 21, 2013

アメリカでの橋下発言の報道のされ方

Posted by skillstorage at 00:48 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

橋下市長の一連の発言は、国内でも猛烈に批判されているが、海外では更に酷い状況にある。

第二次大戦のナチスによるユダヤ人虐殺は非道なものとしてドイツは謝罪する以外に方法は無い。この事実が無かったものであったり、そこまで酷い行いは無かったなどと主張しようものなら修正主義者(Revisionism)と言われ猛烈な批判にさらされてしまう。

日本においても、軍による慰安婦の強制連行について謝罪した河野談話を、事実に基づいていない朝日新聞の婉曲記事と一部の捏造証言や嘘が元になっているという主張を行っても修正主義と見られる傾向にある。

橋下市長の発言が取り上げられる米国のメディアでは、まず過去の歴史を説明した上で橋下市長の発言が引用されている。その歴史としては、軍が外国人を強制的に性奴隷(Sex Slave)として徴収した。日本は婉曲的に慰安婦(Confort Woman)と表現していると紹介し、橋下市長は戦場でどこの国の軍隊も強姦(Rape)していたのだから、慰安婦制度は必要であったという趣旨の報道がほとんどのようだ。

更に、日本は93年の河野談話でアジア諸国に謝罪をしているのに、何故今更このような発言をしたのかと米国メディアでは取り上げられている。

これを読んだら嫌悪感を覚えるだろう。橋下市長は修正主義者のレッテルを張られた。そして憲法改正やオリンピック開催も世界的には許可されない雰囲気になりつつある状況だ。

そもそもの誤解は慰安婦(Confort Woman)という言葉に婉曲し、売春婦(Prostitute)という言葉を使わなかった点にある。確かに親に売られたりし売春婦にさせられた女性はいたかもしれないが、それでも業者が金を取り売春を斡旋していた以上は売春婦という表現になる。

このような真実が伝わらないまま、逆に日本は強制的に女性を徴収し、性奴隷として従事させたという認識が広まっている状況にある。
橋下市長も言うとおり、国際感覚が欠落していた発言だったのだ。

›5 20, 2013

橋下発言が国際問題化で炎上

Posted by skillstorage at 00:41 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

橋下市長の発言は海外に飛び火し、炎上しているが日本維新の会の共同代表の石原慎太郎との歴史観の違いから党の分裂にまで発展しそうな勢いだ。

維新の会の橋下共同代表は在日米軍に風俗業の活用を促したが、それを聞き軍の幹部は凍りついたような表情をし拒絶したとのことだ。
何故、選挙を控えたこのような時期にこんな話を披露したのか?

遡ること1週間、自民党の高市早苗政調会長は過去の植民地支配を認めた「村山談話」に違和感を示す発言をした。この発言は野党から糾弾を受けるような状況であったが、橋下市長は援護射撃のつもりだったのだろう。逆に自民党は橋下発言を批判し、孤立することとなった。

今度は援護射撃で、日本維新の会の代議士の西村慎吾が従軍慰安婦は韓国によって性奴隷と国際アピールされているとの発言をし、その後「日本には、韓国人の売春婦がまだうようよいる」という発言で、日本維新の会から除籍処分を受けるという孤立した事態に発展した。

橋下市長は発言を謝罪したが、石原慎太郎の歴史観では、第二次大戦は侵略戦争では無いし、慰安婦の強制連行も無かったのであり、歴史観の齟齬が党の分裂と国際社会からの批判・炎上に発展しそうだ。

そもそもの発端は慰安婦の強制連行を謝罪した河野談話と植民地侵略戦争を謝罪した村山談話を修正したいという安倍総理の歴史観にあるのではないだろうか。
河野談話は朝日新聞による誤報、捏造が原因であり、戦時中に慰安婦はいたが、民間業者が行っており慰安婦は自由意志で金銭と交換で性交渉を行った。それが軍が関与し強制したということになってしまった。

橋下市長の謝罪から読み取れるのは、河野談話に基づき、慰安婦制度があったのでその件は謝罪する。しかし、アメリカを始め、どの国の軍隊も慰安婦制度はあったのだから日本だけ責められるのはおかしいということだ。

これに対して、保守派は黙っていられないだろう。慰安婦の強制連行があったという事実は無いのであり、また当時の日本では売春は赤線地帯もあり合法であったので売春行為について謝罪するのはおかしい。

米軍に日本には風俗があるといって、利用を促した背景には民間人からレイプ被害を防ぐ目的のはずが、どうやら本気で日本の風俗の利用を薦めたようだ。
日本にも売春はあるが、非合法だ。ソープランドもデリヘルもちょんの間も売春行為の斡旋場所だが、実際は違法だ。さらに風俗全般において外国人の入店を拒否しているのだ。これは人種差別に当たるが、建前とは違い現実だ。

西村慎吾議員の発言にしても、大阪に韓国人売春婦がうようよいるというのは事実なのだ。事実ではあるが日本国家は許可していないという矛盾がおかしいのだ。

このような複雑な状況を国際社会にアピールするのは困難だ。アメリカはほとんどの自治体で売春は非合法であり、風俗業もほとんど存在しない。
しかし、マッサージ屋などでは性行為が行われ、稀に覆面警察による摘発が行われている。キリスト教国家でもそれが現実なのだ。そして欧州では売春が合法という国家も多数存在し、国営の売春宿がある国もあるほどだ。

西村慎吾議員の発言の通り、当時の慰安婦は売春婦なのであり、軍は強制連行はしていない。Sex Slave(性奴隷)という韓国のアピールは不適切だという主張を国際的に行う場面であったのに、橋下市長は台無しにしてしまったのだ。

›4 30, 2013

2つのクラウド(クラウド・ファンディングとクラウド・ネットワーク)

Posted by skillstorage at 04:34 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

数年前から通信会社やネットワーク会社で騒がれているキーワードがクラウドだ。NECや富士通のグループなども、訳も分からずクラウドというキーワードが戦略として盛り込まれ、事業をクラウド中心に進めていくという。

ここでいうクラウドとはCloud(雲)だ。インターネットを図式化するときに雲の絵がかかれることが多い。自社のネットワークから雲の中に線が消えていけば、インターネットに接続しているということだ。
最近では、スマホ、タブレットの普及とともに、インターネット上だけで行われるサービスが増えた。

それ以前は、クライアント・サーバが流行り、PCの普及とともに、PCだけで全てのアプリケーションが揃っていた時代が10年以上も続いたのだ。
現在では、メールはネット上のサービスを使い、PCでもスマホでも、どこでもアクセスするのが当たり前となった。PCのフォルダもDropboxなどで、どこでも同じ資料が閲覧・編集できる。

このようなネットワーク上のサービスで儲けようという企みからクラウド(雲)がキーワードとなったのだ。

それとは別に、震災後から注目を集めているサービスがクラウド・ファンディングだ。ここでのクラウドはCrowd(群集)だ。日本語では発音も記載も同じクラウドのため誤解が起こる。クラウド・ファンディングは新しいスタイルの資金調達方法だ。

小額資金を消費者から直接集めて、ファンをつくり商品開発を進めるベンチャーなど、新しいスタイルのビジネスモデルの展開が今後期待される。

›3 04, 2013

振込詐欺、請求代行業者の裏事情

Posted by skillstorage at 03:45 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「架空請求の詐欺師に電話してみた」という内容の動画(録音)はYoutubeに沢山アップロードされている。
携帯電話などの迷惑メールには、出会い系の勧誘メールから、このような振込詐欺のメールが多く届く。
アダルトサイトを閲覧したと言いがかりをつけて請求するこのような商法は、実は90年代にも存在し、アルバイトをした経験があるのだ。

まだ学生だった筆者は高田馬場にある学生向けのアルバイト斡旋所で、時給が突出しているアルバイトを見つけた。
条件としてパソコンが使えることとあったが、早速応募してみたのだった。

アルバイト面接はその会社で行われたのだが、場所は新宿歌舞伎町近くの区役所の傍の雑居ビルの1室だった。
中年のパソコンオタク風の社員に面接で聞かれたのは、パソコンにいかに興味があるかだった。とても怪しい雰囲気の事務所だったが、時給の高さからこのアルバイトをどうしてもやってみたいと思い、パソコンの経験はほとんど無かったが、熱く語ることで採用された。

この会社の社長は30歳位の色白で小太りで人柄のよさそうな人で、これ以外にパソコンオタクの中年社員、20代後半のニート風の社員2人に、理系大学院の自分のようなアルバイトがいた。

仕事の内容は、中年社員に教わった。Q2ダイヤルの利用の回収というのが業務内容というのは後で知ったことであるが、電話番号と名前、住所、請求額がぎっしり書かれた紙が山積みになっているのだが、それをデータ入力するという仕事だった。中年社員は元SEらしく、パソコンにプログラムを組んでいて、データを自動にダイヤルする簡単なシステムをつくっていた。
データ入力をするのは大変なため、パソコンの読み取りソフトを使ってスキャナから入力する方法を教えてもらった。但し、ソフトの読み取り精度がいまいちなため、間違っているところを手作業で直すのがアルバイトの主な仕事だった。いたって簡単な内容だった。

Q2ダイヤルをテレクラのように利用するサービスが人気だったようだが、NTTは代金回収をまったく積極的に行わない。NTTの代行で支払わない利用者に対して、業者は自力で回収しないといけないのだ。そこで、この会社に回収を委託し、回収料金を折半しているようだった。

入力したデータをプログラムでモデムから自動ダイヤルし、使われている番号かまず確認する。不思議なことに半分近くの番号が使われていないか、人違いだった。それをデータに追記することをやった。

その後、使われている番号の持ち主に対して請求額と振込先を書いた手紙を郵送するのだ。その文章も中年社員が社長と相談してつくっていたのだが、ワープロソフトのやたらに太い毛筆フォントで記入し、会社の社長の名前は確か「鬼瓦 権三郎」とかそんな感じだったが、フォントと名前を変えるだけで随分と怖い雰囲気になるものだと感心した。

郵送すると事務所に電話がどんどん架かってきた。その対応を2名の若い社員が対応するのだが、非力に見える彼らが支払いを拒む相手に対して、馬鹿でかいどなり声を上げ回収を迫るのだ。パソコンの単調な入力作業で居眠りしていた大学院生アルバイトは、怒鳴り声を聞いて飛び起きた。ここらへんの怒鳴り方はYoutubeにあるような感じ以上だった。

電話かけてきた人のほとんどが支払っていたようだ。何しろ実際にQ2を利用して支払をとぼけていた連中なのだから自分に非があることがわかっており、支払わないと住所も知られているし、どんな怖い人が実際に回収に来るのかという恐怖もあったのだろう。身に覚えの無い人も怖くて支払っていたのかもしれない。

それでも支払わない人に対しては、更なる催促状や近場であれば赤紙と呼んでいた催促書をポストに入れに行くと言っていた。

中年社員はパソコンのことを知り尽くしており、その知識には驚かされた。カタログが話せ(一体フィリピンパブでいくら使ったのだろうか?)、フィリピン人の女性と結婚しており、昔ラジオ無線の雑誌に取り上げられた記事を大事に持っていた。その彼が言っていたのだが、こういった回収請求に対して支払義務は無いということだった。

歌舞伎町に事務所があることからか、社長のネットワークの広さからなのか、回収以外の仕事も色々来ていた。ある時は、当時大流行した白のBabyGという腕時計が事務所中に積まれていた。プレミアムの付いたこの時計を転売して儲けたようだった。

それ以外にも、裏ビデオを多数仕入れていた。そのうちの1本を誰もいない事務所でこっそり見たことがあったのだが、マスクを被った男優は社長そっくりの人物だった。
使い放題のPHSも仕入れていて、社員は回収の際その電話を使っていた。借金で回らなくなった人物には、更なる借金をさせるそうだ。他のサラ金で借りさせたり、クレジットカードや携帯電話もできる限り多く作らせる。それがこのPHSや使い放題のクレジットカードだった。暫くたつと利用が止められてしまうのだが。

ある日、社長が新しい事業としてアイドルの芸能事務所をやると言い出した。
話を聞くと、かつて有名芸能人を発掘した人物と運命的な出会いをし、彼の持っているネットワークでアイドルを輩出するのだという。しかしそんなアイドルの卵をどうやって見つけるのかが分からないというのでアルバイトを含めて会議をしたのだ。

中年社員がフィリピン人の奥さんの人脈から、ハーフの可愛い子を見つけたがハーフは駄目だと言われた。そこで、自分の友人がナンパが得意だという話をしたら、社長が飛びついてきてかなりの日給で雇ってくれることとなった。

友人は原宿や渋谷でスカウトした。ナンパと違い芸能事務所(仮)の名刺でスカウトをすると、見向きもされなかったようなレベルの子が話を聞いてくれたそうだ。
アイドル候補となった女子高生を見つけ、社長がとても喜んだ。これからは社長の仕事だった。その子の親を説得しないといけない。
歌舞伎町界隈の雑居ビルのワンルームに、銀行の幹部だというその子の親が来て話しが無くなったこともあった。

そんなことが続いたある日、会社が潰れた。その時はわからなかったが、暫くして社長が引っ越した先の都営団地に言って話を聞いたところ、運命的な出会いをしたという人物は詐欺師だったようだ。社長も騙されて破産してしまったのだ。

それから月日は経ち、インターネット時代となり、ダイヤルQ2の回収は無くなり、無差別に送りつける詐欺メールや振り込め詐欺といった犯罪に形を変えていったのだろう。


›12 03, 2012

日本維新の会、みんなの党に絞り込まれてきた

Posted by skillstorage at 02:00 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今回の選挙は自民党が勝つだろう。政策面ではデフレ脱却を喫緊の課題としており、それは日本維新の会、みんなの党においても同様だ。
それに加えて、国土強靭化法というかつてのバラマキを彷彿させる自民党特有の政策が推進されてしまうだろう。

財政出動の乗数効果が低すぎることは知られているが、デフレ脱却まで金融緩和と財政出動の両輪をフルに行うという自民党の主張には疑問が残る。
金融政策はECBもFRBも行っている規模の金融緩和を行わなければ、日本円の独歩高となってしまう。財政出動のバラマキは一時的な需要創出により地方の土建屋は息を吹き返すかもしれない。しかし、財政出動を辞めた途端に、これまで以上の需要減となり大きなデフレとなってしまうだろう。

必要なのは、構造改革だ。

来年に一時的に景気が回復した場合、待っているのは消費税増税だ。増税された後にデフレ不況が来れば目も当てられない。

構造改革を政策として追及しているのは日本維新の会、みんなの党だ。橋下市長は何故石原知事と手を組んだのかわからないような、内輪モメもしているが、本来政策が似たようなみんなの党と共闘すべきだったはずだ。

日本維新の会の政策で構造を抜本的に変える既得権益の破壊がある。例えば、最低賃金の廃止だ。企業は最低賃金の壁があり、本来雇いたいのに雇えない、しかたがないから海外に出る企業もあるだろう。その結果、雇ってもらえない人が失業者となる。これと同時に、労働組合が求めているのは正社員の既得権益である。賃金と採用に流動性をもたらすことによって雇用は生まれる。賃金が低すぎるセーフティーネットとして負の所得税も提唱しており、ミルトン・フリードマンの政策のようだ。

「骨太」という言葉にもあるように、日本維新の会は小泉政権のブレーンの竹中平蔵の構造改革路線を継承しているのだろう。

小さい政府、リバータリアリズムを目指すのかと思えば、実現不可能な相続税100%という政策もある。これは個人財産の略奪でありとても賛同できたものではない。しかし、不幸な生い立ちでマイナスから地位を気付いた橋下氏らしい実力社会を夢見ているのだろうな。

›11 14, 2012

景気後退入り

Posted by skillstorage at 03:52 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

2012年末から来年には世界的に景気後退が深刻化するだろう。

景気は後退局面、放置すれば長期化…経団連会長
経団連の米倉弘昌会長は12日の定例記者会見で、日本経済が7~9月期にマイナス成長に陥ったことについて、「景気は後退局面に入り、放置しておくと(景気後退が)長期化する」との危機感を示した。政府に対し、アジアでの社会資本(インフラ)整備を進めるなど成長戦略の実行を急ぐように求めた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20121112-OYT1T00869.htm?from=ylist

米国では財政の崖(フィスカル・クリフ)とバーナンキが命名した事態が発生しそうだ。2000年代に始まった所得税などに対する大型減税策、いわゆる「ブッシュ減税」が2012年末に期限切れにもかかわらず、民主党のオバマ大統領と議会を過半数以上を占める共和党でのせめぎ合いが続いている。
9月のFOMCで米FRBはQE3(量的緩和第3段)による住宅ローン担保証券の購入を続けているが、住宅バブルのような過剰流動性や失業率の回復に結びつくかは疑問だ。

また欧州に関しても財政緊縮は課題となっており、景況感は悪く、新たな財政出動による需要創出は厳しい状況だ。

世界的にデフレ基調が続いている。消費者物価指数という本来の貨幣価値、消費者物価指数としては若干の上昇はしていても、供給が需要を上回るデフレギャップ(GDPギャップ)は埋まっていない。
量的緩和による金融政策でじゃぶじゃぶに資金を供給しても、そもそも企業においては過剰資金であり金融機関も貸出先が無く国債を買うという有様である。

中国の景気悪化も深刻化する気配がある。経済成長率が8%を切り、中国国民の不満は高まり一党独裁政権による政治の舵取りも難しくなるだろう。

米国、欧州の不動産バブルの崩壊においても、予兆はありつつもリーマンブラザーズの破綻で一気にバブルが弾けた。その前からテレビではRワード(リセッション:景気後退)が増加していたのである。そして、現在Rワードが増加している。

›11 13, 2012

中国から撤退できない日本企業

Posted by skillstorage at 00:50 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

尖閣問題を発端とした日中の関係悪化から日本企業へのデモ、暴動、不買運動が活発化している。
そもそも中国では世界の工場として安価な労働力から日本企業は進出したものの、既に人件費は10年で7倍以上になり、労働者保護など規制も多く今回の尖閣問題で撤退しようとしてる企業は多い。

しかしながら、中国政府は簡単には撤退させてくれないのだ。これから逃げれない日本企業は深刻な問題となるだろう。

中国の工場を閉鎖しようとしたとき、従業員に対して退職金にあたる経済補償金を支払わなければならない。これは労使関係で決まる退職金と違い中国政府による強要である。工場の資産も日本に持ち帰るのは困難が伴い、中国で培った資産の蓄積を放棄して夜逃げ同然で日本人従業員を帰国させるような事態に陥りかねない。
廃業申請にも許可が必要なため、地方政府による帳簿の監査など撤退を意思表示してから数年を要するケースもあるのだ。

また、中国を主力工場としてしまった日系の中小企業においては日本で生産を再開しようとしても、既にコストでも生産体制でも成り立たないケースがほとんどだ。
世界各国に工場を分散している大企業であればチャイナリスクとして織り込んでおける内容が、今となっては中小企業は心中するしかない事態が多発しているのだ。

夜逃げで済まないケースもある。最近では撤退を表明した際に従業員に拉致・監禁されてしまうケースが増加している。

今後すぐに日中関係が改善することは無いだろう。中国の低所得者や無職の農民工の中国政府に対する不平・不満はつもり、そのはけ口として反日に走り、暴動に発展している。中国は民主主義国家でも無ければ法治国家でも無いことをよく認識しなければ、付き合っていくことはできない国家なのだと認識する必要がある。


›10 03, 2012

マスコミの偏向報道、安倍バッシング

Posted by skillstorage at 10:20 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

安倍さんが自民党総裁に選ばれた時、身近な人が「また病気だとか言って投げ出すんじゃないの」と言った。
このように思っている人は多いのではないかと思う。
安倍氏の病気について詳しく報道されておらず、病気というのはまるで仮病のように扱われ、まるで投げ出したかのように報道されていたからだ。

また有る人は、「不治の病なんでしょう。1日に排便を30回以上もやってしまうような人が総理を全うできる訳がない」と言っていた。
これもまた安倍氏の病気について詳しく報道されていないからだ。

安倍氏の病気は潰瘍性大腸炎で、この数年で薬による治療が進歩しており生活に支障が無くなっている。このようなこともまともに報道されていないのだ。
また、最近では、安倍氏が食べた3500円のカツカレーがしきりに報道され、庶民感覚からずれているというバッシングに至っている。

かつての麻生総理の漢字の読み間違えでも極端なバッシングが起こったが、マスコによる恣意的な偏向報道というか悪意に満ちた嫌がらせを感じる。

何しろ朝日新聞の若宮啓文論説主幹は「安倍氏をたたくのは朝日の社是」だと語ったそうだ。

こうなるともうマスコミは信用できない。醜悪な週刊誌とたいした違いが無く、このようなマスコミの世論誘導に惑わされてはいけない。
朝日新聞などは、未だに左翼的で反日的な主張を繰り返しており、愛国心だとか国益を主張する政治家がよほど嫌いなようだ。

思えば学校教育からして偏った内容だった。大人になって分かったのは日教組というのは非常に特殊な考え方を持っており、子供は容易に洗脳されてしまうのだ。

惑わされず、自分の考えを持たないといけない恐ろしい社会に生きているということを自覚しないといけない。

›9 10, 2012

自分の信念

Posted by skillstorage at 12:51 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

自分の信念を貫いて行動することがとても大切だと最近切に感じている。
週刊誌やゴシップの記事で大衆が喜ぶ記事に、大企業の年収だったり、ネットで成功して資産を築いたり、不動産収入を得ることとかがあって、更にはそういった彼らの失敗だとか、芸能人の恥ずかしい側面など妬みなのか、羨望なのか、そういうものが喜ばれるらしいのだ。

転職市場も少しずつ開かれてきているが、目指す転職先を収入を軸に置くのはどうなのか。
自分が年収500万円で他の人皆がが年収400万円という状況と、自分が年収1000万円で他の人皆が年収2000万円という状況だと、明らかに絶対的価値では後者が良いのが、前者が良いとほとんどの人が言うらしい。
相対的な価値の中に自分が存在しているということだろう。

思えば、自分の意見とかよりも、どの新聞の論調かだったり、どの評論家の意見を支持するかといったことばかりで、自分の信念を持つ人は少ない。
不景気な現在では、多くの人がテレビや雑誌の中に登場する恵まれた人に対する羨望を感じるようだ。そして悲観的に自分を捉えてしまう。

だが、自分の置かれている環境はそんなに惨めなのだろうか。

友人や知人や雑誌の中の人物に憧れて真似をしようとしていないだろうか?友達がハワイに行った、子供をどこの学校に入れた、どこだかのブランドを買った、だとかそのような他人からの影響を受けすぎていないだろうか。

転職においても、もっと稼ぎたい、もっと実力を発揮したいという自己目的の追求なら良いが、自分の境遇を他人と比べて不遇だと感じているのだとしたら情けない。
自分の価値は自分だけの生き方にこそあるのだ。
他人の生き方を自分に照らし合わせる必要はない。

›9 03, 2012

人生の意義

Posted by skillstorage at 04:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日曜の夜、次の日の会社のことが頭に浮かぶだろう。その時何を想うか。
月曜の朝、これから会社へと向かうとき、何を感じているか。

人生は思ったより短い。死を迎える人から何度か聞いた言葉だ。

その時々で、生きている実感を持っているだろうか。
生きる目的について考えているだろうか。

生きるに従って責任感が増える。それが人生の重みだ。
自分だけの命では無い。それは守る人がいる証拠だ。

人生は自分との闘い。自分に負けないことだ。

苦労は人生の糧になる。苦しみがあり始めて幸福の価値がある。
苦しくても堪えて生きることによって喜びが見出せる。

不安だ。苦しい。でも幸せだ。喜びの人生。

›8 18, 2012

iPhoneは脱獄(Jail Break)すると10倍楽しめる。

Posted by skillstorage at 10:51 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

iPhoneは使えば使うほど、無くてはならない存在になってくる。朝には天気と主要ニュースを確認し、Podcastのニュース番組や音楽を通勤で聞き、無料IP電話やチャットを楽しみ、クーポンを利用したり、カメラを撮影したり、歩きながら地図を参照したりと、何でも出来てしまう気分になる。
しかし、iPhoneにはいらない機能があったり、日本では制限されている機能がある。
使い勝手は良いのだが、Windowsのように自由にカスタマイズできたりはしない。

ところが、脱獄(Jail Break)をすると自由度が増し、使えなかった機能が使えたり、いらない機能を削除したりできるようになる。
例えば、テザリング機能がiPhoneにはもともと備わっているが、日本のキャリアの問題でこの機能は通常使うことが出来ない。しかし脱獄後、この機能を復活させると使えるようになる。Wifiが付いているゲーム、タブレット、ノートPCを持ち歩いていて、どうしてもネットに接続したくなる時がある。そんな時、テザリング機能でiPhoneを無線LANのポイントにすることによってネット接続ができるようになる。
Gallaxyなどアンドロイド端末には付いているテザリング機能が使えるだけで、利便性がぐっと増す。

iPhoneのカメラは、日本では盗撮防止のためシャッター音がする。これも脱獄することでシャッター音を消すことが出来る。

iPhone付属のヘッドフォンはマイク機能がついているが、壊れやすく接触不良で音声コントローラが頻繁に誤動作しやすい。音声コントローラなど使用しないのであれば、脱獄して機能をOffしてしまえばよい。

iPhoneのアイコンやロック画面は通常カスタマイズできない。iPhoneユーザが増えた中で、全く違うデザインを持ち歩くというのは個性を際立たせることが出来る。

脱獄後のソフトは様々用意されていて、iPhoneの潜在能力を10倍高めることができるだろう。


›8 17, 2012

努力こそ生きる証

Posted by skillstorage at 00:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

現状に満足していないか?納得していない、不満があるのなら、自ら道を切り開いていかなければならない。
何をやって良いのかわからないと途方に暮れることがある。
夢や目標を持って頑張るのが最善だが、何をして良いのかさえもわからない事の方が人生では多いのではないだろうか。

病気であったり、仕事であったり、家族のことであったり、自分の努力ではどうにもならないと思えることが多い。
そんな時、状況にのみ込まれてただ耐えるだけの日々を過ごすのか。

どんな小さなことでも努力して何かをやり遂げてみると道は切り開ける。
何か行動を起こすことで、新しい可能性が見出され、夢や希望を見つけることができる。

本気で何かに取り組めば、必ず何かしらの成果は得られる。本気で取り組み、努力することで「生きる」実感が得られる。

先日ある雑誌で年収が非常に高い人と平凡な人の比較が行われていた。サラリーマンにとって年収は一種成功しているかどうかの指標の一つだ。
そこでは高収入の人は努力していることが明確にデータで裏付けられていた。

毎日の通勤時間で英語や中国語を勉強し続けたり、経済の本を勉強したりしている姿がそこにあった。
MBA留学を目指す人は、通勤時間だろうが、トイレの中だろうが、仕事以外の時間のほぼ全てを英語の勉強に充てている連中ばかりだ。

社会人になってから高度な資格を取る人は皆、同じ努力を重ねているだろう。
海外経験が無いのに英語や中国語が出来る人がいる。彼らは影で努力しているのだ。

もし現状に満足していなくて何かを変えたいのなら、努力して取り組むしかない。苦しくても達成した時の喜びは格別だ。それが「生きる」ということだと思う。

努力こそ生きる証

Posted by skillstorage at 00:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

現状に満足していないか?納得していない、不満があるのなら、自ら道を切り開いていかなければならない。
何をやって良いのかわからないと途方に暮れることがある。
夢や目標を持って頑張るのが最善だが、何をして良いのかさえもわからない事の方が人生では多いのではないだろうか。

病気であったり、仕事であったり、家族のことであったり、自分の努力ではどうにもならないと思えることが多い。
そんな時、状況にのみ込まれてただ耐えるだけの日々を過ごすのか。

どんな小さなことでも努力して何かをやり遂げてみると道は切り開ける。
何か行動を起こすことで、新しい可能性が見出され、夢や希望を見つけることができる。

本気で何かに取り組めば、必ず何かしらの成果は得られる。本気で取り組み、努力することで「生きる」実感が得られる。

先日ある雑誌で年収が非常に高い人と平凡な人の比較が行われていた。サラリーマンにとって年収は一種成功しているかどうかの指標の一つだ。
そこでは高収入の人は努力していることが明確にデータで裏付けられていた。

毎日の通勤時間で英語や中国語を勉強し続けたり、経済の本を勉強したりしている姿がそこにあった。
MBA留学を目指す人は、通勤時間だろうが、トイレの中だろうが、仕事以外の時間のほぼ全てを英語の勉強に充てている連中ばかりだ。

社会人になってから高度な資格を取る人は皆、同じ努力を重ねているだろう。
海外経験が無いのに英語や中国語が出来る人がいる。彼らは影で努力しているのだ。

もし現状に満足していなくて何かを変えたいのなら、努力して取り組むしかない。苦しくても達成した時の喜びは格別だ。それが「生きる」ということだと思う。

›8 10, 2012

シャープの5000人リストラ(シャープ社員の現状の心境は・・)

Posted by skillstorage at 02:52 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

シャープは、2012年4~6月期の連結決算は最終損益が1384億円の赤字とのことで、前期巨額の赤字に加えて更なる赤字となっている。
抜本的な構造改革が必要とされており、5千人を削減を発表した。
先日は、富士康(フォックスコン)として知られる台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業からの669億円の出資報道にあるように、もはや自立再建どころでは無い状況だ。

鴻海の郭台銘はわずか10年足らずでEMSと呼ばれる受託生産工場を発展させ、世界的な大企業へと成長させた。
自社ブランドを持たず、徹底した下請けを低賃金、高品質で行う事業形態は特殊に思えるが、EMS企業においても熾烈な競争で淘汰が進み生き抜いた企業だ。
徹底した秘密主義や、軍隊や刑務所のように厳しい規律のある工場の労働は技術では無いが、ビジネスモデルとしては突出していると言えるだろう。

その鴻海が、シャープへの出資は取り消し、延期、もしくは減額と二転三転した報道があった。資本提携発表からシャープの株価は暴落したためである。
自力再建困難となったシャープもかつては、いち早くブラウン管テレビ製造を辞め液晶に注力され評価されたことがあった。
そもそも2流メーカであったシャープは、いち早く経営資源を液晶テレビに集中させることによって、亀山ブランドという国内最大規模の液晶工場構想をぶち上げ、一時はパネルシェア、液晶テレビシェア上位を獲得したのだ。

5000人ものリストラであるが、大阪の電機メーカは三洋はハイアールに売却され、パナソニックも巨額赤字を計上し人員削減に努める中、受け皿企業は少ないだろう。
もはや製造業への転職を諦めないといけない技術者も多数いるのではないか。

シャープの競争力に購買力があったとも言える。悪評高い購買の値切り交渉、支払い条件は日本電産のそれにも通じる。製品に競争力があったはずで、選択と集中を進めた液晶パネル、太陽電池はどちらも強烈な価格下落と需要減のため、現状では事業存続すればするほど赤字が計上されてしまう状況だろう。

とはいえ、シャープの製品群には太陽電池、エアコン、プラズマクラスター空気洗浄機、LED電球、携帯電話・スマートフォン、電子辞書、その他白物家電と総合電機メーカとしての多彩な品ぞろえがある。しかし、多すぎる国内電機メーカと熾烈な競争、デフレ下における価格下落から収益性に乏しい。

IT分野への進出ではGALAPAGOSブランドを立ち上げ電子書籍を展開したが見事に大コケしてしまった。
反原発ムードにもかかわらず、太陽光パネルは採算が合わない事業となっている。

リストラ発表後、シャープの公式ツイッターでは担当者の忸怩たる思いが吐露されている。リストラ計画が明らかにされた日の朝「きょうはツイートしにくいな」、「実はちょっと泣いた」、「じぶんがここでできること、考えてる」と立て続けにツイート。
社内では、将来に対する不安感が蔓延していることだろう。

装置メーカや部材メーカなど納入業者もまた大変な思いをする。シャープは電機メーカとしては二流であっても、セットメーカであり、多くの下請け、ベンダーの頂点に位置している。そのしわ寄せは波及するするだろう。

液晶の時は絶賛されたにもかかわらず、シャープの品格を下げたのは、町田だと手のひらを返したように糾弾されている。さらに片山が更に突き落とした形だ。
アクオスの亀山ブランドはイメージ向上させシャープのブランドを引き上げたが、鴻海による資本注入、今回の大規模リストラで最も大きな影響は、企業としてのイメージダウンなのかもしれない。


夢を失ってはいけない

Posted by skillstorage at 00:24 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

サラリーマンは所詮毎月の月給が決まった存在である。賃金だけで大金持ちになろうとすることは現実的では無いだろう。
仕事もほとんどが与えられたものであり、本当にやりたいことは違うという人も多いだろう。
そんなことから惰性で生きている人も多いのではないか。それで生きていると言えるのだろうか。

幸福は与えられるものではない。つかみ取るものだ。
その過程で挫折しそうになっても、何度でも挑戦することによって夢に近づける。
夢を追い求め努力することが、本気になって「生きる」ということではないだろうか。
自分がダメな人間だと悲観することもあるかもしれない。成功者は乗り越えてきたはずだ。
心にある夢を呼び起こし、それに向かって突き進む。

夢は持ち続ければ叶うなどと偽善的なことを言うつもりはない。しかし、夢に向かって努力する姿こそが生きる証であり、何もしないで人生を終えたらそれこそ死ぬ時に後悔するのではないだろうか。
努力することさえも叶わないような人々が世界中には大勢いる。だから夢を持って生きることができるだけでも幸せなのだ。

›8 07, 2012

「楽観主義者」v.s.「悲観主義者」

Posted by skillstorage at 00:47 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

楽観主義者とは「起こった現実をプラスへ受け止める人」、悲観主義者とは「起こった現実を、マイナスへと受け止める人」のことだ。

自分の過去の人生を振り返ると、楽観主義者と悲観主義者が時代に応じて存在した。
今思い返せば、なんてことは無い大した悩みとは思えないことに対しても、誰にも相談できずに悲観的に重く捉え、一人悩み苦しい時期を過ごした青年時代があった。
自己酔狂だったのだろう。苦しみもがいていることを、誰にも理解できないことをまるで美化していたかのように思える。
読んでいた本の影響なんかも大きかったのかもしれない。

その後、何事に対してもあまりにも楽観的に捉えるようになった。それが不治の病であったり失恋であったりしても、まったく深刻に考えなくなったのだ。
もっとも不治の病といっても、虫歯だって近視だって根本から治療することできないが、生きる上では対処すれば何の問題も無い。
不思議と悲観的になっている時には、まるで自分がとても不幸のように感じられたのに、躁の状態になると何も怖いものが無くなる。

合理的に考えてみればわかることだが、楽観主義者は幸福だ。例え同じ不幸に直面したとしても、楽観的に受け流せばその中にも楽しみを見つけることが出来き、喜んで生きることができる。悲観的になれば、例え楽しいはずのことでも悪いことを考えてしまい楽しめない。

高校の時に留年しそうになっていた友人がいた。いつもは明るい彼が、お笑い番組を見ても、何をしても楽しめない。まるで鬱の状態になっていた。
逆に、重い病気を抱えていて普通の人なら絶望してしまう状況に置いても楽しく生きている人も沢山いる。

どちらが幸せか歴然としているだろう。生きていく上で悩みはつきものだ。

楽観主義者になるのはなかなか大変なことだ。しかし、楽観主義者から影響を受けるのはその近道だろう。楽観主義者と話したり、彼らの書いた本を読んだり。
将来のことなど誰もわからない。そんなことで悩んだり心配しても意味が無い。現在を全力で生きるのみだ。

›8 06, 2012

生活保護の方が最低賃金より得

Posted by skillstorage at 01:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

厚労省は最低賃金が生活保護(ナマポ)の給付水準(時給換算)を下回る「逆転現象」の生じている自治体が11都道府県にものぼるそうである。
このような逆転現象を看過して良いはずがない。「働かざる者、食うべからず」というが、働かない方が得をしてしまう社会では労働意欲は削がれてしまうだろう。

このような現象を解決するために、最低賃金を引き上げるべきだという主張が聞かれる。実際、欧州各国と比べ、日本の最低賃金は相対的に低いというのがその主張の前提にある。しかし、最低賃金を上げたらどうなるだろうか。

日本の産業の多くがグローバル競争に晒されている。賃金が上昇すれば価格競争力が無くなる。そのため企業はより安く労働コストを手に入れることが出来る発展途上国に工場を移すだろう。(例えば、最低賃金を1万円にしたらどうなるかを考えてみれば極端に理解できるだろう。)
元に、電機業界、自動車業界という日本を代表する産業は、熾烈な価格競争を生き延びるべく、海外に工場を移管してきた。

ここで最低賃金を上げてしまえば、さらなる国内産業空洞化に拍車をかけ、雇用機会さえ失われてしまうだろう。そうなれば、最低賃金は上がったものの、職の無い人達は結局、生活保護(ナマポ)に頼らないとけなくなる。

欧州各国の最低賃金が高くてもその代償が大きい。実際、失業率は日本と比べると遥かに高いではないか。

むしろ手厚い生活保護(ナマポ)を削減し、最低賃金を引き下げることによって雇用を産むのだ。生活保護(ナマポ)の受給費用は労働者の税金で賄っているのだから、生活保護(ナマポ)が減ればそのコストを労働者や企業は負担しなくてよくなる。
労働者が働く機会が増えれば、企業は国内で労働を増やし、海外からも企業の参入を促し、雇用にも競争原理が生まれ、労働者はより良い環境での就業機会を得ようとするだろう。


›3 30, 2012

「血と骨」ユッケと生肉

Posted by skillstorage at 19:34 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

韓国料理である焼肉やキムチやユッケは日本の食文化に完全に定着した。しかし日本における歴史は意外に短い。

梁石日の自伝的小説「血と骨」は、朝鮮の斉州島を離れて日本の大阪に渡ってきた金俊平の豪快で強烈な生き様に驚いたものだ。
傲慢で自己中心的、性欲と金に対する執着心は凄まじいものだった。映画では北野武が主演で迫力のある演技であった。

日本ではもう見られないような人物像だが、何故か、その生き方には何故か引き付けられるものがある。

「血と骨」では、戦後の在日朝鮮人の「底辺の」暮らしが描かれていたが、その中のシーンで強烈な印象に残っているのは、豚の解体である。

噴出した血まみれの豚の内臓を金俊平が取り出して一途缶にしまう。後日その中の肉は醗酵しウジが湧いている。息子にまっこりを注がせて、うじの湧いた生肉を美味しそうに食べるのだが、さぞかし強烈な臭いが部屋中に充満したであろう。

その後も金俊平は体の弱った愛人に、口移しでウジの湧いた生肉を食べさせるシーンもあった。

このような腐った生肉料理は今でも存在するのだろうか。日本では食中毒事件以降、ユッケは焼肉料理店から一斉に姿を消した。今でもわずかな店でしか食べれない。

そういえば、小学校の頃遠出して在日韓国人部落に入り込んだことがあった。そこは川の土手の中にある集落でトタン屋根のバラック小屋が敷き詰められていた。強烈な生肉の解体やゴミの収集する光景は、今でも強烈に目に焼き付いている。

その後、在日韓国人部落の連中は金持ちになり、ゴミの収集は立派なビジネスとなり成長した。韓国人街には日本人が知らなかった、捨てられるはずの内臓が料理として出されていてそれがまた美味だと知られることとなった。


›2 07, 2012

外車は並行輸入で買えば半額で買える

Posted by skillstorage at 11:04 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ユーロ安、円高の状況下で、同じ製品でも国によって価格が大きくかい離するという現象が生じている。
為替変動による製品価格は、例えば、「ビッグマック指数」が有名である。
ビッグマック指数とは、国・各地域におけるビッグマックの販売価格を基準に試算した購買力平価水準である。

経済学的には「一物一価の法則」というものが存在し、その前提には「同じ商品はどこでも同じ価格がついているはずだ」、という考え方である。これは、マーケットの基本原理で、もし価格が違えば、安く買って高く売ることができてしまう。このような行為を裁定行為(アービトレージ:Arbitrage)という。その結果価格はある水準に均等化する傾向を持つ。

ところが自動車には現在この原則が当てはまっていない。つまり大きなアービトレージが存在するのである。

米国や欧州の自動車価格はネットで簡単に調べることが出来る。欧州や米国で生産している車、例えばBMW、ポルシェ、GM等の日本との価格比較をすると、同じモデル車種でも外車の種類によっては2倍以上の価格差があることが判明している。

これまで手が出なかった高級外車が日本円換算であれば国産車並みの価格で購入できるのである。
日本の外車販売店が販売価格を下げない理由として、外車は高級イメージを定着させたく、また過去の購入者が新しい安い価格を知ると不満や妬みを持たれると言ったことが挙げられるだろう。
これが外車でない安価な大衆向け消費材であれば、価格を下げて販売数量を上げる方がよほど経営的には合理的なのではあるが。。

外車を海外で購入し、日本に輸送し、日本の車検を通すためには手続きが必要である。しかし、並行輸入はかつての円高時でも個人で行ったものは多数おり、書籍も出ている。
渡航費用、輸送費、改造費など多く見積もっても100万円はかからない。それを大きく上回る利益を上げることが出来るだろう。

外車の個人輸入が本格化すれば、日本国内の販売店、ディーラーも戦々恐々となるだろうが。



›11 24, 2011

年賀状2012

Posted by skillstorage at 08:44 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

年賀状を出さない人はここ数年増加している。
自分も昔は、同じ会社で休みが終わったらまたすぐ会うのに、なんで年賀状を出すのだろうか、などと思っていた。
それが今や個人情報保護法により学校や会社で、個人の住所を知ることさえ難しくなった。

メールもあるし、SNSもあるのだから年賀状を出す必要はもう無いと思うかもしれない。

それでも年賀状には日本の良き文化を感じる。海外もグリーティングカードを送る文化があるが、年賀状にある写真、特に知人や友人の子供の成長を見れるのは年賀状の大きな楽しみではないだろうか。

年賀状を出すのをやめていた期間に音信不通になってしまった友人が沢山いる。

会うことも、電話で話すことも、メールさえしないが、それでも年賀状に一言添えて送るだけで人間関係は持続できる。海外留学中に年賀状を出さなかったことが悔やまれてならない。

年賀状を出すのには、年賀状ソフトとプリンターが欠かせない。年賀状の写真を選んだり、デザインを考えるのも楽しみの一つだ。
プリンターのインクは異様に高い(インク付きの本体とインク単体の値段が大して変わらなかった・・・)ので、メーカー純正ではないものを使っているが、何の問題も感じない。

喪中の人は喪中のはがきを出すと、年賀状を貰えないので、年賀状を貰った後に寒中見舞いを出すのがお勧めだ。

›9 26, 2011

窮鳥懐に入る

Posted by skillstorage at 01:32 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

窮鳥(きゅうちょう)とは、追い詰められ逃げ場を失った鳥のことである。
このような鳥が追い詰められて猟師の懐に入れば、鳥を捕らえようとしていた猟師でさえその鳥を殺さず助けてやろうするという。

これは中国の古い諺であり、あまり使われない諺ではあるが心にとても響く。

苦しくて、どうにもならないような状況に追い込まれたとき、この猟師のように暖かい懐で助けてもらうことが現代だってあるのだ。
メリットなんて無いのに、何故助けてくれるのだろう。

きっとそれは人間に備わった善意なのだろう。人間は性善説の考えで、人のため、世のため、自己の犠牲をもってでも困っている人を助けたいという気持ちがあると思う。
絶体絶命の時に助けられたことがある人は多い。苦しいときでも必死になってもがく姿は、人を惹きつけるのではないか。

逆の立場なら、どうか親身になって人を助けてあげよう。

›9 13, 2011

リストラされた中高年はどこへ行ったのか

Posted by skillstorage at 06:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

リーマンショックを機に多くの企業が希望退職や解雇によるリストラを行った。最近では、震災の影響や円高の影響でリストラや倒産がまた増加している。
求職者数が求人数を超えている現状で、リストラされた中高年はいったいどこへいったのだろうか。
これまで見てきた状況をお伝えしよう。

地方都市の大企業の工場はリーマンショックを機に大々的なリストラを行った。この地域の製造業は少なく、リストラによる退職者を受け入れる企業は無く職安は大混乱となったことが報道された。

別の地方都市もまた大企業の子会社は工場の他県への移転という名目のリストラが行われた。遠い地域への転勤を社員を望む社員は少ないと見越しての企業の行動だった。

これらの企業の正社員だった者たちは、その地域で家を建て年老いた家族と子供を抱えているのが典型的である。現在彼らを正社員として受け入れる企業はほとんど無い。マイホームのローンが残るものは、資産を清算し自己破産したり、生活保護で生活している者もいるらしい。疲弊した地方都市では就業の場は限られているのだ。

円高の影響や企業の海外展開戦略により海外への転勤を余儀なくされた者も多い。あるモータメーカは海外での生産を加速させ、また厳しい就労環境でも有名である。
リストラをしないと公言する社長ではあるが、社員は東南アジアへの単身赴任を余儀なくされた。そのでの生活は厳しく、辛いが、日本に残る家族の生活とマイホームローンのため辞めれないと歯を食いしばる者が多い。それでも限界が来るものは自主退職せざるを得ない。
帰国したものの、受け入れる日系企業はどこも体力が低下し余剰人員を抱えており、どこにも仕事は無かったという。

半導体関連でリストラされたある者は、ヘッドハンターから声がかかった。依頼主は中国企業だった。
3年間契約で、年棒は前職よりも多い。しかし契約後の保障はどこにも無い。

大都市においても職安には多くの中高年を見かける。彼らを受け入れる業界は配達業者だったり、警備員だったり様々だが、前職の経歴を活かせる仕事は少ない。

他方、転職に成功する者も中には存在する。
大手メーカの営業職を辞めた者は、人材紹介会社で外資系企業の営業トップを紹介された。40歳をゆうに過ぎてからの転職である。

転職サイトに出回る求人の多くが40歳以下の採用を目的としている。転職サイトでの募集は基本的に役職の無いポジションを埋めるために使われる。
40歳以上での管理職での転職は、企業の求める人材も当然ながら複数の部下が管理できて、経歴があり実績を出せる人だ。

このような職種と人物像は、ヘッドハンティングや非公開求人の領域になる。

職が無く、契約社員やアルバイトで食いつなぐ者も多い。しかし、一旦正社員でない誰でもできる職につくと、もう正社員への復帰は難しくなってしまう。
わずかな蓄えと借金をしてまで一か八かのフランチャイズ起業をする者も少なからずいる。
彼らはフランチャイズ本部にとってはカモである。経験が無いのをフランチャイズの指導でカバーできるため金さえあれば簡単に起業できるが、実際の運営は非常に難しい。少子高齢化社会でニーズのあるフランチャイズは少ないからだ。

リストラされた者たちの苦しみは金銭面のあるが、それ以上に仕事が無く、お祈りメール(企業の採用お断り通知)をもらい続けることだという。
社会との接点が閉ざされ、社会から不要とされる苦しみは想像を絶するもののようだ。

1年以上長期に渡り、転職活動を続けたものがいる。40歳を超えローンと子供の養育費も必要でもっとも金のかかる時期での失業であった。
何百社にも応募をしたがほとんどが書類選考で落とされたという。それでも応募を続け、彼は採用を勝ち取った。

大切なのは、あきらめず行動を続けることだ。日本では失業くらいではホームレスになったりはしない。苦しくてもがんばることだ。
努力をし続けるものだけに、幸せな結果がついてくるのだと思う。

›9 09, 2011

困難、不幸は喜んで受け入れよ

Posted by skillstorage at 01:17 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

立ち読みした数冊の本に共通して書かれていた内容が、「困難、不幸は喜んで受け入れよ」という内容だった。
これはなんかの偶然だろうか?

人生において想定がいの困難、不幸に直面するものだ。先が見えず、苦しく、どうやって克服して良いかもわからない状況。
答えなんか分からない。やにくもに苦しみながらもがき、努力するしかない。

努力が無駄になるかもしれない。それでも希望を捨てずに努力するしかないのだ。

ホームレスから起業して上場までさせた社長に質問した。
「どん底の状態の苦しみはどうやって耐え、克服したのですか?」
ホームレスまで滑り落ち、人生がボロボロに見えるような状況だったはずだ。彼は答えた。
「ただ耐えるだけ。努力し続けるだけだった」

多くの成功者が、人生の転機は重い病気、離婚、死別、破産にあったそうだ。それを乗り越えた後、人生は開けたという。

子供の頃病気にかかったときこんな話を聞かされた。
「病気は苦しいだろう。でも病気にかからない健康な人より幸せなんだよ。人の苦しみが病気になってわかるだろう。」
また、「若いころの苦労は買ってでもしろ」や「かわいい子には旅をさせよ」という諺も昔からあり、苦境を乗り越えることが人生の糧になるということを昔から分かっていいることなのだ。

運命なんかまったく信じないが、学生時代に聞いた諺には強い印象を受けた。
「天の意思」という言葉だ。

人間は努力して何かの目的を目指す時は、決まって助けてくれる人が現れたり、良い環境が訪れたりする。
それを実感する体験はその後何度もしたものだ。

困難、不幸というものも「天の意思」なのかもしれない。
人生をより充実させるためには乗り越えなければならない障害で、その先には何かはわからないが幸せなことが待っている。
困難、不幸を乗り越えたもので無ければ、得られない何かかが。

それを得るための試練だと思えば良い。悲観する必要はない。もっと悲惨な状況に合っている人も、それを乗り越えて幸せを手にした人もたくさんいるのだから。

人生は自分で切り開き築いていく自分自身が主人公のドラマだ。何が起こるか分からない。
成功を手にすることよりもその過程である努力することにこそ本当の価値がある。努力がなければ得られるもののありがたみが分からないから。
自分に負けないことが、人生の勝利者になるための唯一の条件なのだ。

›9 05, 2011

代位弁済からの借金の処理

Posted by skillstorage at 01:31 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

代位弁済(だいいべんさい)とは、金融機関から保証会社の保証つきで借りた債務を返済できない場合に、保証会社が金融機関に対してこの返済を肩代わりすることである。

通常の金融機関の債務は、月額の決まった支払いを行っておけば一括返済を求められることは無い。しかし、返済が滞ると金融機関は一括返済を求めてくる。
これを期限の利益喪失と呼ぶ。

債務者は期限の利益を失うと、「全額を一括して支払わなければならない」と書かれた通知を受け取る。
金融機関に対する返済が行えない時、債権者である金融機関は保証会社に支払いを求め、債務者に代わって保証会社が金融機関に支払いを行い、債権者が保証会社に変わることになる。

これが「代位弁済」である。

代位弁済が行われると、保証会社は、その支払いを今度は債務者に請求することになる。
これを、求償権(きゅうしょうけん)請求と呼ぶ。

このような状態になった場合、債務者は支払い能力が無いのであるから一括返済などできる状況ではない。そこで、今度は保証会社はその債権を回収会社(サービサー)に売却することとなる。

サービサーへの売却額は二束三文であり、ここから債務者とサービサーの交渉が始まることとなる。

マイホームのローンが支払えなくなった状況や、自営業の経営が悪く借金返済に滞りが出た状況などでこのような事態に陥る。
一括返済を求められたり、借金返済ができないという罪悪感からか、このような状況に陥ると大抵は大きな精神的負担を負うことになるだろう。

借金の返済が出来ない場合は、自己破産という債務を帳消しにする法的方法もあるのだが、交渉によっては債務額を大幅に減らして返済することで借金を消すことも可能なのだ。

金融機関は債権を手放した時点で、債務者との関係は無くなり、サービサーは債権を二束三文で買っているのである。
サービサーにとって考えれば、自己破産をされるよりもわずかな額でも回収出来た方が良いと考えるのだ。

そこで、担保物件を競売にかけられるよりも有利に売却できる任意売却をさせてもらったり、その売却額は返済に充てられるものではあるがいくらか残金が残してもらえるようにすることも可能なのである。

夜の風俗街には託児所もあり、借金返済で苦しむ主婦が多く働いている。その他方、借金を大きく膨らましながら成長していく企業も存在する。

知人に100億もの借金をつくり事業拡大してきた男がいる。しかし、ある事件をきっかけに事業が傾き会社が倒産した。自己破産して借金はチャラとなった。
それでも住んでいた豪邸を任意売却で知人経由で買い戻し、マンションも所有している。今では借金が無くまた新たな事業を行っている。

借金で死ぬ人は多いが、全然大したことだと思っていない人も存在するのである。


›9 04, 2011

メンターはいますか?

Posted by skillstorage at 07:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

メンターとは指導者・助言者という意味だが、広義にあなたに影響を与える人という意味でここでは用いる。
メンターは一般的には人生の成功者であり、メンターもまた他のメンターの影響を受け成功してきた。
この点は、「普通の人がこうして億万長者になった」の統計にも表れている。

成功者は成功者に学ぶのだ。

しかし、メンターは何も成功者に限ったことでは無いと思うし、身近な人物である必要も無いと思う。
自分にとって師とも呼べるメンターは、決して成功者では無く、むしろ困難に直面し必死でもがき苦しんで生きて、道を切り開いていく人たちだった。

愛する人を失った人、無実にも関わらず逮捕された人、破産して築き上げた会社を失った人

彼らは人生における絶体絶命の危機を乗り越えた。
自分は感情移入してその時の自分だったらといつも考える。

生きていれば、辛いこと、逃げ出したくなることが沢山ある。心が折れそうな時、メンターのことを思い出す。

最悪の状況にもがき苦しんだ彼らだったが、今では笑っているではないか。自分の今の状況や不安は彼らと比べたら大したことは無いではないか。
そうやってメンターが自分の心の支えになってくれる。

›8 22, 2011

杉村太郎氏がガンで死去

Posted by skillstorage at 14:53 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

思い返すと杉村太郎氏は自分の人生の節目に何度も大きな影響を与えてきた。そして毎回違った杉村太郎に触発されてきた。

初めて杉村太郎を知ったのは、恐らくまだ中学生の頃だろう。テレビ番組でシャインズというサラリーマン歌手が紹介されていた。今でもはっきりとそのシーンが思い返されるのだが、夜のライブハウスに大勢の女性が押し掛け、まるでアイドル歌手のような人気のサラリーマン歌手の2人組の一人だった。その番組では、彼らが平日昼間はバリバリのエリート・サラリーマンとして活躍している姿を追っていた。代表曲「私の彼はサラリーマン」は大ヒットし、ハイチューのテレビCMなんかにも出演していた。

まだ日本が好景気だったからだろうか。颯爽とビジネス街を走り仕事に翻弄する姿、そして夜はプロの歌手として活躍する姿というのはとても輝いて見えた。

その後時は流れ90年代後半の就職シーズンになっていた。山一証券など大手証券会社、銀行、生保などが倒産する不況で、戦後最悪の就職氷河期だった。
当時の就職指南本は「面接の達人」を誰もが読んでいる時代で、OB先輩達も勧めていた。しかし、そこで出会った杉村太郎の就職本「絶対内定」はその他の就職本と全く違う趣の書物で読んで衝撃を覚えた。シャインズ時代を知っていたので懐かしさもあったが、杉村太郎がその後就職のための私塾「我究館」を起業したことを知って驚いた。
「絶対内定」は、いわゆる就職するための本では無かった。自分と向き合い、自分はどんな人間なのかを知り、どのような人生を送りたいのか、真剣に対峙させられるような内容であった。今まで考えたことも無かった自分自身や将来のことを考えさせられ、就職してからも何度も読み返した。

就職してから自分の人生に就いて考えることが多かった。不景気な時代に就職したものの同期の同僚達は会社のサークル活動を行ったり、それこそ一生そこで働くことに疑いを持っていないようだった。しかし、仕事はつまらなかった。学生が想像していた仕事の内容とは大きく違い、とても一生働きたいとは思えなかった。

就職して4,5年もするとやっている仕事が当たり前になり、自分の人生だとか将来の夢なんか考えなくなるものかもしれない。そこそこ仕事もまかしてもらえるようになりやりがいも出てくるものだ。毎晩深夜まで働く日々が続き、結婚をして、代わり映えのない日々が過ぎていった。ある時、「絶対内定」のワークシート(自分の性格や経験や目標などを細かく書く書物)を読み返してみた。そこには学生時代の野心や夢が詰まっていた。

さらなる成長を目指して米国留学しMBAを習得しようと思った。しかし長年英語から離れていて留学に必要な英語力が短期間で身に就くのか。そんなことを考えていた時、再び杉村太郎の書物に出会った。「TOEIC900点・TOEFL100点への王道」という本で、これまた驚いた。杉村太郎は、私塾「我究館」の館長をやりながら、死んだ親友の夢のためハーバード大学ケネディ行政大学院に留学していたのだ。時間が無い中で、必死に真剣に挑むことで、何だってできるという気になった。

杉村太郎は情熱の塊だ。真剣に生きることによって道はいくらでも開けるという、自分にとってかけがえのない大切な生き様を教えてくれた。
「死ぬ気でやれよ、死なないから」、「本気でやれよ、楽しいから」とはよく言ったものだ。杉村太郎自身が一番自己実現を求め突っ走って生きているのを感じさせられた。

MBA習得から数年経った。また人生の刺激が欲しく、必死になって生きたいとよく思う。
そんな時、杉村太郎は何をやっているのだろうかと思ったものだ。

就職対策だけでなく、ビジネスマンのための英語塾など幅広くやっている一方で、ハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所研究員になったとのことだった。
自分も現状に満足せず、真剣にがんばろうといつも鼓舞された。

そんな自分にとって人生のメンターのような存在の杉村太郎氏だが、47歳という若さで亡くなった。原発不明癌で闘病生活を送っていたという。


›8 10, 2011

ハローワークに行って考えたこと

Posted by skillstorage at 01:31 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

平日の昼前に時間があったので通りかかったハローワークを覗いてみた。初めての経験ではあるが、失業者に交じり求人情報を見れる端末を案内してもらい使ってみることとした。ちょっとした興味本位で思いついたことであったが、ハローワークには多くの失業者と思われる人たちが必死で端末にかじりついていた。
20代から60過ぎと思われる人まで男女問わず、ごった返している状態だ。

ハローワークを使って中途採用を行った経験があったので、彼らがいかに仕事を見つけるのが困難なのか想像は容易かった。
企業がハローワークに求人を乗せると応募者が殺到する。最近では年齢制限が厳しく制限されているため、採用を意図していない50代、60代からの応募も殺到するのだ。

応募者が失業に至った経緯はそれぞれ違い、倒産であったり解雇であったりと複雑な事情を抱えているものばかりだ。
40歳を過ぎた応募者の多くが大卒新卒者とそれほど変わらない賃金の求人に殺到するのだ。それでもその求人の採用に至る人はほんの一部でしかない。

ハローワークの端末の前に座り観察をしながら、自分が彼らのような状況であったらどうするかなど考えさせられた。
勤務していた会社以外では使えない職務能力を持つものが、40歳を過ぎてから失業したら何を売りにして生きていけばよいのか。
もちろん技術や営業経験など広い範囲での経験が役に立つと必死でアピールすることになるのだが、それは誰もが当たり前のように経験してきていることであり、多くの失業者の中から採用されるには注目される突出した能力が必要なのだ。

失業して1年、2年と求職活動している人もいる。家族を養っていかなければならなず、住宅ローンも抱えているかもしれない。子供は学校に行くのに父ちゃんは会社にいかず求職活動を続けるというのはどれほど辛いものだろうか。

これこそが会社に依存してきた人生の大きな代償なのだろう。
彼らは、不景気な社会の呪ったり、前勤務先を恨んだりするのだろうか。もしくは自分の不遇な人生を嘆くのであろうか。

いかなる状況においても自分の直面している事実を受けれなければならない。現状に対して自分自身に全ての責任があると考え直さないといけない。

勤務先に依存しない能力を身につけ、仕事以外にも自己啓発をしなければいけないし、資格も取得しておくべきだ。
どんな状況におちいっても生きていける能力があれば、何も怖いものはない。

›8 02, 2011

ウェルテル効果|1年間に3万人の自殺者

Posted by skillstorage at 09:00 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本は先進国の中で際立って高い自殺率となっている。97年まで2万人強だった自殺者数は98年からその後ほぼずっと3万人を超えており、身内や知人の中でも自殺した人がいるのではないか。なにしろ、年間3万人の自殺者という数字は、交通事故死者数の6倍以上である。

ウェルテル効果とは、メディア等による自殺の誘発する効果のことである。
ゲーテの「若きウェルテルの悩み」を読んだ若者が、主人公と同じ方法で自殺する事件が相次いだことから名づけられる。

日本では、かつて90年代前半に「完全自殺マニュアル」が発行され大ヒットとなったのと同時に、この本で書かれている方法で自殺する人が相次いだことがある。
また、有名人の自殺の直後は自殺率が上昇するというデータも見られている。

予断ではあるが、「完全自殺マニュアル」は自殺を勧める本ではなく、個人の自殺する自由を主張し、様々な自殺方法を紹介している本だ。倫理的に自殺はいけないという価値観を破壊し、生きるのも死ぬのも人間の権利としている点が学生時代に読んだ時に画期的に思えた。

1年間に3万人の自殺者の内訳として、病気を苦にする自殺者が1万5千人程、借金など金銭面での生活苦にする自殺者が1万人弱のようだ。
病気のうち鬱病が半分程度を占めている。鬱病の発症がリストラや失業が多いことも良く知られている。
実際、自殺者数と失業者の相関のデータもあり、深い関連性がある。なんと自殺者のうち無職者が60%も占めているのだ。

何故、98年から自殺者数が大幅に増加したのか。金融危機が発端という話や、住宅ローンの「ゆとりローン」というサブプライムローンのように数年後急上昇する返済額が支払えなくなってしまう商品のせいという話など色々がるが、全てに原因があるのだろう。

「ゆとりローン」はバブル崩壊後にも関わらず、景気回復を前提とした賃金の年齢に応じた上昇を前提に設計された。その後も景気刺激策として住宅ローンの優遇政策は継続的に行われてきた。
住宅ローンの返済に生き詰まって精神を病んでいる人は恐ろしく多いし、返済できずに自殺を選ぶ人もまた多いのであろう。

そもそも住宅を購入するという行為が無謀な者が多い。現在の賃金が維持されていることや、場合によっては賃金の上昇や残業やボーナスが支払われることを前提にローンを組んでいるような馬鹿もいるのだ。
現実には、住宅購入者の多くが身の丈に合っていない行為をしているのである。
まず、新築で購入するということは、多くの場合不動産取得時点で価値が劣化してしまい、その後に売却しても住宅ローンの借金が残るという状態に陥ってしまう。
また、住居は習得すると固定資産税もかかるし、将来のリフォームに備えた積立や維持費も必要なのである。その点を忘れて毎月の費用がかさんでいる人が多い。
そして、多くの人が結婚後子供との生活が前提で家を買うが、子育てが終わる20年後にはそのような広い家は不要なのである。

失業して収入が無い人もまた悲惨である。住宅ローンなど借金が無いとしても、養育費や生活費が必要だ。
それ以上に就職活動しても採用されないという社会に不要な人間という烙印を押されることがたまらなく辛いだろう。

これらの点で悩んで自殺を考えている人がいたらどうか冷静になって思いとどまってもらいたい。借金苦でも失業でも自殺する必要はないからだ。
借金苦に関しては、自己破産や住宅の任意売却などで借金をチャラにして人生をやり直すことはいくらでも可能だ。失業しても働かないで生活保護を受けることもできる。
仕事が無いからといって社会から認められていないということでは無い。無報酬でボランティアをやっている人の方がよほど社会に貢献しているとも思える。

将来に絶望してしまっている人も多いかもしれない。最近は、朝起きて新聞を読むと辛くなる。不景気は続き暗い記事ばかりだし、少子高齢化や財政破綻寸前の日本の将来が明るいとはどうしても思えないのだ。しかし、それさえも大したことは無いだろう。日本では飢え死にする人はいないし、平日仕事をして週末には休んで遊べるという環境なのだ。

辛いのが人生でもあるし、その中に楽しみや喜びもある。自分の不遇や環境をも笑い飛ばし、ひたすら前に進む楽観主義者が一番得をするのだ。


›7 21, 2011

ぼくらは海へ

Posted by skillstorage at 11:59 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

小学生の頃の思い出は、毎日が楽しく、充実した日々と将来の夢につつまれている。
あの頃の感情を取り戻したくて、最近は小学校6年生の冒険物語「ズッコケ3人組」をよく読んでいるのだが、その作者の作品である「ぼくらは海へ」を読んでみた。
タイトルといい、表紙絵といい、いかにもワクワクするような雰囲気につつまれている。

読み始めてその期待は裏切られた。しかし、それは良い意味でだ。

登場する小学校6年生達は、1980年出版当時のどこにでもいる子たちだ。それでも男の子たちはそれぞれが皆、家庭や学校や人間関係の問題をかかえている。
工事中止となり見捨てられた埋め立て地で、秘密基地になる小屋と丸太などの廃棄物を見つけた、進学塾に通う少年たち。
当時はファミコンもまだ無い時代だっただろう。平日も土曜日も厳しい塾通いの中、丸太や材木でヨット作りをすることとなる。

進学塾とは縁も無い貧しい家庭の少年もその仲間となる。彼は幼い時から自分の立ち位置を心得ている。進学塾に通う少年たちとは立場が違うし、これから大人になっても違う世界で生きていくことをもう知っているのだ。そしてそんなエリート達と仲間になれたことを他のできない子たちに優越感を持っている。

進学塾に通う少年たちの家庭環境もばらばらだ。母子家庭ながら必死になって子供の幸せを願い塾に通わせる母親と、それに反発する少年。銀行員の家庭で育ち頻繁に転校を繰り返し、人間関係の構築にたけている少年。裕福で幸せな家庭を演じているが、実は父親は不倫をし、母親はそれを表情に出さず演じていることを冷ややかに観察している少年。

進学塾に通いながら、誰も明確な将来像なんか描いていない。夢も描いていない。
30年前の小学校6年生だけど、自分の同時期の頃も、今の子供たちももしかしたら何も変わっていないのではないか。

埋め立て地から海を見て、ヨットをつくり航海することに少年たちは熱中していく。中には冷ややかにそれを見るだけの少年もいる。

学校内での出来事に無関心の少年がいる。彼の能力が高いものの学校生活に本気で取り組んでいないことに憤慨する学級委員の少年が登場する。
学業も運動も抜群で、人望も厚くリーダーシップのある少年だ。そしてそんな彼を崇拝するが乱暴者の少年。

彼ら2人もちょっとしたことからイカダづくりに加わることとなる。

本格的な船造りが加速する中、仲間の少年が死亡する。
動揺する少年もいれば、冷静な少年もいれば、無関心な少年もいる。
やがて、ちょっとした遊びだった船造りから衝撃の結末へと展開していく。

思い起こせば、輝いていた少年時代は自分の記憶の断片的な一部でしかない。当時の自分はこの小説のように、複雑な感情を抱き、家庭にも学校にも人間関係にもそれなりの悩みがあったのだ。
思い出せないが、あの当時の自分はどんな大人になろうとしていたのだろうか。
少年時代の楽しかったことを思い起こしたり、童心に帰ると、とても幸せな気分になる。「ぼくらは海へ」はそんな感情だけではなく、親になった自分が子供のことを考え、どのように対処していくべきなのかを教えてくれた。
そして、この小説の結末は終わっていないのだ。少年が何を思い海と船に魅了されていったのか、彼らはどこへ行ったのか。
むしろ読み終わってから反芻する時間のほうがずっと長い作品だ。

›7 11, 2011

漂族と蟻族

Posted by skillstorage at 19:04 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

中国でも先進国同様に、大卒者(新卒者)の就職ができない現状がある。世界中の企業が終身雇用が崩壊しつつ、新卒を採るよりも既卒経験者を取る傾向になってきているようだ。特に中国では、民工と呼ばれる低賃金の労働集約業務に人が集まらなくなってきている。かといって、第3次産業のようなホワイトカラー層の仕事も豊富にあるわけではない。

そんな中国で漂族と蟻族という2つのキーワードが最近よく聞かれる。

漂族とは、故郷から離れて就職する学生達を意味する。
蟻族とは、高学歴の共同生活をする低所得者を意味する。

蟻族の共同生活の環境は劣悪だ。上海、北京などの大都市で就業機会を夢見て生活する。彼らは高学歴であるにもかかわらず、低賃金の仕事しかありつけない。
他方、サービス業に就職した者も、一人っ子政策で甘やかされて育ったために、残業、激務についていけない者が多い。

都会っ子は根性が無いが、高学歴で環境に恵まれている。田舎者は、根性があるが学歴もコネも無い。
この2種類の若者層が、我々外国人からみてもわかるくらいハッキリと区分されている。

中国は急速な経済発展を遂げている最中であるが、貧富の差、いつ崩壊する変わらない不動産バブルなど問題が多い。不満が爆発したとき、何らかの形で民主化運動に発展するのではないだろうか。

›6 28, 2011

衰退する生命保険市場

Posted by skillstorage at 11:25 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「あなたに万が一のことがあったら残された家族はどうなるのですか」
友人の紹介の保険のセールスマンから言われたセリフであるが、これほど頭に来たことはめったにない。
人の不安を煽るセールスと友人や親戚の紹介というのが日本の生命保険の典型的な手法である。

生命保険の掛け金は莫大で、多くの人にとって人生でマイホームの次に高い買い物となるだろう。
そして運が悪く死亡すると自分以外のものがもらえるという点は、運が良ければもらえるギャンブルと同じ商品設計である。

そもそも多くの日本人が必要のない生命保険に入っている。
また、日本の生命保険の市場規模は突出して大きく、40兆円にもなる。これは人口で割った保険市場としては圧倒的に世界一なのだ。

このような現状は是正されていくだろう。
まず、消費者の世帯収入は減少傾向にあり、無駄な生命保険というのは家計管理において見直されるべきものである。
そもそも生命保険の商品要素を充分に理解して加入している人が少ないのだ。

人口減少が続く日本で生命保険に支払える金額は減っていくだろう。

●金持ちは保険に入らない
知人の金持ちは高級車を何台も所有し、ヨットも所有している。そんな彼は保険には絶対入らないのが主義だという。
先のセールスマンに残された家族は、、なんてキメ台詞の営業をかけられても、彼には残された家族を養えるだけの貯蓄が充分にある。
しかし、彼が保険に入らないのは別の理由にありそうだった。それは、自分が自動車保険のフルカバレッジ(全額補償)に入っていることを告げた時、その彼は笑いながらこういった。
「だから、お前らは金持ちになれないんだよ」

例え月額2000円の保険であっても、それを運用するのと掛け捨てでは20年後、30年後には莫大な差が出るのだ。

日本人は保険に過剰に入りすぎている。身の丈に合っていないということをまずは自覚すべきではなかろうか。

›5 17, 2011

自分より不幸な境遇の人を見ろ

Posted by skillstorage at 14:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「先進国の市民ほど自殺率が高い」という調査結果がある。自殺率のデータによると目立つのは旧共産圏の国々であるが、それでも貧困国よりも先進国の方が概して自殺率は高く、先進国の中では日本は突出して高いという事実がある。
日本の自殺率の高さは文化によるものであり、「いじめ、倒産、失業といった不遇よりも死を選ぶことにより名誉を保つことが出来る」という説もある。

このような例を見て印象を受けるのが、「幸福度・不幸度の尺度が他者との比較によって決まる」ということだ。
現在の日本の生活は過去の歴史から比べても最も不自由せずに営むことができる状況である。衣食住が満たされていても幸福度が低いという状況がある。
他方、発展途上国においては衣食住が不満足でも、それほど幸福度が低くないという一面がある。
これは、現在の幸福感・不幸感は、環境と他者との比較によっていることの証明になるだろう。

絶望を感じた時は、その感覚が絶対的なものではなく、相対的なことであることに注目してみよう。
自分より不幸な境遇であったり、将来がより絶望的な人は多く存在する。そのような人がみんな絶望感を感じているかというと決してそんなことは無い。
自暴自棄になったり自殺を考えるなどというのは、現代の日本では平和ボケなのだ。

›4 26, 2011

ホリエモンこと堀江貴文被告の実刑確定

Posted by skillstorage at 16:05 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ライブドアの粉飾決算事件で証券取引法違反の罪に問われた元社長・堀江貴文被告(38)について、最高裁は26日までに弁護側の上告を退けました。懲役2年6カ月の実刑判決が確定した。

思えば、堀江氏は拘留後から今日に至るまで、小説など本の執筆、週刊誌の連載、ロケット事業、メルマガ、Twitterの配信、テレビ出演、ミュージカル主演など普通の人の人生の何倍も濃い人生を精力的に送っていた。

牢屋に入り犯罪者となるかもしれない将来がありながら、不安を感じさせず、平然とたくましく、図太く生きているというのはすごい精神の持ち主なのだと今更ながら思わされた。

ホリエモンの発言はネット媒体、週刊誌連載、テレビなどで拝聴していたが、本質的なことをするどく分析していることを評価していた。今回の事件で実刑確定というのは、他社の事例(日興コーディアル証券)などから考えても納得いかない点は感じさせられる。
しかし、実刑を終えたホリエモンはさらにパワーアップして世間に再度登場するのであろう。

›4 14, 2011

子供に言うことをきかせる|子供の躾

Posted by skillstorage at 08:56 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ききわけの良い子と悪い子が存在する。これは何に起因されるのだろうか。
米国に留学中に驚いたことがあった。なんらかの事情があって父親が5歳位の子供を授業に連れてきたのだ。そして90分の授業の間、その子供はひとりでお絵かきをしたりしてちゃんと時間を過ごしたのだ。

日本では学級崩壊が公立小学校のいたるところで起こっているという。教師を無視し自由奔放に振る舞う子供たちのため授業が成立しなくなってしまう現象だ。
このような状況で教師がノイローゼなど精神障害を起こしたり辞職したりすることも相次いでいるという。
教師の能力不足が指摘されてはいるが、子供の躾を本来行う親にも問題が多く、例えばモンスターペアレンツという自分の非を教師や学校の責任にしたり、無理・無謀な主張やクレームをつける親が増加している。

先ほどの子供の例を日本ではあり得ないと思う。ファミレスに行けば、順番待ちの間に落ち着きが無く暴れまわる子供が見られる。
食べるときの行儀の良さも米国で見た子供とは雲泥の差である。
これは日々の躾が大きく影響していると思っている。

子供に対する躾と家庭内教育が今重要なのではないだろうか。


›4 12, 2011

「人は生きているのではなく、生かされているのだ」と言われた。

Posted by skillstorage at 11:58 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

人によって人生観は違うし、気分の問題でも人生観はだいぶかわるようだ。
「人は生きているのではなく、生かされているのだ」などと言う人の心境を考えると、置かれている状況がとても苦しいのだろうなと察してしまう。

どのような人生観を持とうが個人の自由だが、それを押しつけるのは良くないなと思った。
よくよく考えると「人は生きているのではなく、生かされているのだ」などと意見を押しつける人には奢りを感じる

自分は人のために苦労を受け入れているとか、そんな感じを受けた。
そんなことを人に言うというのは無理をしているのではないか?本当はそんな生き方をしたくないのではないか?

しかし、「では君は何のために生きているのか?」と聞かれると一言で明確には説明できないので困る。
「自己実現のためです」、「では何が自己実現なのか?」

その人の人生観と発言には疑問を感じる部分もあるが、自分自身を見つめなおす機会にはなった。

お香でも癌になる

Posted by skillstorage at 11:55 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

癌といえば真っ先に批判対象となるのが煙草だ。この傾向は世界中に波及し、煙草のパッケージには恐ろしい注意書きや国によっては肺がんの写真まで掲載されている。このような癌と煙草の関連が取りだたされたのは比較的最近のことであり、嫌煙ブームにまで発展していった。
発がん性物質は、煙草に限らず日ごろの生活で多く体内に入っている。魚や肉の焦げであったり、工業施設、工場なんかに滞留しているガス、塗料、排気ガス、酒、数えたらきりのないほど存在している。完全に発がん性物質の無いものを体内に取り込むことは不可能なのだ。

煙草の場合は、受動喫煙と呼ばれる副流煙があり、吸わない人にまで悪影響を及ぼす点が特に非難されているかと思う。
それであれば、お香や香水はどうなんだ?

Cancer誌にJeppe T. Friborg氏らが掲載した「Incense use and respiratory tract carcinomas」によると、やはりお香でも癌になると発表された。

煙草は昔はどこでも吸えた。公園にはベンチの横に灰皿があり、飛行機でも電車でも吸えた。職場でも机上に灰皿があり、大きなフロア全体がもくもくしていたのを思い出す。煙草嫌いの人にとってはえらい迷惑な時代だっただろう。
だが、そんな時代のことだが自分は別の匂いが耐えられないほど嫌だった。席は隣のシマだったので距離はあったのだが、とにかく香水がキツイおばさんがいた。その匂いを嗅ぐとクラクラして鼻炎になり鼻が詰まる。ちょうどその頃、喫煙室ができ煙草の匂いはフロアから消えたが、香水の匂いはそのままだった。異動になるまで、苦しい思いが続いた。

また、お線香の匂いも受け付けない。たまに田舎の家に行ったりすると仏壇の前でお香をもうもうと焚いている。あの煙はたまらない。墓場でも線香はできれば使いたくない。宗教行事として使わないといけないのだから我慢しているが。

また、最近ではスピリチュアルな連中や怪しい連中の遊びの匂い隠しだとかアロマだ癒しだとかでもお香が至る所で使われている。
しかし、健康志向でお香をたいている人には言いたい。お香でも癌になる可能性があるのだと。そして、副流煙で周りの人にも迷惑をかけている可能性があるのだと。

›4 11, 2011

東京電力福島原発の報道は過少気味ではないか

Posted by skillstorage at 15:26 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

福島原発の放射能漏れ、汚水排出問題にからむ報道に重大な疑問を感じるようになった。
まず、原発事故当初から、専門家でもない人のTwitter等Web情報で、放射線量は関東では安全であるといった議論が盛り上がっていた。
また、マスコミの報道でも不安感はあるものの、世間が騒ぎすぎだという認識でいた。
ところが、海外でも毎日のように福島原発事故の報道はされているが、日本の報道は信じられないという議論や、海外で遠い地域にありながらも放射能影響についての報道多くされていることから、日本では報道管理がされて安全であるという幻想を抱いているのではないかと思い始めた。

外国人の日本勤務の家族は、母国に帰り、その話を聞いていていても日本の放射線は危険だと嫌というほど出てきた。
また、先日、中国、韓国に行ったのだが、日本よりも遥かに深刻な報道がなされていた。
遠く離れた米国のニュースでも深刻な影響が報じられていた。

もしかしたら、日本の報道は世界では異例で、信ぴょう性の無いものなのかもしれない。
構造的にも、日本のマスコミが伝える情報は、政府、東電の発信する情報は閉鎖的で限られたメンバーの記者クラブを通じて行われている。
東電はメディアの大スポンサーでもある。

原発の放射線の被ばく影響というのは長期間にわたって初めてその深刻な影響がわかる。
例えば、広島、長崎の被爆者は何十年もたってから発癌したりしている。

原発ではないが、過去にも水俣病や光化学スモッグなど時間が経たないと、その悪影響がわからず範囲もわからないことがあった。

現在でも著名人などの中には放射線は安全だと言い切る人もいて、タバコの害や交通事故の方がよほど危険だという人もいる。
しかし今回の原発事故で原発の仕組みで明らかになったのは、原発は正常に稼働している間は安全だが、停止すると極めて危険で、廃棄方法も明確ではない。
どこかで問題が生じたら、防ぎようが無いような欠陥のある仕組みであることがわかった。

確かに、水やガソリンの買い占めや花見の自粛など、放射線の影響と無関係であったり過剰反応である部分はある。
しかし、日常生活が全く安全であるとたかをくくって何の防御もしない生活もどうかと思う。

›3 24, 2011

人生の価値と目的は何か

Posted by skillstorage at 19:02 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

東日本を襲った大地震、津波、原発の破壊を連日見ていて、安全な場所にいて何もできずにいる自分をもどかしく思い、ただ呆然として時間が過ぎていくことを恐ろしく思う。もちろん関東では停電も混乱もあり、多くの人が不安を抱えることとなった。これからの日本経済や勤務先の会社を考えて暗澹とした気持や不安を持つ人も多いのではないか。

今回の被災は、直接被害にあわなかったとしても日本人に与えた印象は強烈なものだ。人生観が変わった人も多いのではないか。
単純化して言えば、日本は不況といっても生死に関わることではなく、希望を失っていただけの平和ボケをしていた気がする。
世の中の多くの関心が、極めて短絡的な小さな事柄ではなかっただろうか。
今回の大災害は、誰にとっても自分の人生を見つめる良い機会になるはずだ。

人間は必ず死ぬのだ。長生きしようと早く死のうと。

自分の人生の中で、どんな価値や影響を与えることができるのか。不安を抱えながら人生が終わるのか。不平・不満ばかりを言うだけで人生が終わるのか。目的を持たず流されるだけの人生で終わるのか。

そんな生き方よりも、何かを成し遂げる努力を最善を尽くすこと、自分しかできない価値を与えること。何か目的を持って自己実現すること。やりたいと思っていて先延ばしにしていたことを実行してみること。感謝の思いを伝えること。

ちょっとした気の持ち方で、人生は大きく変えることができる。

我が家も地震保険がおりる見込み

Posted by skillstorage at 19:01 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

3月11日の大地震において、我が家も食器棚から飛びたした多くの食器が割れた。悲惨だったのは大切にしている高価な食器の多くが割れてしまったことだ。
停電が終わってからその惨状を見てしばらく愕然としていた。
その後、親戚の付き合いで加入していた地震の損害保険を思い出し、1週間たってようやく保険会社が現状調査にやって来た。

調査員は今回の震災で人手不足で、関西からやってきたそうだ。
割れた食器を確認するも、100円ショップの皿も高価な皿も区別せずに枚数でカウントするようだった。
雑談の中で、今回の保険会社への請求額の大きさや政府が半額保証する話など、新聞に載っている内容などを聞いた。

現状確認は雑談もいれてせいぜい10分程度だっただろうか。それで終わった。

付き合いでなければ絶対に入っていない地震保険であったが、加入していて初めて元が取れた保険となった。

›3 22, 2011

大震災の混乱時には正確な情報と判断が必要

Posted by skillstorage at 11:07 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

震災から1週間たつものの、情報の錯乱により混乱の不安が被災地以外の一般市民にも覆いかぶさってきている。
放射能汚染、停電、ガソリン、食糧の品切れ、株価暴落、円高、事業の継続性など多くの不安で一杯だろう。
政府や東電の発信する情報への不信感もあるようだ。

実際、東京都内の知人の中にも西日本や海外へ家族が避難している人もいる。
知り合いの外国人に関しては、多くが働いていない家族は一時帰国させている。

放射能汚染に関しては、東京に関しては大気・雨で影響の出るような放射量ではない。
停電に関しては、各家庭が節電努力をするしかないが、ピーク電力の需要の大きさが問題なのであって、深夜の電力消費が問題になることはない。
また、西日本など電力事情に無関係な場所での節電による消費の落ち込みは避けるべきである。
夜間ネオンなど看板が電気を消している状況下で、中小企業の飲食店の落ち込みは大変なものだろうと心配していた。
ところが、週末に外食に出かけると以外にも満席であった。

ガソリンの長蛇の列も週末から緩和されており、ガソリン代の値上げはあるものの長蛇の列も無くなった。
食品の品切れも解消してきている。

株価の暴落も歯止めがかかってきている。東日本大震災の被害総額は、20兆円を越える見込みであり、この金額は、日本のGDPの4%に相当する。
日本の株価の時価総額が10%以上暴落するということに対する、ファンダメンタルズの調整が入ってくるだろう。

過度の円高も協調介入などで緩和されつつある。3月は決算月でもあるため、資金需要により円が買われ、投機家筋によって円高に拍車がかかったが、これも調整されるだろう。

問題は関東にある企業の事業の継続性である。計画停電により生産能力が減り、会社によっては甚大な被害を受けている。
様々な不安を抱えながら生きていかなければならないが、混乱は解消されつつあり、冷静にこれまでどおりの行動を取ることが求められている。

›3 18, 2011

不安・絶望ではなく、希望を持って前進

Posted by skillstorage at 19:07 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

東北関東大震災から1週間が経ちました。
被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

東北大地震は東京都内でも大きく揺れ、金曜日は自宅に帰宅する途中から停電であたりは暗闇でした。
マンションはエレベータが停止し、立体駐車場も止まっているため車が無造作に止められていました。マンション上層階まで登れない人たちが1階ラウンジにブルーシートで集まっていました。
ガス・水道・電気が停止し、懐中電灯がないためロウソクを付け、錯乱し割れ飛び散った食器類をどかし、唯一情報を収集できる手段となったiPhoneで震災の大きさを知り愕然としました。
その後停電から復旧し、テレビを見続けました。
地震・津波の生々しい映像を見続けたため、恐怖のため震え、動悸などこれまで体験したことのない不安の感情に襲われました。
そして、何もできない自分の無力さにこそ、やるせない思いを感じました。

冷静になれたのは、TwitterやBlogなどから信頼のおける情報収集ができたからだと思います。
このような状況でも冷静に分析した情報をネットを通じて発信してくれている人たちの偉大さを感じました。

週末の休みからは、スーパー、ガソリンスタンドは大混雑で品薄で生活で必要な商品が手に入りにくくなりました。
マスコミの報道は、被災地からの中継、原発の被ばくや余震の不安ばかり感じさせられ、大衆心理がこのような買い占め行動につながったのでしょう。

自分が元気づけられたのは、被災にあわれた方の映像でした。マスコミの記者はヘルメットをしていますが、自宅の1階が津波でめちゃくちゃになってしまった初老の男性は、避難所にいかず2階に住み続けているそうでした。津波は3回目の体験で、充分な食糧の貯蔵をしてきたそうでした。
マスコミ記者のこれからについての質問に、「もちろん復興させる。再生させる。」という心強い言葉が返ってきました。

被災地から遠く離れた東京などの首都圏で、不安におびえたり、迷惑になる買い占めなどの行動を取るのはあまりにも愚かな行為です。
我々にできることは、義援金、そして経済を停滞させない日常通りの行動でしょう。

月曜日からは首都圏は計画停電と電車の運休停止により大混乱となりました。
当たり前のインフラを失うということがどれほど日常生活や業務に甚大な影響を受けるのかを初めて知りました。

東電や政治家や鉄道会社に対する不満や非難が非常に高まりました。確かに東電幹部や政府から発表される情報は遅く、的確でなく、不安を感じさせられますが、できることは節電、平常通りの行動です。

心無い発言をする人も中にはいて、腹立たしい思いもしました。
その中でも、「東京電力は電気代を倍にしろ」、「商品販売も値段を釣り上げろ」という意見がありました。
緊急な需要をマネタリズムの観点で抑制すれば平常に戻る、という意図であり参考文献にリバータリアンの本もありましたが、とんでもないことだと思います。

生活必需品の値段が高騰すれば、低所得者や社会的弱者を始め金持ちでない一般庶民にとって大打撃となり、それこそマネーの機能に対する不信から暴徒化する可能性もあります。

買い占めなどの行動はやがて落ち着きを戻します。節電を推進することで停電の被害も少なくなります。
今はできることを着実にやっていくだけです。このようなときに人間性と自分の価値が試されているのだと感じました。

›3 02, 2011

ゼロスポーツが倒産

Posted by skillstorage at 08:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

電気自動車(EV)ベンチャーで昨年郵政省よりEV1030台受注と話題と期待の大きかったゼロスポーツが倒産した。
負債総額は11億7777万円
郵政省側からの度重なる仕様変更により、納期に間に合わなかったことが原因のようだ。
同社社長の中島徳至は起業家、エンジニア、そして教育者としても尊敬されるような人物であったと聞いている。
現在ゼロスポーツは従業員ほぼ全員を解雇し、残りのメンバーで倒産の後処理をするようだ。

ベンチャー企業から電気自動車が出てきたことを大変興味深く見ていたので、残念でしょうがない。

›2 22, 2011

5歳の子でも目標設定と努力ができる|イチローの小学校卒業文集

Posted by skillstorage at 19:43 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

成長すること、夢が実現すること、これには当たり前のことを行う必要がある。
ある初老の経営者がこんな話をしてくれた。

高層マンション50階に住むその男は、5歳と6歳の孫がいて、その小さい子が1階に階段があることに気付いた。
おじいさんに「階段でおうちまで行きたい」と孫が言った。
その高さは東京タワーの展望台ほどにもなる。登ったことはなかった。
10階位の高さまで階段を登ったところで、子供たちは疲れてもう登れないと言った。
それでも、その高さから下を見下ろすと大変な高さであることに子供は感激した。
もう少し登ろう、といって孫を励ました。いつでも辞めてエレベータで登れるとその男も考えていた。
そんなことを繰り返して40階まで到達した。
もう小さい子供たちは疲れ切って、泣きそうになった。もう登れない。
階段から出て外を見るととても高い高さまで登ってきたことが子供にも分かった。そして上を見るともう少しで登りきれそうだ。
子供たちは、がんばって登るといって、そしてついに登りきった。

どんなことでも目標を設定したら、着実に進むしかない。途中で疲れたら、これまで着た道のりを見返してみることだ。
小さいことの積み重ねが、大きな目標に到達するただひとつの方法なのだ。

企業をつくりあげることも、ある分野のプロになることも、同じことではないだろうか。
体力なんてない子供が50階もの高さを登りきったのだ。
能力だとか運だとか環境のせいにしていないだろうか。

多くは自分自身の問題で、目標設定と地道な努力がほとんど全ての人生の問題を解決してくれるのだと思った。

そんな話を聞いて、イチローの言葉を思い出した。

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
「成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はない。」

イチローの小学校の卒業文集を読んでも、目標と努力の大切さを教えてくれる。


鈴木一朗

ぼくのゆめは、一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。
活躍できるようになるには、練習が必要です。
ぼくは、その練習にはじしんがあります。
ぼくは、3才~7才までは、半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は、はげしい練習をやっています。
だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。
そんなに、練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。

そして、中学、高校で活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。
そしてその球団は中日ドラゴンズか西武ライオンズが夢です。
ドラフト入団でけいやく金は、一億円以上が目標です。
ぼくがじしんのあるのは、投手と打げきです。
去年の夏ぼくたちは、全国大会へいきました。
そしてほとんどの投手をみてきましたが、自分が大会ナンバー1投手とかくしんできるほどです。

打げきでは県大会、4試合のうちに、ホームランを3本打ちました。
そして、全体を通した打りつは5割8分3りんでした。
このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。
そして、ぼくたちは、一年間まけ知らずで野球ができました。
だからこの、ちょうしで、これからもがんばります。
そして、ぼくが一流の選手になって試合にでれるようになったら、お世話になった人に、招待券をくばって、おうえんしてもらうのも夢の1つです。
とにかく一番大きな夢はプロ野球選手になることです。

›2 18, 2011

武富士 武井保雄(元会長)から武井俊樹(元専務務)への脱法的贈与が勝訴

Posted by skillstorage at 19:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

注目していた裁判の結果が出た。以前にも「相続対策」で紹介した事件である。武富士は現在倒産して会社更生手続き中であるが、早くから武井保雄(元会長)の贈与を長男の武井俊樹(元専務務)へ行っていた。
当時は非居住者への贈与は非課税であるという抜け道から、武井俊樹はタックスヘイブンでもある香港に居住して贈与を受けた。
しかし、実際には生活の基盤は日本国内にあるとして、前回の裁判では国内の住居の部屋や日本での活動から追徴課税されたのであった。
明らかに法の抜け穴を突いた贈与ではあっただろう。
しかし、今回の判決で課税取り消し、2千億円返還が決まった。

今となっては、会社更生手続き中で紙屑と化した武富士株の贈与ではあるが、2千億円返還というのと、武富士がサラ金で悪評も高いことから怒り心頭の人はさぞかし多いだろう。しかし2千億円とはとんでもない大金であり、使い道が気になるところだ。

武井俊樹とは一体何者なのか。。

›2 17, 2011

本は立ち読みが一番速く読める

Posted by skillstorage at 20:29 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

立ち読みが趣味というとセコイ奴と思われるが、本は大量に購入もしている。月に10冊以上は買っているでしょう。
節約だけのために立ち読みをしているのではないので、念のため。
立ち読みの目的は、1つには読みたい記事が雑誌の数ページしかない場合。
これは買わずにコンビニで数分の立ち読みで済んでしまうから。

それよりも重要なのは、書店で立ち読みをすると限られた時間内で集中して速く読めるからだ。
書店に行って売れ筋の本、気になる本があると必ず手にするようにしている。せいぜい30分の間に何冊もの本を速読、斜め読みで集中して読む。
この速読のスピードは買って読んで得られるものではない。
世間のトレンドを知るためにも、不要な本を買わないためにも、立ち読みの効果は絶大だ。

ちなみに、書店で本を買う際にはiPhoneAmazonアプリで表紙をカメラにとって送って、Amazonで中古で安く売られていないか確認する。
すぐに欲しくて書店で買う際には、金券ショップで購入済みの図書カード(相場は97%程度で売られている)で購入する。


›2 10, 2011

子供の頃の記憶

Posted by skillstorage at 20:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

自分の子供の頃の記憶についてよく思い出せない。通っていた幼稚園、小学校低学年の頃の記憶はぼんやりとしか思い出せない。
これは脳の仕組みによるのだろう。遊びの体験などを記憶させるよりも、言語能力などの習得に子供の脳は驚異的な能力を発揮する。
3歳程度の子供の言語習得能力はすごいと感じさせられた。次から次に新しい言葉、文脈・文法の使い方を習得してしまう。
そのようなことは子を持つ親なら経験的に感じることなので、子供向けの英語DVD教材や教室などの販売やサービスはとても多い。

しかし、不思議とそのような体験を通して第二外国語が習得できる子供がほとんどいないという事実もまた不思議である。
脳科学の検証から、母国語でまず思考判断をしてしまうため記憶に定着しないことだとか、そもそも語学の学習時間として教材や教室の時間は圧倒的に不足しており記憶定着に必要な忘却に使われてしまうなど、いろいろな学説があるようだ。

親が子を可愛がり、一緒に時間を使い楽しい時間を過ごすのは小学校に入る前位までだとよく言われる。
それからは子は、学校の友達との時間により自立するために必要なことを色々と学んでいくようだ。そうして子にとって親はうざったく感じるようになっていくものらしい。

ところが成人になった親というのは子供と過ごした体験を明確に記憶する。時間がたつと親は子が小さかった頃の記憶があるが、子はほとんど記憶に残っていない。
これは悲しい事実ではあるが、この事実を受け入れることも大人が子よりも人生において限られた時間しか残っていないことを考えると重要ではなかろうか。


›12 21, 2010

年賀状とプリンタ

Posted by skillstorage at 19:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

年賀状は以前のように自分から積極的に書くことは無くなった。ビジネスの世界でも慣習として行われていた年賀状は、個人情報保護法により会社も社員の住所を勝手に公開しなくなってしまい、ビジネス文化としては風化しつつある。
それでも一般家庭では疎遠になっている人との年1回の年賀状での交流というのも文化としてはまだ健在のようだ。
メールアドレスも知らないが年賀状をやり取りしている人というのがある。

そして、昨年はプリンタというのは年賀状のときしか使わなかった。年に1回でインクが心配だったがちゃんと印刷できた時は驚いた。
プリンタは実は結構使いたいニーズはあったのだが、プリンタをUSBにつないだり立ち上げるのが面倒くさかったのだ。

ところが、無線LAN対応の複合型に変えてプリンタの利用回数は劇的に変わった。クーポンの印刷や写真の印刷、そして文章などをコピーしたりスキャナで取ることも結構多い。
面倒くささが無線LANで無くなったのと、コピーとスキャナというおまけ機能と思っていたものが実は大活躍しているので利用回数が増えたのだ。

さて、そろそろ年賀状を作成しないといけない。最近は誰もが年賀状ソフトで印刷してきて、手書きで宛名を書いてくる人はほとんどいなくなった。


›12 02, 2010

鍋といえば燕・三条だと思っていたが

Posted by skillstorage at 20:01 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

最近は鍋に凝っている。フランス製の重い鍋も持っているし、別のフランス製の圧力鍋も持っている。この2つの製品が重くて使いにくいので、圧力鍋で有名なインドのHawkins社の圧力鍋なんかも買ってきたりしている。これが小型でアルミで軽くて使いやすいのだが日本では販売していない。圧力鍋は短時間で煮込めるし重宝している。
それ以外にも無水鍋やらはかせ鍋やら多構造鍋なんかや様々な鍋を使わなくなってしまうのに試したりしている。
普通に使うただの鍋だが、日本の燕と三条のそれぞれのメーカの鍋がやたら安く売っていたので買ったのだが、なんと中国製だった。
新潟の燕と三条はステンレスの鍋で有名な地域で、かつてはiPodの筺体の磨きなんかで注目されたこともあった。
もともと鍋で有名で、燕と三条のメーカの地場でつくっている鍋が欲しくて買ったのだが、まさか中国製とは思ってもいなかった。ちゃんと箱には見えるように書いてあるのだが、販売元住所だけを見て衝動買いしたのが間違いだった。
いや、性能自体は何も問題が無いので、考えてみると何故そこまで日本製にこだわていたのだろう。。

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›11 22, 2010

幸福感とは相対的なものである

Posted by skillstorage at 20:58 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

趣味で歴史小説や映画を見ることが多いのだが、これまでは主人公の王族だとか英雄ばかりに視点が言っていたのだが、最近庶民のことを主体にしている歴史映画があってはっとさせられた。
自分の人生の価値観というのは現代社会という環境によってつくられているが、現代社会というのは人類の歴史上まれにみる幸福な時代ということだ。
人類の歴史のうちほとんどが貧困、飢饉、戦争といった不幸な環境に置かれている。
歴史上名も無い庶民が圧倒的であり、彼らの生活や人生は現代社会から見ると不幸極まりない。
科学も医学も無く、現代の価値観に照らし合わせると、とても生きていけるものとは思えないだろう。

それでも、現在の我々があるのは先祖である彼らが生き続けたからであり、彼らが当時不幸と思っていたかというとそうでも無いだろう。
要するに幸福感というのは相対的なものであり、思い込みであり、考え方ひとつで変えることのできるものなのだ。

›11 19, 2010

教育にかかる費用

Posted by skillstorage at 19:18 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

子育てには金がかかる。昔は子供は勝手に育つものという考えが、しっかりとした教育や躾を受けなければ育たないという教育産業の啓蒙活動の成果もあるのかもしれないが、着実に変わってきていると感じる。また、公立の学校教育の問題も露呈しまっている現状も大きいと思う。
義務教育を行う公立学校では、学級崩壊、指導レベルの低下、いじめなどの問題から、外部の学習塾や習い事をさせるのがもはや当たり前になってきている。

思い返せば、公立学校で受けた教育は20年以上前も問題はとても多かった。一部の授業では学級崩壊のような状況はあり、生徒が教師の話を全く聞かずただ遊んでいるだけということもあったし、いじめもあった。公立小学校で遊び以外にちゃんと勉強した記憶があまり無い。
公立中学校においては校内暴力もいじめもシゴキもあった。思い返せば、貧しい家庭の子も裕福な家庭の子も一緒の教室にいたが、明らかに家庭の環境が学習レベルを大きく左右していた。学習塾に通えない子は学力が低かったが、学習塾での教育成果というよりは親の教育の意識が大きかったように思える。
登校拒否の子は多くが貧しかった。

公立の学校では私立の学校に比べて教育のレベルも生徒の学力も一般的に低いため、公立学校では学力はトップレベルでなければ義務教育以降の教育や就職というその後に続く競争に勝ち抜くことができなかった。そのため、裕福な家庭の子は学習塾などにかなり金をかけていたことを思い出す。子供が自発的に学習するのは相当に難しいことなのかと思った。ゲームや遊びなど沢山の勉強よりも面白いことが回りにあるのだから。

そして学力が高かった子供の中に、父親を亡くした子が何人かいたが、その後は学力も生活態度も大きく低下したことを思い出した。そう考えると一般的には学力には教育費をかけることが効果があるのかとも思う。

文部科学省の平成20年度「子どもの学習費調査」では、私立小学校に通う世帯の年収の構成比は以下のようだった。
  400万円未満     3.2%
  400万円~599万円  6.0%
  600万円~799万円    14.6%
  800万円~999万円    18.3%
 1,000万円~1,199万円   15.5%
 1,200万円以上      42.4%

私立に通わせるには多額の費用が掛かる。年間100万円程度は最低でも教育に必要で、その他の出費も多いだろう。しかし、公立の学校は高校以外今のところほとんど学力で学校を選ぶことができないため、学習塾にも相当な金がかかる。良い私立中学校に合格するためには、早期の学習開始が必要と宣伝され、夏休みの合宿費用などを入れると、結果的に私立小学校の学費以上をトータルで払っている人も多いようだ。

本来はどのような家庭環境の子でも同じ教育を受ける機会がなければいけないとは思うが。

›11 18, 2010

ワーキングプア・貧困ビジネス

Posted by skillstorage at 20:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

貧困ビジネスとは、湯浅誠氏が考えた“造語”で低所得者を相手に、貧困を固定化する役割を果たすビジネスとのことである。しかし最近では、低所得者から短期的にぼったくるビジネスなどその意味合いが広義になりつつあるようだ。
無料低額宿泊所、ゼロゼロ物件、労働者派遣という名の人身売買など犯罪も多いようだ。
このような言葉が出てきているのは、ワーキングプアつまり仕事をしていても最低限ギリギリの生活かそれ以下の生活しかできない人が増加しているのである。
そこで住居を与え生活保護を申請させてその金を貰うようなビジネスがあり、悪徳業者も多いようだ。

通常で考えると貧困で金の無い人から金を取るのは困難であり、ビジネスとして成立しない。しかし悪知恵で別のところから金を取ったり、なけなしの金をぼったくるというとんでもない輩がいるようなのだ。騙される人が気の毒でならないし、なんとか努力すれば救われる社会にしたいと思う。


›11 04, 2010

不況・恐慌に備える 「住宅ローン難民」増加中の模様

Posted by skillstorage at 19:30 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

住宅ローン難民とは住宅ローン(借金)が払えず、住宅を手放す人のことを指すようだ。手放した後も住宅価格の下落から多くの場合借金が残るので新たに借りる借家と借金の返済が家計を圧迫する。不動産を差し押さえられて競売にかけられると、二束三文で叩き売られて多額の借金だけが残るケースも多いようで、なんとか任意売買をしようとする人も多いようだ。重要なことだが、デフレ下においては借金の重みは実質的に増しているのだ。

世界経済の景気低迷もあるが、円高、財政赤字、少子高齢化と苦しむ日本の経済回復というのは非常に難しく、現在の不況が恐慌になるという懸念もある。
恐慌の概念は色々あるようだが、身近に考えるには勤務先の倒産もしくは失業をイメージしてみると深刻になるだろう。
そのような想像をするとまず収入の大幅な減少に直面する。家計は人によって違うが、住宅ローンなどの借金の返済、生活に必須の固定費が重くのしかかる。専業主婦は働きにでなければならないが、恐慌においてはなかなか仕事が無いという状態だ。
危機感を煽るような内容ではあるが、過去の日本の経済成長というのは有り得ないという認識が必要ということだ。
そうなると固定費を下げなければならない。

収入よりも家計の固定費が低ければ、なんら生活に問題が無い。しかし多くの家計は収入が少し減るだけで支出の方が大きくなってしまう。これは貯蓄率の低下からもわかる。支出が収入より大きければ、貯蓄を崩すか新たな借金をしなければならない。借金の増加は支出が増加しなければ返済と金利支払により更なる家計の悪化をもたらす。だから固定費を下げなけらばならない。



家計における固定費における大きなものは、下記のものがあげられるだろう。
・家賃もしくは住宅ローン(借金)の返済
・食費
・光熱費
・教育費
・生命保険
・車の維持費、ローン等

これらがトータルでどれ位下げることができるかを常日頃検討して備えておくべきと考えている。前もって備えることができれば、それは貯蓄に回すことができる。
何度も指摘しているように、住宅ローンというのは購入前ならば深く検討しておく必要がある。一旦購入してしまうと、売却で利益を出すのが非常に困難だからだ。
また、借金の仕組みについても将来の恐慌に備えると返済ができるのかもよく考えなければならない。例えば40歳で35年ローンを組んだとすると、定年退職後ひどければ失業して再就職が見つからない状態でも借金の返済ができるか考えなければならない。不動産屋の営業トークに乗せられて身の丈に合っていない購入をしている人が多いといつも思うからだ。
いざとなれば高く売れると思って新築マンションを購入して、実際には売れずに困っている人も多い。不動産は流動性が低く売るのには一般的に時間が掛かるし、取得価格より高く売れることはまずないと考えなければならない。賃貸であれば、子供が自立するまでの約20年間だけ広いところに住み、その後は2人が住めるだけの住居に移れば良いとも考えられる。さらに物価の安い田舎に移ることも可能だ。


›11 01, 2010

生き続けることのリスク

Posted by skillstorage at 20:41 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

高齢者と話していていつも思うのは、彼らが生き続けて家族に迷惑をかけることを心配しているということだ。
長寿命化したことにより、かかる費用は莫大に増加している。年金という限られた収入と医療費を別にして、介護には金以外に家族の手間がかかる。
自分の老後を考えても、長生きすることは大きなリスクがあると思わされる。
介護が必要な状態にならずに、趣味などやりたいことを全うして健康な状態でポックリいければいいな、と将来のことを考えている。
無縁社会という特集がNHKで組まれていて見たのだが、これがまた悲惨で悲しくなる。

›10 29, 2010

人的サービスレベルの低下

Posted by skillstorage at 19:58 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ここ最近のことだけれど、牛丼チェーンやファミレスに行くと安くておいしいので感心させられる。と同時に、サービスが悪いので腹立たしい思いを毎回する。
働いている人は、昔に比べて中年層が増えている気がするのだが、とにかく人手不足感を感じる。
安くてうまいので人が結構入っているのだが、まず待たされるときに店員が出てこない。そして席に通されてからも注文したくて呼んでもなかなか来ない。
注文を間違えたり、こぼしたりといったミスも目立つ。
店員どおしで掛声をかけならが必死に対応している様子だが、あきらかな人手不足を感じる。
外食サービスに限らず、人手不足を感じさせられるサービス業が増えている。
過当な競争から人件費を削り、働く人は必死なのだろう。これだけ人が集まっても収益が悪いのだからただ事では無い。
失業率の上昇から中高年でも低賃金の仕事をしないといけない。これまで若者がアルバイトでおこなってきた仕事に人が押し寄せてきて仕事の奪い合いという競争が激化しているのかもしれない。
こんなところからも日本の経済状況がただ事では無いと感じさせられた。

›10 22, 2010

趣味と仕事の違い

Posted by skillstorage at 20:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「趣味を仕事にするな」という人もいれば、「仕事が趣味」、「趣味が仕事となった」という人もいる。
そもそも趣味と仕事の違いについて考えてみた。
趣味は自己の満足を満たす活動に対して、仕事は他者の満足を満たす活動ということになると思った。

趣味は自己満足の世界で、他者の満足を満たさないかもしれない。その場合は仕事として成り立たない。
自己満足だけでなく他者にも満足されるような活動であれば仕事として成り立つだろう。

また、自己満足が「他者が満足すること」によって得られるのであれば、それも仕事して成り立つだろう。
仕事が趣味あるいは趣味が仕事という社長の話を聞いていて納得するのはこの点だ。

個人的なことだが、自分の趣味について考えてみた。
それは自己を満足させる内容ではあるが、とても他者の多くには理解できない世界であると感じた。
だが、一部の価値観を共有する他者には受け入れられると感じた。しかしその他者のマーケットというのは非常に小さくビジネスとしては成り立たないと感じた。

先日もテレビでアウトドア商品の社長が出ていたが、趣味が仕事と言いきっていた。
アウトドアが好きで、その素晴らしさを伝えるのが好きで、こんな商品があったら良いと思うものをつくる。

こういうことができれば最高だろうと思った。

›10 19, 2010

公務員就職志望が増えているそうだ

Posted by skillstorage at 12:16 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

就職希望ランキング、大卒予定者の人気企業ランキングというのがあるが、公務員になりたい人が増えているとのことだ。
これは不況期に見られる傾向で、公務員はリストラが無く安定しているという前提なのだろう。
人気の民間企業というのは、その時代に業績の良い企業か華やかで面白そうな企業、給与の良い企業というのが上位にランキングされるが、過去の人気ランキングを見ると学生に人気の企業はその後業績が低迷する傾向がある。

公務員の人気もまた過去の公務員の安定した生活が前提となっていると思われる。しかし、世界的に見たら先進国であっても公務員は決して安定していない。
デフォルトに陥った国家は公務員のリストラや年金カットを行うし、先進国でも教師がレイオフされたりと当たり前に行われている。
わが国の借金が増加して危険水準であることは良く知られている。そもそも安定志向なんかで公務員を選ぶというのは、本来の公僕的役割というか使命に著しく反している気がするのだが。。

›10 18, 2010

チャイナリスク(中国のカントリーリスク)

Posted by skillstorage at 20:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

中国に関しては経済としては無視できない存在であり、政治的側面からは常に危険を感じさせられる面がある。
中国は大国で、輸入も輸出も完全に依存した存在ではあるが、怖い面も大きいと誰もが思うところだろう。

ここ数カ月でも、日系企業への違法ストライキがあり、尖閣諸島問題は反日運動のデモ行進に発展し、中国の反体制活動家へのノーベル平和賞受賞に対する世界からの孤立など多くの問題が見られた。
これらの問題の根本は政治であり、一党独裁体制による自由の弾圧だろう。民主主義からは程遠く、言論の自由が無いという致命的な問題を抱えている。
但し、経済が成長しているのはこの一党独裁体制によって管理されているためという意見も大きい。
10億人以上もいる国家をまとめ上げ、経済成長をするために民主主義がうまく機能するのかは様々な議論がされており、民主主義国家となれば更なる発展があると主張する人もいる。

このような問題があるが、民間企業としては付き合わざるを得ないことも多いだろう。製造業は中国の安価な製品で大打撃を受けて日本ではやっていけいない企業も多いし、中国の大きな設備投資や市場性から進出せざるを得ない企業も多いだろう。
魅力はあるが怖い。それがチャイナリスクであり、定期的に問題があるたびにそのリスクが認識される。

›10 15, 2010

20代の賃金が男女逆転

Posted by skillstorage at 21:13 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

20代の賃金の男女逆転が日経新聞トップに出ていた。これは衝撃的だった。
原因として考えられるのは、男のつく仕事は製造業が多く、女のつく仕事はサービス業が多いということだ。
単なる男女の賃金の逆転ではなく、産業構造の転換と考えることができる。

年齢が高くなるほど専業主婦の比率が高くなる傾向があり、つまり消費者としての女性の比率が高い傾向があると思われる。
サービス業に女性が多いのは、女性向けサービスに適しているというのと、製造業が男性比率が高いという原因があると思う。

結果として女性賃金が高いということは、今後は男女逆転は賃金だけではなくなるということを示唆しているように思えてならない。
最近の話題の言葉に草食系男子、肉食系女子という言葉があるが、女性の方が賃金も地位も高くなってくるのではないだろうか。

›9 17, 2010

増加する空き家

Posted by skillstorage at 20:12 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「増加する空き家」というタイトルの興味深いレポートがリリースされた。
http://www.chuomitsui.jp/invest/pdf/repo1009_3.pdf

空家が大いという報道をよく見ていて、興味があったのだ。そしてこのレポートを見て愕然とした。
空家は20年間でウナギ登りに上昇し、その数は757万戸と倍増し、空き家率は13.1%に達している。

マンションがどんどん建っていたのは供給過剰で、世帯数の伸びに対して多すぎたのだなと再認識した。
これから人口が減るのにどうするのだろうか。

最近ジョギングを始めて走り回っているのだが、首都圏でも空家は目立つし、シャッター降ろしっぱなしの商店街がある。
地方都市なんかにいくと悲惨極まりない。空家が多いだけ無くて、若者がいない。高齢化社会になっている。

空き家が多いというのは、町が元気を失うし、酷くなると治安悪化やスラム化にもつながる。なんとか空き家を有効活用できるサービスや施策がでてくればよいのだが。

›9 03, 2010

マイホーム借金地獄

Posted by skillstorage at 19:44 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

不動産販売の知人から聞いたのだが、マイホームのローン(つまり借金)が返せない人が急増しているそうだ。
結婚し、家庭を持つと当たり前のようにマイホームを持つ意識が今でも高いようだ。そして非常に低い銀行金利によるローンのため、賃貸よりもマイホームを買った方が良いのではないかと思ってしまう。不動産屋のセールストークもそこにつきるようだ。
しかし人生最大の買い物にもかかわらず、重要な認識が欠落している人が非常に多いようだ。

・住宅ローンは借金である。
・住宅ローンと言いながら、人に対する貸し付けである。
・低金利だがデフレでは借金は巨大化する。
・新築は買った瞬間から時価が下落する。
・賃金は過去の日本の歴史のように上昇しない。
・人口が減るため、不動産の需要は上昇しない。

それぞれ見ていこう。

・住宅ローンは借金である。
「毎月ローンを支払う」とよく言うが、「毎月借金を返済する」の間違いである。借金を返すという認識が不足している人が多いようだ。

・住宅ローンと言いながら、人に対する貸し付けである。
米国では住宅ローンは住宅に対する貸付であり、ノンリコースローンと呼ばれる。つまり住宅価格の時価が下落したらその住宅を売却したら終わりなのだが、日本は人に対し貸し付けをしているため、住宅価格の変動は借金と関係が無い。ちなみに米国では金融危機前まで住宅価格というのはずっと上昇していて、住宅価格の時価が上昇したらさらにそのぶんだけ借りることができ、それが消費に回った。
日本では、住宅価格が下落しようが、住宅を失おうが、その借金を返さないといけない。サラ金で株を買って株価下落しても借金は返さないといけないのは人に対する貸付だからだ。住宅ローンというのは名ばかりで低金利で借りれる借金である。

・低金利だがデフレでは借金は巨大化する。
低金利で借金して喜んでいる人が多い。金利2%以下というのは他のローン(たとえば自動車ローン)ではあり得ない低金利だ。しかし、デフレ下においては現金の目に見えない価値は日々上がり、借金は日々膨れ上がっているという認識を忘れてはいないだろうか。将来インフレが来ると10年以上前から言われ逆にデフレが進行している。いつかハイパーインフレが来ることを信じているのであれば、その時借金は大きく目減りするだろう。しかしそんなインフレ論者が多いにもかかわらず、資産を増やしたのは郵貯に預けたままの年寄りの預金であった。

・新築は買った瞬間から時価が下落する。
全てとは言い切れないが、多くが買ったら新築は中古物件になり時価は下落する。もちろん希少性などから時価が上がる物件も存在するが。
頭金1000万円で5000万円の物件を買ったら4000万円の借金をしたことになるが、その後の時価で物件が3500万円に下落したらその人は実質債務超過ということになる。つまり時価3500万円で売ったら、返済できない。

・賃金は過去の日本の歴史のように上昇しない。
賃金上昇で返済を考えてたら危険である。賃金が下落しても返せないと借金の返済ができなくなる危険性がある。

・人口が減るため、不動産の需要は上昇しない。
今後人口が減るのに加えて、不動産が供給過剰である。最近よく報道されているが空家が非常に増えている。

さて、失業したり賃金が下がったりで借金が返せないとどうなるか。マイホームを売却しても時価の下落で借金が返せないようであれば、借金地獄になるか自己破産で借金を帳消しにするかになるだろう。借金が返せない事情は様々あるようであるが、マイホームの売却が増えていると知人が言っていた。
それでもマイホームが下落しているのを逆手に取って、自己破産と親戚による下落した価格で買い取りという手法もあるようだ。
これは中小企業の社長なんかが会社の自己破産と同時に担保の自宅を競売にかけられた場合なんかにも使われる手法のようだ。

いずれにしても、借金は怖いものという認識の不足が一番恐ろしいと思う。


›8 24, 2010

それでも富裕層の多い日本

Posted by skillstorage at 20:03 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

夏休みに千葉の外房を旅したのだが、車が無ければ不便でどうしようもないところが多かった。都心への通勤圏内ではないため、年寄りばかりが目立ち、空家も多かった。それでも自然に沢山かこまれていて、海も山もあって本来リゾート地としては良い場所なんだろうと思った。
泊まった宿は、部屋のほとんどが空いていて寂れていた。年金で暮らす人が多いと感じたが、車が無ければ買い物は難しい気がする。東京を離れればそんな地方都市ばかりなのかもしれない。かつては営業していた町工場の廃墟もいくつも見られた。

富裕層の定義は様々だが、「住居用不動産を除く資産総額が100万ドル以上(8600万円程度)」では165万人もいて米国に次いで2番目で世界の富裕層の16%を占めるとのことである。
住居用に使用しようがしまいが資産には変わりが無いと思うのだが、住居で使用している不動産を入れたら、どのように数値は変化するのだろう。資産を時価に直し、住宅ローンを差っ引いた純資産が個人の資産になるのだが、そのような定義で日本の富裕層の人数と割合を把握したい。

いずれにしても、不景気が長引く日本はまだまだ裕福であり、世界には1日2ドル以下の賃金で働くBOP(ピラミッド底辺の貧者層)が60億人以上もいるという話もある。
日本は大変恵まれた環境にあるのだ。

›8 19, 2010

葬儀ビジネスが盛り上がっているが

Posted by skillstorage at 12:47 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本における数少ない成長産業の1つが葬儀屋である。人口は減りつつも老人は増加する。そして日本人は他の先進国の10倍の金額の約230万円も葬儀に費やすそうである。冠婚葬祭の葬は注目の産業なのだ。

古くからある葬儀屋のビジネスモデルは、病院の医師や婦長さんと結託し、死んだら遺族にその場で申し込ませるといった手口だったそうだ。葬儀を値切ったり相見積もりをするのは不謹慎という認識から、ほぼ言い値で申し込んでしまいそうだ。それに準備する期間が短いので即決しなければならないというあまりにも葬儀屋に有利な交渉ができる。原価が恐ろしく低いものを高値で売れるため、小さい葬儀屋は月に1件も葬儀をすれば儲かるという話もある。

「坊主丸儲け」という言葉がある。

そんな中、明朗会計でフランチャイズ展開をする近代的なビジネスモデルの葬儀屋も登場してきている。既に上場している会社もある。
しかし古くからある葬儀屋からずいぶんと嫌がらせを受けているようだ。新規参入にとってとても重要な販売チャネルである病院や婦長さんは既に押さえられているため、かなり大変な営業戦略を取っているようだ。生きている老人への訪問売り込みもしているようだが、これもまた失礼な印象を与えるため大変そうだ。

根本的には葬儀が必要なのかという意見もある。そこまで言わなくても、宗教と結びつけた葬儀スタイルというのは、今後は減っていくだろう。
火葬して墓に骨を入れるという風習も変わるかもしれない。今のスタイルでは墓地は限りなく必要ということになる。環境問題からも火葬は良くないという意見もある。

日本人もそうだが、先進国の若者の多くが無宗教化している。昔に比べて苦労が少ないから宗教が必要無くなってきたのか、もしくは科学の基礎知識が教育されたことによって神や仏が存在しない不可知論が根付いたのか、それともカルト宗教や印象の悪い宗教団体への反発心からか、いずれにしても日常生活と宗教の関わり合いが少なくなってきている。仏壇で毎日お線香をあげるという行為も無くなっていくのかもしれない。

すでに結婚式は完全に西欧化されており、信仰する宗教とは関係無しに教会で挙げたり、牧師がいたりする形だけのものとなっている。
いよいよ葬儀も宗教の儀式では無くなり、完全にイベント化されてしまい、パーティのような形式になっていくのではないだろうか。

つい最近出席した葬儀では、完全な流れ作業で時間短縮のためかお焼香は1回までと回転率を上げているのか知らないが、余り気持ちの良いものでは無かった。まあ、短時間で終わるので出席する立場からは良いのだが。


›8 06, 2010

LED照明の問題点

Posted by skillstorage at 20:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

LEDの電球が大手電機メーカが売りだしていて結構売れているようだ。売れている理由というのはエコポイントの交換にちょうどいいからのようだ。
また白熱灯が環境問題の観点から生産中止になり販売も中止されるという背景がある。LEDの価格はまだまだ高く、家庭で考えると消費電力の削減で元が取れるのには長い年月使うことが必要になってくる。
電球は白熱灯、蛍光灯を巻いたタイプ、バックライトのCCFLを巻いたタイプ、そしてLEDタイプがある。

LED電球には問題が多くあることが指摘されている。色合いがなじめない、突然切れた、などの諸問題があるが、多いクレームは「まぶしくて暗い」、「ギラギラして気分が悪くなる」ということのようだ。消費者センターにもクレームが寄せられているそうだ。
この現象は輝度と照射にあるようで、電球の真下は眩しく、ちょっと離れた横は急に暗くなる。電球が全方向の照射されるのに対し、LEDは1方向照射であり、白熱球や蛍光灯のような拡散した光でないのでギラギラした光に感じるのだ。

さらに、LED電球はランプと違い購入品を組み立てるだけで作れることから、輸入品、ベンチャー企業の製品など多数参入してきている。しかしインバータ回路や電流安定の問題が多いことなどが指摘されている。

これは家庭用の話であり、現在盛り上がりつつある市場は事業者・病院・工場・役所・商業用施設の蛍光灯からの置き換えである。
この分野は直管型の蛍光灯がこれまで使われてきているが、地球温暖化防止条約によるCO2削減、日本政府によるクールズアース50(2050年までに温暖化ガス50%削減)、改正省エネ法(特定事業所の年1%低減目標)があり、さらにオフィスビルにおける消費電力の多くが照明であり、エアコンに比べて蛍光灯から代替照明に変えることにより大幅に削減が可能ということがある。そして、助成金や補助金によるバックアップもあり、今後市場の拡大が期待されている。

このような背景からベンチャー企業が中心となって新規参入が行われている。この分野ではLED照明の参入があるが、直管タイプのLEDというのは問題がさらに多いようだ。消費電力が逆に上がってしまったり、LED電球と同様に照度の問題があるのに加え、色合いが蛍光灯と違うことから商業用施設や飲食店では扱っている商品が安っぽく見えたりしてしまう問題が出てきているそうだ。

LED照明以外にも蛍光灯の派生で液晶バックライトに使われているCCFL灯による直管型照明にもベンチャー企業が参入してきている。こちらはランプでLEDと違い色合いなどの問題は無く、消費電力削減や寿命はLEDと同等で価格が安いという特徴のようだ。そのようなことから蛍光灯タイプに関してはCCFL灯による置き換えを行っている事業者が多く見られる。

かつては大手電機メーカの寡占市場だったのが、多くのベンチャー企業が乱れる市場になったことによる品質の悪い製品が参入してくることが1番の問題かと思われる。思えば照明はいろいろな分野で使われ、街のネオンや公共施設の照明まで非常に多彩である。

環境問題から省エネやエコといった言葉がキーワードになり、照明市場は急拡大している。これから白熱灯が姿を消し、その次は蛍光灯が姿を消すだろう。しかしその次のLEDというのが技術的な問題から安かろう悪かろう製品が蔓延する危険性などがあり、非常に懸念されるところである。

こちらの記事によると、蛍光灯型のLEDでは問題が多く、米国エネルギー省は「蛍光灯の代替品としては性能が不十分」と指摘、日本電球工業会も注意点をまとめた冊子を公開しているそうだ。
http://mainichi.jp/select/wadai/everyone/news/20100806mog00m040006000c.html

›7 12, 2010

日本の幸福度は178カ国中90位

Posted by skillstorage at 20:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本の幸福度が一人当たりGDPや経済規模に比べて異様に低い。世界中の国々で測定された幸福度がランキングされているが、上位国家を見ると小国が多く、ヨーロッパが多く、また先進国、大国というのは上位にランクされていないことが目を見張る。
幸福度とは別の指標で、見てみると日本は非常に恵まれた経済環境にある。例えば、欲しいものが手に入るか、衣食住は満たされているか、福祉は行き届いているか、医療は受けられるか。
そのような指標では、日本はトップクラスに位置する。それでも幸福度が低いということは何を意味するのだろうか。

これは、以前から指摘しているようなマズローの欲求段階説で説明できるのかもしれない。
物質的な欲求が満たされても、それが当たり前になると満足せずに精神的な欲求、より高い次元の欲望を満たされないと満足しないのではないだろうか。
思えば、日本は20年間にも及ぶ経済の低迷下にある。基本的な生きるための欲求が満たされているものの、経済成長が無いために次の欲求が満たされず、基本的に満たされているはずの欲求が失われるかもしれない恐怖心を多くの人が抱いているのかもしれない。

幸福度ランキングでは、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスも20位以下となっている。少なくともこれらの国には多くの移民が押し寄せており、世界の中では経済レベルは非常に高い。
このように考えると、幸福というのは満たされないものが満たされるときに感じる要因が大きいように感じる。
ヨーロッパの小国が多く上位に位置するのも不思議だが、人口密度がそれほど高くなく、自然環境が満たされているところに共通点があるようにも感じる。
自然と人との関わりは幸福度にも重要な相関があるのかもしれない。


■マズローの欲求5段階説
マズローは人間の欲求にはランクがあることを示唆した。
人間はある段階の欲求が満たされると、次の欲求を求めるようになる。
では、段階をそれぞれ見ていこう。

1.生理的欲求
 生きるための欲求である。最低限の欲求とも言える。
2.安全欲求
 生理的欲求が満たされていることが前提である。危険をさけ、安定した収入
 を求める欲求である。
3.社会的欲求
 誰だってひとりでは生きられない。愛情を求める欲求とも言われる。
 人間関係と社会的関係の欲求である。
4.自我の欲求
 人間は何のために生きるのか?誰だってひとに認められたい。
 自尊心を満足させ、他人の尊厳を求める心だ。
 また、この段階にくると恋人や家族に対する責任感が強い。
5.自己実現の欲求
 最終段階の欲求だ。人間の存在意義そのものだ。
 自己の素質を最大限に発揮し、自己の欲求を実現しようとする段階だ。
 自己実現のために、ひとは努力をする。


■幸福度ランキング
1位 デンマーク
2位 スイス連邦
3位 オーストリア共和国
4位 アイスランド共和国
5位 バハマ国
6位 フィンランド共和国
7位 スウェーデン王国
8位 ブータン王国
9位 ブルネイ・ダルサラーム国
10位 カナダ
11位 アイルランド
12位 ルクセンブルク大公国
13位 コスタリカ共和国
14位 マルタ共和国
15位 オランダ王国
16位 アンティグア・バーブーダ
17位 マレーシア
18位 ニュージーランド
19位 ノルウェー王国
20位 セーシェル共和国

›7 07, 2010

不平不満を口にする人、心配性な人

Posted by skillstorage at 21:12 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

サラリーマンの多くが、不平不満を口にする人、心配性な人に分類されるのではないだろうか。
周りを見渡しても、過去の自分を思い起こしても、置かれている環境において自分で改善や努力をせずに逃げる行為というのがあったかと思う。
しかし、同時にプロフェッショナルと呼ばれる人、仕事のできる人、トップアスリートを思い起こすと、まったく違う性格であった。
彼らは、どんな境遇においても弱音を吐かず、黙々と仕事をこなしていた。
不平不満や心配をか抱えたままでは前進できない。
このような性格は知能や能力とは無関係にも思える。プラス思考というのは天性のものかもしれないが、考え方を切り替えて成功した人もいる。
考え方を切り替えるだけで、ものごとがうまくいくかもしれない。

›7 05, 2010

報酬1億円以上の経営陣達

Posted by skillstorage at 19:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

上場企業の役員報酬1億円以上の開示義務によって、大手企業の経営者の報酬が明らかになった。
突出して報酬が大きいのは、日産のゴーン氏とソニーのストリンガー氏だろう。
トヨタの豊田章男社長は1億円未満で大きな差がある。むしろトヨタの場合は張富士夫会長や副会長、北米子会社社長が1億円を超えている。

このような高額の報酬で一般市民の意見は多様だが、貰い過ぎという意見が圧倒的ではないだろうか。
赤字企業でも1億円を超える報酬ももらっている人もいる。

年収500万円の人の100倍以上の報酬について考えてみると、驚くべき報酬の差であるが、発展途上国で1日18時間働く子供を想像してみた。
あの子供たちや中国の労働者は実際に見たことがあるが、たいていがとても過酷で、自分にはできない作業だ。それでも日本の最低賃金をはるかに下回る労働だ。
とある中国の工場で見たのだが、そこでは溶接機で作業する1000人程の女子労働者がサングラスもせずに流れ作業で溶接をしていた。溶接する瞬間は非常にまぶしい光を放つので考えられない光景だった。後で聞いたが、いくらでも労働者はいるので目が悪くなったらクビにして新しい子を採用するそうだ。

今ではさすがの中国も人件費の高騰や人不足などの問題を抱えるようになったので状況は変わってきているだろう。

では、経営者で1億円以上の報酬の人はどうか?確かに株価や利益を何百倍にも上げる能力の人がいる。しかし、対して仕事をしていなくて、むしろ一般サラリーマンより楽な仕事と、無責任な立場で報酬も貰っている人もいると思う。

報酬が開示になったことで、株主からのチェックがより厳しくなるべきである。非公開企業なんかでは、何も仕事をしていなくてもとてつもない報酬を得ている人もいるが。
開示に関して議論はいろいろあるが、もっとオープンになって不公平が無くなる社会になれば良いと思う。

›6 24, 2010

絶望から希望

Posted by skillstorage at 19:18 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

絶望とは希望を見出せない状態であり、「死に至る病」とも言われる。
努力しても報われない状態、何をしても改善の余地が見られないような状態のときに絶望する。

末期癌と知ったとき、交通事故などで体の一部を失ったとき、愛する者を失ったときといった深刻な状況から、失業した、倒産した、借金を返せない、といった命には別状は無いが生活が大きく変化する状況まで様々な状況で人は絶望に陥る。
さらには、受験で失敗した、上司と喧嘩した、恋人と別れた、離婚した、いじめにあった、そういったことでも絶望する場合もある。

絶望な状態というのは人それぞれの感覚による。
もしも絶望的な状況だと思ったら客観視してみるべきだ。
他人から見たら大したことのない状況の場合も多い。

また、何かを成し遂げた人、成功者、敗者復活者というのは絶望的な状況を絶望と思わず、努力によって克服したり状況を打破していることが多い。

参考になる人を紹介しよう。

マイケル・ミルケンはかつてジャンクボンドの帝王と呼ばれ莫大な富を築いたが、インサイダー取引で逮捕され投獄。さらには癌に冒されたが、徹底した菜食主義を実行しなんと癌を克服し、再び復活した。本人の立場になって考えると間違いなく多くの人が絶望と呼べる状態だったはずだ。

スターバックスコーヒーのハワード・シュルツ。彼がコーヒー屋を始めるにあたり多くの投資家やエンジェルに事業説明をしたが、毎回相手にされなかった。毎回泣きたい気分になったが次に会う人には笑顔で自信たっぷりにさらによい事業説明をプレゼンした。

倒産しても再び起業して成功する人も多いし、不治の病と呼ばれる症状を克服した人も多い。身近にも参考になる人がいるのではないだろうか。

絶望だと思ったら努力を諦めてしまう。どうにもならない状況だと思っても何もしなかったら状況は変わらない。前向きに努力を続けるしか無いのだ。神に祈っても、お布施をしても状況は変わらない。
絶望的な状況では努力が無駄に思えてしまうかもしれないが、結果はわからない。諦めない人だけに奇跡がおこる可能性がある。

›6 18, 2010

シニアコミュニケーション上場前から粉飾

Posted by skillstorage at 18:41 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

エフオーアイに続いてまたまた新興市場で上場前からの粉飾が発覚した。
シニアコミュニケーションという会社で、同社が外部の弁護士に粉飾の調査依頼を出し、同社Webサイトに詳しい経緯が記載されている。
このような内容が自社サイトで掲載されるというのが驚きだが、上場前から幹部が粉飾を行ってきたことを知り、これまた主幹事証券会社、監査法人、審査をした市場関係者の責任問題に発展しそうだ。

詳しい経緯は同社サイトにあり驚愕した。
http://www.senior-com.co.jp/~system/ir2/up/fde929b1a185ee496295d83102cbbaa5.pdf

水に落ちた犬は棒で叩け

Posted by skillstorage at 12:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

有名な諺であり、中国、韓国、日本でたびたび使われるようだ。
中国では、「水に落ちた犬は打て」(打落水狗)というようだ。

この言葉は自然の原理や資本主義の原理をよく象徴していると感じる。
普通は溺れている犬がいたら助けるだろう。それが慈愛であり、人間の英知であると思う。

しかし社会や集団では違う。弱っている者は徹底的に叩かれる。

ある市場で争っている会社を考えてみよう。A社が何らかの事情(欠陥商品を出してしまったなど)で苦境に立たされたとしよう。他の会社はこれを好機と見なし徹底的に叩き、自社の優位になるようにする。市場規模が決まった世界では必ず行われるのではないだろうか。
自社はA社と違うという点をアピールはしても助けはしない。

株の格言でもこの諺はたびたび使われる。何らかの事情で株価が下落すると、空売りで徹底的に売り浴びせる。

それが資本主義社会であり、我々ビジネスマンの日々の競争なのだ。

›6 10, 2010

子供から大人への成長

Posted by skillstorage at 19:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

昔見たある映画でこんなセリフがあった。「やりたいことを諦めることが大人になるってことなんだな」
こんなセリフは嫌いだ。やりたいことだけやれば良いとずっと思っていた。だが、大人の雰囲気のある人(年齢に関係なく、大きな生きる目標を持っている人)の話を聞くと、使命感を感じることが多い。そういった人はみんな仕事はできるし、尊敬できる人だ。
どこのタイミングでそのような転機が訪れるのかわからないが、やりたいことをやり続けると使命感だとか何か自分の人生を賭けてみようと思うことに出会うようだ。

考えてみると、多くの人が社会人になっても子供のころと変わらない。仕事の中に喜びを見出している。遊びの延長だ。
どこかのタイミングで自分のやりたいことを犠牲にしてまでも打ち込みたい何かに出会えるのだろうか。大人になるというのは社会的自立と考えたい。やりたいことをやっても稼げて頼らないで生きていけたら最高じゃないか。

子供のままでも良いけど、大人の魅力にはかなわない。

›6 07, 2010

孫正義と佐々木俊尚 『光の道』対談

Posted by skillstorage at 19:39 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

Ustreamで公開されている孫正義さんと佐々木俊尚さん 『光の道』対談をようやく全部見終わった。
孫さんの「光の道」という企画は、国費を1円も使わずに離島を含めてすべての家庭に光ファイバーを引き、ブロードバンドの使える環境を提供するというものであり、ジャーナリストの佐々木さんが企画の実現性について反論したところ孫さんから公開対談が実現したものである。
ちょっと前の対談で話題になっていたが、5時間にも及ぶ内容なのでちまちま見ながらようやく全部見ることができた。

内容自体に興味があるわけではないのだが、孫さんの夢や生き様が語られるのがとても刺激になる。
「国家のため」、「国民のため」という言葉が何度も出てくるが、やっぱり本当にすごい人ということを改めて実感する。
考えてみれば、今の日本で当たり前のようにブロードバンドが低価格で使えるのは、孫さんのおかげである。最初にYahoo!BBのADSLを使った時の衝撃はとても大きかった。それまでISDNなんかで低速で使っていたり、ダイヤルアップでわざわざプロバイダにつないでいたのが今では信じられない。

孫さんは別の講演で、会社が潰れても良い。それで国民のためになれば良い。という趣旨のことを話されていた。
その言葉はとても重く自分の心に残っている。普通の経営者であれば、自分の会社だけは何とか存続させたい。従業員の生活が大切だ。そういったことを常日頃思っているはずだ。
孫さんは普通の社長とはもう志が大きく違う。働いている従業員はどうかわからないが、公の場でそのように発言されている孫さんの会社なのだから、それをわきまえているだろう。
そんな風に考えられる発想自体が突出した才能に感じられるし、革命を起こしたり、世の中を激的に変える人の志というのはとても大きいものだと感じた。

「光の道」に興味が無くても、孫さんの発言を無料で見られるのでお勧めだ。

›6 01, 2010

何故ギリシャは国土を売って債務返済しないのか?

Posted by skillstorage at 19:42 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今年の2月にドイツのシェフラー議員が「ギリシャは無人島など売却すべきだ」という趣旨の発言をして話題になった。
そう。ギリシャは地中海に大小合わせ約3000もの島を持つ国であり、国土の資産性が非常に高い。

自分も学生時代ギリシャを旅した。アテネから夜行の船に乗り、部屋を取る金が無かったので甲板に寝袋で寝てサントリーに島に行った。同じような若者で甲板はごったがえしていた。サントリーニ島は夢のような島で、美しい海から切り立った崖を登るのだが、真白な壁の家が連なるリゾート地だ。
日本から行くのはとても時間がかかるため、5日程度の休暇しか取れないととても行く気のしない場所だ。
そのような島がいくつもあり、また無人島もたくさんある。映画「マンマ・ミーヤ」でもギリシャの島が舞台となった。

ギリシャの地図を見ると、周辺国家の周りの島までギリシャの国土で驚く。
このような島を売ることがギリシャの切り札として残されているが、国内の反発が相当強いだろう。

そもそもギリシャでこれほどデモが起こるのが信じられない。

アテネにも10年以上前に行ったが、驚いたのはタトゥーをした不良のような警官が大勢いて、広場にある喫茶店で昼間から大人数でさぼっている姿を見たことだ。
公務員の割合が高く、定年も早く、定年後も9割の現役時代の賃金が保障されると今回のギリシャ問題で話題となった。
南国の気候で、リゾート地と遺跡が沢山ある国というのはうらやましいと当時は思ったものだ。

かつては国家は借金返済のために国土売却をしてきたものだ。現代ではその考えはもう無いのだろうか。

›5 30, 2010

ホームベーカリー(パン焼き機)

Posted by skillstorage at 21:20 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

毎朝食べるのはパンかシリアルで、どうもご飯に納豆と味噌汁というのは重い。
パン派の人がどれくらいの割合いるのかわからないが、毎朝パンを食べるのであればホームペーカリー(パン焼き機)がお勧めである。
ご飯を炊く感覚でパンが焼ける。しかも市販のパンと違って焼き上がりがとてもおいしい。朝目覚めるときにパンの焼けている匂いがまた堪らない。
だいたい50回使えばもう元は取れる計算で、買うパンよりも美味しいし経済的なのでパン派の人にはお勧めである。

›5 13, 2010

イニシエーション(通過儀礼)

Posted by skillstorage at 20:35 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

イニシエーションとは通過儀礼のことで、大人になるために通らなければいけない過程・儀式であり人生儀礼とも呼ばれる。
古くからイニシエーションを儀式として行っている文化はどこの国に見られ、抜歯・割礼・刺青といった宗教的な儀式から、軍隊への入隊や結婚など様々ある。イニシエーションと呼ばれる儀式、文化を見ると、肉体的あるいは精神的苦痛を伴うものばかりなのが特徴的だ。イニシエーションが存在する背景には、人間的な成長だとか苦痛に対する耐久性を乗り越えた経験による精神力の強化など、その文化や時代における社会的自立に必要だった背景があるのだろう。

現代人は肉体的には成長が早くなったが精神的には成長が遅くなったと言われる。大人になりきれない社会人も多いが、その背景にはイニシエーションが存在していないことが多く指摘されている。

自分の人生を振り返っても、成長の過程はイニシエーションの特徴である苦悩を乗り越えることにあったと思う。ただ、現代社会ではイニシエーションを社会で用意してくれないので、自力で行う必要があるのではないかと思う。それは受験勉強であったり、資格試験であったり、マイホームの借金を組むことであったり。
国によっては徴兵が義務であるが、明らかにそのような兵役経験のある者との違いは感じる。

30過ぎても親元で食事も住むところも困らない環境だったら緊張感が無さ過ぎる。

›5 12, 2010

強制捜査エフオーアイとプロデュースの粉飾類似点

Posted by skillstorage at 21:04 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今朝、マザーズ上場の半導体装置メーカのエフオーアイに強制捜査が入るニュースが流れた。
その後の情報で、決算の粉飾額は100億円規模に上るとみられるそうだ。
有価証券報告書の売上高は08年3月期で約94億円、09年3月期には約118億円なので、その粉飾額の大きさに驚かされる。

そしてこのエフオーアイの事件で一昨年のジャスダック上場の装置メーカのプロデュースの強制捜査事件を思い出した。

プロデュースの粉飾は循環取引であり、売上高が2007年6月期までの3年間で100億円以上水増しされたという事件であり、創業者で社長であった佐藤英児被告はその後逮捕され実刑判決を受けた。当時は製造業でネットベンチャーのような循環取引による粉飾ということでずいぶん驚いた記憶がある。

エフオーアイは上場前までに、資本金が60億もあり100億以上の資本による調達を行っており、そのこと自体にまず驚かされる。上場直前での駆け込みによるVC(ベンチャーキャピタル)の出資も多い。まだ粉飾の内容がわからないが、金融危機以降に売上が大きく落ち込み、上場も会社存続も危機に瀕した中で粉飾を行ったのではなかろうか。その後エフオーアイはIPOで52億円を調達しているが、VCにはロックアップ(株式の売却の期間制限)が掛かっており、そのロックアップ解除まであと1週間での今回の強制捜査だ。

今回EDINETからエフオーアイの新規上場における目論見書を読んでみたが、プロデュースと似た決算書に見えた。金融危機にもかかわらず売上・経常利益も影響を受けていないどころか成長企業に見える。その反面営業キャッシュフローが大幅にマイナスであり、その点を売掛金が非常に大きいが、半導体装置のため納品から顧客の入金が極めて長いスパンであることが書かれている。

循環取引や架空取引では売上の数値は上げれても、金が入ってこないためキャッシュフローはマイナスになる。しかし実際に成長企業の場合は売上が急上昇しておりキャッシュフローがマイナスのままのところも多く、資金需要が大きい場合もあるので、その点を巧妙にごまかしていると今から見れば思える。プロデュースもここが不自然であると以前から指摘されていた。

しかし、利益が出ているのは不思議であり、ここも単なる循環取引や架空取引以外の利益計上がなされている可能性がある。

監査証明は全然知らない小さな会社であり、上場企業の監査法人が大手数社に独占されている点からも疑われる要因だ。プロデュースでは小さな監査法人が共謀して粉飾に携わっていた。

上場審査には監査法人のチェック、VCによる自社内のチェック、主幹事証券会社によるチェック、証券取引所によるチェックと多くの関門があるのだが、よくそれを潜り抜けたと思う。逆にいえば、この粉飾を見抜けなかったというのはどうもおかしいとしか思えない。本当にそれぞれの会社や機関は粉飾を見抜くこともできないレベルなのだろうか?

プロデュースの元社長の佐藤英児被告は動機について、VCに上場しろと言われ、上場できないと潰れると思ってやったと言っていた。しかし結果として上場できなくて会社が倒産する以上の悲惨な結果となっている。このような大きな粉飾は1度行うと続けないとつじつまが合わなくなり、いつかは綻びが出て破綻する。

エフオーアイの粉飾に誰がかかわったか現時点では不明だが、報道されている100億規模の粉飾であれば、すぐにつじつまが合わなくなるのは容易に想定できる。犯罪を隠しながら生活し事業を行うというのは精神的にも相当な負担がかるだろう。それでも何故粉飾を行ったのだろうか?

企業の経営者は借入に個人補償を伴う。返済できないと会社が倒産しても個人で借金を被らないといけない。最近はVCから調達する際にも個人補償を取るケースが増えている(エフオーアイに関しての個別のVCとの契約は不明だが)。それに加えて社員や取引先など多くの関係者への責任も伴い、大変な重責がある。また上場すると持ち株を売却することで多額の金が入ってくることと、個人補償という重責から解放されるという大きなメリットがある。

エフオーアイの粉飾の動機は不明だが、これまでの情報だとどうもプロデュースと類似していると思いだしてしまう。
ロックアップが解除されてからでは、VCが売却する株が個人投資家にも多く流れ被害の人員数は大きくなることから強制捜査に踏み込んだと報道された。プロデュースは強制捜査後にストップ安が続き、1週間ほどで民事再生、それに伴い上場廃止と多くの個人投資家に被害をもたらした。
今回はVCはどうなるのか?プロデュースと同様の結果になるのであれば、VCは売却できずに投資額は無価値になるだろう。

まだ強制捜査というニュースだけで色々な憶測が飛び交っているが、事実をはやく知りたい。

›5 11, 2010

景気の良い場所で働くのが個人の景気対策

Posted by skillstorage at 21:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

戦後貧しい時代から高度成長期にかけて田舎から汽車で上京して出稼ぎに出る光景というのは、昔のドキュメンタリー番組などでよく見られる光景だった。
貧しくて仕事が無ければ、仕事がある場所に行くしかない。それはいつの時代にも見られることだ。

先日「朝まで生テレビ」でホリエモンが「逮捕されていなければ今頃は上海とか世界で盛り上がっているところにいるだろう」という趣旨のことを言ったのが衝撃的だった。
現在はグローバル社会であり、日本が不景気なら稼げる場所として世界の新興国を目指すという考えも当たり前になるのかもしれない。

現に、上海には年に数回行くが、多くの日本人ビジネスマンで賑わっている。まだ中国がこのように経済発展する以前の10年ほど前から、急成長する上海でチャンスを掴むためにやってきて現在成功している日本人が至る所にいる。
先行者のメリットが多くあり、日本食屋、フリーペーパー、不動産屋、工場、ソフトウエア会社、貿易会社、工場、エステなど日本に比べて多くのチャンスが溢れていたことが分かる。何しろ、一昔前の中国では大通りを自転車に乗った労働者が皆同じネズミ色の人民服を着て走っていた時代があったのだ。
そして現在も急成長を続けており、先進国に比べるとまだまだ発展途上にある都市というのは、チャンスと自分の能力や経歴を満たす就業機会にも溢れている。

かつては発展途上国から先進国に仕事を求める移民が多かった。しかしこれからは生活レベルは発展途上国と先進国の差が縮まっており、多くのチャンスこそが求められるのではないだろうか。

まだまだ海外に機会を求めて出稼ぎに行く者は少ないが、以前に比べて情報が格段に多い。これまでは本や雑誌でしか紹介されてこなかった者が今はブログなんかで沢山情報を得ることができるし、メールなどで連絡も簡単に出来てしまう。海外に出る参入障壁も下がり出ていく機会はとても大きくなった。
そして今沢山の若者が海外に活躍の場を求めて、日本を飛び出しているようである。ブログを書いている者も多いので、検索してみてほしい。若者だけでなく、リストラされた中高年の高い技能と知識を持つ技術者も中国のすごい奥地に町に日本人ひとりしかいないような所にいたりする。

日本で派遣切りにあって引きこもったりしていないで、就業の機会に溢れている海外の土地に飛び出してみたらどうだろうか。

›5 10, 2010

人口減が続く状況での不動産市場

Posted by skillstorage at 20:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

三鬼商事のオフィスレポート5月号を読んで衝撃を受けた。
http://www.e-miki.com/data/download/sokuho/C1005_TO.pdf

東京ビジネス地区の空室率についての数値・グラフだが、2010年4月の新築ビルは40.18%もの空室率で、3月から10%近く上昇している。
港区の空室率は新築で76.05%もの空室率で、平均賃料も右肩下がりである。
このレポートのグラフだけ見ると、まるで地方都市のようである。東京とそしてビジネス都市として名高い虎ノ門だから驚きだ。
金融危機後に襲った不景気は主に外需依存企業と製造業に多大な影響を及ぼした。ここにきて製造業の目覚ましい回復が見られるが、景気の波は製造業の社員の賃金の低下から国内消費の低迷に向い、サービス産業を時間差で襲うという現象を表している気もする。

そしてこのグラフを見る限りでは、不動産業界の状況は底打ちしているようには思えない。

都内では商業用不動産も住宅用不動産もまだ建設しているところが多いが、人口が減っていく中でかつての人口増の時と同じような建設が行われていることに不安を感じる。

›5 03, 2010

ゴールドマン・サックス詐欺 信用できる投資銀行はあるのか?

Posted by skillstorage at 19:08 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「いずれ全てが崩る・・華麗なるファブ様こと俺様だけが生き残る」 Goldman Sachsの元VicePresident Fabrice Tourre氏

“The whole building is about to collapse anytime now…
Only potential survivor, the fabulous Fab…
standing in the middle of all these complex, highly leveraged, exotic trades he created without necessary understanding all the implications of those monstruosities!!!”

SECがGoldman Sachsを詐欺容疑で訴追した問題は、Goldman SachsのVicePresidentの酷く下品なメールで話題となった。
問題なのは、CDO(Collateralized Debt Obligations)を、破綻することを仕組んで投資家に十分な情報を提供せずに販売したことだ。
金融機関としては許されない利益相反であり、詐欺だと思う。

米上院の公聴会では、民主党レビン委員長が「ゴミのような証券化商品を売りつけた」、「ゴールドマンの社員は客に勧めた証券を、内部で『くず』や『ゴミ』と呼んでいた。それを何とも思わないのか」とGS幹部を非難した。

顧客をゴミと呼ぶので10年以上前の日本の証券会社を思い出した。当時話題になったのは、個人投資家を「ドブ」と呼び、顧客営業を「ドブさらい」と呼んでいたのが問題となった。ドブに金を捨てるかららしい。

その昔、ファーストフードのアルバイトをやっていた高校時代でも「お客様は神様」と教わったものだが、金融の世界では「客はカモ」としか見ていないのだろうか。
何ともふざけた話で、このような金融機関とは絶対に付き合いたくないと思うのだが。

›4 29, 2010

スティーブ・ジョブスと孫正義の感動のスピーチ

Posted by skillstorage at 14:12 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

感動という言葉はあまり使いたくないが、感動に出会うために生きているのだなあと思う。
幸せの定義は人様々だ。哲学者の書いた「幸福論」もいくつか読んだが、ある人は「平凡な人生こそ幸福」とあり、別の人は「波乱万丈な人生こそ幸福」とあった。
置かれている環境や時代によっても変わるのだろう。感動したときにこそ幸福を感じる。たとえそれは短期間、短時間であっても人生観を揺るがす感動を得たときは幸せだ。

スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業生に向けたスピーチと孫正義がソフトバンクの新入社員に向けたスピーチには感動した。
既に見た人も多いだろうが、何度でも見たらよいと思う。

将来の目標も希望も無かったら生きがいは無い。不安を抱えているだけなら人生を辞めた方が良いと思ってしまう。
両者のスピーチは、とても大きなことを成し遂げようとする気概や人生の氏名の大切さを教えてくれる。



›4 27, 2010

自分の居場所

Posted by skillstorage at 20:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

昔見た映画で今でも脳裏に焼き付いているシーンがある。「ヒート」という映画でロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが共演して話題となった映画だ。
1996年の映画で学生時代に見た。プロの強盗の主人公は家庭を持たず失うものが無いのが強みだったのだが、ある女性と出会い強盗から足を洗い一緒に逃亡して穏便な生活を送ろうと決意する。空港で待ち合わせをして向かう途中にどういう訳か急に思い立って、引き戻して犯罪の道に戻ってしまうのだった。どうしても仁義を通さないといけない理由があった。

幸せを犠牲にしてでも、自分の居場所に戻り、信念を貫いた姿勢に強烈な印象を受けたのだ。

この映画に限らず、似たような映画は多い。現実にも同じような話はある。
例えば、弁護士で安定を捨てて庶民の味方になってヤクザを相手にしたり、闇金と戦ったりする者。中小企業の2代目だが大企業で安定した立場なのに、わざわざ債務を背負ってまで事業を承継する者。従業員を守るために多重債務や生命保険に入ってまで事業存続にこだわるオーナー社長。

傍から見たら理不尽な行動に感じるが、それでも信念を持ってそれを貫きとおす姿勢。
身近にもそのような人から話を聞いたことがある。しょせん人生は一度切り。他人から見たら不幸だとか火中の栗を拾うように思われようが、人生終わるときに何かしらの達成感を持ちたい。苦労と同時に人助けのやりがいがあり、そここそが自分の居場所だ。

そんな話だった。

金に困らないが、やるべきことがわからない。これは幸せに見えても不幸なのだと思った。もしかしたら自分の居場所はもっと過酷なところにある可能性もあるのだなぁと。

›4 26, 2010

7割以上の企業が赤字

Posted by skillstorage at 19:14 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

国税庁調査(時事通信)によると2008年度分で黒字の会社の割合は30%を割り込んだようだ。金融危機の影響はバブル崩壊と同じかそれ以上の衝撃をもたらしたようだ。2009年度はさらに悪いだろう。
赤字でも存続できるが、そのためには資金が必要だ。緊急対策による制度融資、補助金、助成金などにより辛うじて生き延びている企業も多い。
それでも将来は暗澹たる状況ではなかろうか。
企業の開業よりも圧倒的に廃業が多い状況だ。
だが、新興国の台頭や少子高齢化で人口が減り国内市場が縮小する日本においてはビジネスモデルの転換が求められている。
大企業は海外市場を目指している。生産も新興国に移している。ついていけない中小企業は極めて厳しい将来となる。いくら革新的な製品を出しても伸びるマーケットは海外に求めざるを得ない。
日本の労働者も経営者も自分の価値が世界基準で見る必要がある。
海外の低賃金の労働者よりも付加価値が高くなければ仕事を奪われる危険性が大きいことを認識しないといけない。
海外の企業や労働者には負けない価値を提供できるように相当の努力が求められる。国や企業に助けてもらおうなどという甘い考えは捨てて、どこでも生きていける能力を身に付けるのが、これから始まる壮絶な戦いに生きる術だと思う。

›4 20, 2010

引きこもり、ニート増加中か

Posted by skillstorage at 19:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

愛知県豊田市で、30歳の長男が父親ら一家5人を殺傷、自宅に放火する事件が起こった。長男は15年間ひきこもりで、インターネット契約を解除されたのが動機だという。

ひきこもりをもつ家庭は26万世帯いるという。幸い自分の学生時代の同級生でひきこもったり、ニートになった者はいないが、友達の友達では結構いるようだ。
卒業後就職せずにフリーターで過ごしたが30代になり就職先が無い者。派遣社員だったが切られてしまった者。会社を辞めて夢のために頑張ったが挫折してしまったもの。
理由は色々だろうが、新卒でちゃんと社会人にならないとほとんど敗者復活の可能性が無いのが現実社会のようだ。
それに加えて、働かなくても生活できてしまう環境が日本にはある。親の元で生活すれば衣食住には困らない。
最低賃金制度があるから、アルバイトでもそこそこ小遣いは稼げる。
ネットカフェで長時間格安で時間を潰せる。

今回事件を起こした引きこもりはどんな人物だったのだろうか。想像するにほとんど外出はせずに、1日中インターネットやネトゲをやり、その仮想の中で友達がいたんだろう。掲示板に書き込んだり、チャットしたり、きっと同じような境遇の者たちが傷をなめ合うような心地よい環境だったと思う。
ネトゲは更にハマるそうだ。ゲームの中でCGでつくられた自分のアバターが存在し、同じ目的に向かって仮想の中の友人と協力したり会話したりしながら遂行していく。
かなり楽しそうだ。現実世界では共通の目的や夢に向かって協力する友人などなかなか持てない。仕事は共通の目標を遂行するが、社会では上下関係があるため友達関係のような対等な関係というのはまずあり得ない。嫌な人とも付き合うのが現実社会だ。

かなり想像を膨らましたのだが、突然に父親からインターネット契約を解除されたことによって、バーチャルな社会との繋がりが切られたことによって激情したのだろう。
実の家族を殺すなど想像もできず、恐ろしいことだが、相当な怒りだったのだろう。

働かないでも生活できる環境があり、バーチャルな世界で生きることができたら、その方が幸せな人もいるのかもしれない。
しかし、そのような環境を許してはいけないと思う。現実社会で、必死に働いて稼いで、税金を納めるという当たり前のことが社会生活の基本なのではないだろうか。

›4 15, 2010

潰れてしまった会社としぶとい会社

Posted by skillstorage at 18:51 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

注目していたベンチャー企業や中小企業が潰れてしまうケースがここ数年多い。例えば中小企業庁に出ている「元気なモノ作り中小企業300社」というのは特別に選ばれた企業なはずだが潰れてしまったり、瀕死の状態の会社が結構あることに驚かされる。もちろん順調な会社も多いのだろうが。

他方、長年つぶれそうだと思われている会社が未だに潰れずにしぶとく生き残っている例も山ほどあり驚かされる。決して順調にはなっていないのだが。

自分が注目していたベンチャー企業がいくつか潰れたが、その原因を考えてみると、ひとつの事業に経営を集中させ絶好調だったがその事業が何らかの原因で傾いてしまったため立ち行かなくなってしまった、もしくは絶好調だった時に調子に乗って設備投資や拡大を身の丈以上に行ってしまい資金ショートしてしまった、そのどちらかが多いようだ。
急激に業績が悪化して潰れてしまうのだが、注目されていたり絶好調だった会社の社長というのは意外にも瀕死の状況ではとても弱くなりまともな経営判断ができなくなってしまう傾向もあるようだ。プライドや過去の栄光の重石とどん底の経験が無い為だろう。

ところが、昔から潰れそうにも関わらずしぶとく生き残っている会社というのは、瀕死の状況の対処に慣れていて経験もあるし常に倒産を意識して対処方法を考えているので生き残っているようだ。

企業が潰れそうになった時、固定費を徹底して下げる姿勢、つまり大切なものでも売却して現金を作ったり、給与削減、人員解雇までも徹底してできるだろうか。金融機関に頭を下げて支払を交渉したり、無理な融資をお願いする。そして現金を獲得するために、どんなものでも売って利益を出せるだろうか。

成功していた企業の社長というのは、このような泥臭く、人に嫌われ、やりたくない仕事ができない人が多いのかもしれない。

›4 06, 2010

不安を取り除き前に進むべき

Posted by skillstorage at 19:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

リストラ日記や失業ブログが注目を浴びている。深刻な不景気で不安を抱えている心理が伺える記述に感情移入してしまう。
不安と恐怖で前に進むことができない。そんな心理状況の人も多いようだ。
ところが色々読んでみて気付いたのだが、恐怖の心理状況はこれから何が起こるのかわからない不安、失う不安が原因のようだ。
リストラ対象の人は働き盛りの年代で、生活費も非常にかかる。住宅ローンと子供の教育費を抱え、近所・親戚・友人の眼が気になる。
そういったことが不安から恐怖につながっているようだ。
逆に、失ってしまった人は開き直っている記載が多く、中には新しい生活と人生に希望を見出し、とても前向きな人も多い。

前向きになるためには、最悪の状況を把握しその場合の対処を考えて不安を取り除くか、最悪の事態など考えずにがむしゃらに頑張るかのどちらかしかないのではないか。中途半端にぐだぐだ考えて、何も行動を起こせないのが最悪だ。

本当にすごい人は、やっぱり自分を信じてがむしゃらに前に進んでいる。そこまで強くなれないなら、不安を取り除き、とにかく前に進むしか無い。

›4 05, 2010

ヒーロー(英雄)の条件

Posted by skillstorage at 20:16 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

大学卒業生の20%が就職が決まらない。日本の大企業は新卒を採用し育てる。中途採用は大企業、中小企業あるが、社会人経験の無いものにとっては採用は非常に厳しい。つまり新卒で就職できないと、アルバイトから正社員に転換してもらうなど可能性が非常に限られる。
90年代後半も不況だった。その時就職できなかった者も数多くいるが、その後正社員に成れた者は限られていた。2000年代はITバブルが終わり緩やかな高景気だったにもかかわらず正社員に転換できたものは限られていた。
非正規社員の派遣でも給与は良く、仕事も多かったので危機感が無かった者が多かったのではないか。
彼らは今35歳周辺であろう。
自分の周りにはいないが、ネットの掲示板や報道を見る限りその数は非常に多い。
彼らは、ニート、引きこもりか派遣社員など将来を考えると深刻な状況に陥っているようである。

正社員の状況にしてもあらゆる業種で不景気は深刻だ。エリートサラリーマンでも将来を危惧している者がとても多い。
金融危機以降にリストラによる人員削減も様々な業種で行われている。

危機的な状況にあるのは40代以上だろう。企業にとっては賃金負担が大きいが、40代以上の者は多くが家庭もあり住宅ローンを抱え、教育費もかかる。
そして何よりも危機意識として感じているであろうことは、失業すると転職先も賃金も現状を大幅に下回るものしか期待できないことだ。
ここに不景気でマイナス成長の国の恐ろしさを感じる。

優秀で安泰だろうと思っている人でさえ危機感と将来のことから心配で震えている人が多くいる。立派な企業に勤めている者でも、外資系であればいつ日本から撤退するのか、リストラされるのか心配し、製造業ならいつ日本の工場や研究所は海外に行ってしまうのか。
そんな心配をしている人ばかりだ。失いたくないものを背負って生きているのだろう。

男の子は誰もがヒーローに憧れた。大人向け映画でもヒーローは多い。ふと思ったのだが、ヒーローには共通点がある。
どんなヒーローも最初からヒーローでは無い。ヒーローになるためのきっかけが必ずある。大きな挫折や困難を何度も乗り越えて初めてヒーローになっている。
ヒーローに憧れるのは、そんな人間的な成長に感動するから何だろうと思った。

過酷な環境にある人はヒーロー映画を見てみると大きな発見があるはずだ。
ヒーローは必ず行動する。何もしなかったり逃げ出したらヒーローにはなれない。打開策や復活方法を見出すことは難しい。現実を直視するのは怖い。どこへ向かえば良いかもわからない。それでも前進しないといけない。負け続けても最後に勝てばヒーローだ。自分の信念を貫いて行動する者だけがヒーローになれるのではなかろうか。

困難、苦労はチャンスで、人間的な成長のまたとない機会なんだと考えるときっと前向きに積極的になれるはずだ。

›4 01, 2010

二流の地方都市か一流の東京か

Posted by skillstorage at 18:53 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

地方都市だけでなく、神奈川、埼玉、千葉の新興都市はずいぶんと開発され、人口も増えたがその新興都市の価値は上がったのだろうか。
何故そのような土地に住むかと言えば東京に通勤するのに1時間程度で行けるにもかかわらず、土地が安いという理由だろう。
目的地は東京だ。
逆にそれらの都市を目的地とした導線というのはほとんど存在しない。それらの地域を目指して行くことが無い。
例えば新宿と柏で考えると柏から新宿には通勤や買い物目的で大量に訪れるが、新宿の住民が柏に行く目的が無い。
ほとんどの東京沿線の近郊の都市というのはそんなものだろう。

道路や鉄道の発達で便が良くなると、それらの土地は逆に多くの者が東京に買い物に行きやすくなってしまうというジレンマを抱えている。
人は増えるがあくまでもベッドタウンで、買い物・通勤と金を使うところは東京がますます儲かる。高級品なら同じものが売っていても銀座や青山に買い物に行くだろう。

都会はブラックホールのように周りから人を呼ぶ。人口が減少するとどうなるか。
ベッドタウンから都心に人が移動をはじめベッドタウンには空家が目立つようになる。

都内も地方もまだまだこれからもマンション開発が進む。日本は確実に人口が減っていく社会構成なのだ。地方都市が北斗の拳に出てくるような廃墟マンションにならなければよいのだが。。

›3 03, 2010

トヨタの看板 豊田章男

Posted by skillstorage at 09:08 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

トヨタの社長である豊田章男氏はこれまでマスコミを避けてきた。そのためさまざまな噂が飛び交っていた。
ところが、米国での公聴会以来メディアでの露出が多い。
公聴会で生まれて初めて謝罪したのではないか、甘やかされて育った、など巷ではこれまで情報が無かったから色々なことを言う人が多かった。
経済評論家にも初期の豊田章男氏の対応に対しては批評が多く、無能とまで言う人もいた。
しかし米国でもCNNのラリー・キングLiveに出たり(Podcastで無料で見れる)、中国にも行き、日本ではニュースステーションにも登場した。
生まれて初めての困難な状況だろうが、しっかりとメディアで受け答えている。マニュアル的で優等生的な発言にも思えるが、グローバル企業で世界中で誰もが知っている企業の社長としてふさわしい対応と見えた。
急激なマスコミ露出によりイメージが世界中に残ったはずであり、あとはこのイメージ戦略をどのように使うのかが見どころだと思う。

›2 24, 2010

海外の業務移転で誰が得をし、損をしたのか

Posted by skillstorage at 18:55 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本の製造業も空洞化が10年以上前から騒がれている。これまで大手企業が国内で生産していたものが海外の人件費の安い国で生産することによって、下請企業が潰れ、国内製造業従事者が失業に溢れかえっている現象だ。
国内の景気悪化、民主党政権、円高、国際競争力の低下などいろいろな要因があって、その動きは加速しそうだ。

米国ではIT業界がインドへのアウトソーシングによって多くのプログラマやエンジニアの職が失われた。
モーガン・スパーロックのTV番組「30days」では、米国企業で働いていたプログラマがインドのTATAに仕事を奪われ子供が出来たばかりなのに失業し、職を奪ったインド人を見るために1ヶ月間インドにホームステイするという試みがあり、最近DVDで見た。
インドではインフォシスなど米国企業の下請けIT企業が急成長し、バンガロールという町はビルが立ち並ぶようになった。

インドで大人気なのがコールセンターでのテレホンセールス(電話営業)だ。英語のできるインド人が米国の発音や地名などの知識を習得し、電話で売り込みをかけるという仕事だ。アメリカ人は驚いた。米国では最も人気のない職種が、インドでは大人気なのだから。
アメリカ人1人雇うのに比べ、16人も雇えるという。しかしバンガロールは相変わらず70%の人は掃き溜めのようなスラム街で貧しい生活をしている。
コールセンターの職は人気があって賃金も高いが、仕事は時差の関係上夜から深夜にかけてだ。

休むことなく働くインド人。金はたまっても、そもそも消費する産業が追い付かず買い物をすることもなく、ひたすら働く。
米国流の文化にそまり、専業主婦が当たり前だったホームステイ先の家族も、共働きになり家庭は殺伐としてくる。
貧富の差が広がり、大衆に人気のあったインド人俳優の死からバンガロールの町に暴動が起こる。

1ヶ月間のホームステイの間にも色々起こるものだ。そしてそのアメリカ人は帰国する。
アウトソーシングによってインドに富はもたらされた。そして自分は失業した。しかし働くインド人に富がそのまま移ったわけでは無いということを考えさせられた。そしてフラット化する社会でインドの伝統や文化の破壊も見た。

ミルトン・フリードマンを盲信している新経済学論者たち(シカゴボーイズ)は、この手のドキュメンタリーによく批判対象として登場する。効率な市場において効率が進み富が拡大したと見るか、それとも労働者は職を奪われ、安い賃金の労働者に仕事が移り、企業は莫大な利益を上げ、その利益は株主に還元される。

日本の製造業はこれからも間違いなく海外移転が進み、日本の労働者の失業と低賃金化は進むだろう。しかしそうしないと大企業でもグローバル競争では生きていけない。国内労働者の権利を向上したところで企業の競争力は失われるだけだ。幸いにして日本では労働者でも簡単に上場企業の株主になれる。労働者の権利ばかり主張する人は株を買ってみて、株主ならどう思うかを考えてみるべきだろう。

›2 20, 2010

無駄で無益な公共事業

Posted by skillstorage at 22:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

かつては日本はいたるところで美しい自然が見れた。
今はコンクリートだらけだ。何の意味があってコンクリートだらけにしているのかもわからない。
川は土手・堤防でコンクリートだらけ、海にはトテラポットと堤防。

多くが意味もなく、生コンが使われ、政治家の利権や誰かがそれで儲かるから自然を徹底に破壊するのだろう。世界でも類を見ないほどのしぜん破壊だ。

九十九里でまた突然そのような海にコンクリートがぶち込まれているという。ここの海は自分もよくサーフィンにいくのだが、首都圏とは思えないほど何もない田舎だ。
海岸の砂浜は湘南とは違いとても広く、海から住居までも距離はとても遠い。
そんな海岸にテトラポットの山があって海流が変わり生態系破壊もあるそうだ。
もちろんサーフィンをやっていてぶつかりそうになり恐ろしい思いをしたこともある。

そんな環境のところに何故また再度コンクリートをぶち込んでいるのだろうか。
九十九里に行かない人も大切な日本の自然なので良く考えてほしい。
こちらに「一宮の海岸環境を考える会」というのがあり署名活動もあるので是非見て署名活動をしてほしいと思う。

›1 19, 2010

ベンチャー企業が飛躍する政策を

Posted by skillstorage at 17:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

国内外のメディアで衰退国とまで言われている日本であるが、再度成長路線に乗せるためにはベンチャー企業の飛躍が必須と考えている。
先進国が成長できない要因の一つに肥大化した企業の成長の低迷があげられる。その点米国は新しいベンチャー企業がたくさん出てきており、企業の新陳代謝が進んでいる。昨年はGMが倒産したが、新しい企業もたくさんあり、IT業界ではマイクロソフト、オラクル、アップル、グーグル、その他多数の企業が急速に成長してきた。

古い産業は寡占化される。100社以上あったアメリカの自動車メーカはビッグスリーだけになり、2社が倒産してしまった。
そしてそのような産業は新興国で盛り上がりつつある。中国では自動車メーカがたくさん生まれている状況だ。スモール・ハンドレッドと呼ばれる新たな挑戦者と呼ばれている。
先進国トップに立つ米国では、自動車業界は廃れ、IT業界が飛躍し、ネットベンチャーがこれから飛躍しつつある。スモール・ハンドレッドが存在しており、産業の転換が進んでいる。


日本はそのような環境が無い。古い産業をゾンビのように生き延びさせ、新しい産業の芽を育てる土壌が無い。
ベンチャー企業の誕生もベンチャー企業を支えるベンチャーキャピタルの規模も小さいし、新規上場数は昨年はたったの19社だ。10年前の10分の1の規模に縮小してしまい、今後増えなければ本当に衰退国になってしまうだろう。

ベンチャーキャピタルの規模が小さいとはいえ、1兆円もの資産(ユーロ圏の30兆円、米国の25兆円に比べれば非常に小さいが)がある。だが、投資して育てるという土壌は、金をつぎ込めば良いというだけではない。投資された資金で独自に成長できる土壌も整っていない。本来は良い技術、サービスがあれば飛躍できるはずだが、日本独特の村社会的なよそ者や成り上がり者を受け付けない雰囲気や出る杭は打たれる雰囲気というのがある。

このようなことは数値化されないことなので見えにくいが、ベンチャー企業にとって大企業と取引をするのは非常に大変だ。
信用も無ければ、実績も無い。そのような企業でも取引できる環境が必要だと思う。

これは企業間の取引なので、政策でどうこうするのは難しいかもしれない。企業文化といわれればそれまでなのかもしれない。それでも何か変えていく方法を模索しないといけないと思う。

例えば日本の自動車業界の垂直統合モデルはすさまじく、系列も下請け構造も顕在だ。ガソリン自動車で庶民ターゲットであった時代には品質向上、コスト削減が主なテーマだったから良かったが、これから電気自動車に代わり、部品も少なくなるし、大幅に部品が変わる時代では通用しないだろう。むしろしがらみから脱却しないかぎり革新的な製品はつくれない。

その点ネットベンチャーのようなビジネスモデルを当てはめると、自動車業界では革新的な製品とサービスが期待できる。新しいデザインの電気自動車で、電気自動車どおしで燃料の電気の交換ができたり情報がつながっているなどというモデルだけで実際に製造はしないでも成り立つかもしれない。製造はアップル社のようにEMSメーカに組立させてしまい、モータ、電池、電装品は買えば良いという水平分散モデルだ。

それから、日本独特の慣行である借金の社長の個人補償制度も無くさないといけない。これが一番企業するにはネックだろうが、銀行からの企業に対する借入の個人補償を社長が負わなければならない制度だ。本来株式会社なので社長は出資した範囲の金銭的責任を負うだけなのだが、借入をする場合は個人補償を求められる。
会社が潰れても借金が個人で返すか、自己破産するしか無い。
一般市民も住宅ローンで買った家を手放しても借金が残ったら返さないといけない。
日本の銀行は担保も取りつつ個人補償をつけるというこのやり方は変えない限り、リスクが高すぎて起業できなくなる。

右肩上がりではない衰退しつつある日本では、低利の融資で個人補償さえなければ起業したいという人はたくさんいるはずだ。ベンチャーキャピタルというのは米国のように起業したててで銀行から借り入れができない起業家だけが本来利用するべきもののはずだ。

日本では銀行も寡占化されてしまい、グローバルの観点では何も新しいビジネスモデルを打ち出していない銀行が国内で事業を独占しているというのも有害だ。

会社を失敗して潰しても、会社を失うだけで個人の資産が残れば再度挑戦できる。そのような社会にしなければ新しい産業も技術も生まれないと思う。

›1 06, 2010

日本製造業を救うのは政策次第

Posted by skillstorage at 15:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

09年における景気対策は自民党の置き土産であった自動車業界へのエコカー減税、電機業界へのエコポイントが中心で効果はあったと思う。
製造業全体への救済処置も多かったと感じる。ものづくり補助金であったり、雇用助成金であったり。

日本の製造業は外貨を稼ぐという点でもすそ野が広いという点でも重要な産業ではあるが、競争力は新興国とりわけ中国の台頭により急激に落ちているのは否めない。
いつまでも財政出動で救済しているわけにはいかないのだ。

今年は日本のGDPはプラスになるとエコノミストの多くが言っているが、政策が重要なファクターになってくる。

需給ギャップは40兆円(GDP比で8%)と大きく、生産過剰だ。設備過剰(稼働率が80%)、雇用過剰が指摘されており、負債もだんだんと過剰感でてきている。
このような状況を放置すると、資本財を提供する企業の倒産が相次ぐ。設備をつくっている企業、工作機械メーカ、人材紹介、人材派遣といった業界は大幅に縮小される。そうなると、景気回復時に設備投資も雇用も行えず、成長機会を逃してしまう。そればかりか、古い設備を使い回し研究開発を怠ると、人件費や生産コストが低い中国相手には戦えず、ますます苦戦を強いられる。新興国市場向けの低価格製品は日本企業では困難だ。

単に消費財メーカの需要を喚起するのではなく、新しい視点で産業転換を行う必要性を感じる。例えば、オバマ大統領が言ったグリーンニューディール政策のように環境という世界共通の課題を解決する需要を喚起するのが重要なのだと思う。我が国においては、成長戦略が閣議決定され、「新成長戦略(基本方針)~輝きのある日本へ~」においてグリーン・イノベーション、ライフ・イノベーションと呼ぶ戦略を描いている。
http://www.meti.go.jp/topic/data/growth_strategy/091230.html

消費財メーカがつくっているものに規制をかけ、抜本的に変えていく。例えば電気自動車、太陽光発電、福祉ロボットなど。
研究開発、設備投資が積極的に行える環境にし、新しいものづくりでリーダシップを握れる日本に変えることが重要なのではないだろうか。

大恐慌時代

Posted by skillstorage at 12:58 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

大恐慌時代(The Great Depression)とは、1929年に暗黒の木曜日(Black Thursday)で始まった世界恐慌(world crisis)である。
リーマンショックによる金融危機について考えるに当たり、正月休みに本や映画を見てみた。

大恐慌時代を描く映画は多い。ウォール街の証券取引所から黒い塊(人)が落ちてくる映像(飛び降り自殺)が子供の頃見た時は衝撃的であった。
今回の金融危機と同様の点がいくつもあるのに改めて驚かされた。

投機ブームが起こっており株価が軒並み上昇していた。靴磨きの小僧までもが株の話をしていた。その一方、機械化・工業化により生産性が向上したためいたるところで過剰生産に陥っていた。生産過剰は欧州への輸出というグローバリゼーションによって補われていた。
一般投資家ブームになり、家を担保にした信用取引によってさらに投機熱が上がっていった。

そしてある日突然クラッシュしたのだった。

米国のみならず先進国にこの恐慌は伝染した。そして各国は自国経済を守ることを優先させ閉鎖的なブロック経済による保護を行っていった。

失業者は町に溢れ、家を失った家族が車で移動する光景が有名で、多くの映画で描かれている。
ドイツはハイパーインフレが再発し失業率は30%を超え、失業者で溢れナチズムが台頭した。

世界経済はボロボロになりつつも金融政策・財政出動とありとあらゆる政策を各国は行っていったのだ。
その中で効果的だったのは財政出動であり、とりわけ戦争による軍需景気であった。

この時代の恐ろしさに比べたら今の日本の状況はずいぶんと恵まれていると思った。考えてみると大恐慌時代は恐ろしかったのか、とも思えてくる。
恐慌時代に各国の平均寿命は延びたそうだ。仕事や消費からの解放によるものが大きかったという。仕事と金を失ったことで逆に得られたものも大きかったのかもしれない。

今の不況がいつ終わるか分からない。しかしもっとすさまじい状況を世界は経験している。今の時代は命までは失わないし、餓死もしない。そして景気には波か必ずあるということも歴史が証明している。


›12 25, 2009

鳩山不況・衰退国日本

Posted by skillstorage at 18:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

鳩山不況、衰退国日本。どちらもテレビや新聞で目にした言葉だ。
年末に製造業の中小企業社長と話をする機会が多いのだが、かなり疲弊しており、希望も感じられない。
聞くのは困っている状況と政府に対する悪口ばかりだ。

生産がピークの半分程度しか戻らない。円高で赤字だ。大手メーカの値下げ圧力はもう限界だ。価格競争に生き残れない。景気回復は期待できない。
他方、中国工場は絶好調だ。中国の生産が追い付かない。
そんな声も聞こえる。

総括すると、日本の製造業市場は収縮しており、中国は拡大している。
鳩山政権の政策は日本の製造業を衰退させる。

中国に工場があるところはまだ良いが、日本のみで生産していると立ちいかなくなっている現状がわかる。

小売、サービス業においても日本の市場は衰退しつつある。ヘッジファンドは日本を衰退国とみなしているという話が新聞にあった。
デフレが進み、供給過剰が広がっている。

日本は今転換期なのかもしれない。生き残るには衰退する市場からシェアを奪うか、拡大する新興国市場に出るしか思いつかない。

›12 24, 2009

トヨタ 取引先へ3割値下げ要請

Posted by skillstorage at 19:54 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

トヨタ自動車は部品調達コストを現行の購入価格に比べ、3年間かけて3割削減する。取引先の部品メーカーなどに実質的な値下げを要請した。
(NikkeiNet)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091222AT1D210E621122009.html

トヨタといえばカンバン方式が有名だ。リーン生産方式だとかジャストインタイム(JIT)もトヨタ生産方式と呼ばれ、同義語のようにも使われるが、要は必要な時に必要な部材を調達して在庫を持たないというコストダウン手法だ。
しかし、現実には部材を供給する下請けメーカは部材の供給を切らしてはいけない、不良を出したら大変なことになるといったことから2次受け、3次受けと下請けになればなるほど生産の変動が多くなってしまう。これをブルウィップ効果という。

在庫を持つなというが、万が一供給が間に合わなかったら他の下請けに仕事を取られてしまうという恐怖から、現実的には在庫を密かに持っているだとか、単に在庫を下請が持つだけという話も有名だ。

また、トヨタと言えば、「乾いたぞうきんを絞る」というくらいコストに厳しい。当然下請へのコストダウン要求は非常に厳しい。コストダウンには部材を安くするだとか簡素化するといったこともあるが、今回の報道はかなり衝撃的であり、単なる知恵では3割のコストダウンは相当厳しいと感じる。

倒産も出るだろうし、リストラや賃金の低下は覚悟が必要と感じるニュースだ。そしてブルウィップ効果の理論と同じく、下請けの下請けは更に厳しい状況で、すそ野の広い自動車業界はその頂点発から派生するすさまじい影響を及ぼすのではないだろうか。

しかし、それほどまでのコスト削減をしないとトヨタでさえも生き残れないという危機感も強く感じる。現に前期の赤字と今期の赤字はすさまじい。

え?「トヨタは自社内の努力でコストダウンしないのか?」って?「日本の自動車市場は衰退しているのに、日本の電機メーカのように従業員のリストラはしないのか?」って?


›10 04, 2009

亀井モラトリアムの支持上昇

Posted by skillstorage at 22:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

亀井金融大臣の中小・零細企業の救済策として、借入金の返済を向こう3年間猶予する政策(いわゆるモラトリアム)の支持が上昇しているように感じる。アンケートを見ていると支持と不支持で半々位になってきているようだ。もうすぐ支持の方が多くなる気がする。
テレビでも中小企業、零細企業の社長が支持しているシーンが見られている。
これだけ風あたりが強く、散々叩かれているのに亀井大臣の信念を貫き通す姿は政治家としてすごいと感じる。
病気になったり、辞任したり、自殺したりする政治家も多いのに。

亀井大臣の根本は弱者救済にある。それはこれまでの政治家としての活動を見ていてもわかる。チェ・ゲバラを崇拝しているのも有名だ。

今回のモラトリアムはいわば貸し渋り防止、貸しはがし防止を目的をしている。ご存じのとおりこれまで大企業である銀行には税金を投入して助けておきながら中小企業、零細企業は救われることがほとんどなかった。環境も苛酷である。
亀井大臣の方法、発言には問題があると思うが、政治を実行する信念の強さは高く評価したい。

›9 29, 2009

モラトリアル(元本返済猶予)の影響

Posted by skillstorage at 23:24 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

中小企業向け融資などの返済猶予(モラトリアム)を亀井静香金融・郵政担当相が提唱したことを受けすでに中小企業に影響が出ているのを感じる。
中小企業を救うための施策のつもりが逆に中小企業を苦しめているのだ。
モラトリアムが実施されると銀行はとりっぱぐれることになる。だから今のうちから貸さない、貸したものを返させるという貸し渋り、貸し剥がし現象がモラトリアム実施前から起こりつつあるのだ。

返せる見込みのないところに銀行は貸したりしない。ビジネスとして成り立たないからだ。
返さなくて良いのであらば、まじめに事業をやらなくなる中小企業もいるだろうし、そもそも返つもりなどさらさらなく悪用しようという者もあらわれる。

結局モラトリアルで困っているのはまじめに事業を行っていて融資で長期的に成長できるような中小企業であり、彼らの融資機会を奪ってしまうことになるのではないだろうか。

›8 29, 2009

民主党=日教組のチラシ

Posted by skillstorage at 20:13 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

自民党からのチラシが入っていたが、なんだか民主党批判に必死でかえって印象が悪い気もするのだが。
自民党のHPには他のチラシのバージョンもあって、その中で最も過激なのは民主党=日教組というものだ。
民主党の支持基盤である日教組批判に注力しているチラシだ。
日教組の自虐史観教育に怒りを持つ者は多いだろうし、このチラシを見て日教組に怒りを覚えるものも多いだろう。もしかして日教組が民主党の支持基盤と知らない人もいるのかもしれない。
安直に「民主党に一回政権取らしてみたら良い」位の人もいるのかもしれない。
でも政党を批判するのではなくて、いきなり支持基盤の日教組を批判するの?

やはり、自民党には大きな不満、民主党には大きな不安というマニフェスト評価は的を得ているなぁ。
自民党の最後の攻めで結果は変わるのだろうか?
支持できる政党が無い人は?選挙に行って白紙で出して投票率を上げて良いことはあるのか?
宗教団体の信者が支持基盤というのは。。。

›7 25, 2009

SFCG元社長の大島健伸が健在らしい

Posted by skillstorage at 20:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

破たんして個人でも自己破産して、もういい加減人生潮時だろうと思っていた大島健伸が健在らしい。金貸しでのし上がってきた男の迫力というものを感じる。

権力を今でも振るっているのが、長男が社長をしているMAGネットHDだ。ちなみに長男の大島嘉仁も大島健伸と同じ慶応大学を卒業し同じく三井物産に入り、その後リーマンブラザーズの後、SFCG系列に入っている。

SFCG破たんでは資産隠や違法取り立てなど様々な犯罪行為でてっきり雲隠れしているかと思ったら積極営業なのでさすがに仰天した。記事を見ていこう。

破綻(はたん)した商工ローン「SFCG」(旧商工ファンド)系列だった業界最大手の家賃保証会社が、賃貸アパートやマンションの滞納家賃を回収するため、全国の支店を通じて家賃の支払いが遅れた入居者らに生活保護を申請させていたことがわかった。生活保護費で過去の債務を返すことは制度上認められておらず、厚生労働省は「生活保護制度を悪用する行為だ」と指摘している。
(中略)
生活保護の申請は6月ごろから、SFCG元社長の大島健伸氏の指示で組織的に行われていたとみられる。
(中略)
MAG社はSFCGの系列企業だったが、同社が2月に破綻する直前、グループを離れた。しかし、MAG社関係者によると、系列離脱後も役員でない大島氏がMAG社の会議に出て、生活保護を申請させ債権を回収するよう指示していたという。
http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY200907220489.html


ターゲットは低所得者。中小事業者を相手に急成長した商工ローン「SFCG」の経営戦略が重なる。大島氏は自ら創業したSFCGが金融不況で破綻、個人としても破産開始決定を受けた。表向き経営の一線から退場させられたはずなのに、実際には親族らを通じてMAG社などに強い影響力を維持し続けている。

 6月初旬からは、朝の電話会議に出席し、全国の社員らに指示を出すようになった。

 業績の悪い支店に「閉店しろ。話にならん。おれは、お前らのためにまた破産させられるわけだ」。突然の人事異動を命じることも。「駄目なら配(置)転(換)する。いらないよ」。「国庫の援助でもうけようじゃないか。助成金を徹底的に調べろ」とも指示していた。MAG社関係者は「大島元社長が指示する回収ノルマはかなり厳しい。滞納者はかなりのしわ寄せを受けている」と明かす。
朝日新聞 朝刊 2009年07月23日

サラ金、金貸しという仕事で大成した男たちをかつて溝口敦が取材して本にしているが迫力があった。誰もが貧困や差別など劣等感を克服するためにとてつもない人格が形成され努力してのし上がってきたことがわかる。



›6 18, 2009

低迷する日本経済

Posted by skillstorage at 18:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本の実質GDPは500兆円を切るのではないかと思っている。日本は外需にこれまで頼っていたが、先進国需要は伸びない。新興国需要は拡大するが、日本製品の特徴である高付加価値で値段の高いものは新興国では売れないのだ。
日本国内の個人消費を促進する必要性があるが、日本においても今後売れるのは品質の劣る中国製などが中心になろうかと思われる。

国内において耐久消費財は、過剰感がある。例えばエアコン、テレビ、携帯電話は1家庭に2台以上普及している。
普及率が低い空気清浄機、ビデオカメラ、乾燥機、食器乾燥機といったものは、購入意欲がいまいちである。

製造業、建築といった過剰設備、過剰雇用の業界はリストラが進み、失業者が増加し、賃金も低下していくだろう。
そうなると消費意欲が落ちていく。

消費意欲が高いと思われている定年した団塊世代におけるアクティブシニア、子供のいないDINKSのアラフォー(40代で賃金が高い)といった層もあるが、消費意欲の高いと思われている層もダメージを受ける可能性が高いと思う。
フリーター、ニートと呼ばれる層の多くがパラサイト化という親の収入、住居に頼っている状況があり、フリーター、ニートは今後も正社員につくことも賃金の上昇も難しい環境にある。
さらに、高齢化のため親の介護に費用がかかるという問題もある。

以前から指摘しているように、所得減少と資産価値の下落(ローンによるマイホーム取得が時価バランスシートで債務超過になっている家計が多い)、それに加えて社会構造の変化から、不況における現象である節約、巣ごもりといった現象が垣間見られる。
低価格商品販売の企業や最安値で買うサービスが好調とういのが裏付けている。

›6 05, 2009

ユニクロのすごさ

Posted by skillstorage at 10:29 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日経ビジネスでユニクロが特集されており、品質、新製品開発力、オペレーションについて詳しく分析されている。だが、自分がユニクロがすごいと思うのは別の点にある。

5年前の成長期にすごいとおもったのは、ユニクロのデザインの統一性だ。
アパレル業界においての品質というのは、繊維の品質だけではない。デザインの統一感も品質である。どの商品を選んでもそのメーカー独特のセンスが必要になる。
そこがアパレルメーカーが成長する際につまづく壁である。創業期のデザイナーひとりでデザインしていたものは当然デザインに統一感がある。ところがデザイナーが増えるに従い、それぞれのデザイナーが異なったコンセプトでデザインをするとその企業の文化・価値が崩壊する。

当時ユニクロがすごいと思ったのはデザイナーが何人もいるだろうが、同じデザインで出せるという点である。購入する立場として考えると、奇抜でなく、ハイセンスでもない野暮ったい感じだが、ユニクロっぽいという表現ができるほど統一感があった。

ところがさらにユニクロが成長するに従って、この統一感が壁となったと感じる。ユニクロのデザインの統一感はユニクロであることが外見ですぐわかる。ユニクロが多く売れるに従ってユニクロを着ていること言うことがファッションの観点では他人と一緒に見られることで嫌気をさしてしまう現象が起こる。

ユニクロを着ているのがばれると恥ずかしい。ユニバレという名称もできた。

今ユニクロがすごいと思うのは、デザインの統一感を壊しバリエーションが増えていることだ。さらにロゴもタグにもユニクロと表記しないものも多い。外見だけでなくて、タグを見てもユニクロとはわからない。

成長段階に合わせたデザイン、商品展開、企業戦略の変更を柔軟に行っているのがユニクロのすごさだと思う。

›6 04, 2009

無くなる消費意欲

Posted by skillstorage at 18:27 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

米国で貯蓄率が上昇している。これまでアメリカ人は収入を超える消費をしていた。それがサブプライムローンであったりクレジットカードの問題であった。住宅は日本のバブル期のように常に上昇を続ける資産であったため、家を購入する収入が無い人にまで貸し付けていた。購入した家の資産価値が常に上昇したのでそれを担保にさらに金を借りることが出来た。
クレジットカードも返済や金利を考えず、家や株の資産価値上昇といった根拠のない担保があると錯覚して消費を増やしていた。
その2つが崩壊した。


現在では借金返済に苦しむ人が多いのが米国である。消費をせず貯蓄をするのもブームとなっている。
Suze OrmanというファイナンシャルプランナーのTV番組がある。この番組では消費者から電話がスタジオにかかってきて、欲しいものがあるのだが買っていいのかを家計の情報を元にSuzeに相談するというコーナーがある。

以前からこのコーナーではアメリカ人の浪費ぶりを見ることが出来た。収入がほとんど無いのに家を買って、さらに2台目の車を買いたい、家を買ったから芝刈り機が欲しい、家を買ったから大型テレビや家具やプールが欲しい、家を買ったから庭に高価なバーベキューセットを買って友達に自慢したい。家にまつわる消費以外にも、金の掛かる趣味に関するものばかりだ。
ほとんど買う資格なんてないものばかりなのだが。
Suzeが買ってもいいというのは、どんなに高価で他の人には無価値なものでも、貯蓄があってキャッシュフロー(収入)に収まって生活に影響を与えないものだ。

今ではSuzeの番組ではいかに節約するかという特集をやっている。水の使用を減らすとかコンセントを抜いて月20ドル電気代を節約する方法といったものが消費者から報告される。

家が買えなくなり、資産価値も下がり、クレジットカードも使えなくなる状況においては借金を返すだけの人生か、借金が無い人も貯蓄をして浪費をしないかという風になるのだろう。

消費先進国?の米国と同じことが日本、欧州といった今までのような成長が見込めない先進国では起こると感じる。

日本においても旦那がリストラや賃金低下といったことが主婦層に影響を与えるだろう。消費意欲の高いF1などともてはやされた仕事をする女性もリストラの対象としては現実的には男性よりも可能性が高いと思われるため、今後は浪費が減るのではないかと思う。

これまでのように生活必需品以外のぜいたく品というカテゴリーは急速に狭まると思うのだが。

›5 25, 2009

ビッグスリーの次は日本の電機か?日立は・・・

Posted by skillstorage at 18:10 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本の電機メーカーは軒並み赤字に陥った。その中でも伝統ある電機メーカーの日立製作所の存続を心配している。
米国自動車産業のような債務超過にまでは行かないが、過去の利益の蓄積や過去の資本による資金調達は多額の赤字で大きく毀損されており、大規模なリストラか増資をしなければいずれ存続できなくなるだろう。

過去10年間の業績推移を見てみよう。

2009年  ▲7880億円
2008年  ▲581億円  
2007年  ▲327億円 
2006年    373億円
2005年    514億円
2004年    158億円    
2003年    278億円
2002年  ▲4038億円   
2001年    1043億円  
2000年    169億円 
1999年   ▲3278億円      
-------------------------------
合計   ▲1兆3569億円

これは日立のIRで公開されている。
http://www.hitachi.co.jp/IR/financial/highlight/financialdata.pdf

自己資本比率は30%から20%に低下し、09年3月末では11%にまで低下している。

利益が出ている年もほとんど利益が出ているとは言えず、投下資本利益率、総資産に対する利益を見ても結果として投資する価値を見出せなかったころだろう。

今回は日立を取り上げているが、日本の電機はもはや世界で戦えないほど体力も競争力も低下しているのである。

最近は韓国、中国の白物家電も量販店で見られるが、電機業界において日本は過去の繁栄に胡坐をかいてとんでもない状況に陥ったと思っている。

日本の電機業界が一番儲かったのは、欧米に日本企業より高いコスト構造と低い品質企業が存在していた時期であり、日本はもともとは低品質・低価格というところから世界トップの高品質・高価格製品を売ることが出来た。
このような状況下において低コスト、為替での日本円の相対的安さ、先進国の電化製品、半導体製品の需要から企業が大きく成長できた。

ところが、発展途上国(いまは新興国と呼ぶが)の企業の台頭から低コスト、低価格というかつて日本の電機業界が謳歌した手法そのままに現在ではやられっぱなしである。

更に酷いのは日本の電機業界はグローバル化、部品のデジタル化による水平分散化という流れに乗り遅れてしまった。

また、米国ビッグスリーのようにレガシーコスト(過去の遺産)が存在する。かかえている労働者だ。十分にリストラしていないのも大きな問題だ。日立に見るように多くの労働者を抱えながらも不採算部門からの撤退をせず、人員削減も十分に行っていない。

過去10年間に電機業界がするべきだったことは、セットメーカーとして最終販売・ブランドを強化することに特化し、垂直統合型生産からの脱却。部品は部品メーカーから購入し、組立はEMSで行うことであった。同時に不採算部門を売却し、リストラの実施。デジタル化、インターネット対応のためのM&A。

ところで、日本の自動車メーカーもビッグスリーがいなくなると同じように非常に困る事態に陥ると感じる。自動車もデジタル化と同じようにエンジンがモーターに変わり水平分散の製造方法になるのではないかと思っている。

iPodや任天堂製品がフォックスコンなど巨大EMSで作られ、中国ではほとんど自作のニセモノ家電ができる時代だ。

›2 13, 2009

景気の波支持者、構造転換期支持者|Cyclists versus Structuralists

Posted by skillstorage at 18:50 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今回の100年に一度とも言われる不況に対し、景気の波が底に来ているだけという考え方と資本主義社会の構造的な問題という考え方がある。
マスコミの論調も両方があり、日本では比較的後者について多く議論されている気がする。

景気の波支持者(Cyclists)と構造転換期支持者(Structuralists)という形でワシントンポストに記事が出ていたので、改めて両方の立場で考え込んだ次第である。

景気は確かに周期があるのは過去の歴史の通りである。今回の不況に対しても底まで下がったらまた上がる。しかし長期的には資本主義の構造的な問題が多くあるため資本主義経済の前提である、長期的発展というのはもはや望めないかもしれない。

景気が波であるというは需要と供給のバランスでかつては決まっていた。その要因が原材料高であったり戦争であったり気象的な問題であったりと様々ではあるが。

需要が増えれば生産量を上げ、やがて生産量が上回る。そうなると生産物の価格が下がるため消費が上がるのだが、消費者は貯蓄という選択も行う。
つまり生産 = 消費では無い!

ケインズ経済学において、不景気になると景気刺激策を打ち出し財政出動するのは生産量を満たす消費をつくりだす必要があると見ることができる。

このようにして現在の経済学では不景気に対しては景気刺激策という手法で対策を取るのだが、問題はインフレや赤字の将来の世代への先送りという問題がある。
本来は好景気の時には、税金を増やして不景気時の対策費用を徴収しないといけないのだが、グローバル経済においては税収を増やすと他の国に生産も消費者も逃げるという問題がある。

さて、今回の不況の対策としてはやはり景気刺激策によるインフレと財政赤字の拡大が懸念される。また保護主義も台頭し、さらには米国主導の規制(例えば環境問題)が何らかの形で行われるのではないか?

構造的な問題は過去の不景気の際にも問題になっているようであるが、何度も世界はその後経済成長を遂げた。今回も人間の英知によって解決できるのかもしれない。

›1 22, 2009

不況における中小企業社長の心理

Posted by skillstorage at 19:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

トヨタ、ソニー、東芝といった日本を代表する製造業が赤字に転落するような大不況である。
日本国の歳入は税金のうち所得税、法人税で33兆円で40%弱をまかなっている。30%は公債発行という国民への借金である。
このような国のこのような経済状況下で、中小企業(とりわけ円高と下請け圧力で苦しむ製造業)は果たして生存できるのだろうか?と客観的に見ても感じる。

ゼネコン不況がそうであったが、製造業も流通も多くが大企業が消費者への販売を担っており、中小企業は下請けや上流で叩かれる立場にあり、大企業の業績不振によってその被害は甚大になる。

さらに製造業のようにグローバル化した経済環境下においては、コストも円も高い日本の中小企業は競争力も交渉力も持たない。さらに信用力も低いため資金調達も困難で、できたとしても高い金利を背負うことになる。

中小企業の社長というのは経営に対する責任だけでなく、借りた金の担保も保障も必要ということである。

セイフティネットにより長生きさせようという国の施策があるが、景気回復が見込めない中で社長というのはどのような心理になるものであろうか。

短期的な不況であれば、運転資金と赤字を賄えればいずれ儲かって借金も返せて幸せになると思うだろう。しかし、今の状況でそのように思えるのだろうか?

銀行は信用保証協会の保証によって中小企業が潰れても取りっぱぐれが無ければ貸す、少しでも回収できない可能性があれば貸さないなどという状況をよく聞く。

セイフティネットにより融資や補助金で金が入ったら、それを今後もじり貧で消滅する会社に突っ込んでがんばろうと思う社長がどれほどいるか?

小説「マネーロンダリング」では、借りた金を返さず、裏金として海外にプールする零細企業の社長夫婦が登場する。

むしろこのような感覚が多いのではないかと思わずにいられない。中小企業の社長は会社を潰したら悲惨である。自殺して償ったりするくらいである。家も車も売れる資産は全て無くなり、返せない借金のために生きるか、自己破産するか、いずれにしても再起は非常に困難である。

それよりは借りた金を、返さずに残りの人生にうまく使えないかという倫理や犯罪の一線を越えてしまうような心理が働かないのだろうかと思う。

自分はまだそのような状況になったことは無いし、同情もしないが、そういった心理になるのではないかとただ思う。


マネーロンダリング


›12 11, 2008

オリックスは倒産するのか?

Posted by skillstorage at 09:39 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

リース大手、オリックス(東京)の株価が急落に見舞われている。
1500億円の社債発行のスケジュールと歩調を合わせるかのように株が売られ、8日もストップ安のまま取引を終了。
株価は約3週間で半値以下になった。
市場で経営不安説が流れたことも株安に拍車をかけたとみられ、同社は証券取引等監視委員会に調査依頼をするなど火消しに追われた。
ソース:ZAKZAK

どうも1か月前から金融業界の人がオリックスのリスクの高さを語る人が多いと感じていたのだが、オリックス社は流れている噂は風説の流布とIR発表した。
自分が聞いた内容と同じかわからないが、オリックスが批判した機関投資家がどんなオリックスの悪評を流したのかとても気になる。

さて、オリックスが急成長したのは日本の金融自由化、規制緩和によってであり、米国で破綻した金融機関に日本の金融機関の中ではかなり近い部類だと思っていた。それが日本の企業だから、日本の会計基準、日本での上場だからということで米国金融機関のような破綻にまでいっていないのだろうか、もしくはCDSやCDOに手を出していないのか、安全な資産の保有率が高く問題が何のか、とても疑問に思っているところである。

東京金融取引所はCDS(Credit Default Swap)のサイトを運営しており、金融機関が取り扱うCDSが公開されている。CDSが高いということは倒産リスクが高いということだ。
高いのはサラ金屋企業(武富士とかアイフルとか)、オリックスも1300を超えている。サラ金のプロミスより高い!

経営不安説が正しいのか、オリックスIRが正しいのかわからないが、情報が錯乱している中ではこのような企業の株や社債にはむやみに近づきがたい。

ちなみに、有森隆とグループKの本は正確な情報に基づいて書かれているので面白い。オリックスがどうやって利権を手にして急成長したのかわかる。

「小泉規制改革」を利権にした男 宮内義彦

›12 02, 2008

リーマン・ショックに続く大ショック

Posted by skillstorage at 12:53 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

米国ではFRBが150兆円、欧州ではECBが100兆円を注いでいるが、マネーが十分に供給されない。昨年までの過剰流動性が見られた減少からほど遠い。
本来はマネー増刷のため、過剰流動性からハイパーインフレになる勢いを感じる。

米国においてはクレジットカード会社の破たんが懸念されている。クレジットカードは主に個人の借金であり、担保、支払い能力というのは本来であればサラリーによるのだが、失業率の上昇、家計の他の借金の返済(米国人は過剰な消費を好む)からクレジットカードのローン返済が滞るのではないかと懸念されている。

リセッション(景気停滞)から金融恐慌へとシフトしつつある状況で、恐らく現実にクレジットカード・ローンの不良債権が山積みになっていくのではないかと思う。カード返済遅延率は倍増して10%程までになっている。

その額は金融機関のサブプライムローン問題における不良債権の総額を超えるかもしれないという大げさな予測も出ている。

欧米人のクレジット依存率は、日本とは比べ物にならないほど大きい。

リーマン・ショック以降、日本の代表的株屋である野村がリーマンを引き継ぎ、三菱東京UFJがモルスタを買ったが、買ったもののお荷物(不良債権)は予想以上に大きく、期待していた宝物(投資銀行業務市場)というのはもう無くなってしまっていた、などということになるのではないか心配だ。

リーマンも米国政府には救済されず、ユダヤ系であるがために中東マネーも入らず、イギリス系バークレイズには中東マネーは入るというようなことからも金融経済面だけでなく、これまでネオコンなど支配者層であったユダヤ系にも変化が見られているのかもしれない。

金融以外でも自動車業界ビックスリーが生き残れるかどうかという瀬戸際に来ている。自動車がこのまま売れ続けるとはとても思えない経済状況が続くと考えられる。救済しても毎年赤字が積み上がるのではないかと懸念されている。それならばいっそ一度潰してしまえという米国議会の声もあるようだ。潰してしまえば再生はゼロからできる。ややこしい労働組合や賃金保証、退職金交渉も楽になるという考えだ。

成長してバカでかくなってしまった企業というのは福利厚生や賃金などを手厚くしてしまったために競争力が無くなってしまっているという典型なのだと思う。このようなレガシー(遺産)を抱えている企業の資金繰りのために資本を注入しても再生はできないという意見が多い。
現にビッグスリーの製造コストはレガシーコストのため日本車よりも高い。一説には1台あたり20万円程高いそうだ。そして研究開発費に充てられる資金が少ないことから、今後課題となっている低燃費自動車、電気自動車、ハイブリッド、燃料電池分野でもはや日本自動車メーカーと比べて競争力が無いと考えられている。

このようなことから、リーマンショックに続くビッグスリーの1社のショックが考えられるので十分に警戒しないといけないと思う。

このような巨大産業を潰さずにしても、問題を先送りにするだけであり、モラルハザードから次に潰れるべき産業である住宅・不動産関連、石油関連も次々と救済しないといけない状況になり救済と破綻の政府が線引きをするのが非常に難しくなる。

財政赤字と問題の先送りが負の遺産として圧し掛かり、ドルの価値は暴落し、米国はアラスカやハワイを売らないと資金調達ができないか、武力行使などということも過去の歴史を見る限り絶対に無いとは言い切れないのではないだろうか。

›11 27, 2008

金融恐慌で失われたカネはどこへ消えたのか?

Posted by skillstorage at 12:11 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

世界中の株式市場の時価総額の大暴落、ユーロ、新興国通貨の下落、コモデティ価格の下落と想像を絶するカネがこの1年で消えてしまった。この金はどこにいったのか?

2002年以降続いた世界規模の経済成長と過剰流動性(カネ余り)からひっくり返したような、バブル崩壊、銀行が貸し渋りまでするような状況である。

カネが忽然と消えたわけでは無い。信用乗数で膨れ上がった過剰流動性が収縮した結果である。

そもそもどのようにしてカネが膨れ上がったのか?
サブプライムローンで家を買った人達が中心となる。彼らは収入が低いにもかかわらず家の価値が上昇することを前提に金を借り、クレジットカードで消費をした。自己資本が著しく低く、有利子負債でレバレッジをかけて消費をしていたということだ。
同様にアメリカ国民の大多数がレバレッジをかけて消費と投資をしていた。消費が企業業績の向上につながり株価が上昇、融資の金利の利回りよりも株式投資の方が利回りが高いため借金を返済せずにその金を投資に向けた。そのように集まる金が株価を上げていった。

個人と同様に企業もまた高いレバレッジで投資を行い、銀行は担保を取らず価格上昇を前提にサブプライムローンの層にも金を貸した。ローンを証券化したCDOやCDFの算定も好業績の過去履歴が前提としてつくられ、格付もいい加減で最高クラスがつけられていた。

そのようなことから借りる利回りより投資に向けた方が遥かに高い利回りが出るため、その差(スプレッド)を拡大させるためにレバレッジ(融資比率)が高くなったということだ。

さて、米国自体は貿易赤字国家である。企業に例えると、自国で利益を上げることができないということであるが、運転資金さえあれば売上は上昇することはでき、潰れることは無いというネットベンチャーと同じような仕組み。
バランスシートで見ると、ひたすら資金調達のみ。増資同様にドルを印刷し、負債調達としては米国債を日本・中国・中東諸国に買わせ調達し、赤字を集めた資金で賄っていたというのが真の姿だ。

どこへカネは消えたのか?
各種ローンで浪費していた消費者が支払えなくなった。彼らは自己破産するか、資産を現金化してローン返済に回る。企業の業績が悪化しはじめ株式投資利回りが銀行借入・ローン利回りより悪化しはじめたため、売却し現金化し返済へ回る。レバレッジが高いほど、マイナスが大きい。
企業も同様に本業のビジネス以外での金融利回りが低下し始めたために現金化し、ローン返済へ回す。
返済しきれない人、企業が増加、金貸し側は不良債権が積み重なり、金利収入が低下。貸し渋りへと進むこととなる。

米国自体も集めていた金は国民のために使うことはできず、金融機関の救済へと大量に資金を投下することとなる。

このようにしてカネが消えていったということになる。使ったのは、利益を先食いしたサブプライムローンを組むような低所得者、そして多くの収入以上の浪費をした米国市民が使ってしまったということになる。企業も同様である。
莫大な将来の収益を米国市民は一般には使ってしまったのが大きいのではないかと思う。

欧州でも同様のことが起こっていた。

ジョージ・ソロスは「ドル、米国の株式は下落する。新興国は影響が小さい」と書籍「ソロスは警告する」に書いたことを大きな誤りだったと書いた。(日経ビジネス)

新興国株式への投資は、実際は外国人投資家のポートフォリオ上のリスクマネーとして投資されておりそれが新興国の時価総額を大きくしていたのではないかと思う。そしてポートフォリオから組み外すのは真っ先に高リスク商品である。

その結果が新興国株式、通貨の米国以上の下落なんではないかと思う。
ファンダメンタルズでは新興国はそれでも経済成長を続ける。先進国は経済成長は止まり不況入りしている。

現在の新興国のほうが大きな被害を受けている状況は、とばっちりであり、やがて米国のような貿易赤字国、経済成長が止まった国の方が被害が大きくなるのではないかと思うのだが。

EeePCの驚異(EeePC 1000Hはすごかった)

Posted by skillstorage at 12:10 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

EeePCの5万円パソコンの登場によってパソコン市場はがらりと変わった。これまでノートパソコンの開発は高付加価値を目指していた。パソコンで動画を見たり、いい音を出したり、処理スピードを上げるなど。
儲けを優先に高付加価値商品を目指すあまり、メーカーはユーザーニーズとはかけ離れたものをつくるようになった。

EeePCは本来のユーザーニーズに着目し、必要な機能に絞った製品化を進めた。一番の問題点だったのはWindowsVISTAだろう。EeePCではあえてWindowsXPを搭載した。
マイクロソフトもまたユーザーニーズとはかけ離れたソフト開発をしていたのだ。

VISTAの機能は不必要なものが多い。もっと言えば、マイクロソフトのWindowsである必要も無いのだが。

マイクロソフトはEeePCによりWindowsXPが売れるのでとても焦っている。

さて、EeePCであるが、これまではかなり機能を絞りディスク領域が小さく、ソフトも最低限しか入っていない。一般ユーザにはちょっと使いにくいかと思っていた。
ネットと動画とSkypeしかやらないというユーザーには全然使えるのだが、ビジネス系(Office等)もやりたいといういうのでは厳しかった。

ところが、EeePC 1000Hはかなりイケている。ディスクもHDDで160GBあり、マイクロソフトのOfficeと互換性のあるStarSuite8が標準搭載されている。Word、Excel、Powerpointがそのまま使えた。
購入したが6万円を切ってこれだけ使えるのがすごい。出張にも楽に持ち運びできるし、出張先でSkyepでTV会議もできる。CCDもマイクも標準搭載だ。

DISK領域も大きいので他にもソフトをばんばんいれた。ウィルスソフトも。

EeePCの開発のASUSTek社だが、実はノートパソコンのブランド企業の製品をOEM(ODM)で長いこと提供しているので性能、品質には問題が無いかと思う。

EeePCの登場で、大手メーカーもかなり焦って低価格ノートパソコン分野に参入してきている。新聞にも広告が載っているが、EeePCほど的確にユーザーニーズを把握していないように感じる。
どこもWindowsVISTAが標準で、OfficeインストールはUpgradeとして載せている。
その2つの製品がいらないのだが。

EeePCも更に安いモデルを投入すると宣言しているし、今後はコストのネックになるOSをマイクロソフトの製品を辞めてしまえば良いのにと思う。

EeePC 1000Hは買ったばかりだが、ずっと使える商品だし、使っていて楽しい。お勧めである。

›11 19, 2008

paperboyジャスダック上場へ

Posted by skillstorage at 09:25 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ここの社長は面白い。いろいろな雑誌でこれまで取材も受けているのだが、とてもビジネスマンとは思えない受け答えだ。サービスはいわゆるレンタルサーバ、ホスティングでそれらのサービス名称もロリポップだったり、SNSはキヌガサなどふざけた感じが面白い。それでいてロリポップの超廉価レンタルサーバ(バーチャルドメイン)は5年前位に初めて知った時は安さが衝撃的だった。
もっとも1台のサーバをたくさんの人に提供しすぎて遅かったり問題もあるので、安かろう悪かろうはネットの世界でも見えにくいだけで存在するのだが。

社長の家入氏は何かのインタビューで言っていたが、経営とかビジネスはわからない。東京に出てくるにあたり、GMO傘下に入ったことを受けての話だ。

当時はライブドアやVCからもたくさんオファーがあったようだが、何故GMOを選択したのかはそのインタビューの受け答えではわからなかった。

しかし今回の上場は驚いた。てっきりGMOの完全子会社になって経営を持続するのかとずっと思っていたからだ。目論見書によるとGMOインターネットは58%を保持する株主。家入氏は38%所持の株主。しかも会長はGMOの熊谷氏だ。
それと家入氏が上場企業の経営者というのがキャラクター的にとても衝撃的だ。

経営成績はネットベンチャーに多い短期で急成長という感じではなく、着実に成長している。ホスティングが主な事業だからというのもあるだろう。同時に収益が急激に無くなるような心配は他のネットベンチャーと比べたら少ないだろう。
ただ、paperboyは面白いアイデアをどんどん出す面はあり、技術も結構良いのだが、中途半端なところが結構感じられる。SNSもかなり早い段階でmixiやgreeと技術的には同等に近いと思ったのだが、立ち上げ以降は改善やサービスアップか全然感じられなかった。まあ、ドリコムみたいにビジネス支援(CMS)に移ったがビジネスが成り立たないというのを、ドリコムを見て感じて力を抜いたのかもしれないが。

しかし、この時期に上場というのはいただけない。事業の成長上も平凡だし、何故来年以降の市場回復を見てから上場するのではいけないのだろうか?

そこらへんが不思議である。まあ、greeの上場みたいにあまりにもタイミングを狙いすぎるよりは、本来は良いことなのだが。

個人的には、上場などせず、GMOのグループにも入らず、いつまでもベンチャーとして高い経営の自由度で面白いサービスを作り続けてほしかったものだ。

›11 13, 2008

グリー上場予定

Posted by skillstorage at 17:23 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

このようなひどい市場環境の中、グリーがマザーズに上場するようだ。

PCのSNSではmixiに突き放されて印象が薄くなっていたが、KDDIと提携してやっていたモバイルではモバゲーのようなビジネスモデルが結構良かったようだ。
昨年までは赤字だが、驚いたのは今期の決算(6月)の数字。
売上高が3億から30億弱に10倍近く伸びており、経常利益も1億超のマイナスから10億もの高い高収益。(しかし販売先はKDDIが30%を占めている)
これほどの成長は確かにすごいアピールになる。

来年から実体経済がますます悪くなる中、成長イメージを見せるためには今期にどうしても上場したいといったところか。

資本政策をみると、当初2500円の発行株価が直近で455,000と200倍弱に株価が増加してKDDIへの第3者割当増資。そして1:2000の分割。

これは上場前のネットベンチャーの株価吊上げによく見られる。株主が売上構成の大きなウェイトを占めているのもよく見るパターンだ。ドリコムを思い出す。創業者の田中氏が62%の株式を保有。田中氏は上場時には1,000,000株を売り出す。あードリコムのようだ。

BSで直近に自己資本比率が半分ほどに低下は、未払金と未払法人税の増加。未払金は何だろうか?
PLで売上は10倍近く増加の一方原価は2倍強の増加に留まる。一般管理費は6倍程度の増加。
このような時期であえて上場するのだが、株価がどのようにつくのかが見ものである。

›11 12, 2008

今は円高なのか?

Posted by skillstorage at 13:54 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

円高かどうかを見るに当たり、何を基準に見るかが問題である。
世界の全ての通貨と比較しなければならない。

ここ数カ月の為替変動ではでは、日本円が強くなっているが、ドルが弱くなっているわけでもない。ドルも他の通貨と比べると高いのだ。ユーロ、新興国通貨はドルに対して弱くなっている。

このようにドルと比べるだけでなく、全体での円を比べるのが実行円レートとなる。
さて、その次に名目実効円レートと実質実効円レートで比べる必要がある。

円の価値は名目実効レートで見ると、この10年間でほとんど変化が無いことがわかる。
だが、インフレ(対物価)で見る実質実効円レートで見ると、円はこの10年間安くなっている。

日本銀行のHPで見ることができる。
http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/exrate.htm

この10年間は実質的に円安が進んだ。これによって日本の製造業は大きな利益を得たのである。この10年間は日本の製造業を中心とした経営努力により経済が回復したかの印象が大きかったが、90年代半ばと比べると、現在のほうが同じ為替でも利益がはるかに出る仕組みになっているのである。

それは、海外が物価が相対的に高くなり、国内物価が下がったからである。

マスコミでは円高が進めば不況になるという論調が多くあるが、それは間違いである。
外務省の「外国貿易概況」によると、外貨建て輸出よりも外貨建て輸入が大きくなっている。
全体で日本は輸出が大きくても、為替を外貨で立てているのは輸入が大きいのであるから、円高では全体的に得をする。
貿易以外で考えても円の強さは国の経済の強さと言っても良いのであるから、円が高いのが望ましい。

かつては、日本は全てが高いと言われていた時代から、今は先進国の中では日本は安い国になってしまったのだ。

何故、円高では不況と言われるか?それは声が大きい人が円高で困るからというだけで、日本人全員の声を反映していないからだと思われる。
つまり、日本の大企業の多くが製造業で海外に輸出している。例えば、キヤノン、トヨタ、ソニーである。上場企業の構成も偏っているので、日本の上場企業の時価総額も影響され、円高で時価総額が下がり、不況になるというイメージがある点もあげられる。
しかし、円高で一般庶民は得をする。食料品をはじめ、石油、日用品の多くも海外からの輸入品でありその恩恵を受ける。

しかし、ひとりひとりの声は小さい。大企業の輸出企業は経団連を通じたロビー活動も行うし、声が大きいということとなんだろうと思う。

さて、先の実質実効円レートで見ると、まだまだ日本の円は安い。しかしそれがどこまで是正されるかわからない。金利が安く、円キャリートレードも存在する。しかし、海外通貨の金利が安くなることと、海外の物価が相対的に日本よりも安いことを考えると、円安に進む要因は少ないと思われる。

›11 07, 2008

急激な円高になるのか

Posted by skillstorage at 09:42 / Category: 日々雑感 / 0 Comments


米国の金融機関の損失は5四半期も続いており、資本の劣化が止まらない。しかし他方で米国の時価総額の下がり方は金融恐慌震源地であるにもかかわらず、他国に比べて大したことが無い。ドルに関しても円高ドル安ではあるが、ユーロや他の国の通貨に比べては逆に高くなっている。
米国の金融機関が生き延びているのは、米国市民の税金によってなどと言われているが、米国が生き延びているのは、他国の犠牲があってこそのような気もする。その点についても見ていきたい。

米国の金融機関が総破綻(救済含め)の状況に陥ったわけだが、その次はFRBも危ないのではないかと思う。FRBは金融機関への貸付を行っており、それは今後も続き、回収に至ってはいつになるかもわからないだろう。このようなことからFRBは債務超過に陥る可能性が高い。

どこから金融機関への貸付の原資を得るか。たんにドルを印刷すれば良いか。かつてFRB議長 バーナンキは「デフレを解消するにはヘリコプターでドルをばら撒けば良い」と発言したことからヘリコプター・ベンの異名を取る。ちなみにポールソンは資本注入を進めたことから「バズーカ」と呼ばれる。

だが印刷すればダイリューション(希薄化)が起こる。水割りで薄めるてもウィスキーは増えないのと同じである。つまり米ドルの価値はとことん減少することになる。
海外との為替レートが下がりっぱなしになるどころか、米国内はハイパーインフレになってしまう。
海外に買ってもらうしか無い。ECBも欧州の金融機関への貸付でいっぱいで余裕がないため、買わなければならないのは日本、中国、アラブということになる。これらの国の外貨準備高は合計で400兆円程度だ。

これらの国家もドルの下落は自国の資産の減少につながるので売ることもできず、買うこともできないジレンマがある。だが、買い進め米国が立て直さない限り、米国への輸出依存が高いため実体経済への影響を心配しているだろう。しかも日本は軍事力において米国傘下にある。

米国は赤字国家であるため、他国から資金調達できなければ破産することになる。
アイスランドが救済されなければ破綻する状況に追い込まれたのよりもひどい状況が想定される。アイスランドの金融国としての発展も不可解であった。人口30万人という日本の地方都市よりも少ない人口で漁業しか無いような国家である。その国家がGDPで日本をかるく凌駕していた。
やっていることはギャンブルだった。自国の金利を高くして他国から金を集め、レバレッジをかけてハイリスク・ハイリターン投資をしていたようだ。国内に高い金利で出しても借りないので、国民は超低金利の日本からサムライ債などを利用して借りていた。
問題は為替の修正が急激に入ったことだ。

その直後、ニュージーランド、オーストラリアなど高金利の国家の為替も急激に下げている。
円を借りて他国の金利で稼ぐ。為替の変動は無いことを前提にしていた円キャリートレードは逆に解消に向かっている。同時に米国から新興国への投資も解消され、ドルが他国通貨に比べ上昇し、円は更に上昇している。


中国企業は米国との取引が困難な状況が発生している。国際貿易においては船積時で決済するにしても銀行信用で行われるが、米国銀行の信用が無くなってしまったのだ。

昨年までは1ドル80円になると、ミスター円(榊原氏)が言っても、「アホか」位が多かったし、現に80円には到達していない。しかし今では1ドル50円位になるという人がいても、「もしかしたらそうなるかも」と感じる人が出てきているようだ。為替変動、株価やコモディティのボラティリティが高すぎて何が起こってもおかしくないようだ。


テレビで評論家の意見を聞いていても円高に対する評価が分かれている。円高は国力を表現している。購買力が増すので良いことだ。他方、製造業中心の日本は企業業績が悪化し不景気になるという意見だ。

どちらも合っているが説明が足りないのではないだろうか。円高により日本の購買力が上がる。これによって海外消費中心の一般消費者は恩恵を受ける。製造業は円高に対応しないといけない。もしくは円高でメリットがでる企業・産業へと転換しないといけない。輸出による外貨流入が減れば、いずれまた円安となる。要するに輸出型の製造業というのは根本的に発展途上国が有利ということだ。先進国で為替が高い国家では物を生産して売るということは困難になる。

キヤノンはTVメーカーになれるのか?

Posted by skillstorage at 09:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

先週開かれていたFPD Internationalでは、毎年新型テレビのコンセプト機が登場するのだが、今年は目新しさが感じられなかった。
2年前のキャノンのSEDテレビは立派なブースで行列まで出来たほどだが、その後特許問題と生産面の問題で未だに市場投入できていない。
そうこうしているうちにテレビは液晶テレビのデバイスがコモデティ化しコストが劇的に低減を続けコスト面ではとても対抗できなくなってしまった。

また、技術的にも薄型がトレンドとなり薄型で最も有力なのが有機ELテレビであり、こちらにも対抗できなくなってしまった。

キャノンは昨年有機EL製造装置メーカーのトッキを買収し、その後の状況を注視していたのだがキャノン自体が有機ELデバイス(パネル)を生産するようではなく、どうやらキャノン本業との関連は薄いようで何故買収したのか今は分からない段階だ。

さて、キャノンは増収増益を今世紀続けてきたが、今期は減収減益になる。これまで収益を支えてきたトナー等の消耗品で稼ぐビジネスモデルが問われるところだ。デジカメ、プリンタといった家庭用品もこれまでは製造が難しかったのがコモデティ化している。

テレビには頻繁に変える消耗品が無いけれども。SEDは登場することなく中止になるのだろうか。

›11 04, 2008

小室哲哉 逮捕

Posted by skillstorage at 21:31 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

小室哲哉の逮捕で衝撃的なのは、あれほど稼いだ人間が借金が引き金にこんな犯罪に手を染めてしまったことだ。
犯行当時、クレジットカードの支払いも滞るなど金に困り、借金は十数億円あったそうである。
90年代から年収で20億以上を稼いだ人間がここまでの借金地獄になるというところに恐ろしさを感じる。
プロ野球選手でも年棒数億稼いでいた人間が引退したらガソリンスタンドでバイトという例があったが、貯金と倹約という言葉をしっていたらこうはならなかったろう。

稼ぐ金より使う金が多かったら赤字で、借金につながるのだ。

当たり前だが、使う金は稼ぐ金の中から貯金を引いて、そこから使うべきである。

›10 23, 2008

怪しい企業

Posted by skillstorage at 14:53 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

このブログでも怪しい企業、魑魅魍魎の輩に乗っ取られている企業をちょこちょことお伝えしているが、最近はまた怪しい動きが活発化している。
何しろ新興市場の時価総額が低いので、経営者は資金繰りも厳しいし、自分の資産(持ち株)が急激な減少となっているので、外部資本で企業を存続させたい、もしくは売却して現金を作りたいという動きがあり、上場企業を乗っ取りたい、一般株主からぼったくりたいと思っているような連中と利害が一致していているような企業もあるのではと思われる。

さて、景気が悪い中でも業界平均をはるかに上回る業績であったプロデュースの循環取引が少しづつ情報が出てきているが、これは監査法人も粉飾決済にグルであったという報道である。
こうなるともう一般投資家は見抜けないし、騙されたと言っても良いだろう。
まだまだ循環取引に協力した企業も公表されていないので、早く当局が公開してくらないか待ち遠しいところである。ちなみに、上場前から取引先兼株主の大企業があり無関係なのか大有りなのか非常に気になる。

最近ではまた、モックの大量の希薄化を伴う増資、新株予約権。割当先企業の経営成績を見てびっくりでした。

後は、何故まだ存続できるのか不思議でしょうがない企業もたくさん存在する。存在するためには株主なり、銀行なり、子会社なり、協力会社なりを犠牲にする必要があるかと思う。要は運転資金さえあれば企業は存続できる。そのためにはどうやって金を集めるか、そこに注目している。
米国の投資銀行、金融機関が長期間に渡り多額の損失を計上しているが、日本の金融機関で何故まだ存在できているのか不思議なところも多い。
単なる会計基準の違いで飛ばしているのがバランスシートに反映されないのか、子会社を犠牲にして親会社は傷つかないようにしているのか。

2000年以降に急激に成長したような新興の金融系、不動産系、それからサラ金関係に注目しているところです。

›10 17, 2008

バブルの原因

Posted by skillstorage at 10:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本でバブル崩壊したときには米国の金融理論でその原因を説明されたものである。不動産におけるバブルは明確に金融理論で説明された。日本においては、隣の不動産の価格に合わせて価格が決められた。また市場の需給関係で価格が決められた。
それに対する金融理論での説明は、Disconted Cash Flowであり、将来に渡って得られる賃貸料を現在価格に割り引くのが、理論価格ということであった。

今回サブプライムローン問題を発端とする金融の崩壊は不動産価格とそれに対する貸付が原因であるが、今考えなおすと米国の金融理論のこじ付けによってバブルが形成されたと思う。

様々なメディアや専門家がバブルの原因を報じてはいるが、根本的な問題として2つ重要なことがある。
まずは、利益と損失の非対称性がある。不動産の価格上昇が担保になったりするのも結局は同じ問題があるのかとは思うが、リターンは限りなく大きく、リスクは限られている。
例えば、投資銀行における社員においても、リターンに対しては成果報酬として一定のパーセンテージを報酬として受けることができるが、リスクは会社を解雇になることだけで、損失を被っても個人としては何の損失も受けない。

個人においてもこれは同様のことで、リターンは限りなく大きいもののリスクは破産(日本では自己破産)である。企業においても同様である。これが、損失を被った場合、社員、個人、企業が将来に渡って稼ぐ利益まで回収させられたり、破産が認められず連帯保証人に回収が及んだり、損失は死んだり内臓を売ってまで返さないといけない社会であれば、バブルにはならない。

もうひとつはトラッキングレコード(過去の利益・損失のデータ)を重要視してしまうことが問題だと思う。投資信託では騰落率は必ずデータとして重要視されるし、株を買うときにチャートを見る。
だが、CDSの仕組みで過去のデータから格付けが行われたが、過去のデータは実は何の価値も無いことがわかったのだと思う。

›9 30, 2008

プロデュースも循環取引疑惑で上場廃止そして倒産

Posted by skillstorage at 15:00 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

循環取引疑惑が出て、わずか1週間での倒産劇だった。疑惑報道が出たのち、株価は連日ストップ安、タイミングが悪くその週の株主総会では監査法人が辞任したため計算書類の決議が取れず、また社長、専務が欠席という事態であった。そしてその週に短期借入の借り換えができず民事再生手続きとなった。
増収増益(どこまで粉飾なのか明らかではないが)、工場拡大等の大掛かりな設備投資から手持現金が不十分であったことがこれほどまでに早い倒産劇となったのだと思う。かつてのライブドアでは余剰現金が十分にあったことから、上場廃止になっても潰れることはなかったのとは大違いである。

さらに一部報道での循環取引で利益の水増しという表現が気になる。通常循環取引は、売上の水増しに使われ、他社に売ったものが、さらに他社に転売され、最終的には自社が買い取る仕組みであり、決算期はまたがるにしても最終的に循環のコストは自社が持つことになり、破綻する仕組みである。

これまで、IT業界でメディア・リンクス、IXI、食品業界の加ト吉と行われてきたが、製造業で行われていたのであれば、それは驚きである。何しろ、実際に物をつくっているのであり、物がいくつかの取引先に売られ、それを買い取っいるのであれば循環取引を止めると在庫の山ができるはずである。

同社の過去の決算を見ると急成長を遂げており、営業キャッシュフローが追い付かない受注量、売上増加である。しかし、同時に利益も出しているのである。足りないキャッシュは増資と融資によって賄っていた模様である。

地道に技術開発に取り組み利益を出している製造業、町工場のイメージまで悪くなってしまうのであれば残念でならない。

›9 18, 2008

崩壊する資本主義

Posted by skillstorage at 21:41 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

リーマン・ブラザーズのチャプター11の衝撃、メリルリンチのバンカメによる買収(救済)、AIGの米国政府公的資金投入。
そもそも、AIG、米国住宅公社というのは公的資金を投入されないと死んでいた存在だが、以前は格付けはAAAであった。要するに皆が馬鹿なのか、グルなのか、資本主義のファイナンスにのったカジノ経済で大ばくちを打っていた訳である。
世界経済は拡大するという前提に立ち、レバレッジを効かせて大儲けしていたのが、経済が傾いたらレバレッジの分だけ大損したというのが根本だと思う。
拡大する経済から、リスクを取って成長する企業を見て焦って高リスクに後から手を出して経済低迷、サブプライムローン問題で大損を出して立ち治れないほどになったとは。

強欲が招いた当然の結果だと思う。人間だれしもそうなかもしれないが。

しかし、これで米国はさらにドルを大量に刷る必要になるだろう。理論上はドルの暴落になるはずだが、世界各国、とりわけ日本が協調したりするんだろうなと思うと悲しくなる。

IPOは今後は先進国では件数は少なくなるだろうし、成熟産業が増え、それらの産業はM&Aで大手が支配する寡占、独占になり、とこれはもう資本主義の衰退期に入ったのだろうか、と思う今日この頃です。

›8 08, 2008

経済財政白書2008

Posted by skillstorage at 13:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

副題を「リスクに立ち向かう日本経済」としているように、本文中にもリスクという言葉が頻繁に出てくる。

「読売新聞の社説」では思いっきり叩かれていた。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080722-OYT1T00817.htm
白書が国民にリスクを取れというのは確かにおかしな主張だと思うのだが。白書はあくまでもデータを示すものでデータ分析は読者の判断だと思う。

経財白書では、日本経済は現在世界のサブプライムローン問題を端に発した金融混乱の影響下で「踊り場」であり、

海外発のショックに脆弱

世界的な資金フロー変化の図があるのだが、わかりやすく、世界の金融フローの解説もよくできている。世界の貯蓄過剰の背景、新興国がアメリカの経常収支赤字をファイナンスしているのも浮き彫りとなっている。

アメリカは対外純債務を焼く300兆円も抱えながら、自国に低コストで借り入れた資金を、高収益の海外資産で運用することによって所得収支を黒字としている。
これを英米のマネーは海外で高利回りで運用する「投資型」で、日本は海外への「貯蓄型」と表現している。

日本のサブプライムローン問題以降の株価下落はアメリカより遥かに大きい。日本の株式市場は外国人投資家比率が3割近く、売買は6割を占めている。
日本の市場が売買高が小さく、厚みがないことが外国人投資家の売りの影響を大きく受けたということだ。

経財白書では、日本人の低リターンの資金運用(貯蓄)では、高齢化社会では老後生活できないような書き方をしているのだが、それが保守的な運用しかしてこない一般的日本人には読売新聞社説のように違和感や憤りを感じるのだろう。真っ当なことが書かれていると思うのだが、白書にしては主張が強かったか。

›7 24, 2008

エーワン精密とナステック

Posted by skillstorage at 17:14 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

株式会社ナステックという会社がエーワン精密の株を取得して、アクティビストとして様々な要求をしている。
・期末剰余金の配当に関して、配当性向を80%
・1年間で株式総数30,000株、取得価額の総額15億円を上限として、自己株式取得をする。
・社外取締役1名を選任する。

このナステックという会社は、エーワン精密と似たような会社(事業会社)であり、以前から何故保有しているのか気になっていた。同じ商品(コレットチャック)を売っているので、同業の情報を得るためなんだろうかと。

そしたらアクティビストだったようだ。

しかし、エーワン精密も創業者梅原勝彦氏の資産管理会社と従業員持株会で44%を保有しているので、まあ買収することもできないし、要求も通らないだろうし、残りの株を買い占めることもできないしナステックという会社は目的がよくわからず本当に気になるところだ。

ナステックの佐藤真理子社長のインタビューとかあったら聞いてみたい。

なお、エーワン精密は町工場としてはとても良い会社だけども、資金需要もあるわけでもなく成長を目指しているようにも見えないし、何故上場したのかわからないところがある。

エーワン精密については本が出ているが、町工場としては圧倒的に強い。

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›7 17, 2008

日本も本格的不況の兆し

Posted by skillstorage at 14:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

サブプライムローンからフレディマックとファニーメイの破産懸念と米国金融初の金融収縮が世界中に飛び火している。
欧米(米国、英国、スイス)に関しては基幹産業の金融が住宅ローン債権の問題から巨額の債務を背負うことになる。新興国に関しては、基幹産業の輸出(製造業)が米国、先進国の不況入りから販売不振となっている。

日本は輸出産業の問題よりも、官製不況を中心とした構造的問題から不況入りすると見ている。経済の要である消費に関しては、少子高齢化、ワーキングプアの問題がある。


□ ワーキングプア対応

日雇い労働者、非正規雇用者の問題がグッドウィルのような派遣業者に問題があるとされているが、そのようなところへの規制によって結果として労働者が雇用機会が奪われると感じる。

現状、1000万人が200万円以下の年収と言われている。内訳とすると、30代の2人に1人は、時給1000円以下の賃金という計算になる。

このような労働者には消費の余裕が無いのは確かであるが、雇用を生み出す企業側もこれ以上の賃金で日本人労働者を雇用する余裕が無いのが実態だろう。
日本企業の生産性は、先進国と比べ低く、人件費はトップクラスに高い。そのため賃金が上昇するのであれば、海外で生産せざるを得ない。要するに日本の労働者が世界的に競争力が無いのが元凶である。本来は高い教育水準と真面目な気質で日本人労働者は競争力があったのだが。

□ 日本の状況

つまり、国内の賃金は上がらないし、国内消費も増えないということになる。
日本の産業基盤である輸出型製造業においても、高い人件費、日本の実効税率(約40.7%)の高さを嫌い、今後も海外で生産を続けることになると思われる。日本に製造業が回帰するためには逆の条件を満たさないといけない。


□ 新興国の状況

世界の工場と言われる中国においても状況は深刻である。つい最近も上海に行ったが、大家は不動産利回りが借入金利より遥かに低いと言っていたし、インフレ、賃金の上昇、過剰な労働者保護、利上げと製造業の環境としては非常に悪い。中国外国為替取引センターが発表した最新のデータによると、7月16日の人民元対米ドルレート基準値は1ドル=6.8128元となり、1ドル=6.82元を突破とのことである。

インドもソフトウェア産業が主流であるが、やはり米国経済に依存している。デカップリングと一時は言われはしたが、産業輸出型企業は先進国に依存している。

ロシア、ブラジル等はコモディティ、資源高ではあるが、先進国需要低迷の影響は受けると思う。

□ 世界の状況

ここ数年続いた金余り現象(資産バブル、過剰流動性)は収縮に向かっている。インフレと景気停滞のスタグフレーションが世界に遅いかかろうとしている。世界経済を牽引する先進国消費が停滞し、失業者も増加する。しかし、このような不況は何度も体験してきたことであり、5年以内にまた回復するのであろう。

›6 19, 2008

電線ケーブル・光ファイバ産業

Posted by skillstorage at 10:31 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「ものづくり白書2008」によると、電線ケーブル・光ファイバ産業というのはどうやら設備産業らしい。出荷量の4割以上をビル・住宅分野が占めている。当然のように需要は中国がダントツで成長率も著しい。日本は長期的に減少傾向である。

そのようなことから企業グループを超えた事業統合が進んでいるとのことである。

・電力用電線分野
住友電工+日立電線
古川電工+フジクラ
三菱電線+昭和電線

・ビル・住宅用電線分野
住友+日立+タツタ電線
フジクラ+三菱電線

›6 18, 2008

韓国メーカーのすごさ

Posted by skillstorage at 18:26 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「ものづくり白書2008」のコラムで、韓国メーカーの新興市場での戦略と日本メーカーとの違いが書かれている。
・低価格汎用品を大量に販売しブランドを浸透させる
・多額の広告宣伝費をかける
・流通整備に大量に資源投下
・ローカルエンジニアを活用し、ローカライズ
・本社からの派遣は5~10以上、現地に赴任させ現地の言葉、文化、慣習をマスターし現地の協力会社と良好な関係を築く

どれも日本のセットメーカーができていないことだ。
恐れ入った。
日本にいるとのんびりしてしまうが、アジア新興市場での過酷な競争で韓国メーカーは血のにじむような努力をしているのだ。

中小企業白書2008版を読んで

Posted by skillstorage at 11:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

2007年度は中小企業の業況が悪化している様子が「中小企業白書2008」に書かれている。
主な原因はやはり「官製不況」だと思う。

消費者や労働者保護のための規制により総合的には全体の経済発展の足かせとなっているのがデータとして浮き彫りになっている。また、一時的とは思われるが、原油・材料の価格高騰の影響は大きく、。構造的な問題としては、少子高齢化・人口減少は解決不能に陥っている国家の大問題であり、将来の国家の発展の足かせとなるだろう。

また、中小企業では、低い労働生産性、IT活用の遅れ、グローバル化対応の遅れが問題とされている。


□経済成長率の公式

経済成長率=就業者数増加率+労働生産性上昇率

この式(指標)は実は始めて見るかもしれない。しかし、感覚的には正しいと感じる。
中でも就業者数増加率のインパクトは非常に大きく、人口増加率をその国の経済成長率と近似されることはよくある。
米国なんかは移民を積極的に受けいれ(というか基本的に原住民だったインディアンと奴隷として連れて来られた黒人以外は移民かその子孫だ)、人口が増大するのが経済発展の希望的観測として捉えられている。

日本は労働人口が減少し、移民は受け入れないような島国根性の国家なのだから、労働生産性を上昇させる以外経済成長はあり得ないということになる。

この労働生産性だが、海外展開している企業の方が高いとうのに驚いた。製造業で言えば、海外で工場を持つのは、基本的に人件費が安いからだ。その分、国内に残る企業というのは合理化・省力化を進め生産性が高いはずだと思っていた。

しかし、実際は、海外展開により労働生産性が向上した企業が4割、5割は変わらないという結果だった。また、海外展開に伴う国内生産の縮小をしていない企業が8割というのも不思議な事実である。

日本の労働生産性の水準は、米国の7割にとどまる。先進国の中ではダントツに低い。特に製造業において中小企業の労働生産性は大企業の半分近い。これは自社でしかできない技術を持たない為、熾烈な競争にさらされているからだと思う。もしくは、大企業の言いなりになってしまっているのではなかろうか。

□労働生産性の公式

労働生産性 = 付加価値額/労働投入量
         = 資本ストック/労働投入量 × 付加価値額/資本ストック
         = 資本装備率 × 資本生産性

資本整備率は製造業では、中小企業は大企業の半分以下であり、資本生産性は大企業と変わらない。

資本装備率とは、従業員ひとり当たりの有形固定資産額のことである。つまり、中小企業の労働生産性が低いのは、設備投資が充分されていないということをデータは示している。
だが、中小企業者にとっては設備投資は負担であろうし、労働生産性を意識している中小企業者は少ない。

□生産性の高い中小企業の特徴
ITを活用し、グローバル展開をしている。ITにより合理化を進め、設備投資による固定費増大はスケールメリットを活かし販売拡大から海外販売に繋がるのかもしれない。
また、製品・サービスの差別化ができている傾向が高い。そして、労働生産性が高い企業の方が研究開発に積極的である


□中小企業と大企業の格差拡大
大企業と中小企業、特に小規模な企業との間の利益率の差が拡大している。これには構造的問題があるとされている。それは、中小企業が消費の低迷の煽りを受けやすいこと、グローバル化による海外との競合の影響、公共事業の減少があるようである。

確かに、消費低迷で大企業が煽りを受けても、利益を出すために中小企業からの仕入抑制、コストダウン対応をするため影響が大きい気がするし、同じ製品を仕入れるのなら、海外の安いものを仕入れるのは当たり前のことである。金型など加工に関しては、設備さえ入れれば今やどこでも同じ品質でつくれるほどになってきているのが現実だ。

また、ここ10年間は自営業者の収入は、会社員の収入以下である。会社員より遥かにリスクを背負っているのに、収入が低いのであれば経済的には自営業を営む利点が無いのだが。
廃業率が開業率を上回るのは、経済合理性の結果では無かろうか。
さらに、約7割もの中小企業が過去3年程度で経営の継続が困難であると感じたと回答している。困難な状況下では、「賃金カット」、「人員削減」、「個人資産の投入」、「個人名義借入金の投入」と会社生存のためには過酷な対策をしている。

□資金調達の問題点
日本の中小企業の資金調達手段はかなり限定されている。まず銀行からの借入に頼っている。
データでは書かれていないが、中小企業においては経営者兼オーナーの個人保証が求められ(こんなのは日本と韓国くらいだ)、事業のリスクが個人の生活リスクと直結しており非常にハイリスクだ。しかも、エクイティファイナンスの投資残高は国際的に超低水準である。
尚、無担保かつ第三者保証なし借入の割合が100%の中小企業は、全体で13.6%で情報通信業では31.3%である。製造業等においては、業歴が古く慣習から保証を取り続けていたり、経営と所有の分離がされていないことから金融機関が査定ができないことや、経営陣に対する信頼が無いのではないだろうか。

›6 17, 2008

中国など新興国のインフレ

Posted by skillstorage at 13:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

6月12日の上海総合株価指数が1年2カ月ぶりの安値水準となった。BRICs新興国(発展途上国)の株価下落が止まらない。これらの国はインフレが加速している。

中国の第一四半期にみるGDP成長率は10.6%であるが、他方CPI(消費者物価指数)は8.0%で、昨年1Qの2.7%、中国政府の年度目標4.7%と比べ急激な上昇が見られる。
CPIの上昇で食品が21%、住宅価格が6.5%上昇となっている。
可処分所得は都市部住民が11.5%上昇、農村部で18.5%上昇となっている。

傾向としては、国内消費需要は上がっている。但し中国は発展途上国として重要な生産拠点となっており、やはり輸出国としての貿易黒字が経済力の中心である。
中国の最大の輸出先はEUで、人民元はこの2年間で対ユーロで12%切り下げされているのが貿易黒字をもたらしている要因だ。
本来の為替レートから言えば、ユーロが高すぎる気がする。

為替に関しては、ドルもユーロも人民元も政策的なものだが、一般企業としてはそのトレンドを見極め収益に結び付けていく事が重要だと思う。
中国の消費は確実に伸びており、設備投資も旺盛だ。中国がEU諸国からの購買を日本にシフトする傾向は続くのはないかと思う。

さて、インフレだが新興国においてのインパクトは先進国より大きい。新興国は衣食住のうち生存に欠かせない食の割合が消費において大きい。つまりエンゲル係数が高いということだ。
インフレも食品が大きく、ガソリンなど生活必需品が高騰すると、食料以外の消費を押させる結果となり、消費が低迷することとなる。

中国はインフレ抑制のため金融引き締めを強化せざるを得ない状況だろう。

›5 02, 2008

ユナイテッド・テクノロジーとグッドウィル紛争に

Posted by skillstorage at 09:52 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

各社のIRを見てみて欲しい。特にグッドウィルは感情的とも言えるIRで笑える。ユナイテッドによるGW不祥事の株価低迷時に株式の大量取得、その後の業務提携の提案というのはGWにしてみれば乗っ取りにしか思えないのだろう。本来買われてしまえば良いとも思え割れるのだが、GWも折口が筆頭のオーナー企業で思い入れが強いだろうし、ユナイテッドに買われるのが相当嫌なのだろう。

グッドウィルはまあ報道で散々叩かれたが、今でも本質的なことはそんなに変わっていないのではないかと思う。経営陣は折口の傀儡に思える。

しかしGWもIRに警視に相談などと出すとこれは紛争に発展するのではないかと思う。

ユナイテッド・テクノロジー・ホールディングスについてはあまり知らなかったが、設立10年強で派遣業でここまでの巨大勢力となり、グッドウィルを飲み込もうとしているので興味深く調べさせてもらった。
社長の若山 陽一氏は高校卒業後パソナで働いている時に、製造業向けの人材派遣業の将来性を見出したようだ。

当時の日本の不況の中、製造業が積極的に人件費の流動化を模索していたブームに乗って、その後の製造業の復活とともに市場拡大にも乗った感じだ。

このように急拡大したビジネスというのは何かあると普通は思うだろう。

今となってみたら、過去の派遣や請負という仕事は社会保険未払いの問題や偽装請負など業界全体に構造的な問題を抱えていたということがわかるのだが。

泥沼の争いに発展しつつあるので傍観し近づかないでおこうと思う。
派遣や請負は社会問題にもなっており、ますます印象が悪くなるかもしれないと感じる。

昔だったら人身売買とか言われたのだろうけど、もはやこういった業界無しでは製造業が生存できない事こそ問題なのかもしれない。

製造業が米国のように自由に労働者をレイオフできる環境や派遣・請負に頼らず流動化できるようにする仕組みこそが本来必要なはずなのだが。

›4 28, 2008

FPD主戦場

Posted by skillstorage at 14:24 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

FPD(薄型テレビ)分野においては、日本・韓国・台湾がセットメーカー、パネルメーカー、デバイスメーカーの全領域に渡りメインプレイヤーとなっている。

このFPD業界の凄まじい業界再編がどのように進んでいくのか。

(1)松下・日立・キヤノン連合
キヤノンのデバイス強化

(2)シャープ・東芝・パイオニア連合
シャープは垂直統合を加速させ、パネル・デバイス販売強化

(3)ソニー・サムスン連合
ソニーがサムスンよりシャープに歩み寄り
ソニーは水平分業を加速

デバイスメーカー、装置メーカーの業績は方針を見てみるのも面白い。

特に装置メーカーはFPD業界の設備投資のための開発を行っており、将来利益の先取りを行っている業態である。
そのFPD関連装置メーカーであるが、前工程(パターン形成工程)、後工程(セル組立工程)共に陰りが見えてきており、前工程のように特定の装置メーカーが独占している市場では大企業ほど利益が出せているが、競争の激しい中小企業の乱立する後工程においては赤字企業も多いのが実感だ。

先日あるベンチャー企業はFPD向け検査装置事業を縮小することを発表した。既に成熟産業となっているFPD業界では設備投資もやがて縮小するだろうし、今の時点でコストダウンに見合った収益が取れないという理由であった。

日本メーカーは撤退しても新興国メーカーは参入してくる。そうなるとデバイスメーカーは海外勢力も力を持ち出し、日系企業が独占している利益も取られてくるだろう。

しかし、販売予測を見ると2011年から完全に成熟期に入るFPD市場にあと数年間の利益を取るために途方も無い努力をしているように見えるのだが。

案外、三洋電機のように地味に電池のようなデバイスに特化したほうが利益が稼げるのかもしれないと思う。

そういえば読売新聞によると三洋は松下に買収されるようですな。松下のIR(本日の一部報道について)では当たり前のように否定していますが。

今連載中の「専務 島耕作」の初芝と五洋とまったく同じ事が起きている訳やね。これで有機ELを隠し持っていたりすると。

永守社長の「休みたいなら辞めろ」発言について

Posted by skillstorage at 14:12 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

永守社長は2008年4月23日の記者会見で「休みたいならば辞めればよい」と発言したと報じられた。「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」と述べたとされている。asahi.com 2008年04月23日

日本労働組合総連合会の高木剛会長は2008年4月26日、東京都内で開かれたメーデー中央大会で「休みたいなら辞めればよい」と発言したとされる日本電産の永守重信社長を強く批判。高木会長は「言語道断。労働基準法が雇用主に何を求めていると思っているのか、どのように認識されているのか。ぜひ問いただしてみないといけない、そんな怒りの思いを持って、この日本電産のニュースを聞いたところであります」と、同社長の姿勢を非難。大会に出席していた舛添要一厚労相は「きちんと調査する」と応じた。

Yahoo!ニュースのコメント欄もかなり盛り上がっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20080426-00000003-jct-soci&s=points&o=desc

日本電産の永守社長は尊敬される経営者だと思う。
モーターのような非常に競争が激しく利益の叩かれる商売の中で、何度も瀕死の企業をM&Aして再生させてきた。

瀕死の企業を再生させるのには痛みが伴う。日産のゴーンさんだってそうだが、楽をしたい労働者からはボロクソ叩かれる。

会社が潰れて職を失って、路頭に迷うのか
会社を厳しい環境にして再生させ、給与を上げ生活水準を上げるのか

永守さんは労働者に対して別にどちらを選んでも良いと言っているはずである。そして買収企業の人を切った事も無い。但し、厳しい環境に改革しているだけだ。

そして改革しない限り確実に買収される企業は潰れていたのだ。

「休みたいなら辞めろ」という発言は、それだけ聞くと労働者への攻撃にも捕らえられるが、ちゃんと永守氏の発言全てを見てみたい。搾取しようとして発言したのではない事は明らかだろう。

自分も他の経営者やハゲタカファンドが言うのなら怒るだろうが、永守氏は許せる。
それは本でも読んだのだが、永守氏が一番厳しい環境に自分を追い込み、誰よりも働いているからだ。

永守氏の本は是非読んでみて欲しい。

日本電産 永守イズムの挑戦

›4 21, 2008

中国頼みになる世界経済

Posted by skillstorage at 15:50 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

米国がリセッション(不況)に入りだした。それに引きずられ先進国の産業の販売が滞りだし世界経済が悪化懸念にある。

そもそも先進国には経済を引っ張るほどの消費需要が少ない。車関連、洗濯機、テレビ、携帯電話、パソコンといった電化製品はは既に所持しており、今後家電業界を引っ張る製品が無いのだ。
世界各国のテレビのデジタル化による薄型テレビ特需を終えたら次の大型製品が見当たらない。せいぜい太陽電池だが、これまでの製品のような数の出るものではない。

そのような状況から10億人以上の発展途上国の消費に期待するしか無くなって来ている。中国、インド、そして1億人以下のアジア、東欧の小国の集合体の消費を促すことで先進国の輸出を確保というか利権を広げようという動きになるだろう。

それにしてもオリンピックがあるというのに盛り上がりに欠けるし、世界情勢の悪化は予想以上であり将来が心配な人も多いだろう。これもマネーゲームという虚業で遊びすぎた米国とそれに乗った世界中の大馬鹿野郎のせいですね。

›4 10, 2008

中国は崩壊していくのか?

Posted by skillstorage at 14:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

中国に関しては悲観的な観点と楽観的な観点が交差し、訪問するたびごとに両方の気持ちが強くなる。政治に関しては悲観的であり、経済に関しては楽観的な観測である。

上海には毎月のように訪問しているが、その度ごとに変化が見られる。市内にあった古びたバラック部落がいつのまにか撤去されていた。そのブロックはまた再開発をするのだろう。建築中のビルがまだまだある一方、投資用物件のため夜の電気がまばらという現象も見られる。
商業に関しては活発で、物価が上昇も毎回感じられるものの消費意欲が非常に高い。

上海市内の工場団地のアパレル工場のようなローテクは地方都市に追いやられている。しかし人は集まり商業施設が繁盛している。

日本が高度成長期には地道に生活の基礎を築き、金持ちというのはバブル期に入り台頭したのとは違い、上海では最初から資本主義の投資とレバレッジで投機的な商売が多い。

まだ発展段階にもかかわらず大金持ちがこれほど誕生している状況は、日本とはちょっと違うと感じる。

工場経営者も、人件費の上昇からこれからは商業や投機ビジネスに変えるという人が多いようだ。急激に成長したので、失敗を知らないからか、強欲なのか、さらに金儲けを考える輩ばかりで、地道に今の工場での生産を続けようという気概のある中国人が少ない。

中国でも製造業(加工業、組立業)の多くは台湾人など外国人であるが、彼らとも考えが違うようだ。

ある中国人経営者と話した。不動産や株の投資はしないのか聞かれた。本質的にギャンブル好きなのか、賭博的要素で投資というか投機している。
モノをつくるのではくて、投機で設ける時代だと豪語する。

恐らく、ここ数年の株価上昇と不動産価格上昇で大金持ちになった人をたくさん見ているのだろう。製造業で1個数円のモノをこつこつ作るのがバカらしくなったと思える。

しかし、彼には株も不動産の知識も欠落している。話がまったく噛み合わない。何故投機するのかという質問に、彼は値段が上がるからと答え、何故上がるのかという質問には、一般庶民が買うから、という。
企業価値や不動産価格の決め方は無知である。恐らく一般庶民も同じなのだろう。

これはかつての日本のバブルと全く同じ現象であり、価値以上で価格が決まるといつかは暴落するのだ。

そんな話をしても、ゼロから資産を作ったのだから、ゼロに戻ってもいい。借金してでも大儲けしたい。借金なんて返す必要は無いのだから。

これにはハッとさせられた。日本ではそんな考えの人はいないのではないか。自己破産が2回認められているのだから、マイナスにならないゲームなのに多額の借金をしてまでそれを数倍に増やそうと思う人がいない。

中国ではそれが当たり前なのかもしれない。それが恐ろしく感じた。
ただ彼はお金は動かすと増えると言った。動かすと得をするのはゲームの胴元だけだということを知らないのか?ギャンブルだけでなく株でも不動産でも、仲介する金融機関や不動産屋は確実に手数料を抜ける。

何かに投資をすれば金が当たり前のように増えたという感覚を無知な人間が知るほどより恐ろしいことは無いと感じた。

ところで、工業から商業へとビジネスを転換させている経営者もいる。彼は儲かるところに資本を突っ込むという、日本人より遥かに資本主義的感覚を持っている。しかし、長期で何かを成し遂げるとかそういう気概がある中国人がいるのか心配だ。

政治に関しては、チベットの弾圧や各国の聖火デモも報道されておらず、言論の自由、報道の自由といった基本的人権が蔑ろにされている実態が改善されていない。

沿岸地区は豊かになり、内陸もこれから豊かになるだろう。だが、それを一党独裁の共産党がコントロールし続けることが可能なのだろうか。

›4 07, 2008

成熟期企業の事業継続戦略

Posted by skillstorage at 19:25 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

企業も人の人生と同じように誕生があり、死(倒産)がある。そのスパンが短いものも長いものもあることが違うくらいだ。

創業期を生き残る企業はほんの一部であり、多くが資金調達さえ出来ずに死を迎える。活動資金が調達できても、その後の顧客獲得、製品開発が失敗するか、それ以前に運転資金が不足し死を迎えるところがほとんどだ。
そこを生き残ると発展期であり、売上拡大期においても資金が不足しやすい。それは売上が立っても支払される時期が遅いからだ。先に支払や社内経費出費が増えて運転資金が不足しやすい。
また競合の参入や製品の衰退といった問題をクリアし続けていかなければならない。

その後更に発展させるため、資金を調達するためなどで上場という選択がある。

上場企業において成熟期に入り伸び悩んでいる企業を想定すると、MBOやM&A対象という選択肢となってくる。もしくはその企業の置かれた環境(市場)自体の成熟期となると企業の再編が行われる。

薄型テレビ業界というのは、急速に伸びている成長産業だが、参加企業は利益が出ないため早くも成熟産業における再編と同じ現象となっている。過当競争のためコストダウンが激しく(これは半導体でも同じだが)、再編によって競争数を減らすという軍事的な同盟戦略と同じような戦術が取られている。
プラズマではパイオニアがパネル生産から撤退、液晶でも同盟が進んでいる。

その一方であまり報道されないが、部材メーカー、装置メーカーの状況が芳しくないようだ。最終製品を組み立てるセットメーカーと比べ非常に利益率が高い部材メーカー、装置メーカーだが規模が小さい(ニッチな)メーカーは悲鳴を上げている。

それは規模が小さいと経営環境の変化に対応する力が弱いからだ。一番問題なのは運転資金であり、潤沢な蓄えが無いと、一時的な再編による不況を乗り越えられない。また不況の波も余剰人員が正社員比率が大企業よりも高く、柔軟な対応ができない。売り先が一部の企業に偏っているため他の収益源が少ない。

特にFPD業界というのは再編とコストダウン、更には円高の影響でこれまでは良かったが体力の無い(資金の少ない)中小企業、ベンチャー企業がバタバタと倒れ始めている。

これを生き残ると、競争相手が少なくなって更に発展できるチャンスでもあるのだが。

›3 24, 2008

円高は損なのか?

Posted by skillstorage at 19:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「ミスター円」こと榊原英資・元大蔵省財務官は、強い円こそ日本の国益だと発言した。昨年も円高を予測し、円は80円台まで行くようなことも仄めかしたらしいが、実際円高が国益に合致するという意見は賛成だ。

そもそも輸出型製造業が中心の産業界では円高を危惧する意見ばかりなのだが、輸入資源、輸入食料が無ければ生活できない日本にとってはある程度の円高は必要なはずなのだ。
そもそも円高ではくて、ドル安というのが現状なのであるし。

米国経済に頼ってばかりでは製造業だって生きてはいけないのだから、円高を受け入れ円高で利益を出せるリストラクチャリングを進めるべきだと思う。

›3 21, 2008

ドリコム楽天へ第三者割当(楽天の傘下へ)

Posted by skillstorage at 19:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

株価が下げとどまらないというか業績悪化に歯止めがかからないドリコムであるが、楽天に第三者割当を行い20%強を楽天が保有する持分適用関連会社となる模様だ。

資金の使用使途は、なんとほとんどが借入金の返済とのこと。

上場し高株価だったものの、創業者とVCが高値で売り抜け自社で調達した資金も使い果たし、銀行借入による運転資金だったものの、業績の低迷から銀行の態度も強くなったのだろう。

銀行借入にあった条件が厳しかったので、どういうつもりかと思っていたのだが。当然経営陣は業績回復のつもりだったのだろうが。

楽天がどういうつもりで増資を引き受けたのか非常に気になるところです。

›3 03, 2008

衰退する日本の製造業

Posted by skillstorage at 18:50 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

原油など輸入価格急上昇、所得の海外流出最大
原油など輸入価格が急上昇している一方、輸出価格の上昇は小幅にとどまり、貿易を通じた所得の流出が拡大している。流出額は海外資産からの収益を上回った。これまで日本は海外からの利子・配当収入により国内経済活動で稼ぐ以上の所得があったが、海外への所得流出で実質的に国民の所得が目減りしている。
(日経新聞より)

輸入する資源の価格高騰、円高により製造業が大打撃を受けている。日本の製造業の強みは輸入した資源を加工して付加価値を付けて輸出販売することにある。これは日本の強みでもあり、これ以外に外貨を稼ぐ能力がほとんど無い。
(他国でも日本のように資源の無い国はあるが、シンガポールのような小国は金融、ITを駆使しているが、日本はなまじ人口が多い大国でありそのような産業政策を取れていない。)

記事が示すように、日本の製造業が付加価値を付けられなくなっており、これは新興国の製造業の追い上げや付加価値の向上があることを示している。

日本が先進国であり続けるためには、製造業がより高付加価値な製品を投入し続けるか、他国への投資・回収といった金融や他の産業で外貨を稼ぐしか無いのだが。

やっぱり前者を推進する方が過去の成功体験からもやりやすいのだろう。

製造業で付加価値を出すためには安い賃金、減価償却や法人税で新興国と競争できるような環境が必要となってくる。

安い賃金は、やはり労働力の流動化も必要で偽装請負が問題となっており、なんとか海外の労働力を国内に持ってくるしかないのではないか。

日本で(輸出)製造業ほど国際的な競争にさらされている業界は無いのだ。日本国内だけで戦っている産業なんてやはり甘い環境にいると思う。

そう考えると、産業政策上は輸出し外貨を稼ぐ製造業に対するバックアップは大切だろう。
さらに、製造業に頼っているだけでなく、金融は国際的競争力をつける必要がある。

でも競争力をつけるために国内で外資金融とガチンコさせると生き残れないほど重症なので厳しいのだろうな。

›2 04, 2008

上海バブル

Posted by skillstorage at 12:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

中国がバブルと言われている。年率10%を超えるGDP成長を維持しているが、それ以上に株価や不動産価格上昇のスピードが遥かに大きい。マルチプル(レバレッジによる増大)では説明が付かない現象と考えられている。

今年に入り上海に行ってきた。この大都会はシンセンもそうだが来るたびに景色が変わる。街の景色、車、服装、化粧、小売と全てが変わる。
高級車が走り、高級ブランド店の前に行列が出来き、億するマンションが売れている。その一方で地方都市からの出稼ぎの低所得者も相変わらず多く流入する。

消費意欲は平均的な日本人より旺盛と感じた。日本と違い、上海は格差社会だ。上海の英字新聞を読んだら、中国のMBAがアジアトップになり卒業生の平均年収は1000万円を超えていた。これは日本国内のMBAより上なのかもしれない。

他方、年収が100万円以下の圧倒的な低賃金労働者がいる。

日本人向けかと思っていたカレーライス屋(ココ壱番屋)には、中国人ばかりで500円以上するカレーを食べていた。

他方で50円の粥を食べる地方からの出稼ぎがいる。

ワーカーの賃金は5%近く上がっているようである。15年で2倍の計算だ。知的集約業務を行うビジネスマンはもう先進国の賃金に収斂しつつあるように感じる。

不動産に関しては米国と同じ投機に感じる。夜街を歩くとマンションの光がまばらだ。住んでいる様子が無い。不動産利回りは2.5%に落ち込んでいるが、長期借入金利は7%と聞いた。サブプライムローンと同じ構図である。米国のように複雑な証券化として売られてはいないが。

地方都市に行くと上海とはずいぶんと違ってくる。未だに物価は安いし、上海、蘇州、シンセンといった工業都市にずいぶん労働者は移ったとはいえ、まだ低所得者が数多くいる。

工場で働く労働者も数年で変わってきたように感じる。以前は背が低く、田舎っぽい若年の女性労働者といった感じだったが、今回見るとほとんどのワーカー(ほぼ全員女性だった)はピアスをし、眉毛を整え、貧相だがちょっとおしゃれっぽい服を着ていた。

ワーカーの賃金は大幅に上昇していると言われるが、今度は消費に向かって内需の拡大を感じた。

株価がPER水準から高いのは、先進国と比べると内需拡大を盛り込んでいると考える事ができる。

また、共産党に対する悪口やマスコミが非難するのもずいぶんと増えたと思う。資本主義を受け入れ、これからは民主国家になるのではないかと思う。

このような見方から考察すると、上海、シンセンのような大都市はバブルであり、これがいつまで続くかはわからない。GDPの内訳から考慮すると40%が輸出(人民元も高くなり、先進国の消費上昇も無い事から貿易黒字は減る)であり、これは先進国への輸出が多いことを考えるとサブプライムローンの影響、さらに毒餃子の影響が世界に波及されるとなると沿岸部工場を発端に製造業の業績が悪化する可能性がある。(高い)

そして信用収縮に陥っている世界の金融が中国市場から逃げるとあっという間にバブル崩壊に至るのではないかと思う。

内需、一般市民の消費の拡大がどれほどかによってバブル崩壊を回避できるか決まるのだと思う。

›1 03, 2008

交通事故死者トヨタの愛知県がトップ

Posted by skillstorage at 10:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

全国の交通事故死者が減ったとの事だが、609人前年より減っても5743人も死んでいる。
自分もいつ巻き込まれて死ぬかわからないな。

ところで以前から気になっていることがあるのは、愛知県の死者数の多さだ。東京都よりも多いのはおかしいと思っていた。運転者の忙しさや道の広さも人口も違う。

名古屋でタクシーの運ちゃんとかから、「愛知県はトヨタで成り立っているから(警察の)取り締まりは甘い」といった話をよく聞いた。真偽はわからないが、この事故死者数が証明しているのかもしれない。

儲けている企業が税金を多く払い雇用も多く、政治力が強まる。広告費を多く払うからマスコミも悪くは書かない。ますます力を増すという図式がある。

米国では Money Talks, Bullshit Walks ということわざがあるくらいだ。

金を持つと慢心し、横柄になり、金でなんでも解決しようとしてしまうもんか。

1月1日から働く者、怠けて休む者

Posted by skillstorage at 10:05 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

元旦には年始売り出しセール、福袋とショッピングモール、新興デパートが売り出しを開始したので、3箇所はしごした。
どこの店もごった返していた。
コンビニだけでなく、ドラッグストアやデパートももはや年中無休・正月も休まず働くのが当たり前の時代になったようだ。

他方、町のパパママストア、商店街、老舗デパートはどうしているかというと、休んでいる。2日から福袋セールなんてやったが、元旦に金を使い込んでいるんだから、機会損失はでかいだろう。
2日のセールも見に行ったが、元旦に同じものを買ったなんてケースが多かった。

儲かっていないところこそサボり、儲かっているところほど地道な努力をしているものだ。

サービス業なんていうものは、人の休んでいるときに働き、人が嫌がることを進んでやることに付加価値があるということを自覚すべきだと思った。

ところで元旦にセールでも10時オープンばっかりだった。米国じゃサンクスギビング後のセール(日本の正月セールスのようなもの)なんかは、朝の5時から開始される。
そう考えると、まだまだ日本のサービス業の生産性は低いなーと思った。

›12 25, 2007

東芝社長が有機ELを嫌っている訳

Posted by skillstorage at 13:42 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

液晶パネル、小型有機ELの大手企業協業の再編が進んでいるが、ここのところ東芝社長の発言で気になっていることがいくつかある。

まず、「有機ELの画質より液晶の方が好きだ」、そして、「テレビ向けに大型有機ELの開発をしてきたが、低消費電力という点でシャープの次世代液晶にはかなわない」という発言。

有機ELは大型テレビとしてはまだ登場しておらず、開発に苦戦している。ソニーが小型で市場に投入して薄さとコントラストで話題を呼んだが、販売価格も高く、ソニーも赤字で生産しているらしく販売後の話題もフェードアウト気味だ。

自分が東芝の社長だったらどんな風に考えるか?テレビは家電の中でも最も競争が激しく、なんとかシェアを取りたい。シャープは液晶に注力してシェアを大きく取った。液晶がここまで伸びるとは考えなかったが、規模の経済により収穫逓増実現でき、コストはどんどん安くなり、技術も向上したことで他の技術(SED、プラズマ、有機EL)よりも遥かに魅力的だ。

今後は液晶に注力したい。(SEDは捨てた)だが、有機ELは液晶の決定的な技術ハードルであるバックライト使用のためのコントラスト問題があり、有機ELが台頭したら脅威だな。

そんな風に考えているのであれば、有機ELへの期待や投資が抑制できる発言をするのも分かる気がするのだが。
もっと言えば有機ELに脅威を感じているのかも。

ところで、有機ELの研究には地方大学の名物教授がいる。その教授のBlog では東芝社長への怒り爆発である。

個人的に、徹底的に、東芝のテレビに対抗します。
LEDの中村さんが日亜化学を潰すっ言ってるのと同様、有機ELをここまで愚弄する社長には宣戦布告します。

とのこと(笑)。有機ELに命を懸けている彼の心情も理解できるけど、対抗意識でここまで大手企業社長に意見してもいいものなのかと。

あと気になったのが、「中村(修二)さんが日亜化学を潰すっ言ってる」という発言。
裁判では結局8億強で和解だったが未だに根に持っていて、こんな物騒な発言を色々なところでしているのだろう。
充分大金もらって、しかも和解しておいてこんなこと言って良いのかと思う。

そもそも、「日亜には何もしてもらっていない、自分ひとりの研究成果だ」と裁判中テレビで豪語している姿を見たが、「じゃあ、給料はもらっていなかったのか?」と思ったものだ。

しかし、発言というのは後々残るもの。こういった一連の発言を見て充分注意しないといけないと思う今日この頃である。

›12 19, 2007

フレッシュネスバーガーをユニマットキャラバンが買収

Posted by skillstorage at 11:42 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

フレッシュネスバーガー創業者の栗原幹雄はかつてこんなことを言っていた。「モスバーガーはマクドナルドを卒業した人が行く、フレッシュネスはモスを卒業した人が行く」

私の場合、こんなことが頭から離れず、フレッシュネスに何度も行った。うまくない。高い。でも頼んだものが悪いのかと思い、次回は別のものを頼みに行くということを繰り返して行かなくなった。
結局モスの方が遥かにうまいし安いと思ったものだ。

「フレッシュネスバーガー」「おはち」を展開するフレッシュネス(本社東京
都港区、栗原幹雄社長)は株式約58%をユニマットキャラバンに売却して子会
社化となる予定。売却する株式は全体の58.09%。取得価格は2億4,000万円。12
月中旬には株券引渡しを終える予定。

フレッシュネスは、直営37店舗、FC160店舗(海外21店舗を含む)を展開(9月
30日現在)。直近の2007年4月期決算では、売上高こそ61億円と前期比プラス
だったものの、経常利益が3,000万円で6割減に、当期純利益は約9億6,000万円
の赤字になり、赤字幅が約7倍近くに増大した。

しかし、フレッシュネスバーガーにはそれなりのブランド力はあるだろう。店舗の高級感もありあとは味のよいハンバーガーをつくれるかなのだと思う。実は米国にも高級ハンバーガー店で成功している店は結構あるので研究すべきだと思うのだが。

味が変わらないのであれば、格安ではマクドナルドに対抗できるはずもなく生き残る事はできないだろう。

タスコもモックと同じやりかたで株主を犠牲に

Posted by skillstorage at 11:35 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

外食チェーンのタスコシステム(札幌)は十八日、臨時株主総会を札幌市内のホテルで開き、債務超過による上場廃止を避けるための大幅増資や株式併合など議案六件を可決した。
(北海道新聞)

本日の日経新聞にも出ていたが、タスコの株式併合とディスカウントしての大幅増資が可決された。債務超過になると上場廃止になりファイナンスの手段を失うため、他に手段が無いためだ。
だがこれはMSCBよりも酷いと思う。大多数の10株以下の株主の権利が消滅してしまうためだ。
ディスカウント増資のため、買い増ししても結局高値で買うのと同じなので株主には手段が無い。
タスコはそもそも株主優待の利回りがダントツトップであり、優待目的の株主を多く取り込んできた。株価が下がるにつれ利回りが上がるため、優待を出すのも困難な状況になったのだろう。

そもそも外食事業の建て直しを早急に行うべきが、資金繰りのためのファイナンスに忙殺された気もする。

ちなみに、タスコの運営するFCは結構好きなのだが。ヤマダモンゴルなんてなかなか良いと思っていた。
また、かつてのように次々と新しい外食業態を開発する会社に復帰してもらいたい。

どうしてもTVをつくりたいキヤノン

Posted by skillstorage at 11:26 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

テレビはキヤノンにとって悲願とされながら、未だテレビを世の中に出す事ができていない。
これまでテレビ参入に躍起になって未だSEDは開発中であり、先日は有機EL真空装置のトッキを買収しているのだが、今度はパネル製造の提携の報道だ。

松下・キヤノン・日立 薄型パネルで包括提携を検討
松下電器産業、キヤノン、日立製作所は、薄型パネル事業で包括提携する検討に入った。日立のパネル子会社に松下とキヤノンが出資し、次世代パネルの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を共同開発。さらに松下は日立の液晶製造子会社を傘下とし、新工場を建設することも検討している。パネルの製造・開発を協力して進めることで、世界的な競争に打ち勝つ考えだ。
(朝日新聞)

キヤノンの強みは、付加価値の高いニッチ製品と内製化である。薄利多売の家電に手を出さないことが収益性で評価されているのだと思う。
但し、技術者にとってみたらやはり家電がやりたいだろうし、他の赤字で時価総額の低い総合家電メーカーの技術者もプライドはキヤノンより上という現状があるだろう。

でもそれ以外の理由でテレビにどうしても参入したい理由がイマイチわからない。SEDに関しては、そもそも液晶の価格下落と技術向上にどうしても勝てないだろうし、有機ELもキヤノンは肝心なパネルからテレビまでの製造技術が無い。

せいぜいデジカメの画面に使うぐらいかと思っていた。
これから先キヤノンのテレビが登場する日はあるのだろうか?また登場してもテレビ経験の無いキャノン製品が売れるのだろうか?

›12 18, 2007

稲畑産業が架空仕入・架空売上発覚

Posted by skillstorage at 09:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

稲畑産業が架空仕入・架空売上を行っていたことが発覚した。
IRより

稲畑産業といえば、IT関連、機械、食品など様々な事業分野を持つ老舗の専門商社

今年は内部告発があらゆる業界で勃発した。
この件は内部告発というか、内部統制で発覚した問題だろう。

リスク管理室が仕入在庫の増減を不審に思い営業マネージャーに問いただしたところ、告白にいたったとある。

取引先への資金融通のため架空仕入を実施し、棚卸資産を過大計上した。その棚卸資産を減少させるために架空売上を計上した。

・2007年9月末時点の実体のない在庫の4億円


このIRだけでは詳細はわからないが、営業マンが仕入先救済のために不正を犯したのであり、営業マンの私欲のためでは無いみたいだ。

通常は仕入業者と購買に癒着があり、裏金を貰ったりと私欲の渦巻く世界かと思っていたが。

商社は客先に部材を安定供給をする責任がある。だが、仕入価格を下げないと自社利益(口銭)が少なくなる。そのため仕入業者を叩くのだが、その結果仕入業者が潰れると供給できずにもっと困る事になる。

今回の事件の詳細は不明だが、一般的に商社のビジネスで仕入への資金供給とはそのような背景が多い。商社・卸の資金供給面での存在価値である。仕入業者にしても受取手形が半年以上となると資金繰りが非常に厳しくなるからだ。

今回は発覚したが、商社でこのように仕入業者に資金供給して生かさず殺さず使っているところは多いだろうが、内部統制による発覚や仕入業者の倒産により問題が大きくなって発覚する事も多くなるのではないかと思う。

倒産件数は増加傾向なのだから。

なお、稲畑産業はこの4億強の架空仕入は回収できないはずで、営業マネージャーや仕入業者に損害賠償請求するかもしれないが、当然回収もできない(すれば潰れるのでは)だろうと思う。

›12 17, 2007

なんちゃってベンチャー

Posted by skillstorage at 12:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ベンチャー企業とは、そもそもどういう意味だったろうか?
一般的には、ベンチャー企業とは、それまでに無かった新しいサービスを展開する小企業を指すだろう。新規性の高いサービス、それもとりわけ高度な技術開発を伴う企業をベンチャー企業と呼んでいたはずである。

ところが、最近のベンチャー企業はこれに当てはまらないもの多い。例えば、人材派遣、人材紹介会社、偽装請負、SEO(リスティング)、HP製作会社、ITシステム受託開発会社、FC(フランチャイジー)、不動産会社。他にもあるかもしれないが、既存にある技術を利用したものだったり、営業力勝負なんてベンチャー企業とはそもそも呼ばなかったのだ。

ベンチャー企業じゃなくて、ただの中小企業という呼び方で良いのではないかと思う。

さて、ワイズノット、エグゼコミュニケーションなどベンチャー企業と呼ばれているが実態は中小企業であった会社の倒産や民事再生が続いている。
先日も今年の倒産件数が20%増加と新聞にあったのを思い出した。

そもそもベンチャー企業のような、開発が芽生えるかどうかわからないハイリスク企業のほうが倒産確率は遥かに高い。受託開発や、仕入・在庫がいらず誰でも開始できる人材紹介や派遣なんて資金繰りが困らないから潰れる確率は低いと思っていた。

これは上場のため無理をして潰した、もしくは上場ができなくなったため事業継続可能だが諦めたのが増えたのではないか?と考えてしまう。
(人材派遣・請負は偽装請負事件や社会保険未払いのため大幅なコスト増になっている)

上場準備して、監査法人も入れていた会社が結構ある。

考えてみると、受託開発や人材紹介は誰でもできるビジネスである。よってオーナー兼経営者は、時間が経てば競争が激化したり淘汰されるので、短期に上場でリターンを得る事を第一に考える。上場するためには成長性が何よりも優先される。そして無理な採用や店舗出展などをして市場シェアを上げようとする。そうこうしているうちに新規参入が増え、競争激化に陥り、上場まで成長を維持させる事ができなく終わってしまう。

(もっともうまく上場してもその後終わってしまう企業多数であるが、オーナー兼経営者は上場さえできてしまえば莫大なリターンを得る事ができるので大成功なのである。)

上場が出来なかった場合は、成長の為に銀行借入を行うケースも多いが、その場合は経営者の個人保証が必要で失敗時のリスクが非常に大きくなる。

そもそもリスクが嫌いで上場益を狙う経営者が多いので、たいていの場合VC等から増資を受ける事となる。だが、増資が売上高の成長よりも大きくなっても上場できない。

この場合も、オーナー兼経営者は上場という唯一の目標が絶たれ行き詰まった末、リスクが無い時点で会社を終了させようと考えるだろう。

などと考えた。

›12 11, 2007

眩し過ぎないのが良いですね。(イイワケ)

Posted by skillstorage at 11:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「眩し過ぎなくて良いですね。」とは松下のCMで小雪のセリフである。何故こんな事を小雪はCMで言わないといけないのかと言うと、プラズマテレビ(PDP)は暗いからである。
つまり、苦し紛れのイイワケなのだ。

店頭で比べてみると、明るい展示において液晶(LCD)が圧倒的にキレイに見れる。最も家庭では店頭のような明るさでは見ないが、展示で消費者は販売を決める。

LCDだって暗く写せば良いだけなのだが。
厳密には暗さが良いという点では有機EL(OLED)が圧倒的に優れている。LCDやPDPと構造が違いバックライトが不要で必要箇所だけ点灯できるからだ。
だが、これだって実際にはLCDの暗い画面で気になる人はいないのだから大した売りにはなっていない。

さて、PDPは松下が体力があり市場で圧倒的ポジションを取った。他の陣営は撤退や縮小に追い込まれている。
その点ではPDPは松下が市場を制覇しつつあるが、果たしてその市場が今後も成長していくかどうか。

PDPはLCDと比べ技術が専門家しており、応用性も狭いのだ。事実、2007年の液晶テレビのフルHDの比率は38%、PDPテレビでは10%台に止まった。

他方LCDに関しては、米国ではファブレスメーカーのVIZIO(EMSのFoxconのホンハイグループ資本)が売上トップに躍り出た。

LCDはあらゆる技術がコモディティー化しており、パネル、バックライト、半導体など必要な部材が全て外部から調達できる。調達さえできれば組み立てて売る事ができるのだ。

日本でも無名のファブレスメーカーのバイ・デザインのテレビが奮闘している。日本人というのはブランドにうるさく、三星電子やLGなどが苦戦しているのを考えると、バイ・デザインはすごい奮闘していると感心させられる。

そのような訳で、これからテレビのデジタル放送化が本格化される中で、LCDが圧倒的に優位なポジションを得ている。PDP、OLED、SED、FEDは急激なコストダウンに市場シェアを取る事ができないだろう。技術はどんなに
後は、バイ・デザインやVIZIOみたいな無名ファブレスメーカーが台頭してきて、シャープのアクオスを抜かしてくれると良いのだが。

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›12 10, 2007

スゴイ人

Posted by skillstorage at 17:24 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

思い起こしてみると、これまでの中でスゴイと思える人との出会いは両手で収まるような気がする。
自分にとってスゴイと思える人はどんな人なのか。
頭がいい人とか、自己犠牲で何かに尽くしている人というのは沢山見てきたのだけれども、スゴイというのとは違う。
尊敬できる人というのもまた違う。

例えば、要領よく金稼いでいる奴(村上ファンドみたいな)とか、精力的な介護士(マザーテレサ)みたいなのはちょっと違う。マザーテレサとか実物に合ったらスゴイと思うのかもしれないが。

自分の中では、スゴイというのは突出した能力があり、さらにハードワーカーな人だと今日ふと思った。

そういったのは、運や地道な積み重ねだと思う。不遜ながら、自分でもデキルなんてちょくちょく思ってしまう。本当に不遜なのだが。

講演で聞いたのだがスゴイと思ったのは、ワタミの渡邊社長や日本電産の永守社長は、その人物像だけでもスゴイ、マネできない、と思ってしまった。何が彼らをあそこまで精力的に働かせるのだろう、もう充分じゃないの、何故更に上を目指すのかと考えてしまう。

自分のなりたい人物像なのだろうな。


どちらも、やっている仕事の市場としては衰退産業だと思う(外食とモーター)が、そんなことを吹き飛ばしてしまうエネルギーを感じる。

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›12 03, 2007

トヨタ社員 過労死認定

Posted by skillstorage at 15:12 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

トヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)に勤務していた内野健一さん=当時(30)=が二〇〇二年に急死したのは、過酷な勤務が原因として、妻博子さん(37)が国に遺族年金の支給など労災の適用を求めた訴訟の判決が三十日、名古屋地裁であった。多見谷寿郎裁判長は「死亡直前の一カ月間の時間外労働は百時間を超えた。職務上の精神的なストレスも大きく、業務と死亡との関連性は強い」として、労災適用を認めた。

 訴訟では、品質管理について話し合う「QCサークル活動」や、業務上の改善点などを書面にまとめる「創意くふう提案」などの自主的な活動を時間外労働と認めるかどうかが争点となった。
(東京新聞)

トヨタの強みは色々あるが、カンバン方式だとか模倣化戦略だとか市場の全てのセグメントに細かく大量に似た車種を投入するとか、政治的にはロビー活動だとか色々ある。企業戦略上はやはりカンバン方式など生産方式がメインに語れる事が多い。
自分の場合、自主研と呼ばれる日々の業務外の改善活動が1番の強みだと思う。
徹底した合理化、ネジの本数やサイズまでポカ避けだとか提案活動をしている積み重ねに強さを感じた。これは名古屋のトヨタミュージアムで見れる。

カイゼンは英語にもなっているが、まさかトヨタが自主研を業務時間外と認識しているとは思わなかった。亡くなった方は非常に気の毒でしょう。自主研はトヨタのために行い、しかも生産性を上げつための活動なのだから、どんな企業でも業務活動だろう。

日々の生産(ロボットの変わりのように人間が行う組立の流れ作業)よりもよっぽど付加価値の高い仕事なのだから。

過労死として認定されるのは当たり前だと思うのだが。
しかし、調べてみるとトヨタは実は色々問題のある会社のようです。下の本ですが売れているみたいだけれど、名古屋駅の本屋にはおいていなかった。おべんちゃら本ばかりだった。。

トヨタの闇
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内容紹介 2007年の生産台数世界一が確実となったトヨタ。年間1千億円超と、全上場企業でダントツの広告宣伝費の萎縮効果は抜群。本屋には「おべんちゃら本」が並び、雑誌は広告と区別がつかない記事を書いてスポンサーに媚を売る。しかしその実態は、欠陥車をどこよりも多く作り、どこよりも多くリコールされる不良品メーカーである。その労働現場は「自動車絶望工場」の時代を引き継ぎ、社員が工場内で若くして過労死しても労災すら認められず、正当な労組活動すら制限されるほど“思想統制”は行き届く。既存メディアがタブー視してきた、日本企業・日本社会の象徴としてのトヨタの本当の姿を伝える。

›11 18, 2007

個人資産1500兆、GDP500兆、パチンコ産業30兆

Posted by skillstorage at 10:55 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

GDPの公式
総需要=C+I+G+X 
(消費:C、民間投資:I、政府支出:G、輸出:X)

からすると、この「個人資産1500兆、GDP500兆、パチンコ産業30兆」の数字は何か重要な意味がある気がする。

›11 07, 2007

ドリコム下方修正

Posted by skillstorage at 17:04 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

やっぱりドリコムという感じか。
昨年の動きを見ていると、何故下方修正を出したのだろうか?
前回は明らかに下方修正になると誰もが思っただろうが、下方修正を全然出さなかったのに。

予想どおり赤字。しかも半期でこれほど悪いとは。

上場でアレだけ盛り上げておいて、この有様とは、一般株主は上場後に売り抜けたネットベンチャーが憎いでしょう。(ネットベンチャーのVCが上場前に株価を上げて、仕事も本体から発注していたのだから)

現状でもまだ異様に高い株価は、売れないからかそれとも何かを期待しているからなのか。

›9 30, 2007

週末の早起きで変わった

Posted by skillstorage at 22:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

学生時代からずっと週末は朝起きるのが平日並みかそれより遅くだらだらしていることが多かった。ほとんどの人はそうだと思うけど。
ゴルフとかの時は不思議と早く起きれると思っていたのだけど、考えてみると早起きしたほうが体調が良いし、次の週の体調まで変わって来る。

週末だらだらと長く寝てしまうと、やたらと眠くなる癖が付くのだが、週末こそ睡眠時間を無理に減らして体を動かすと、次の週の体調が良いのだ。

うすうす感じていたことではあるが、30過ぎてからこんなことに気づくとは。10年早く気づきたかった。

疲れを癒す方法

Posted by skillstorage at 22:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

疲れには2種類あって、肉体の疲れと頭脳の疲れである。
要するに肉体労働による疲れか頭脳労働(デスクワーク)による疲れなのであるが、それぞれ疲労回復には、逆のことを良いという有名な理論がある。
(高校生の時に聞いたのだが、確かロシアの研究者だったような。)

そういうわけで、ホワイトカラーの人達は頭脳の疲労を癒すためにも、ジムに通ってわざわざ肉体的な疲れをもって疲労回復しているのかなと思う。
でも逆に肉体労働者が体の疲れを癒すために、勉強をするとかあまり聞かないけど。

ところで実はもうひとつそれら以外に疲労回復する方法があるのだと思う。それは、性行為なんじゃないかと。週末の風俗街だとか、六本木のクラブが賑わうのは性的な力からだろうけど、これもまた疲労を癒しているのかな。

週末繁華街の夜の盛り上がりを見てふと思ったのでした。

›9 19, 2007

新興市場上場件数激減

Posted by skillstorage at 13:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

新興市場への新規上場(IPO)が40%減ということらしいです。
また、PBR(株価純資産倍率)が1を割っているところも確か40%近くあるようです。
これはとんでもないなと思います。
PBRが1を割るということは、資産合計が時価総額を割るということなのだけれども、例えば現金が数百億ある会社でも時価総額がそれ以下でしかも無借金経営というところがあったりします。

明らかに割安の株価なのですが、逆に言えば、そういった新興市場の企業は将来赤字で資産を食い潰すのではないかとか、不正やビジネスモデルの崩壊を投資家は予測しているのかもしれません。

いずれにしても、これは新規上場を考えている企業にとって足かせです。

立派で利益を上げている企業にとっても上場するとダメな新興市場企業の一員と思われてしまうリスクの方が高くなる場合もあるように思えてしまいます。

その他にも、上場までの監査コスト、上場コスト、J-SOX対応コスト、管理部門強化などの人員増加コスト、厳しい情報開示など多くのコスト増があり、公開時に資金も集められないのであれば上場を取りやめにしてしまう会社も多く出るでしょう。(ではまた)

›9 04, 2007

大丸と松坂屋合併してもパチンコ屋1社の売上高に届かず

Posted by skillstorage at 09:23 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

大丸と松坂屋HDの合併で1兆円を超える巨大百貨店だとか、大規模小売誕生などともてはやされているが、パチンコ屋の売上高にも及ばないのですよ。
マルハンが2兆円弱(1兆8149億円)の売上高、ダイナムも1兆円を超えているのです。
パチンコ屋の利益は小売のそれを遥かに凌駕すると思われ。

こういったギャンブルビジネスが野放しになっている実態、北朝鮮への送金も問題であるけれども、一番問題なのはパチンコ屋に行く国民なのですよ。

›8 09, 2007

チャイナフリー

Posted by skillstorage at 17:52 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

チャイナフリーとは中国製品や部品が含まれていませんよ、という品質保証的な意味合いで使われる。

現在は家電のみならず、食料、衣服などあらゆる製品が中国製(Made In China)となっている。
世界の工場、農場となっている訳だ。

ところが中国は品質面で大きな問題を抱えている。

南米に販売した薬では大量の死亡者を出したり、おもちゃに鉛が含まれて死亡者を出したり、すぐ壊れる品質だったり、食材には害虫や寄生虫が含まれたりと多くの問題を抱える。

ダンボールで肉まんをつくっていたと北京のテレビ局が報道した。その後、この報道はやらせと報道された。しかし共産国家のためその報道自体がやらせではないかと世界中から疑われている。
環境問題も酷く、空気は汚染され、中国で行ったサッカーの試合では、外国人選手が具合が悪くなったという報道もされた。
そんな大気汚染の国家でマラソンなんかできるのか?

マナーも著しく低く、対戦国への韓国人のような罵倒をしたり、道端でタンを吐いたり、路上での偽物販売など多くの課題を抱えている。

そうはいっても、これからも製品の多くが中国で大量生産されるだろう。iPod、パソコン、携帯電話、ゲーム機からやがてEMSは薄型大型テレビもすぐに受託生産するだろう。そのうち車まで受託生産するかもしれない。

そうなるとますますチャイナフリーと叫ばれるかもしれない。

サブプライムローン崩壊の影響

Posted by skillstorage at 17:38 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

米国の経済が何で成り立っているかをそもそも考えてみよう。
家を買うから、車を買い、家具を買い、テレビや家電を買う。家を買うから経済効果が波及する。
本来家を買うのは人口増加が元にならないとおかしい。

人口増加以上に家が売れるのであれば、家を投機商品として買っていることになる。

米国のここ数年はまさにこれだったのだと思う。低金利(といっても日本より遥かに高いが)のため、家に投資された。
住宅ローンの担保を取らず、債務保証能力の著しく低い人まで貸すことになったのがサブプライムローンであった。

このように連鎖的に考えると、楽観論を唱えている人の根拠は崩壊するのではないか。

ところで、日本でも都心の住宅ブームがピークを迎えている気がします。これもやはり低金利のため住宅価格の高騰に向かった結果と思います。

›8 06, 2007

仕手の手口

Posted by skillstorage at 11:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

仕手師や総会屋と付き合いの会った田中 森一の本に仕手の手口が書いてあった。

まあ、自分が仕手をやろうと思っても同じ手口になるだろう。
こんな具合だ。

1. 乗っ取りたい、もしくは型に嵌めたい企業を選ぶ。
2. 対象企業は、オーナー所持比率が高く、浮動株の少ない銘柄から選ぶ。
3. 株価の低迷しているボロ株を選ぶ。
4. 仕手仲間とグループを組んで買い集める。
5. 証券会社等に、対象企業の良い情報を流すよう仕向ける
(風説の流布ですな)
6. 株価が上昇したところで売り抜ける。仕手連中が買い進める中、いち早くリーダー核が売り抜けるのが一般的らしい。
(これは村上ファンドのライブドアや楽天にやったのと同じパターンですな)
7. オーナーに高値で買い取らせる場合もある。
(これはライブドアがフジテレビにやったのと同じですな)
8. 乗っ取る場合もある。

なんだか昔の手口も今の手口も基本的なところでは変わらないと思った。しかし情報のオープン化やインターネットの発達、法律強化により仕手にとって便利な面と悪い面がありそうだな。

捕まったり、活動できなくなった仕手も多いだろうけど、闇で仕手を仕掛けているプロもいそうだと思う。

カネ余り=バブル

Posted by skillstorage at 10:56 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

最近新聞で「金余り」という言葉が良く使われる。
金余りとはあぶく銭のことであり、これは80年代のバブル景気と同じ事ではないか。
違いは、一般家計や業績の悪い企業にはカネが回ってこない点だが。
不動産価格の高騰にしてもファンドや海外投資信託へのカネ余りは共通だと思う。

以前のバブル崩壊のような酷さは日本では起こらないだろうが、米国のサブプライムローンなんかは不動産担保を原因としており、他先進国も日本以上に不動産価格が高騰していることを考えると、バブル崩壊を彷彿させられるのだが。

ハードランディングをなんとか避けられるようにして欲しいな。

›8 01, 2007

マイク・ホンダ

Posted by skillstorage at 15:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

頭来ますね。マイク・ホンダは日系3世だけども、日本人では無い。彼の発言は中国共産党の圧力団体そのものだ。事実政治献金を受けている。
慰安婦問題など、そもそも軍による強制連行では無いことがわかっており、治安や衛生面を考慮して軍が運営していたのだが。
その後、一部の慰安婦出身の韓国人が恥ずかしさから、強制だったなどと言っていたのがこんな騒ぎになった。
もちろん元慰安婦も政治カードとして中国、韓国の反日団体に利用されているが。

原爆落として大量虐殺した米国にここまで言われるとは憤りを感じます。

›6 28, 2007

パトライト、テン・アローズともに社長がクビ

Posted by skillstorage at 16:02 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

パトライト、テン・アローズの株主総会で社長解任になったが、両社とも共通事項がある。
創業者が両社共に女、その創業者の長男を事実上事業を承継する形。

まあ、これはたまたまかもしれないが、決定的な共通点は、
創業者一族が議決権の多数を持ってること。

これが上場企業かと愕然とした。上場して一般投資家の金を預かっている身でありながら、創業者一族が自己利益と権力を取り戻そうとした形に見える。とても少数の一般株主の利権など考えているとは思えない。

両社もっともらしいことを言うけど、両社共に、創業者一族が今の社長を選任したのだ。

その責任を取らないとはどういうことだろう。創業者一族は経営を退く際に多額の退職金をもらっており、会社の利益や株主の金が注がれているというのに。

なんだか乗っ取りのように思えた。この会社の一般株主はどうおもっているのだろうか。
所有と経営の分離ができていない会社にはとても投資なんかできないと思った。

ちなみに、上場していてもこのように創業者が議決権の多数を持っている会社多いので注意必要です。資産管理会社とか所有者を分散させても、実質創業者の所有物と化している企業多いのです。

ちなみに、親会社が議決権の大多数を持っている会社も信用していません。

›6 26, 2007

ブルドックソースとスティールパートナーズ

Posted by skillstorage at 17:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ブルドックソースの株主総会では、結局、スティールパートナーズに対する防衛策を特別決議で可決された。新聞など報道を読む限り、ブルドックソースの既存株主は経営陣のこの防衛策に賛成とのこと。

この防衛策だけども、株主全員に新株予約権を与え、スティールパートナーズの新株予約権だけ現金で買い取るのだが、スティールパートナーズに約23億円を支払い買い取るスキームである。他方、スティールのブルドックソース取得は約18億円とのこと。

労せず5億、濡れ手に粟という防衛策なんだけれど(^^;)

この金は既存株主の金なんだけれど(^^;)

ブルドックが23億稼ぐには2年以上必要だし、金出して追い出したはいいけど既存株主は大損した結果なのですよ。それなのに、何故既存株主は経営陣の決定に賛成したのだろう。

もっともスティールパートナーズは単に23億受け取るとグリーンメーラーと思われるから、このまま引かず裁判かも。

なんだか脅されて総会屋に金払ったみたいだし、経営陣の保身の為の防衛策と思うのだが、いったい何故、株主は怒らないのか?

三木谷はの今後は?

Posted by skillstorage at 11:26 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

これまでさんざん楽天の三木谷逮捕説が週刊誌などで取り上げられた。検索エンジンでも「三木谷 逮捕」とやるとBlogやら週刊誌やらわんさか出る。Xデー近しとか色々言われたがもう1年以上経って結局逮捕されなかった。

六本木ヒルズの会社はライブドア、村上ファンドと続き、次に楽天と言われていたが、グッドウィルだった。

ライブドア、村上ファンドがやったことと三木谷がやったことは基本的には同じスキームであった。堀江は村上ファンドからニッポン放送の株を取得し、村上ファンドは株価の上昇を知っておいて売り抜けた。楽天の場合、村上ファンドからTBS株を直接市場外相対取引で市場価格にプレミアムをつけて買っている。というか騙されて買わされた。

これに関しては楽天側、三木谷は何の問題も無さそうだが、その影で不動産取得(秀吉ビル)に暴力団のフロント企業が介在していたなど裏で問題が抱えていることが週刊誌等で報道された。
さらに、日興銀、住友銀行の不良債権処理の加担など不適切な経営が色々と取り正された。事実、三木谷はこれら銀行の頭取と親密にし、その人脈をフル活用してきた。そこから銀行だけでなくブラック系人脈や企業との関わりが噂された。

ところが、まったく逮捕されなかった。三木谷の政治、経済界の人脈はもはや三木谷を見限ったなどと言われていたにもかかわらず。

逮捕に至らないにしても調査位は入るのではないかとも思っていたが。まあ、週刊誌ネタなんて信憑性が無いものだから。

しかし、TBSとの争いは泥沼化した。慎重派の三木谷だったが堀江の常に後追いだったため焦ってしまった点と堀江のような迅速な決断力が無かったのが致命的と言われている。ライブドアが村上ファンドのニッポン放送株売却の道具に利用されたものの、その後市場から買い進めLBOまでちらつかせ勝利したのとは対照的である。

三木谷は自分の全財産使ってもTBS取得と言っていたが結局そこまでは決断できなかった。TBSの防衛策と裁判を照らし合わせた慎重な結果だったろう。

逆に言えば慎重で決断には根回しをするからこそ逮捕されるような事件を起こしていないとも言えると思う。

今後TBS取得失敗や楽天経営悪化の責任をどうやってつけていくのか。ここでもやはり三木谷の慎重な行動と人脈にものを言わせた根回しが見れそうだ。

›6 18, 2007

グッドウィル折口の手口

Posted by skillstorage at 11:20 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

糸山英太郎が書いていたが、
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2007/0607.html
一言でいうと「弱いものいじめ」、「弱者から金を巻き上げるビジネスモデル」とのことだった。

過去のジュリアナ、ベルファーレはチャラチャラしたな若者から金を巻き上げることであり、人材派遣業は若者の日雇化、ワーキングプアを助長しており、コムスンによる介護は年寄りと国から金を巻き上げているんだと。

つまり、サービス提供に付加価値が無くて、単に金を巻き上げているだけだと酷評している。

まあ、うなづけるところもあるかと思う。問題になったと思ったらもう日経ビジネスの敗軍の将に反論書いているし。

ただ、マスコミ批判は加速しており、この前TVで折口の田園調布の自宅、田園調布駅前一等地の土地(荒地)、超豪華な別荘までが映し出されていて、視聴者の羨望というか妬みを巧みに怒りへ変えようとしていた。

たしかに巻き上げた金がこのような形になっていると思うと怒りになるだろう。

自分の場合、それよりも折口の掲げているような崇高な経営理念を一切信用できなくなった。グッドウィルの経営理念に「正しくないことをするな、常に正しい方を選べ」とあるが、見た目だけで内情はウソだらけと思う。MSCBによる資金調達も資金を調達することが目的と言って置きながらそれはウソだった。実際に企業は資金調達しているが、折口の持ち株比率を増やすために、MSCBの割当を自分の管理会社に異動してMSCBを行使したのだ。

第三者割当で自分に割り当てれば良いものを、このような姑息な手段に出るということが卑怯だと思った。

グッドウィルはあまり知らない会社だが、何だか叩けばさらに沢山出てきそうだ。特に人材派遣業については複数の会社があるが、以前からかなり評判が悪かったようだし。

暫くバッシングが続くと思う。

›6 01, 2007

趣味を仕事に選ぶな

Posted by skillstorage at 16:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

趣味を仕事に選んではいけないと思う。
例えば、自動車メーカー
自動車が好きで入社する者がほとんどだ。学生の頃は改造したり、レッドゾーンに入れて高速でドリフトしたり楽しんだ者が自動車メーカーに入ると悲惨なことになる。
自動車メーカーでは、交通事故など起こしたら大変なことになる。飲酒運転などしたらクビだろう。
安全運転しないといけないし、自社の車しか変えない(体裁上の問題だが)。
このように大きな制限がかかるが、それでも車のほんの一部分(例えばドアのノブの設計とか)でも仕事で携われるは幸せだという病人だったら良いか。

次はパチンコ
パチンコもまた好きな人が多い。何が楽しいのかちっともわからんが。
ただ、パチンコも自社の店舗はおろか多店舗でも社員に打つことを禁じているところが多い。

他にも色々な例があるが、趣味で仕事を選ぶと結構趣味が制限されることがあるという事例。
起業するなら別だけど。

›5 11, 2007

村上被告に懲役3年、罰金300万円、追徴金11億4900万円

Posted by skillstorage at 18:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

村上ファンドの村上有罪判決となりました。
記者会見でウソを言ったのが、裁判でも信頼の欠ける人間と思われる結果になり泥沼にはまったように思えますね。
もっともウソを言ったというのもウソかもしれませんが。
ライブドアの堀江の判決といい、かなり厳しいですね。

ファンド運営者(特にハゲタカ)、上場企業経営陣は恐怖に慄いたんじゃないでしょうか?

レックスみたいにMBOで株主に被害を被らした経営者やスパイのように情報を仕入れて企業再生だとかの名目で買うハゲタカ、新規上場目当てに利便を図って恣意的に株価を上げたり、発注してあげたりしてIPOで売り抜けた例、新興ボロ会社でMSCB発行しまくりの会社。

より犯罪に近いと思われる会社も多数存在しますね。
検察もいちいち捜査してタイーホできないかと思いますが、いっそのこと犯罪企業がなくならない限り市場に対する信頼は戻らないのではないかとも思います。

›4 26, 2007

日中韓米の高校生の将来像の違い

Posted by skillstorage at 19:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments


日本青少年研究所に高校生を対象とした下記の調査結果があった。
http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/2007/gaiyo2.pdf

③ 生活意識
日本:「暮らしていける収入があればのんびりと暮らしていきたい」
米国:「一生に何回かはデカイことに挑戦してみたい」
中国:「やりたいことにいくら困難があっても挑戦してみたい」
韓国:「大きい組織の中で自分の力を発揮したい」

⑤ 偉くなることについて
日本:「責任が重くなる」「自分の時間がなくなる」
米国:「自分の能力をより発揮できる」「周りに尊敬される」
中国:「自分の能力をより発揮できる」「責任が重くなる」
韓国:「周りに尊敬される」「自分の能力をより発揮できる」

まとめるとこんな感じかな。

日本人:安定・無気力
米国人:博打、ギャンブル
中国人:チャレンジ精神
韓国人:大企業思考

非常に不安になってきますね。

›4 20, 2007

バージニア乱射の韓国人

Posted by skillstorage at 09:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

チョ・スンヒのNBCに送られた映像。
この大学韓国人1000人以上いたんだそうな。どこの学校もマイノリティの最大勢力が韓国人になりつつある。メキシカンや黒人は貧困で学費の高い学校には行けないのです。
ちなみに、都市部のクリーニング屋もほとんど韓国人です。日本食屋、すし屋もほとんど韓国人です。
韓国人もまた結束力が強く、韓国人同士で集まります。

この事件で米国在住の韓国人の立場に変化が出そうだな。

›4 10, 2007

魑魅魍魎

Posted by skillstorage at 09:23 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

よく出てくる4字熟語。魑魅魍魎(ちみもうりょう)とは、怪物、化物という意味である。
ビジネスにおいては、残虐で容赦ない人物だってり、詐欺師、得体の知れない人物を思い浮かべる。

自分の場合ジャック・ウェルチかな。

›3 09, 2007

Greeに憤りを感じる。

Posted by skillstorage at 13:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

モバイルのGreeなんだが、大成功したモバゲータウンにクリソツ
こういう会社が未だにいることに憤りを感じます

DeNA側もGreeに対しては相当怒っている模様だったが。
川田COOは「モバゲーの特徴がすべてEZ GREEに組み込まれていて、しびれているところもある」

早く訴訟にならないかなー、と思う今日この頃。別に恨みとか無いんだけど、最初に必死でつくった人が可哀想

›3 08, 2007

豊臣春国タイーホ

Posted by skillstorage at 11:39 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

梁山泊の豊臣春国容疑者ついに逮捕されましたね。ビタミン愛にも捜査が入り、これから一部の新興上場企業にもメスが入るのでは無いかと思います。

上場企業は厳しく暴力団との係わりを禁じているのにもかかわらず、投資組合や経営幹部へと入り込んで来ているところに恐ろしさを感じますな。

›2 26, 2007

高学歴化するお笑い芸人

Posted by skillstorage at 09:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

以前はお笑い芸人というと低学歴、要するにバカというイメージが強かった。それはふかわりょうみたいに慶応大学在学中だった芸人が高学歴芸人ともてはやされたことからもわかる。

ところが、今のお笑い芸人は非常に高学歴化している。

レイザーラモンHG
アンガールズ
ヒライケンジ
オリラジ

その他もろもろ一流大学卒が多くなってきている。
30過ぎまでなかなか食えないようではあるが。

›2 19, 2007

ゆびとまがヤクザの組長の手に

Posted by skillstorage at 13:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ゆびとまと言えば忘れ去られた卒業生名簿サイト、SNSの先駆けのような存在である。
mixi、greeが登場した頃ゆびとまもechoとかいうSNSを開始した。
しかし、所詮は田舎の会社、Web2.0もわからないし、古臭く重いサイトのまま放置された。

小久保という女社長も相当とろかったのだろう。選挙で落選したし。

データベースの価値は非常に高かった。(単に古くから開始しただけなのだが)。韓国では同じビジネスモデルが大成功しているのに、ゆびとまは大失敗。

そうこうしているうちにヤクザ組長(企業ヤクザ)の手に渡ったようだ。
インデックスからの買収が反故になったもの、怪しさを感じ取ったからかもしれない。上場企業は反社会勢力、暴力団との取引が禁止されているから。

アドテックスにしても、食い物にされたということか。

会社が東京に無かったのと、経営者の能力の問題であろう。東京にあったなら経営者の能力不足を補う機能(ベンチャーキャピタルからの経営支援や協業、買収など)もあったろうに。

いや、ネットエイジが入っていましたね。
http://forum.netage.co.jp/blog/jonetsu/archives/000046.html

この会には出席していましたが、東京の経営陣と比べてずいぶんのんびりした女社長だったという印象が残っているのだが、ぼけーっとしている間につけいられたのだろうか。
もしくは本当にヤクザの企業参画手法が高度化してわからなかったのだろうか。

そうだとすると恐ろしいね。

スティールパートナーズ保有株が上昇

Posted by skillstorage at 09:45 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

以前スティールパートナーズ保有株について書いておきましたね。


購入していた人はぼろ儲けですな。
高値で買うと損しますよ。スティールパートナーズの取得株以下で買わないと。それ以上で買う投資家や事業会社の金がスティールパートナーズに還流することになるのが基本的なスキームだから。

›2 15, 2007

インネクスト(上場後ストップ安)

Posted by skillstorage at 18:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

札幌アンビシャスに上場したインネクストですが、上場後ストップ安というとんでもない現象が起こっている。メンバーズといい、最近は投資家の企業を見る目も向上したということでしょうか。
1年前のドリコムとは大違いです。ドリコムの場合は上場後大きく株価上昇して、経営者、出資先兼客先が売り抜けて儲けた後、一般投資家が大損したのですが。

アンビシャスとマザーズとの違いというのもあるかも。

インネクストは目論見書によると売上高6億円、当期純利益5千万円、従業員12人という規模で、財務体質的には上場時のドリコムよりマシではないか?まあネットベンチャーと製造業という差は大きいが。

それにしても12人でよく上場したと思う。監査費用や内部統制などコストもハンパ無いのに。
監査報酬は900万円でした。

ドリコムとインネクストの共通点は、どちらも上場による出資者の利益が目的に見えるところだ。インネクストは失敗だが。
ドリコムの場合は、事実経営者と客先は売却して多額の現金を手に入れている。客先がその会社の出資先であれば、いくらでも高く買ってあげることができるように見えるんだが。

インネクストの場合はフォトニクスが53%の議決権を持つ株主であった。(現在はVCに一定を売却した)。フォトニクスは上場後投資育成事業を行っているので、インネクストの上場後売却して利益確定する予定だったろう。いやこれから株価が上昇したらするのだろうけど。

フォトニクスと自体、センサなど製造会社であり、技術提供してきたんじゃないだろうか?
株価上昇トレンドの中、自社技術を小さい会社に提供して客先も紹介したりしていくつも上場させ売却益を得るという目論見もあったのかなあと思う。

ちなみにフォトニクスは多額の営業損失を出し、営業キャッシュフローもマイナスが続いており資金繰りは苦しいだろう。上場前にVCに売り、上場後に売却して運転資金を確保したかったと思うんだが。

フォトニクスのIRページによると、
http://www.photonics-jp.com/ir/pc20060915.pdf
簿価3257円を4万円で売却している。ちなみに、2/15の終値は22,690円だ。取得したジャフコをはじめとするVCさんご愁傷様。(最近こういうの増えています)

上場を急ぎすぎたのでしょうか?それともコアである液晶機器事業は液晶関連の設備投資は少なくなってくることを鑑み、このタイミングを逃すと上場できないと判断してのことでしょうか?

伸びることはあるのか?今後の行方が楽しみです。

›2 13, 2007

ドリコム死亡?

Posted by skillstorage at 18:18 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

3Q決算でましたが、相当悪いですな。
株価急降下(それでも200億の時価総額はどういうことか?)

大体Blog開発自体技術的ハードルが低いし、国内の高いコストで開発しているしで厳しいのでしょう。
次々に新しいサービスを企画しても、やはり新規性と収益性に厳しい模様。人員増加で固定費が著しく上昇していくなかで、商品の付加価値が減るという最悪の状況に陥っているのではないでしょうか?
利益が出ていないので、資金繰りも今後は厳しくなっていくのでは?
ドリコムが注目された時のように、海外のサービスをいち早くパクって日本に取り入れるのと、安定的な販売先を見つけないといけないかと。

そもそも、ドリコムが売上を伸ばし、上場までできたのは、顧客であり出資先でもあった、テレウェイブ、サーバー、GMOがあったから。
今後は光通信か?

ところで、テレウェイブ、サーバー、GMOはきれいに売り払っていますね。
ドリコム社長も上場時に売り20億手にしています。

公募増資で高い金で買わされたのは、一般投資家で、高い金でドリコム関係が売り払うとは。

今後の事業計画は色々書かれておりますが、このまま復活はあるのか?
万一資金繰りショート近くなったらどのような資金調達をするのかと思います。(3Qで短期借入金を増加させたとありますが)

社長が上場時に得た20億を貸付するなり、増資するなりでここの社長の会社に対する真剣度が見れるかと。

ま、自分は株主でも何でもないのですが。。。

›2 09, 2007

言葉狩りやね「健全」のどこが悪いんだか

Posted by skillstorage at 13:58 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

野党、特に女性議員の追及は異常やね。
子供2人持ちたい。健全で何が悪いんだか。

特に辻本なんて、言葉遣いとあのエゲツナイ関西弁の方がヒデーじゃねーか。
最近見ないと思ってたけど、またずいぶんと息巻いてますなー。
ムネオを追求したときみたいに、国会でやってくれると面白いのだけど。

その後たたかれるのはツジモトだけど。(笑)

こんな社是は嫌だ(その1)

Posted by skillstorage at 13:54 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「働くものは儲からず、儲かるものは働かず」
「損して得取れ」


無いでしょうけど。

›1 11, 2007

設備投資の動きが激しい

Posted by skillstorage at 19:14 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

任天堂のDSだが2500万も生産しておいて手に入らないのはどういうことだろう?
薄型テレビ(液晶、プラズマ)も数年前までは2500万台生産レベルだったのに手に入らないなんて聞いたことが無い。

WIIも入手できないが、こちらはまだ量販店でたまに売っているのを見かける。
DSが手に入らないと大騒ぎしている。

不思議である。

iPodだって3000万台も売っていないのに、入手できないなんてことは無い。どこでも買える。

PS3もVISTAもあり半導体業界の盛り上がりはすごいようである。日系企業のエルピーダメモリは2兆円もの設備投資のための増資を発表した。
こんな設備投資の数字は見たことが無い。

シャープ亀山だって4500億しかかかっていない。
トヨタとか自動車業界の海外の工場だって数100億円規模だ。

そう考えると半導体業界というのはスゴイよね。

›1 04, 2007

VISTA

Posted by skillstorage at 11:52 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

VISTAと言えば、マイクロソフト時期WindowsのOSを思い浮かべたかもしれない。
だが、ここで言うVISTAとは、ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンの総称であり、ポストBRICsとされる今後発展が期待できる振興経済圏である。

何しろ2005年から実質GDP成長率は8%を超え、政治面でも安定しつつある。投機マネーがいっきに押し寄せるだろう。

今年のキーワードはVISTAに決まりと見た。

›12 22, 2006

人民元切り上げの影響

Posted by skillstorage at 13:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

人員元はじわりじわりと上がり、完全フロート制に移行したら2倍以上高くなることが予想されている。
そうなると、かつて日本が円高になった現象が中国でもおこる。

円高になると製造業は為替の影響を受け販売高、利益が少なくなる。それでも日本の製造業は成長してきた。

だが、大前研一は、中国はそのような元高には耐えられないと主張していた。かつての日本の製造業経営者のような改善、生産性向上といった努力を中国の経営陣はできないようなことを言っていた。

これは大きな間違いだと思う。

現に中国の製造業の工場を見てみると、ものすごい勢いで生産性向上、品質向上の努力をしている。

中国では現在人件費が急上昇している。そのため中国の工場の強みであった、激安の賃金による大量の人的作業では競争力が無くなって来ている。
そのため今では逆に、人を減らすことを考えている。

つまり人を減らしても生産を上げる努力をしている。

そのために、効果な機器、自動機(FA:Factory Automation)といった日本の製造業がかつて生産性を向上させた方法と同じ手法によって生産性・品質の向上の努力をしているのである。

大前氏の言うように、大部分ではしていないのかもしれない。だが、自分が見た工場は必死に努力をしていた。それには脅威を感じた。だが、日本から機械購入が増えるとも思った。

さて、中国が完全フロート制に移行するかはわからない。政治的な判断だろう。だが、いずれにしても中国の生産性と品質向上は迫っていると感じる。

›12 19, 2006

日本人の給与

Posted by skillstorage at 17:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

1000社の生涯給与が公表されている。

やはりトップはキーエンス
しかし双日が33位とはどうなっているんだ?優良企業ばかりの中にポツンと。アレッ???
利益もほとんど上げられない企業の社員が世界的企業のトヨタ、キャノンより遥かに上とは。

ま、気の毒なのは、双日の株主ですな。MSCBで犠牲になって、配当もないし、株価は大下落だし。馬鹿にされているとしか思えない。まあ、自分には関係ありませんが。。

ジュエリー業界はもう伸びない

Posted by skillstorage at 17:16 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ジュエリー業界とは、宝石やダイヤ(婚約指輪)、真珠などを扱っている会社であるが、この業界は景気が回復しても厳しい状況が続いているようである。
一昔前までは、大型客船なんかでおばちゃんをクルージングさせてそこで販売もしていたが、今はどうなんだろうか。
いまやかつての土地成金みたいなおばちゃんは死滅し、金銭感覚のある富裕層が台頭してきているのかもしれない。

上場企業では、田崎真珠は売上高ものびずに赤字が続いているし、非上場の大御所ミキモトは決算書が公開されていないから寄せ集めの売上高を見ていると、2001年から売上高が10%下がった310億になっている。昨年銀座にあんな豪華なビルを建てて販売しているにもかかわらず売上にはたいした貢献度が無い様である。もっとも最近粉飾で大騒ぎになってもはやブランドが死滅したのかもしれない。
田崎に売上ではもう抜かれる時期かもしれない。

しかし、どこのジュエリーも外見は儲かっているように見せている。貧乏くさかったりしたら買わないから。

だが、本質的にはやはり、消費者は価値のあるもの、価値を生むものを求めるようになってきていると感じる。宝石は、投資用のほんの一部を除いて、買った瞬間にもう価値がほとんど無くなってしまうものであるから。質屋にもっていけばわかる。

ドリコムはクレイフィッシュの二の舞か?

Posted by skillstorage at 10:03 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

クレイフィッシュが光通信に乗っ取られたクーデターの手口と似ている点があることに気づいた。
クレイフィッシュの場合はクレイフィッシュの持つ現金180億円を光通信に目をつけられたとあった。村上ファンドもちゃっかり買っているが。

ドリコムの場合そこまで現金は持っていないわけだが、IRによると、光通信がつくった子会社(資本金わずか9000万円)が短期間で時価総額10億円ほどになりその6割をドリコムが保有ということで6億(ドリコムの年度末現金は約10億円)が光通信に売却益という形で流れた。

うーん、かなり怪しい匂いがするな。

GMOの増資はオーナー兼社長に有利発行

Posted by skillstorage at 09:45 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

IR情報から発行価格は763円で熊谷正寿に割当。

株価が急降下した直後に発表。下方修正で株価が下がったのを見計らっての有利発行のようにも見えるのですが。。
発表日終値からのディスカウントでは10%弱の有利発行ですが。

しかし、GMOって増資とかMSBC(取り消したんでしたっけ?)とか買収とか繰り返している割には、オーナーの保有比率が高くて驚いた。
熊谷氏と熊谷の資産管理会社のようなもので48%のシェア持っていますね。(増資後)
よほど実権を握りたいのか、それとも増資引受先がいないのか。(そんなことないよね)

›12 18, 2006

ノロウイルス(NV)

Posted by skillstorage at 09:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ノロウイルスが拡散している。ノロウィルスとは非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスであり、食中毒を引き起こし、酷ければ死につながる。
潜伏期間は1,2日で、その後猛烈な胃腸炎の症状が生じる。

ノロウイルスは、糞便や嘔吐物に排出されたウイルスから経口感染したり、ウイルスを蓄積した生食(貝類)、半生食から感染する。

今現在、有効な抗ウイルスは発見されておらず、感染した場合の治療方法は無い。予防することが最大の防衛策である。

ちなみに、このウイルス厄介で、石鹸やアルコール消毒によって死滅しない。だが、手洗い、うがいは洗い流す効果があるので、励行すべきだ。
また、生食は火を通せばウイルスは死滅する。

できる範囲で防衛し、感染を防ごう。人だかりの多いところは近づかないなども防衛策のひとつですな。

›12 15, 2006

ロッテ(ハンバーガー屋)がロッテで無くなりつつある。

Posted by skillstorage at 13:23 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

再建中であるロッテであるが、企業再生コンサルティング会社リヴァンプと組んで次々に外資のフランチャイズをはじめている。

まず、クリスピードーナツを米国から持ってきて、次はバーガーキングである。

どちらも米国では当たり前のようにどの町にもあるような店である。クリスピードーナツは自動機で次から次にドーナツがつくられてきて、新鮮な甘ったるいドーナツである。何度か言ったことがあるが、試食だけで腹いっぱいになってしまった。

バーガーキングは、マクドナルドと同じようなもので、特別何がすごいかわからん。

なぜ再建なのに、外国のフランチャイズをやるんだろうか?リヴァンプの経営陣は元ユニクロ社長の玉塚氏と元デル日本法人社長の浜田氏がいて有名だが、どちらもThunderbird(アリゾナ州)というビジネススクール出身であり、米国に滞在していた経験があるのかもしれない。

リヴァンプはコールドストーン(アリゾナ州)も日本でフランチャイズ展開しており、六本木ヒルズ、川崎ラゾーナでの大盛況を見ると、クリスピーやバーガーキングのような日本人の口に合わない店もうまく日本人向けにアレンジして成功させるのかもしれない。

何しろコールドストーンのアイス(凍った石の上でもんじゃ焼きのようにアイスやフルーツを混ぜる)は甘くて、量が多くて日本人の口には合わないと勝手に思っていたのに、あの大盛況だから。

ただ、ロッテはロッテらしく、ロッテのバーガーで復活して欲しいと思うのだが。

あと、リヴァンプは他の再建中の会社、とりわけネクストジャパン(ワンコインのエンターテイメント施設運営会社)の再建もがんばって欲しいのだが。。実は筆者もリヴァンプが再建すると聞いてネクストの株を買って、5割近くもそれから株価が下落し続けていて大損している(泣)

糸山英太郎がテレビ東京買い進め(同時に売り先募集中)

Posted by skillstorage at 12:59 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

テレビ東京の株を買い進めている糸山英太郎であるが、テレビ東京の経営陣への批判を繰り広げている。そのくせHPでは「テレビ東京1割の支配権を100億円で売りますよ」と買い手を募集している。


「テレビ東京菅谷社長の会見記事に驚いた
菅谷社長はどこまで傲慢なのか?」

といっている割には、本人もずいぶんと傲慢なこと。
時価総額が現在伸びてきても950億円なテレビ東京なのに、1割を100億で売るとは、散々村上ファンドの批判をしていたけど手口は似ていませんかね?いわゆるグリーンメーラーといわれる手法。

糸山英太郎の会長・社長を勤める会社、新日本観光は本人が筆頭株主なんだろうけど、HPを見る限り完全私物化ですな。本人個人のWebサイトがグループ企業のHPまでリンクされているのだから。
まあ、非上場の企業だから許されるということなんでしょうが。

›12 12, 2006

年末商戦(アメリカを見れば日本がわかる)

Posted by skillstorage at 15:29 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

米国の年末商戦は昨年(05年)を上回る見通しとのことである。モルガン・スタンレーの調査によると最も高い伸びは玩具で、平均購入額は19%増とのことである。プレステ3にしてもWiiにしても高額商品であり、クリスマスから年末にかけて購買意欲を掻き立てられる。

最も売れているのは、当たり前のようだが液晶テレビである。
NPD Groupによると、30インチ以上の液晶テレビは売上高が208.5%、販売台数が297%増えたという。30インチ未満の液晶テレビは売上高が26%、販売台数が86%増えた。プラズマテレビは売上高が63%、販売台数が140%増加した。

もはや大型はプラズマではなくて、液晶テレビが優勢であることが見て取れる。

米国の場合、11月のサンクスギビングからの長期休暇、バーゲン・セールがクリスマスまで続くので日本より一足早く、売れ行きや売れ筋商品を見ることができる。

違う点は、米国の場合、クリスマスを迎えるともう休暇は終わり、仕事モードなのである。大晦日や年始は休まず仕事モードになるところがほとんどだ。
逆に日本は、年末まで仕事で三が日を休暇として過ごすというズレがある。

日本は12月半ば、これからである。
ゲームも液晶テレビも米国同様に日本でも過去最大の売れ行きを見せるであろう。しかも日本の場合年末年始を休暇で過ごしたり、家で特別番組などを見たりして過ごすライフスタイルが定着している。特番のためや、休暇をDVDを見て過ごすというスタイルは米国以上に、液晶大型テレビの消費を掻き立てる気がする。

›12 04, 2006

堀江「宮内には愛人がいた」

Posted by skillstorage at 14:39 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

TVに出演した堀江被告だが、容疑否認どころかかつての右腕である宮内被告の愛人のことまで暴露した。

なんか情けない。。

まあ、宮内も裁判で堀江の当時恋人の吉川ひなのについて言及しているが。しかし愛人はインパクトでかいな。

宮内は年収2000万、堀江は3000万とのことで大株主で社長である堀江が3000万は妥当かと思うが、宮内は赤字を補うファイナンス部門責任者で大きな利益を上げていることを考えると2000万円は少なく、家を2つに愛人がいたことを考えると、以外に金に困っていたり執着心が強かったのかもしれない。

なんか情けない。。

さらに、「(私的流用は)これ以外にもあるんだもん。腹が立つというより、僕はかわいそうだと思った。」と語った。

かつてあれほど仲が良い姿をマスコミで披露していたのに、どういう神経しているんだろうか?

›12 03, 2006

サラ金、パチンコ屋が日本を滅ぼす

Posted by skillstorage at 22:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

長者番付常連といえば、サラ金、パチンコ屋である。今回のいざなぎ景気を超える長期景気といっても儲かっているのはサラ金、パチンコ屋、いやそのオーナーということが長者番付を見ることでわかる。

その長者番付も廃止だが。。

都道府県によっては産業が無く、パチンコ屋ばかりが税金を払っている地域さえある。

言うまでも無く、サラ金、パチンコ屋は法の抜け穴をかい潜って脱法的に儲けてきた。

サラ金はグレーゾーン金利と違法な取立てでずいぶんと問題になっているし、
パチンコ屋は賭博禁止法違反であるだけでなく、その儲けは北朝鮮の資金源になっていることも指摘されている。さらに警察OBとの癒着など問題は奥深い。

資源の無い、日本という国家が繁栄するためには、製造業で高度な製品を輸出し外貨を稼ぎ、国内の消費意欲をあげていくというのが基本である。

当たり前のことであるが、消費者がもっと考えて行動しなければ習い。サラ金、パチンコ屋は行かなくても済むのである。行かないという行動が日本の発展に繋がるということをもっと考えるべきである。

堀江「ソニー買収を画策」

Posted by skillstorage at 21:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今やズタボロのライブドアだが、当時はバブルだった。
本業からは利益が出てなく、金融で稼ぐ実態の無い会社だったのだが、期待値のみで株価だけがどんどんと拡大していた。

現在公判中の堀江被告がTV番組に出演し、「ソニー買収も考えていた」と語った。株価が高い状況だったら、ありえたとのこと。

実体の無い会社だったのに。

株価とは恐ろしい。上場廃止にする会社が増加しているのもうなずける。廃止するのにも外資のファンドに食い物にされるわけだが。。

›12 02, 2006

いまさら近未来通信

Posted by skillstorage at 22:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

近未来通信については、3年ほど前から詐欺で儲けている会社と確信していた。
投資家から集める大きすぎる配当に対して、近未来通信のIP国際電話のカードの売れ方があまりにも大きくて、これは数字をいじっているなと思っていた。
2chを初めとして掲示板やBlogでもさんざん詐欺だって書かれていた。

それでもこれほどの一般投資家が騙されて出資をするとは。。

しかも、これまで警察にしてもマスコミにしても放置していたというのが驚きだ。

ちなみに、こういった詐欺は近未来通信だけじゃないよ。

他にも投資家向け商品や、ダイヤや真珠といった宝石から、健康食品まで多くの詐欺がまかり通っている。

ちょっと調べればわかることも多いのに。怪しいと思ったら手を出さないこと!

›11 25, 2006

竹原慎二のボコボコ相談室

Posted by skillstorage at 14:23 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

最近発見して読んでいるのが竹原慎二のボコボコ相談室

いやー、超ストレート、筋の通った説教で気持ちが良くなる。

サラリーマンは本当に不満ばかりということがわかる。ボクサーの厳しい世界とかに比べたらそんな不満でもどんなにか恵まれているかと思ってしまうのだろう。

「やりたい事が見つかりません。」という質問に対し、「知らねーよ。」って回答とか。「全ての人が“やりたい事”を仕事にできるなんて思うなやボケ。」とか

最高ですね。

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›11 10, 2006

信号機のLEDとランプ

Posted by skillstorage at 17:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

都内では、幹線道路の信号機がどんどんLEDに変わってきている。LEDは信号の他にも自動車のテールランプ、液晶バックライトに使われるようになってきている。

LEDの方が発熱面、耐久性で遥かに優れているのだが、思わぬ欠点もあるようだ。

色彩が弱く、LEDの信号機では色弱者が区別がつきにくいという話を聞いた。まあ左から青・黄・赤と決まっているのだけど。。また、熱量が少なくて済むというのは、大きなメリットなのではあるが、逆に雪や雨が信号機についても熱で溶けないというデメリットが出てきてしまっているそうだ。
これは以外に大きなデメリットだ。
また、耐久性が7年ほどと、電球(ランプ)に比べ7倍も長いのだが、実際には信号の表面の掃除が必要でその際ランプも同時に交換できるので、耐久性が大きなメリットにならないとも聞いた。

さらにLEDはコストがランプの1.7倍もする。

そんなことから、都内では急速に進んでいるLED信号機も他県では、一切採用されていないところもあるのだ。

液晶のバックライトもランプ(CCFL)が主流になっており、LEDランプは大型テレビでは使われていない。但し携帯電話などにはどんどん採用されている。

かつてはLEDが全てのランプ(電球)を置き換えると言われていたが、さらに有機ELもいよいよ実用化されてきていったいどうなるのかと思う。



›11 08, 2006

堀江被告の弁解

Posted by skillstorage at 17:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

しかし、宮内にしても堀江にしてもずいぶんと法廷をなめた発言が多いなぁ。
宮内の「どうどうどうどうどうどう株価どう?」という堀江ものまねも笑ったが、堀江が社内で社員から馬鹿にされていた「ファイナンス部門の社員が宮内さんの写真をパソコンの壁紙にしていた。それを見たら『あー、社長のやつもありますよ』と、僕をバカにしたような写真を、申し訳程度にモニターの横に張っていた」というのも笑えるなぁ。

これは堀江のことを慕っていた林○○じゃないのかなぁ?こんなふざけた事するのは?普通の社会人じゃないね。
しかし、これが社員から馬鹿にされた根拠にしているところもふざけている。

ファイナンスやM&Aや自社の各部門の売上、自社株売却について知らなかったなんてそんな馬鹿な話は無い。堀江被告はこれまでブログの社長日記や、本でもファイナンス面の知識の高さが伺えるような文章を書いているではないか?

法廷では、ライブドアについてインターネット関連企業ですと答えたというが、ファイナンスが重要な位置づけである企業とブログなどで明言していたではないか?
ライブドア証券を買収立ち上げの際には、証券外務員資格の資格を取ったとブログで書いていた。M&AやIPOに関する知識もかなり高い。

それを自分がいかにも知識が無いように法廷で弁解するのはおかしな話だなぁ。
まあ、宮内被告も05年12月という最高のタイミングでライブドア株を全株売却したと法廷であったようで、こちらもずいぶん怪しいなと思う。堀江被告が冗談で「いやー、宮内さんって信用できないよね」と言ったら、烈火のごとく怒って、夜のうちに机の上に辞表が置いてあった。というのも笑った。

宮内はイーバンクとの喧嘩でも一般社員への降格があり、それは堀江主導を象徴しているとずっと思っていたけど、証言によると自分から辞めるといったようであった。

かつてはビジネスパートナーとして信頼しあった仲の二人が殺しあうような感じにまでなってしまった。戦国時代のようだな。



›11 04, 2006

泣きながら生きて

Posted by skillstorage at 09:22 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

普通に生活しているだけだったら、他人に影響を与えるようなことなんてできないし、自分の人生を変えることもできない。子供を立派に育てることだってできない。
それでも、普通の人はテレビや週刊誌を読んで、与えられた仕事をして、せいぜい飲み屋でグチってみる程度だろう。
そういう主体性の無い行動から何かすごい人生になんか発展しない。
国を動かすのは、やはり能力が高く、超人的な努力を行える人物なのだ。

さて、「泣きながら生きて」という番組を見た。

多額の借金を背負った中国人男性が、日本で一旗あげようと35歳にして留学するが、語学学校がつぶれ、不法滞在者として日本にとどまることになった。上海には嫁と10歳の娘がいるが、不法滞在者であり、日本でしか借金が返せないので残したままだ。
その男性は3つの仕事を超人的に掛け持ちし、借金を返すどころか、娘の渡米と医者になりたいという夢をかなえるべく、必死に働いた。

そして、娘は18歳になり、ついにニューヨーク州立大学医学部に合格する。米国の学費は異様に高い。医学部だから数千万円かかる(州立というメリットは米国人にしか適用されない)。

それほどの額をこの男は必死で稼いだ。歯は抜け落ち、体を壊し、娘と嫁とは8年もまったく会わずに必死に働いた。
そして娘は渡米する時のトランジットとして1日だけ父と会うことができた。

それでもまだ男は嫁とは会えないでいる。娘が大学を卒業するまでは、必死に働かないといけないのだ。

男は、家族の大黒柱として、いくら過酷な状態でも稼ぐことは責務だと語った。「国の主導者が国を発展させる義務があるのと同じで、自分は家族を発展させなければならない」と。

ここまで壮絶な家族はもう日本では見ることができない。でも中国や韓国には、まだここまで禁欲的なまでに努力する家族が沢山あるのを米国で見てきた。
韓国人は嫁と子をなんとか韓国以外の国に永住させたいと思う父が沢山いるのだ。そのために嫁と子だけで米国に滞在させている家族が沢山いた。今では韓国人は米国内でマイノリティとしての地位を確立させつつある。

方や日本はどうか。子に甘く、厳しく接することがでない父親が多いのではないか。子供が嫌がるから勉強させない、喜ぶから欲しいものを買い与える。
そんなのが愛情か。子供の将来、家族の崩壊へ向かうに過ぎない。

今回テレビを見て、家族と10年間会えなくても、毎日会っている家族よりもよっぽど絆は深いし、愛情で結ばれていた。

子にも自分にも厳しくあれる父が、将来に繋がる子供をつくっていけるんじゃないか。

›11 01, 2006

ソフトバンク予想外の高株価!

Posted by skillstorage at 14:01 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ソフトバンクの次から次へと発表された低価格化戦略は大きな関心を呼んだが、実際にはナンバー・ポータビリティ実施後のキャリア移行はAUが多く、ドコモさえソフトバンクから移ってきていると言っていた。

その後のソフトバンクのサーバ停止に伴う新規停止自己はさらなる予想外の展開だった。この不祥事でソフトバンクは大きなダメージかなと思っていたが、実際の株価はさらなる予想外だ。

ソフトバンクが株価があがり、KDDI、ドコモは下げているのだ。株価は将来の予想が現在価格となり反映される。ユーザーメリットとしては圧倒的にソフトバンクが優位な現状では、将来の大きなシェアが期待できるということなのだろう。

しかし、ソフトバンクが参入してきてくれて本当に良かった。株主にとって良いかは現時点ではわからないが、Yahoo!BBによるADSL、光と日本のインターネット事情に革新が起こった。現在の景気だってソフトバンクの活躍は大きかったと思う。携帯電話も競争が激化し、日本の世界的な地位が高まればよいと思う。

孫さんはすごいな。株は買いたいと思わないけど。。



›10 29, 2006

いじめ問題(公立の学校に入れると危険じゃないか?)

Posted by skillstorage at 11:32 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

自分の時代(80年代)の公立中学校というと非常に荒れていた。卒業式にはパトカーが止まっており、窓ガラスは割られ、授業中に暴走族が校庭を走る。校舎の裏には煙草の吸殻が落ちているといった始末だった。
思い返せば、このような学校によく言ったものだ。不良グループに目をつけられないように、能力を隠してあまり目立たないように学校生活を送るのが賢こいとされる。勉強やスポーツなどで突出していると、目をつけられリンチを受けるのだ。
教師にも暴力教師がいた。ただ単にムカつくからということでボコボコに殴られるようなこともあった。(訴えるべきだった)

とにかく危険だったと思うし、自分が親だったらそういったところに子供を入れたくない。もちろんそのような環境でたくましく生きることは自立にとっては非常に重要なことであるとは思うが、最近ではいじめが悪質になってきて自殺に追い込まれるケースも多くなってきている。

小学校だって学級崩壊しているところが多い。教職員は国が嫌いだったり左翼だったりする思想がおかしいヤツが多く、国歌斉唱を邪魔したりするバカもいる。こんなヤツが教師の学校にはいれたくないのだ。何故クビにできない!?

日教組(要するに職員の組合)は教師が休みを多く取れるようにゆとり教育を推進したんじゃないかとさんざん言われているし、事実ゆとり教育によって子供たちの学力の低下は著しく、日本は僕らの子供の時代にはますます国際競争力が低下しているだろう。そうなると年金が困る。

他方、江戸川にあるインド人学校は日本人も受け入れているが、戦後の日本のように徹底した詰め込み教育、スパルタ教育を行っている。九九は2桁まで暗記させるし、当然全ての授業は英語だ。
競争社会だから飛び級も当然ある。
そういった環境に子供を入れたいと思う。子供は甘やかすべきではなく、徹底して世の中の厳しさ、資本主義社会、競争主義社会について教えることによって自立心やプライドといったものが形成されるんじゃないかと思う。

同和問題の圧力に屈するな!

Posted by skillstorage at 11:27 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

奈良市での部落同盟職員が市役所勤務で出勤もしていないのに給料を貰っていた事件が発覚したが、このような例は氷山の一角だと思う。
部落民であることを逆手にとって、今度は市や県に圧力をかけるという手法。さらには企業にも圧力をかけている事件も散々あった。
市や県の一部の職はそのような圧力団体が特別な利権で牛耳っているとも聞く。

我々はこのような圧力に屈してはいけないし、公務員というはの市民の公僕という認識を持って取り組んでもらいたい。

台湾はやがてチャイニーズタイペイと名称が変わるのか?

Posted by skillstorage at 11:16 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

オリンピック予選とかだと台湾(中華民国)はチャイニーズタイペイと呼ばれる。だが、実態は台湾そのものだ。台北は台湾の首都だが、特に台北代表じゃなくてあくまでも台湾(中華民国)のことだ。
台湾という名称が使えないのはもちろん中国(人民解放軍)の政治的圧力が背景にある。台湾を決して国家とは認めないのであるから。
実態は独立した国家であるとしても。
中国(共産党)の世界的なパワーは力を増すばかりだ。やがて台湾や中華民国という言葉は無くなるかもしれない。中国の台北島みたいな呼び方か、日本はチャイニーズタイペイと呼ぶようになるのだろうか。

›10 11, 2006

企業は単なる仕組みなのか?

Posted by skillstorage at 13:09 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

企業とは株主が所有し経営陣に運営を委託し、利益を追求する存在である。
この存在とは単なる仕組みなのか?

株主、経営陣、従業員(使用人)は人である。だが企業は人ではないから仕組みに過ぎないという意見もある。
企業というのは仮想的には人なのである。

企業は法人格と呼ばれるように人格があると法律で規定されているのである。
法の規定では、「人」としての権利能力を付与された団体とされている。

もちろん企業が人として思考するためには裏に人がいる。それが株主であり、経営陣であり、従業員である。
そして取引先などもろもろの影響を受ける。

だが、企業はそれ自体人格があると認識しなければならない。

企業は、複数の人によって意思決定されるが、それこそが人格であり、人類の英知であると思うのだが。。



›10 02, 2006

株主優待で得をするには

Posted by skillstorage at 10:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

株主優待とは、企業が株主に対して株の保有の対価、サービスの一環として製品などを提供する制度のことである。
自社サービスを株主優待制度の一環として株主に提供したり、株主を優待すること自体を株式保有のモチベーションとしたり様々なパターンがある。

自社製品であれば、例えば飲食業界が自社の飲食サービスの無料券を配ったりしている。
また、株主優待用に自社製品とはまったく関連の無い製品をカタログ化して、株主に選択さえ与えている企業もある。

この株主優待であるが、当初企業が想定している株式所有比率に対する提供額(ようするに利回り)と株価の乖離によって、割安で株を購入し高額の株主優待を手に入れることのできるような現象も起きている。

例えば、タスコシステム社は飲食フランチャイズを展開し、高田屋、鳥鉄などがあるが、株価が暴落したせいで安価に株主優待を手に入れることができた。他にもそのような例は多くある。

株主優待を手に入れるためには、その企業の株主になる必要があ、権利確定日にその企業の株主名簿に名前が記載されている必要がある。一般的には権利確定日の5営業日前までに購入する必要がある。
株主優待に必要な株式数は企業によってまちまちである。

権利確定してしまえば翌日(権利落ち日)に売却してもそのまま株主優待の権利は保持できる。そのようなことから株主優待制度の権利だけを得て、権利落ち日にあまり株価の変動が無い段階で売ることによって費用対効果を高めることができる。

権利日、権利月については様々なサイトで紹介されているので、チェックしてみよう。


›9 14, 2006

【経営戦略入門】植草氏(手鏡の教授)逮捕

Posted by skillstorage at 18:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

かつてはテレビの解説者として引っ張りダコであった植草氏であるが、手鏡の事件によりミラーマンと呼ばれ悲惨な状況に陥っていると思っていた。もっとも本人は無罪、冤罪を主張していたが、警察の調べから車のトランクから多くのアダルトビデオが発見されていた。
それでも無罪を主張していて、世間からは「かわいそうな奴」と思われていた。
ようやく人々も忘れてきた頃なのだが、またやってしまった。今度は痴漢である。手鏡よりタチが悪い。
田代まさしと同様に、変体趣味は治らないのだろうか。

›9 11, 2006

液晶とプラズマの比較

Posted by skillstorage at 09:48 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

確か日本では薄型テレビの9割近くが液晶で、1割がプラズマであった。この構図は今でも同じだと思う。ところが欧州では、液晶LCDが8割で、2割がプラズマである。
欧州ではプラズマが日本より2倍の比率で売れているということを聞き驚いた。

プラズマテレビは液晶テレビと完全に競合し、液晶の大画面の値落ちがあまりしていない機種とかろうじて競争しているとイメージではあるが、ここで機能の比較を調べてみた。

(1)明るさ
明るさではバックライト(冷陰極蛍光管)を積んでいる液晶が圧勝。但し暗さではプラズマが強い。
この時点でなんか欧州でまだプラズマががんばっているのがわかる気がするな。
ヨーロッパや北米、南米は部屋が異常に暗い。家庭で蛍光灯をもちいず、間接照明の電球が主体だからだ。なんでも蛍光灯の白い光は貧乏臭いとのこと。
暗い部屋でテレビ見るから、プラズマは液晶よりもきれいに見えるのだろうか?

(2)精細さ
これは画素そのものが小さい液晶の勝ち。これはハイビジョン化では液晶が圧倒的なのでは?


(3)反応性

こちらはプラズマの方が優位。スポーツとかで画面の動きが速いときに。しかし液晶でも見ていて何の問題も無いのでは?

(4)安定性
寿命は液晶の勝ち。プラズマは電力の消費も大きい。プラズマは焼け付きなどの問題もあるし。

(5)視野角
プラズマ優位

液晶はシャープ、プラズマは松下というブランドイメージが定着している。シャープは液晶ブーム以前から液晶に経営資源を特化した戦略が功を奏した。松下はそれまで日立がトップシェアだったものを模倣化戦略(マネシタ電機戦略?)、プロモーション展開でシェアを奪った。

液晶では、ソニーはサムソン(三星電子)と合弁でパネル生産、日立・東芝・松下で合弁でパネル生産を行っている。


›9 01, 2006

ミクシィの強み

Posted by skillstorage at 13:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

どこもミクシィ上場で大騒ぎしている。株価が高すぎるという人もいれば、ミクシィの可能性を夢見る人もいる。

本質的にどこがミクシィがすごいのかというと、紹介者がいないとミクシィには入れないところである。

これまでのインターネットサービスの不特定の誰もがアクセスできるというメリットで成長してきたサービスと異なり、個人が自分の情報を公開するときに友人だけに公開できる、友達の友達を探せる、といったクローズな会員サービスが特徴である。

そのため、利用者数自体は少なくても、各々の利用時間が長い。

以前のネットのサービスの特徴である、いかにユーザー数を増やすか、ユーザー数ベースの価値という概念を壊し、利用者数の利用時間に価値があるという点で日本における他の上場ネットサービスと異なる。

2ちゃんねるの対極にあるサービスとも言える。

ところが、ミクシィも利用者が増え、サービスも増えると、その隙間をつく悪意のあるユーザーも増えてきている。
ここをいかに防ぐかが問題である。
例えば、偽りの会員登録。会員に対しての不特定スパム行為などが現実として起こりつつある。

完全にクローズな、会員制ゴルフクラブや料亭のような雰囲気の中でいかにサービスを増やすことができるかがミクシィの将来を左右する。
また、会員の属性は他のネットサービスと比べて信頼性が高く、属性ごとの行動・嗜好パターンはマーケティング情報等様々な活用法があると思う。

そう考えると、ミクシィの将来の構築は非常に楽しみである。



›8 30, 2006

王子、北越TOB失敗

Posted by skillstorage at 17:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

王子製紙による北越製紙の公開買い付けが失敗に終わった。今回のTOBは、フタタに対するAOKIと同様、株主に対してメリットを訴えたものの失敗に終わった。

何故、多くの株主は売らなかったのか?

これは我が国の資本主義の根底の問題の気がする。

他方最終的には失敗したが、ライブドアのニッポン放送株取得、こちらは泥沼継続中のようだが楽天のTBS取得があった。

失敗した王子の方は広く株主にTOBを事前に知らせた。他方、最終的に失敗したもののライブドアのニッポン放送株取得自体は成功裏に終わった。

最もライブドアの場合、一部の株主に対してからだけ時間外取引で買い付け、さらに一般株主から市場で買い付けを行った。結局インサイダー容疑になったが。楽天も株主に広く告知せず買い付けを行っている。

今回多くの株主が王子に売らなかったのは、金銭的利益では売らないということだったと思う。北越との関係維持が株主にとってどのようなメリットがあるのか、こちらの方がとても不思議というか気味の悪さを感じる結果となった。

そもそも北越の株主、従業員の発言が自主防衛、既得権の確保にしか聞こえなかった。

会社は株主のものであり、経営者は株主の代理で企業の運営・執行をしているに過ぎない。従業員は使用者である。

その連中がまるで自分の持ち物かのように王子のTOBを拒むのが気味が悪かった。
もし自社の株の売買を拒むのであれば、経営陣・従業員が株主になればよい。もしくは株式会社であることを辞めればよいと思う。

楽天の株価が低迷

Posted by skillstorage at 13:29 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日経新聞1面に、楽天株価低迷とあった。記事の趣旨としては、楽天というインターネットベンチャー第1世代の時代は終わり、Web2.0に見られるナナロク世代の台頭である。

確かに楽天の株価は低迷している。それでもPER33倍などから判断しても高い株価ではある。他方ナナロク世代のドリコムはPER337倍である。
記事で不可解な点は、サイバーエージェントの藤田がこれからは技術の時代と言っておきながら、ナナロク世代で特に技術的に突出している企業が無いことである。
Blog自体は楽天もやっていることだし、SixApart以外で先端技術があるとは言いがたい。

いずれにしても、楽天自体は技術的に優れているわけではないと思う。楽天の強みは、多くの顧客を持っている点に尽きる。サービスの質ではナナロク世代のSNSに見られるサービスの方が優位ということであろう。

楽天はTBS買収では泥沼に陥り、次の成長戦略を見出せないでいる。その間、ECビジネスにおいて多くの追従者があわられてきている。ナナロク世代ではないが、技術力という点ではやはりGoogleだ。Googleはかつてのマイクロソフトのように楽天のようなECビジネスを淘汰する可能性を持っていると感じる。こちら記事参照


›8 29, 2006

パチンコやる人は時代に乗り遅れた人

Posted by skillstorage at 13:45 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

パチンコをやる人は怒り出しそうな内容だと思うが、それでも書こうと思う。

以前キャズムという本を紹介したが、そこでは製品を買うのが速い段階の層から、ビジョナリー(イノベーター)、アーリー・アドプター(実利主義者)、一般大衆、ラガード(採用遅滞者)とある。
これは製品ライフサイクル理論といって、製品が産まれてから死ぬまでの流れであり、マーケティングの基本である。


今回主張するのは、パチンコ屋の顧客はラガード(採用遅滞者)とういことである。

一般大衆、ラガードとうのがどういった連中なのかをイメージして欲しい。これらの層が国民の大部分なのである。ワイドショー、野球といった大衆向けメディアを好み、自ら主体的には行動せずあくまでも受け身で野球観戦(しかもテレビで)したり、新聞や雑誌を読んだり(決して紙面に出たり、執筆はしたりはない。投稿ぐらいはあるかも)。自己主張はあるが、それが国にしろ地域にしろ政策や施策に反映されることは無い。飲み屋で愚痴っている連中。中流階級からそれ以下の階級。特別な能力は無く、人生において努力もたいしてしたことは無い。新しい製品を買うときは十分に市場に認知されるまで買わない慎重さがある。というか新しい製品については情報もなかなか入ってこないし、判断もできない人たち。

まあ他にも色々書けるだろうが、イメージ悪いことばっかりになってしまいそうだ。逆に言えば実力があって、ビジョナリーのような先見性やチャレンジ精神があれば、わざわざパチンコのような利の悪いギャンブルなんてしないのではないか。

パチンコのCMを見て思うのだが、何故昔流行ったドラマなどがパチンコ台という最も重要な製品になるのか不思議でならなかった。例えば今更、冬のソナタ、北斗の拳、トゥームレーダー。おいおい、もう皆忘れかかっているじゃないか。

でも、後期大衆、ラガード(採用遅滞者)にとっては、まだ新鮮なのかもしれない。そう考えると、パチンコメーカーのマーケティング戦略はきちんとターゲティングして、パチンコに行く人のイメージを捕らえた上で製品化しているのだと思ったのだ。

あくまでも筆者の仮説です。


›8 18, 2006

電子メールは使い物にならなくなるのか

Posted by skillstorage at 11:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

最近またスパムが多くなってきた。ニュースで読んだのだが世の中のメールの8割はスパムだとか。スパム対策ソフトをメールサーバーに入れても漏れは出てくるし、たまにまぐまぐなんかはスパムと判断される。
電子メールアドレスはなかなか変えられないし、変えても沢山の人にアドレスを教えるからまたスパムが届くという悪循環。ブロードバンドが普及していない状態だったら、毎日のメールの取り込みだけでいやになっているだろう。

ただ、まだ日本は良い。英語圏だと件名だけではなかなかスパムかどうか判断しずらいのも多くて、識別に手間が何倍もかかる。筆者も英語用のアドレスを持っているが、何度も海外の友人のメールを間違って削除してしまった。

Blogでもコメントスパム、トラックバックスパムが多くてうんざりさせられる。ほとんどがスパムという酷い状況だ。

そう考えると、もう今の電子メールの仕組みは限界が来ている気がする。多くの人はもっと辛抱ができず、一日50件くらいのスパムでも悲鳴を上げているようだから。
どんな電子メールの仕組みが良いかというと、SNSのように信頼関係がある間のメールだけをやり取りするしかないのかと思う。
ここらへんは、ちょっとしたアイデアでビジネスになりそうなので考えてみようかな。


›8 08, 2006

成功するエネルギーの源

Posted by skillstorage at 16:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

起業、スポーツ、政治、どんな分野だって成功するには大きなエネルギーが必要だ。単なる行動力による成功なんてあっという間にマネされて終わりだ。
高いレベルの成功には努力が伴う。プロと呼ばれる人たちの努力はあまり語られないが、見てみると常人ではマネできない過酷なものだ。長い過酷な努力の末に成功がある。努力の伴わない行動力だけの成功なんてちっぽけなものだ。

頂点に立つプロは誰よりも過酷な努力を持続している。何故彼らはそれほどまでに過酷な努力を持続できるのか。

成功した連中はコンプレックスの固まりだったりする。自分の容姿、女や金に対する執着、あるいはいじめられた連中への見返しなど。そういった負のエネルギーはとても強いんだなと思う。コンプレックスに対して自己嫌悪に陥ったり、自暴自棄にならずにそのエネルギーをぶつける場所がとても重要なんだ。

僕も、他の人から見たらちっぽけなことかもしれないが、かなり人に対してムカついて何にも手が付かないことがあるけど、そんな負のエネルギーがマイナスに作用するんじゃなくて何かプラスに活かせないかと思った。そこで受けていた厳しいスポーツのトレーニングの最中にそのムカついたことを思い出してみると、今までは過酷でしょうがなかったそのトレーニングのノルマがすんなりとクリアできてしまった。

これには驚いた。

大きな夢や欲望があればそれに越したことは無い。ひたすら突き進めば過酷な過程だって乗り越えられる。でも日常のコンプレックスや怒り、不満だって何か目標にむかってそのエネルギーを使えばすごいパワーとなって作用するんだ。


›8 07, 2006

親友とは

Posted by skillstorage at 12:51 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

親友とはどんな友達だろうか。人によってはしょっちゅう「僕の親友は、、」とかいうやつもいるし、一般的には親友がいない人が多い気もする。
定義も単に価値観が似ている、趣味が同じ、相談し合える、いつも一緒にいるなどが一般的なんだろうと思う。
でも僕にとっての親友とは「一緒の夢を共有できる奴」だ。

そもそも大人になって夢を持って生きているやつ自体少ないのかもしれない。

僕にとって理想の親友は相変わらず、サンクチュアリの浅見と北条のような関係だ。もしくは同じ原作者のオデッセイに出てくる新美と石津の関係。

最近読み直したのだが、やっぱり素晴らしいな。両方ともストーリーとしては平和ボケした日本を変え、威厳のある国家へと変えようとする共有した夢のために、どんな苦労でも協力して乗り切ろうとするし、時には自分の命も犠牲にする。

まだ若かった頃読んだときも、こういうのが生きるってことなんだと思った。

だが、読み返してみると、うらやましいのはこういった夢を持つことよりもこういった親友を持つことなんだと愕然としてしまった。オデッセイでは死ぬ間際に「お前がいるから俺は死ねる」と呟く。自分の夢を親友に託せること、そして親友を信じて、自分が死んでも共有された夢は生き続けること。こういった人生に比べて自分はなんなんだと思ってしまう。

なにもそんな大きな夢でなくてもいいから、共有できる夢を持つ親友という姿は美しいな。

かつて一緒に音楽活動をした仲間たちとの間にはそういった共有したものがあったことを思い出して、今の自分を見つめなおした。誰かが言った。「夢は実現できるかわからないでっかいものでしょう。夢を諦め、実現できることを着実に見つけることが子供から大人へ変わるということなんだと思う。」

僕はそう思わない。どうやったらたどり着けるかわからない夢こそ、生きる証なんじゃないかと思う。実際大人になったって夢を持って生きている奴はいるじゃないか。大人になって親友を持つということは、まず自分がそういった夢が無いといけないのだと思う。


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亀田家の人気の秘密は

Posted by skillstorage at 11:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

試合の判定内容に関しては様々なところで批判的意見が出ているが、それでも亀田家(兄弟そして父親)が日本中にブームを巻き起こしたのは、単なるボクシングに対する人気ではなく、家族に対する感心の高さであることは誰もが納得するだろう。
この亀田家人気は社会的な要因が大きいと感ずる。

亀田家のような家族はほとんど存在せず、かつ多くの家庭が亀田家の関係を求めているのだと思う。
誰が見たって亀田家は特別だろう。スポ根家族だし、どこの家庭よりも子供に対して厳しく接している。それでも子の父親に対する愛情はどこの家族も遥かに及ばないほど熱い。そして家族一丸となって夢に向かって突き進んでいる。

一般的な家庭はというと、親と子の会話はほとんど無く、親父はマイホーム・パパと呼ばれるように、子の欲しいものを買い与えることが愛情だとしている。子は人生に対する特別な目的も見出せなく、やがて働く意欲も無いニートと呼ばれる無気力な若者が大量に出現した。親はというとマイホームのローン返済だけが仕事の目的になっている人も多く、ニートを産み出した責任というのも感じられない。

かつて巨人の星もマイホーム・パパに対する強烈な警鐘として広く受け入れられたが、亀田家はまさにその再現だ。

マイホーム・パパばかりだと日本は駄目になる。自分の家庭も家族一丸となって大きな夢を実現させたいという気持ちが亀田家の人気に繋がっているのではないか。

興毅がチャンピオンベルトを父に巻いたときには泣けた。父のボクシングが正しいことが証明できたと泣き崩れた。

亀田家のように大きな夢が実現できるような家庭はほとんどないだろう。それでも夢に向かって突き進む姿は僕にとっても家族の理想である。



›8 04, 2006

省エネでなく創エネ

Posted by skillstorage at 15:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

省エネがもてはやされている。電化製品にしても自動車にしても身の回りの電気を使う製品のエネルギー源を省力化できる製品に省エネという言葉が使われる。
この分野の製品は日本がダントツで世界一だ。
それはそもそも日本は石油が出ないし、資源の調達コストも高い為エネルギーを抑えた生活スタイルというのが日本人のライフサイクルに不可欠なところがあると思う。
例えばアメリカ人は日本人のエネルギー消費量は2倍だ。車も排気量の多いものが売れる。ガソリンが高くなってきてこの1年くらいでまたハイブリッドだとか感心が高くなってきているようだが。

だが、省エネでもやはりエネルギーは食う。

そこに来て原油高だ。中東の情勢も不安定だし、そもそも石油は限りのある資源だ。昔は石油は50年で無くなると言われた。実際には油田も見つかり50年では無くならないが、いずれにしても限りある資源だ。

代替エネルギーも見つかって安心しているが、ここで言う代替エネルギーは危険を伴う原子力発電だ。核廃棄物は非常に危険で環境面から問題がある。

そのようなことから更なる代替エネルギーが求められている。

もともとエネルギー現は水力、風力、太陽、地熱など環境にやさしいものは多々あった。しかしエネルギー生成効率が非常に悪く現実的ではなかった。

だが、技術の進歩でそれらのエネルギー元が使い物になりつつある。

そのような環境の中生まれた言葉が創エネだ。

創エネとは、環境にやさしいエネルギーを創出するための製品であり、太陽電池、燃料電池、風力発電が現在企業も積極的に研究開発している。

そして市場も急激に伸びている。

これは消費者にとっても歓迎すべきことだ。そしてエネルギーや環境に敏感な日本人は世界で優位に立てる。
ヨーロッパも環境には日本以上に厳しいが、創エネではなくむしろ物を大切に使うとか、環境にやさしい原料を使うといった利用面での取り組みのほうが主導だからだ。

アメリカは話にならない。ゴミの分別さえほとんどできておらず、資源は無限だと思い込んでいる国民がほとんどだから。
この分野で日本の製造業が世界的優位に立ち、再び日本経済が活性化することができると思う。そして、日本にとって世界で通用する唯一の分野だと思う。金融やIT、ネットなんていうのは所詮米国の受け売りビジネスでしかないから。


›7 26, 2006

ハリー・ポッターの翻訳家35億円の申告漏れ

Posted by skillstorage at 18:58 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

こんなに儲けていたのか!とまず驚いた。実質倍以上の収入があり納税をしていなかったということだろう。松岡佑子という今回の申告漏れ翻訳家は、どうやら静山社の社長であり、返品を認めないなどと出版社のあるまじき行為を行っているようである。
なお、スイス居住で日本には非居住と主張しているが、今回これが認められなかったことになる。両国からの2重課税にはなるのか、そもそもどこの国にも税金を払っていなかったのか?
そこらへんの情報が記事からわからない。
ここら辺を掘り下げている情報が欲しいな~

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›7 25, 2006

次世代技術・テクノロジー

Posted by skillstorage at 09:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ものづくりが非常に難しい時代になったとマスコミが騒いでいる。売れないのかというとそうでは無い。定番商品は確かに売れなくなっているが、限定販売、ニッチ商品で爆発的な売上増加も見られる。
売れなくなったのではなく、消費者の嗜好が多様化した、ロングテール化したと言った方が良いだろう。

こんな時代だから、大量生産型のメーカーは売るのが難しくなってくるだろう。車はカーシェアリングという複数の人、家庭で共有するようになってきているし、TVなどの広告効果も落ちてきている。
以前は、広告や芸能人の商品の利用(スポンサーシップ)による消費者を洗脳するかのような広告効果が期待できたが、均一化、同調性というのは急速に失われてきていると感じる。

さて、大量製品でも今後の売上が期待できる分野がある。それは消費者に直接販売するブランドでは無く、むしろB2B(企業向け製品)、間接的商品にあると思う。
例えばエネルギー問題。原油の高騰、環境問題からよりエネルギー効率の高い代替製品、環境にやさしい資源が求められる。これはもうそうしなければ地球が滅びてしまう(温度上昇、環境汚染など)というところまできている。
実は日本はこの分野において先進的な研究を進めている。ただまだ販売できるところまで需要も供給も追いついていないだけだ。販売する為には経済的ニーズが高くならなければならないので、今後は研究開発も増加し、販売もされてくるだろう。
燃料電池、太陽電池、充電式電池など幅広く研究がされており、チェックしている。そして、このような地味で将来ための研究を行っている企業ほど、従業員一人当たりの利益・キャッシュフローも消費財を売っている企業とは比べ物にならないほど高い。

高いブランドだが利益の低いソニー、他社の製品の模倣化戦略でマネシタと揶揄されながらも売上増加但しマネだから利益は低い松下など比べ物にならない優良企業がゴロゴロしている。

また、エネルギー問題だけでなく、世界的に紛争、戦争、またはその危機が増加している。軍事設備にも多くの日本製が使われている。テポドン(労働)ミサイルにも多くの日本製精密機械が使われていると言われた。やはりこの分野からも革新的な技術が民間に転換されていくのだろうと思う。

›7 18, 2006

ミキモト粉飾(ブランド崩壊の瞬間)

Posted by skillstorage at 17:50 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ミキモトの本店が、2000年8月~2004年8月の5期にわたり、架空売り上げ13億円を計上し、粉飾決算を行っていたことが判明した。
同社は、架空売り上げに関与していた本店社員30名の減給、管理責任を問い取締役13名の減俸を行っている。
同社の内部調査で粉飾が判明した形となったが、架空売り上げ計上の動機は店舗別の販売目標の達成だったと見られる。

今回の装飾だけでなく、お家騒動からブランド価値の多くが損なわれていると言われている。これは酷いと思うし、内部調査だけでなく原因究明の必要性を強く感じる。

この粉飾の根底には同族、非公開という閉ざされた経営があると思う。経営状況は非公開の為、監視の目が行き届いていないのだ。監視の目が行き届かないとそこには利権をめぐる争いが起こるだろう。
他方同じ業態のタサキ(田崎真珠)は株式公開し、健全な経営をして増収である。

しかも対処が関与した30人が減給、取締役13人全員も減俸処分である。
株式公開企業であればこんな生易しい処分では許されない。犯罪なのだから刑事処分ではないか。所在不明の数千万円分の商品が出てこないのであれば横領である。

しかも顧客や社会に対しての謝罪は一切無し。HPにも書かれていない。

ミキモトでは通常は大型の売上が計上されると支払期限近くに経理部門が顧客に入金の通知をするが、その連絡が免除される仕組みの顧客があり、架空売上はその「お知らせ免除顧客」に付けられていたので不正の発覚が遅れたとのこと。

このような仕組み事態が問題だと思うのだ。
特定の顧客を優遇する仕組みだが、経理上の問題は無いのだろうかと勘ぐってしまう。

なぜなら、中小企業や個人経営の現金商売では、受け取った金を帳簿に付けずに裏金にして脱税にするということが多くあるではないか。通信販売だとか、美容外科とか色々な業種である。

非公開企業においてももしそのような行為があったら許されない。しかも規模が大きければそれなりの社会的責任が伴う。内部監査、コンプライアンスが必要なのだ。ところがミキモトはできていなかった。5年間放置。しかも架空の売上が何故立てられる環境だったのかも不明だ。入金処理はどうしていたのだ?

ブランドとは商品を必要以上の価格で売ることができる付加価値である。今回の事件でミキモトのブランドが一瞬で吹っ飛び地に落ちるのを感じた。

›7 11, 2006

煙草十徳

Posted by skillstorage at 16:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

愛煙家の友人に教えてもらったので、備忘のため。あと1個が忘れたとのこと。

タバコにだって良い面があるから世界中で古くから吸われているのでしょう。

心機一転 煩悶即除 交際円融 一服満腹 和気感応 難問明快 能率増進 胸疾退散 元気回復

›6 21, 2006

福井総裁、村上ファンドで7年で資産2倍に

Posted by skillstorage at 09:05 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日銀の福井俊彦総裁が村上ファンドに1000万円投資し資産が2231万円に増えていた問題である。

根本的には以下の問題のことを言っているのであろう。

資産が2倍にもなるようなファンドに投資するのはずるい。

新聞などから一般庶民の感情を分析すると、いくつの問題に分けることができる。

(1) 7年で資産が2倍にもなるようなファンドに投資していたのはずるい
(2) 一般庶民が投資をできない村上ファンドに投資をするのはずるいしインサイダー取引だ。
(3) ゼロ金利政策をしておきながら高い利率のファンドに投資をするのはずるい

まず、(1)についてだが、資産が2倍に増えるファンドなんていうのはいくらでもあるのだ。7年で2倍ということから複利で約10%である。

モーニングスターでリターンを調べてみよ。
30%のリターンの投資信託だって存在するし、一般庶民だって買える。

(2)に関しては、確かに一般庶民の羨望を感じるだろし、インサイダー取引と言われていて大問題になっている。これは日銀総裁という職務上の倫理的に職責違反だと思う。

(3)も一般庶民からの単なる羨望であろう。

スポニチではこんな風に書かれていた。

庶民には考えられない話≫一般庶民が1000万円を銀行の普通預金に預けた場合、金利は0・001%で、年間の利息はたったの100円。普通預金よりも金利が高い大口(1000万円以上)の定期預金でも金利は0・8%ほど。年間で8000円しか増えない。http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/06/21/01.html

今回の福井総裁の問題は、職務倫理違反、インサイダー取引が問題であったと思うが、いつの間にか金を稼いだことに対する羨望から怒りへの転換になってきていると思う。
これはおかしい。
一般庶民は金融商品に対して無知であることが露呈された。

›6 12, 2006

いくら応援しても報われない

Posted by skillstorage at 23:54 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本負けましたね。
観戦というのは大嫌いです。観戦なんていうのは、占いと一緒なんだと思います。
他人に自分の人生を委ねているという点が。
自分がいかに努力しても報われることのない世界。

応援して損した。見て損した。後味悪いじゃないですか。

やっぱりどんなことでも自分がプレイヤー、主人公になれる世界じゃないと。
勝っても負けても自分の実力。
それならば納得できるでしょう。


›6 06, 2006

インサイダー取引(村上世彰タイーホ)

Posted by skillstorage at 14:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

村上世彰の子供のころ」を以前紹介した。そしてついに逮捕。
インサイダー取引とは、株価を左右するような未公表の重要事実を基に、その企業の株を売買することである。

インサイダーとは内部の者である。

米国ではカリスマ主婦であり、現在はアプレンティス(米国版マネーの虎)のマーサ・スチュワートがインサイダー取引容疑で逮捕され騒然となった。

村上世彰容疑者は「聞いてしまった」、「プロ中のプロと自認していたが、、、、失格だ」と記者会見で答えていたが、そもそもグレーゾーンの箇所に自己判断を下していたところはプロ失格だと思う。

とはいえ、大企業の多くもインサイダー取引で逮捕者(西武鉄道株の堤義明容疑者など)も出ていて、見つかっていないインサイダー取引は腐るほどあるだろう。堀江容疑者の利益付替の粉飾決算も大企業にも見受けられるという記事が多くあった。

ようするに村上世彰容疑者本人も言っているように、叩かれたのだ。


村上世彰容疑者の簡単なプロフィール

ニックネームは「せしょう」。
M&Aコンサルティング取締役。「村上ファンド」の中心人物
「もの言う株主」と呼ばれるアクティビストとしての手法を用いる。株を購入し経営者に迫ることからグリーンメーラーとも呼ばれる。悪質な言い方として総会屋呼ばわりされることもあった。

父親は台湾出身の華僑。村上世彰容疑者は灘高、東大法学部、通産省とエリートコースを歩む。

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›6 03, 2006

花には水をやるな

Posted by skillstorage at 23:29 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

花を美しく育てるには、水をやらないことだと言われた。土に水が少ないと、花は栄養がうまく吸収できなくなる。苦しくなる。でも一生懸命に根を伸ばし、少しでも多くの栄養を吸収させようとする。水をやるのはそれからだ。

人の教育にも同じことが言える。

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›5 18, 2006

マイブーム(電子工作)

Posted by skillstorage at 16:07 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

最近かなり電子工作にはまっている。そう思ったら世の中のちょっとゆとりのある中年男性の間でもマイコンや電子工作がとても流行っているそうだ。

自分の場合、日常生活でちょっとした便利なものをつくってみたいと思って始めているのだが。
最もものづくりが好きなのかもしれない。ガキの頃はガンプラからミニ4駆から始まり、ラジコンを購入して改造(チューニング)したものだ。その後エアガン(ガス銃)をガスでなくエアーポンプ(恐ろしい気圧でBB弾で標識を貫通するほどだ)に変え、BB弾は軽いと曲がるので重いのに変え、命中率を上げる為シャフトを長くした。今考えると銃刀法違反だな。

その後は原チャリのリミッターを解除したりして、車を改造したり。

社会人になってからは自作PCだとか、家庭内LANやWebサーバー構築。NAS(共有DISK)のI/Oデータから出ているLANDISKを改造して(中身はLinuxで動いているので、telnetを起動しrootでログインしてLinuxboxとして利用)みたりと。

まあオタクでは無いと思うのだが。

何か面白い遊びは無いものか?ゴルフやボートもなんか飽きたし。。ジムは通っているし、と思っていたところ自宅のアジトのような部屋でちょっとした家庭内で使えるマイコンというか簡単なロボットとか作ってみようかな。と思った次第だ。

以外に基礎から勉強しなくてはいけないなーと困っていたら、なんと学研から学習教材かつ作成できてしまうシリーズが出ているではないか!

ということで早速購入してみてます。

仕事から疲れて帰ってきてからさらに情熱的に趣味に打ち込めるなんて、あー幸せだなーと思いつつ。
昔、NapsterやWinMX(Winnyみたいなもの)で朝ダウンロードして帰宅したら沢山音楽や映画が落とせてたっていうときの喜び(すぐ飽きたけど)以上の喜びだ!

毎晩遅くても超エネルギッシュ!

疲れって気持ちから来るものなんだなーと思います。しかも奥が深く、沢山学習していけるところも素晴らしいと思う。

あと、自宅に映画鑑賞部屋つくったら、真空管のスーパーアンプ+ウーファーも自作でつくろうと思っています。

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›5 08, 2006

5月病、休み明けでダルイって?

Posted by skillstorage at 14:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

5月になると鬱になる。休み明けは仕事の調子が上がらない。眠い。仕事したくない。

一般人は誰もがこんな気分になるのではないだろうか。

しかし、考えてみて欲しい。

プロはどうだろうか。オリンピック選手、スポーツ選手、芸能人。一流のプロはその舞台に立つために創造を絶する努力をしている。一流の成績を残す為には日々努力することが責務であることを彼らは実感している。ビジネスマン、経営者も一緒だ。

一般人が怠けているのなら、大多数の一般人と自分が違うことを、日々の生活で意識して行動しなくてはならない。ちょっとキツイのは確かだ。でも一般人から脱してプロとして生きるには、それが責務だと認識して行動しなくてはならない。

と、自分に言い聞かせてみる。

›1 20, 2006

ライブドアショック

Posted by skillstorage at 05:35 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

何故今頃このような騒ぎになったのだろうか。

透明性の高い、欧米的な経営を取っていたライブドアが何故このような不健全な経営をしていたのだろうか。

子会社副社長の自殺は何を意味するのだろうか。

今は誰もがライブドア、ホリエモンに対して不信感を抱いている。かつての光通信のように。あのときのように取引先がライブドアとの提携、取引中止の事態にまでなり、やがて光通信のように一線を退くことになるだろう。

インタビューである市民が言っていた。

「ホリエモンは出過ぎなんですよ。」

ようするに、日本社会は出る杭は打たれる、総横並び主義で、このような事態になるともうニッチモサッチも行かないでしょう。

›10 30, 2005

ライブドアのセシール買収は失敗なのか?

Posted by skillstorage at 12:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

大前研一氏はそう考えているようだ。

おそらくライブドアの堀江さんとしては、セシールのホームペー
ジを見たときに、自分のところで手掛ければもっとうまく行く、
それにこのカタログのノウハウを採り入れれば、自分のところ
もプラスの相乗効果があるとにらんだのでしょう。

ところが、ここは彼が勘違いしているところなのですが、イン
ターネットではこういったアパレル系は難しいのです。やはり
衣料は手で見て触って買うものなので、よほど定番のものなら
売れますが、そうでないものはカタログのほうがまだ信頼があ
ります。

それに今はユニクロ型の店舗が日本全国にありますから、イン
ターネットの側にこれを持ち込もうとしても、うまくいかない
公算が大きい。よほどの商品力やフォーカス、または『通販生
活』のような物語性を出すというようなシフトができれば別で
すが、単にサイバーとくっつけても効果はないでしょう。
「ニュースの視点」より

やっぱこの人全然わかっていないなぁという感じがする。

ネットで服はどんどん売れてきているっつーの。
米国では服はネットで買うのが常識になってきているっつーの。

ったく学者とかコンサルタントはたまにずれいてうることを平気で言うからな。

ある学者は90年代にネットで車販売代理店は無くなると言っていた。

逆に車はオンラインでの販売は難しい。
服は店舗で選び、ネットで購入するパターンだとか、雑誌でモデルが着ているのをネットで購入するパターンが増えているのだが。

堀江はセシールのデータベースが欲しいといっているわけで、セシールのビジネスモデルを存続、発展については語っていなかった。

ネット商店というのはもっと大きな市場規模になっていくことは間違いないのだし、単に堀江氏の趣味でやっているわけではないと思うのだが。

ちなみに、大前研一は90年代後半にアマゾン・ドットコムの多角化(本販売以外にも進出、M&Aを繰り返して多額の赤字を繰り返していた)についても失敗と切り捨ててていた。当時、アマゾンは本一本に絞るべきだとまで言っていた。

でもそんなことをしていたらアマゾンはとっくに潰れていたんじゃないかな。

アマゾンの強みは、ネット上の機能の合理性、顧客データベースであって、商材は本は初期に一番売りやすいから売っただけだ。

多角化して初めて、その機能が十分に発揮でき、シナジー効果を生んだ。

今では、筆者はアマゾン(米国)で本以外にワインも服も購入している。

結局、インターネットビジネスについての考察は著名なコンサルタントや学者の言うことは当てにならない。新しいビジネスモデルについて、経営者、起業家が見ている世界にまったくついていけていないというのが現状だと思う。

›10 29, 2005

Blogの価値

Posted by skillstorage at 05:55 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

Blogの価値を図るサービスがある。
独自の方法で評価しているので、その規準が良くわからないのだが。。。

このBlogは、250万円相当のようだ。


My blog is worth $22,581.60.
How much is your blog worth?

楽天の敗北

Posted by skillstorage at 05:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

TBSは50%以上の自社株式を取得した。
他方、楽天は株式市場にも見放され自社総額は20%以上目減りし、企業価値は失われている一方である。

ひろゆきが面白いことを書いている。

楽天は毎年2倍近くの売上高成長が求められていて現在の株価がついている。
確か似そうだ。

楽天は今後TV局を買収しても成長が求められる。
それはシナジーを得る以上に大変なことだ。

そう考えると、どちらにしても失敗である。

›10 27, 2005

大前研一を信じるな!

Posted by skillstorage at 16:35 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

経営コンサルタントという職業は、言いたい放題口は出すが、その発言にまったく責任を取らない人が多い。

あくまでも薦める(コンサルティング)するのであって、実際にリスクを犯して意思決定をするのは客側(企業側)なのだ。

大前研一という人物はすごいということは認める。週刊誌にいくつも連載し、衛星放送の番組でも時事ニュースについて分析して意見を言っている。

その分析力、洞察力は非常に優れていると思う。

彼の発言には、彼の指示に従って細かく情報をかき集める人物が何人もいるようである。それも経済、IT、経営、政治とあらゆる分野にそれぞれの優秀な情報収集員がいるみたいである。

大前研一=シンクタンクのような情報収集力、分析力である。
集めた情報を大前研一が解釈し、自分の言葉で説明するところがすごいのである。

中国、東欧についてまとめたレポート(書籍)はすばらしいできであると認める。
週刊誌に掲載している内容もすばらしい。

しかしながら、これまでいくつものミスがあったのも事実である。

99年には、2000年問題について随分あおっておきながら何も起こらなかった。90年代には総合商社はインターネットの登場で無用になる(もともと存在意義が無かった)と言っていた。しかし実際には総合商社大手は政治力を駆使し、存在意義(口銭でモノを動かすという本来の役割)は無いにしてもますます力をつけている。
ライブドアのニッポン放送買収時にはホリエモンをグリーンメーラーと短絡的に切り捨てた。

どの分析も間違っていた。

もちろん間違いなんて誰にでもある。ただ、大衆(読者)の中には鵜呑みにする人が多い。

大前研一だけではない。元ボスコン社長コンサルタントの堀紘一にしたってホリエモンとの対談で理不尽で分けわからにことを言っていたし、有名国立大名誉教授、研究員、学者の発言だって同じだ。

新聞に定期的に載る、各シンクタンクの経済レポートだってろくにあたりはしない。

つまり、

おかしいと思って批判精神を持って読まないと駄目なのだ。

自分で考える癖をつけないと、人の発言に左右されてしまう。

楽天のTBS買収は失敗らしい。

Posted by skillstorage at 10:47 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ホリエモン社長日記より
で、買収がどうかといえば、時期的にはそろそろ微妙かなと。
・・・・・ 利用価値が今の株価分あるかどうかといえば、無いような気もします。そういう意味では今年の初めがラストチャンスだったのかなーと。
http://app.blog.livedoor.jp/takapon_ceo/tb.cgi/50030408

TV局というのは保護されている産業である。一般大衆は大手TV局を見たくなくても見ざるを得ない。
その点、米国ではどの家庭もケーブルTVを引くのが当たり前で、100chを越す番組を常時見られる。
TV局を開局するのなんて実はすごい簡単なはずだ。

そう考えると、日本のTV局というのは過剰に保護されていると思う。
また、この世界的傾向にやがて日本はどうあがいても巻き込まれるというホリエモンの主張も納得できる。

そう考えると、高くなりすぎたTBS局の株を楽天が躍起になって買い進める理由がわからなくなる。

そもそも三木谷氏は自分の財産を使っても成功(買収)させると言って置きながら自分と嫁の楽天株持分(50%超)を売却せずに、銀行からの短期融資で買収するという姿勢にも疑問を感じる。
楽天の株主はよく怒らないな。

›10 24, 2005

村上世彰の子供のころ

Posted by skillstorage at 05:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

小学校4年生の時、父親から今後一切お金をあげないという条件で100万円を渡された。その金でまずはサッポロビールの株を買った。

小学生の時から日経新聞、四季報を愛読した。

大学生になるころには、その資産は数億円に膨らんでいたという。

通産省を辞め、投資家として活躍するにいたっては、オリックス宮内、スクウェア、ビックカメラ社長などから出資を得た。

彼らは新勢力であり、アメリカ的資本主義を広めることによって、日本経済の活性化、いや自社のさらなる発展があると考え、その主義を村上に託したといわれている。


現在、村上ファンドは阪神電鉄、TBS以外にも、タカラやスクウェア・エニックス、昭文社、角川ホールディングスなど、玩具やゲーム、地図、書籍などのコンテンツを抱える企業に投資している。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200510230011a.nwc

物言う株主(アクティビスト)という異名を取るだけあって、株式を取得した会社にはマスコミを利用して積極的に経営関与、経営者の経営責任を訴えている。

今までは、日本の古き慣用(持ち合い、メインバンク制)で村上の主張が通ることは少なかった。

しかし、急速にアメリカ型資本主義が浸透しつつあり、村上の主張が通りつつある。

村上は守銭奴と言われることを厭わない。1円でも多く儲けることが使命と言いのける男だ。

自社の資産を有効活用していない企業は村上のターゲットになる可能性が高い。
経営責任、資産の株主への還元を要求するだろう。マスコミは大きく取り上げ、一般投資家は買いまくり、株価は適正価格以上に急騰するだろう。

そのタイミングでこそ売り切るのが村上の手法だと思う。
その後、物言う株主がいなくなった企業というのは、やはり元々の古い企業文化どおり、またやがて資産を有効活用できない効率の悪い企業に戻っていくのではないか。


この男から企業を防衛することはできるのだろうか。

なぜ、長期に保有している株主より直近に株主になった村上の主張が強いのか。
株券というのは、保持期間ではなく、所持数によって発言権が強くなるから。

ここにこそ現代資本主義の問題があるのではないだろうか。

›10 23, 2005

ライブドアのセシール買収

Posted by skillstorage at 11:59 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ニッポン放送買収時にMSCBで調達した800億円とフジテレビとの和解によって
得た約200億円のキャッシュの使い道が非常に気になっていたところだが、ついにセシール買収という形で使われた。

創業者の資産管理会社からの買い取りや、TOB(株式公開買い付け)によってセシール株式の50%超を計約202億円で取得し、関連会社の子会社にする。ライブドアは、カタログ通信販売で集めた約1500万人のセシール会員を、インターネット商取引事業の新たな顧客基盤とする狙いだ。

買収は、具体的には、ライブドアマーケティングが、正岡道一・前セシール社長ら創業者一族の資産管理会社からセシールの発行済み株式の25・73%(1038万1600株)を103億8200万円で取得する。さらに、セシール株のTOBを実施し、1株1000円で24・4%(983万3800株)の取得を目指す。
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20051022nt06.htm

このセシール買収でも200億円しかかからない。

M&Aはライブドアの得意分野であり、今回の買収はシナジーも非常に高く、かなりお買い得と感じさせられる。


›10 21, 2005

ライブドアがTBSを救済するのか?

Posted by skillstorage at 12:45 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ライブドアが白馬の騎士に名乗り出た。
http://www.asahi.com/business/update/1021/101.html

いったい、楽天のTBS買収攻勢にどのように対応しようとするのだろうか?

ライブドアはニッポン放送の時のフジテレビによる和解金を持っている。あの時SBIの北尾が出てきて貸し株、100億ファンド構想でホワイトナイトとして登場し、ファンド設立し、また多大なパブリシティ効果もあった。

ライブドアは楽天のメディア支配に対する恐怖のための攻勢とも考えられるが、実のところこれまで一連の戦略と同様に、ただ単に無料のパブリシティを行い知名度をあげようとしているだけではないか?

›10 20, 2005

ヒルズ資本主義とは、、、

Posted by skillstorage at 15:11 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

欽ちゃんのような顔をした元通産省のファンドマネージャーの方は、いわゆ
る「アクティビスト」と言われる投資家です。

投資対象はPBR(株価純資産倍率)の低い会社、つまり資産を有効活用して
いない会社です。

突如大量に株を取得して、株主の権利を主張します。

(1)
そもそも長期にわたって保有している株主と、数ヶ月前に大量に株を取得し
たこの欽ちゃんみたいな顔の株主が同じ権利、より多くの株をもっている
方が強い権利を持っているという仕組みはおかしいと思いませんか?

(2)
そもそも一般の株主というのは、株を保有しても経営に口を出せないもの
です。でもこの欽ちゃん似のおっさんは、積極的に経営者の経営責任を、
マスコミを利用して追求しています。
一般投資家とはあきらかに株主としての権利が違うと思いませんか?

(3)
株というのは、本来その企業が将来にわたって生み出す利益を株の配当で
もらえることを期待して買うのが本来の目的です。
しかし、市場で取引されるので、将来の期待によって株価というものは膨ら
み、まだ利益を出していなくても楽天のように高い株価がつきます。
欽ちゃん似オヤジの積極的な経営非難、経営への関与によって一般株主は
その会社の将来を期待し買いに走ります。
でもこのおっさんは高値で売り切るでしょう。

(1)、(2)は資本主義、マーケットとはそういうものなのでしょうが
ないです。残念ですが。

(3)は読売新聞のこんな記事が裏付けてくれます。

 「1円でも多くもうけるために僕らはやっている」

 「それをマネーゲームと言われても、守銭奴と言われても、私は気にしな
い。使命だと思っている」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20051017mh14.htm

(4)
さて、欽ちゃんファンドへの出資者は大金持ちの外国人投資家、機関投資家
と言われていますが、欽ちゃんオジジは莫大な利益を上げ、利益は海外の
金持ちへと流れます。
高値で株を買うのは日本の一般投資家(ドブと呼ばれています)です。
なんだか悪循環に思えませんか?

結局(1)~(4)まで資本主義の原理。これが最近言われている、
ヒルズ資本主義(ライブドア、楽天をはじめ、村上ファンド、リーマン・
ブラザーズなどが入っているビルの名にちなんでいるらしい)という奴な
のだと思います。

ライブドア資本論
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starりんごをいろいろな角度から分析します
star「資本論」というほど目新しくはないですが。

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この本かなりオススメです。現在読んでいるのですが、今までのライブドア
分析の本とは全然違う細かい分析です。フジテレビとの激闘も面白い。
これが新しい時代の流れなのかー

›9 24, 2005

Posted by skillstorage at 11:00 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

人はやがて死ぬものである。

「死」を意識するようになる年の人は、誰しもが死ぬさいには家族に囲まれて死を迎えたいと思うらしい。

しかし、そのような些細な願い事は、多くの先進国ではもはやほとんど実現不可能らしい。

ほとんどの人は、病院や養老院で、孤独に死を迎えるのだそうだ。

実際、どのような気持ちで死を迎えるのだろうか?

愛した家族達は、もはや自分に関心を持っていない状態

自分の体は満足に動かず、思考もはっきりしない

非常に見苦しい状態

プライドが高い人なら、自分のそのような状態を受け入れられないかもしれない

そのような状態が死を迎えるという状態なのだと思う

そして、重要なのは、誰しもがこの「死」を迎えるのだ

›9 23, 2005

ソニーは復活するのか?

Posted by skillstorage at 17:18 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

CEOが外人になって、家にはゲーム以外のソニー製品はだんだんと少なくなって、パソコンのVAIOは壊れて他社に買い換えて、ウォークマンはiPodに買い替え、あれほど憧れだったソニー製品はもう馴染みなくなってしまった。

もう欲しいソニー製品はゲームと映画DVDくらいか?

もう製造業辞めてみるか?


外人のCEOはジャック・ウェルチがやったみたいに、従業員半分に減らすのか?減らして株価2倍になって、それでその先はどうするのか?


【ソニー中期経営方針のポイント】
 ■カンパニー制を廃止
 重要分野の意思決定権限を中鉢良治社長に集中させ、カンパニー制を廃止する
 ■平成19年度末までに2000億円のコスト削減
(1)特定の15事業の収束、縮小、事業売却
(2)モデル数を17年度比で20%削減
(3)製造拠点を現行の65カ所から11カ所削減
(4)全世界で1万人(国内4000人、海外6000人)の人員削減
(5)不動産や株式など、19年度末までに1200億円相当の資産を売却
 ■3400億円の設備投資
 半導体・デバイス(基幹部品)に18-19年度に3400億円の集中投資を行い、ブルーレイディスク関連部品や次世代ディスプレー用「有機EL」の開発を加速する
 ■米・中にソフト開発拠点
 ソフト開発を強化する技術開発本部を新設、米国と中国に新たな開発拠点を17年度内に設置する

›9 19, 2005

うまい話なんてそんなに無いのに。

Posted by skillstorage at 11:53 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ジェスティオン・プリヴェ・ジャポンに金持ちが沢山だまされた事件があった。
渡辺裕之も10年間貯めた金を取られた。

この会社、年率最大60%もの運用益を上げると謳っていた。その方法は外貨為替。だまされた人は、為替に関わる経済学を知らなかったのだろう。

この事件の教訓は、
(1) 無知は怖い
(2) うまい話に乗りたがる奴が多い。

とくに、最近はなんか楽して儲けようだとか、うまい話に飛びつこうとする奴が多い気がする。でもよく観察すると、そういう奴に限って、騙されていて、結局損をしているんだよね。^^;

›9 06, 2005

ホリエモンは政治家になれるのか?

Posted by skillstorage at 11:31 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

亀井静香への刺客ということでメディアを騒がした。
宣伝効果抜群。

でも本当に当選したいのなら、地元など別の選挙区を考えたのでは?

超田舎、年寄りばかり、亀井の基盤という場所で、ITなんかわからない人だらけの土地柄で何故勝負に出たのだろうか?

›8 27, 2005

暴力教師

Posted by skillstorage at 15:20 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

駒大苫小牧暴力問題がメディアを騒がせているが、僕自身子供の頃からスクールウォーズの影響か、非行に走る学生を教師が愛情を持って殴るのはすばらしいことだと思っていました。
スクールウォーズの場合は実在する話ですし、モデルになった山口先生(泣き虫先生)はNHKのプロジェクトXに出ているときにその人柄を見たけど、とても教え子に慕われていたし、教え子の中には親父とまで呼ぶ元不良(今は建設会社社長)もいました。

誰だって子供の時には、ちょっとした非行だとか、荒れたりする中、そのような先生に出会えたらどれだけすばらしいかったかと思います。

しかし、僕が実際に目にした教師というのは本当に暴力教師でした。教師というのは教室内では神のような存在だと勘違いするのかと思いました。
自分がストレスが溜まっているときだとかは、理不尽に生徒に暴力をふるい、気に入らないことがあっても暴力を振るうような奴。


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›8 23, 2005

中国によるM&A旋風

Posted by skillstorage at 15:25 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

中国によるM&A旋風が巻き起こっています。
例えば、中国のPC企業のレノボ(聯想)は今年4月、IBM社のPC事業部門を買収
しました。
中国のBOEグループは昨年、ハイニックス半導体のLCD(液晶ディスプレー)
事業部門を1億8830万ドルで買収し、中国にBOE-HYDIS社を設立しました。
中国の盛大は、オンラインゲーム会社のアクトズソフトの経営権を買収しま
した。
中国勢による米国企業の買収もプライベート・エクイティを通じて積極的に
行っています。
これは恐ろしい予感がします。アメリカ人の多くは未だに中国はアメリカの
工場くらいの意識でいるかと思いますが、共産国家の中国の企業が資本主義
をフル活用して、資本家側に回ろうとしているのです。

日本がロックフェラーセンタービルを初め、多くのアメリカのゴミ不動産を
つかまされ大損したのとは訳が違います。
そもそも、中国人というのは、世界中に華僑を中心とした中国人ネットワーク
があり、国籍はバラバラでも中国人という意識で中華思想を誰もが持ってい
ると感じます。
これは、例えば日本人が他国に移民して日本人のアイデンティティを失うの
とはまったく違いますね。(大体2,3世になるとその国の人間になってし
まうと言われている)

孔子の「和して同せず」というやつでしょうか。
まあ、そうなると中国共産党の独占的な中央集権の崩壊とかも考えられると
いうことでしょうか。

›8 17, 2005

ホリエモンが政治家へ

Posted by skillstorage at 17:42 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

なんと自民党につぎ、民主党もライブドア堀江氏に打診しているという。

http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3096700.html

堀江氏の政治的ポジショニングは、出版物及び日記によっても明らかなのだが、アシッド・リベラルという極左翼に位置すると思う。
日記では以前「ナショナリストではない」と書いてあったことを覚えている。

政治家は国民の代表と考えると、特に国益を考えている人だけが政治家であるべきという考えは偏っているかもしれないが。もっとも国益を損なっている政治家も多々いるが。

自民党にしても、民主党にしても、本来は最初に政策ありきで、その政策に合致する人物に打診してもらいたいものである。
政治家が人気取りを取ったら(ポピュリズム)どれだけ恐ろしいか歴史が証明している。
あ、小泉政権もポピュリズムと一部呼ばれていたか。

民主党は大橋居船の反省していないのだろうか。

›8 01, 2005

日本人はこんなサイトを見ている。

Posted by skillstorage at 13:47 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ポータル上位だけど、いつのまにかGoogleが2位へ。
何故かDellもこんな上位。
おーっと。エロサイトもチラホラこんな上位(40位以内)にランキングされとりますなー。フフフ

1. Yahoo! Japan
www.yahoo.co.jp - Site info
2. Google 日本
多言語対応サーチエンジンの日本版。ウェブ、イメージおよびニュース検索、Usenet掲示板。
www.google.co.jp - Site info
3. 楽天市場
各種の通販サイトをバーチャル店舗として入居させているショッピングモール。オークションや共同購入も開催。
www.rakuten.co.jp - Site info
4. Livedoor
Free internet access, homepage space, and e-mail. Information in English is available.
www.livedoor.com - Site info
5. Infoseek Japan
日本語版インフォシーク。ロボット型サーチエンジンと、特選サイトのディレクトリ。
www.infoseek.co.jp - Site info
6. MSN Japan
マイクロソフトのポータルサイト。ニュース、ショッピング、Hotmail、メッセンジャーサービスの入口。
www.msn.co.jp - Site info
7. Goo辞書
三省堂が提供するEXCEED英和と和英、大辞林、およびデイリー新語辞典を提供。
www.goo.ne.jp - Site info
8. Dell Computers Online
Name brand computer retailer. Ability to custom build and order a system on-line.
www.dell.com - Site info
9. Amazon.co.jp
Amazon in Japan. Article descriptions are in Japanese, but account setup, shopping, and checkout available in English.
www.amazon.co.jp - Site info
10. Mixi
ソーシャルネットワークサイト。メッセージ交換、日記、コミュニティ作成、友人紹介機能。
www.mixi.jp - Site info
11. Geocities.jp
www.geocities.jp - Site info
12. 2ch.net
www.2ch.net - Site info
13. Excite
Exciteの日本語版。サーチエンジンの他、オークションや出会いサービスなどもある。
www.excite.co.jp - Site info
14. @nifty
大手パソコンネットのニフティサーブとプロバイダInfoWebの合併で誕生したプロバイダ。
www.nifty.com - Site info
15. FC2
コントロールパネルを用意している。CGI、PHP、MySQLに対応。
www.fc2.com - Site info
16. BIGLOBE
NEC。サービス案内やサポート情報、アクセスポイント情報。ウェブディレクトリやニュースも掲載。
www.biglobe.ne.jp - Site info
17. NIKKEI NET
全国紙。ビジネスや市場のニュースが豊富な日経新聞のサイト。
www.nikkei.co.jp - Site info
18. Symantec
Makers of popular Norton Antivirus product.
www.symantec.com - Site info
19. MSN-Mainichi Interactive
速報、スポニチ、インターネットの話題を集めたデジタルトゥデイ。
www.mainichi-msn.co.jp - Site info
20. FC2Web
100MBの無料ホームページスペース。FTP、ブラウザーアップロード対応。
www.fc2web.com - Site info
21. Asahi.com
全国紙。朝日新聞。世界のニュースのほか、フリーメール、女性向けフォーラム、ネット最前線。
www.asahi.com - Site info
22. はてな
知りたい事が説明されているページを、ほかの人に探してもらうサイト。
www.hatena.ne.jp - Site info
23. So-net
入会案内、サポート情報、各種コンテンツの案内、オンラインショッピング。
www.so-net.ne.jp - Site info
24. Ameblo.jp
www.ameblo.jp - Site info
25. ぷらら
サービス案内やサポート情報、ネットワーク速度測定機能などを公開。
www.plala.or.jp - Site info
26. ハンゲーム
パズル、ボードゲームやアクション、RPGにて対戦できるコミュニティ。
www.hangame.co.jp - Site info
27. JWord
日本語キーワード登録・検索サービス。アドレスバーを日本語検索窓にするプラグインを配布。
www.jword.jp - Site info
28. XREA.COM
CGI、PHP、データベースが利用可能な無料スペース。
www.xrea.com - Site info
29. Home.ne.jp
www.home.ne.jp - Site info
30. Geocities.co.jp
www.geocities.co.jp - Site info
31. まぐまぐ
メールマガジン配送、案内ページへのリンク。
www.mag2.com - Site info
32. COOLオンライン
ホームページ、メールアドレス、掲示板などの無料サービス。
www.cool.ne.jp - Site info
33. Dmm.co.jp
www.dmm.co.jp - Site info
34. 日刊スポーツ
日刊スポーツ新聞社による、スポーツの話題に重点をおいたニュースサイト。
www.nikkansports.com - Site info
35. エキサイトブログ
ウェブログの無料レンタルサービス。
www.exblog.jp - Site info
36. Impress.co.jp
www.impress.co.jp - Site info
37. ぐるなび
目的、予算、食べ物の種類で全国の飲食店の情報検索が可能。
www.gnavi.co.jp - Site info
38. All About Japan
about.comの日本版。各カテゴリごとに専門家が存在し、記事の執筆やウェブサイトの紹介をおこなう。
www.allabout.co.jp - Site info
39. Yomiuri On-Line
全国紙。国内ニュース、報知新聞へのリンク、インターネット放送などがある読売新聞のサイト。
www.yomiuri.co.jp - Site info
40. 99bb.com
www.99bb.com - Site info

http://www.alexa.com/site/ds/top_sites?ts_mode=lang&lang=ja

›7 30, 2005

いつから日本人はこんなに駄目人間集団になったのか?

Posted by skillstorage at 04:56 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

日本人の勤勉さ「今後続かない」が6割…読売世論調査
「ニート」と呼ばれる若者の増加が社会問題となっている中、読売新聞社が9、10の両日に実施した「勤労観」に関する全国世論調査(面接方式)で、若者の働く意欲の希薄さが浮き彫りになった。

 「何歳くらいまで働きたいか」との質問に、「なるべく早く仕事をやめたい」と答えた人は6%だったが、年代別に見ると、30歳代は10%、20歳代では14%と最多だった。

 また、学校に行かず、働かず、仕事を探そうともしない「ニート」の増加で、日本の社会が活力を失いかねないと懸念する人は計91%に達した。ニート増加の原因については、「親が甘やかしているから」55%がトップだった。

 こうした若者の勤労意欲の希薄さに対する危機感を反映し、世界的に定評のある日本人の「勤勉さ」が今後続かないとみる人は58%に上った。1984年から始めた同種調査で最高で、しかも今回初めて「勤勉さ」の先行きを心配する悲観派が楽観派を上回った。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050727it11.htm

年配で退職した人でもまだ働きたいと、再就職する人が多い。やはり戦後高度成長を支えた人は働く意欲、仕事への生きがいを持っている人が多い。

だが、今の働き盛りの30代、20代が働きたくないと考えているようではもう日本は終わりかもしれない。
働かないで、米国の裕福層のように、投資信託など金融資産の運用で生活するという方法もあるけど。
かといって、働かないでないがしたいの?

›7 23, 2005

藤田氏奥菜恵と離婚(経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 02:44 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

かなりショックですね。
つい最近藤田氏は堀江氏との対談でこう語っている。
でも(結婚)しているのとしていないのじゃ、何かが違うんですよ。精神的な安らぎというか・・・。
僕は奥さんの親御さんのことが好きだし、仲も良いですよ。
http://wedding.livedoor.com/article/wedding_talk02.html

かなり結婚生活が幸せそうに感じたのに。

離婚は唐突に聞こえるかも知れませんが、つい先日、
解決し難い問題が生じました。
http://ameblo.jp/shibuya/entry-10002996862.html

一体何があったのだろう。。。

›7 20, 2005

これからの時代はベンチャーに就職すべきか

Posted by skillstorage at 13:47 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

僕はベンチャーキャピタルもやっていますが、投資基準も“社長”です。上場といってもせいぜい20~30億円売り上げ、2~3億円の純利益をあげていればできます。上のステージにあがりたいと思っているギラギラした向上心のある社長なら、まずいけますよ。
http://career.livedoor.com/feature/venture/page_2.html

と堀江氏は言っている。

国境の無い世界

Posted by skillstorage at 04:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

インターネットによりメディアのボーダレス化が進むと、実際の国のボーダーもなくなっていくのではないかと思う。それが世界平和への一歩ではないかと。国がメディアを規制しているのは、国が国であることのアイデンティティの維持が目的なのだろう。そしてそこには様々な利権が絡む。
社長日記より
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50010315.html

堀江氏の日記にあるように、国境はだんだんと無くなっていくのかもしれない。アメリカは世界中から色々な民族の人が集まっている国だし、2重、3重と国籍を持つものもいるし、オリンピックではその国に1ヶ月しか住んだことの無い者まで参加するような状況である。

「日本は日本人の国家」とある国会議員が言っていた。これは現状の北朝鮮出身日本国籍保持の国会議員を快く思っていないから出た言葉であろうが、アメリカではそもそものアメリカ人=インディアンつまり他は移民かその子孫か奴隷でアフリカからつれてこられた者の子孫ということになるので、日本とは国に対する概念が違う気がする。

それでも、国境というものは存在し、各国、国益を第一に政治活動を行っている。

その国境が無い世界というのはありえるのだろうか?EUでさえ、貨幣統一にとどまり統一憲法など望まれなかったと言うのに。

将来、誰もが自分の国に誇りを持たなくなったとき、国境は消えるのかもしれない。

›7 17, 2005

月給手取り2万2千円(これが成果主義の最終型だ!)

Posted by skillstorage at 16:43 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

営業成績によって増減する給与制度で、六月の手取り額が約二万二千円となった富士火災海上保険(東京)の男性社員(52)が十五日、生存権を定めた憲法に違反するなどとして、三-五月の平均給与約二十一万九千円などの支払いを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。

 申立書によると、男性は勤続二十三年の営業担当。営業成績が悪いと、給与が一定の割合で差し引かれる同社の制度で、六月の給与は額面十一万五千円となった。所得税や社会保険料などが控除され、約二万二千円しか支給されなかった。

 富士火災海上保険は二〇〇〇年から、成果主義の「増加精算金制度」を導入。昨年には住宅手当なども廃止したという。

 男性は「給料の振込額を見た妻から『間違いではないか』と言われ、ショックだった。この賃金では家族を養えない」と話している。
東京新聞 - 2005年7月15日http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050716/mng_____sya_____011.shtml

確かに給料の明細書を見たら桁が間違っているのではないかと思ってしまうでしょう。50過ぎでたったの2万2千円という給料。

それにしても、こんなに給料が低いということは、営業成績ゼロに限りなく近いのではないか。会社からしてみたら、稼いでいない奴に対して給料は出せないって言い張るだろう。それが完全な歩合の世界だ。
しかし、さすがに2万2千円じゃ生きていけないということで、生存権に抵触するはずである。
しかしもし今後資本主義が発展して、自然界のような弱肉強食の世界(本来の自然の姿)に戻るとするのであれば、人間の英知(人類平等、弱者や障害者は健常者が支えるべきである、公共の福祉、基本的人権)といったものが反故の世界になってしまうのではないかと思う。

まあ、でもこの会社だけでなく、営業の給料が成績歩合という会社は多いだろう。ライブドアの営業も成績に歩合だが、最低給料いくらくらいなのだろうか?その前に社員はクビになるのだろうか。なんか社員の短い勤続年数が気になるのだけど。

›7 15, 2005

堀江氏の合理主義的、リベラル的側面

Posted by skillstorage at 14:31 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

サイバーエイジェント藤田氏が結婚するときに相手の親に挨拶に行くことを受けて堀江氏は、
僕にしてみたら、なんで向こうの家族、東京見物に連れてかなきゃなんないんだろう、みたいな。そもそもなんで親父さんに頭下げなきゃならないんだ、って思っちゃうわけ。
http://wedding.livedoor.com/article/wedding_talk02.html

まあ僕はそういう、家とか法律の縛りとかうっとおしいんで。

とまあ、古い慣習である「結婚すると夫の家庭に嫁が入る(お墓も)ので、嫁の親に貰いにいくという挨拶は常識である」ということに対する考えだろう。
堀江氏は古い既成概念を破っていると思う。

挨拶に行かないということは、嫁を夫の家庭(戸籍)に入れるということを否定するので、結婚という紙と儀式による契約自体も無効という考えではないだろうか。

単に愛し合っていれば良い。一緒に生活していれば良い。子供が欲しかったら結婚しなくてもつくれる(この場合ヨメは内縁の妻と呼ばれるが)。

という自由思想が根底にあるのかもしれない。

しかし考えてみれば、どの世界も結婚によって家庭ができる、保険にしても国の制度にしてもあらゆる制度が結婚という契約が前提となっている。

堀江氏の考えは現代では合理的であると思うけれども、昔は結婚という制度が必要だったから生まれたのだろう。現代はもう必要ないのかな?

›7 12, 2005

Googleの検索結果が大幅に変わったようだ。

Posted by skillstorage at 07:27 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

以前はGoogleの検索結果で本サイトに訪れる人が多かったのに、1週間の間に激減したので調べてみたら、検索結果が大幅に変わった模様。
本サイトのタイトルである、「経営戦略入門」のGoogle検索結果は上位からなんと1000位圏外まで外れた。Skillstorageで調べてもドメイン名であるにもかかわらずトップに現れない始末。
まるでスパム扱いで除外されたかのような検索結果だ。

他方MSNサーチでは多くのキーワードで本サイトが上位に来る。といっても検索にMSN使う人は少ないのだが。

「SEO」で検索してもSEOで有名な企業は外れている。しかし相変わらずshinobiって会社は上位。何故なら多くのBlogにカウンターがついてて、そのカウンターのリンク名が「SEO」だからだろう。リンク数で稼いで上位に来ているみたいだ。

しかし、もはや本サイトはアクセスログを見る限り、ページ検索でしかひっかからない(涙)。Googleどうアルゴリズムを変えたんだ?!これがわかってしまったら誰もが対策して正当な検索エンジンでなくなってしまうのだが。

しかしSEO会社がこれだけもうかるのだから、Googleは正当な検索結果を表示していないとも言えると思う。

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›7 11, 2005

堀江氏「年功序列と年金はねずみ講と一緒」らしい(経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 14:15 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

またしても堀江氏の毒舌がでました。

今度は国の「年金」をねずみ講呼ばわりです。
企業給与の年功序列や政府の年金制度については「緩い『ねずみ講』と同じ。経済が右肩上がりなら良いが、いつかは破たんする」とばっさり。
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/2005070701002420.htm

この記事を読む限り、企業の年功序列システムもまたねずみ講と一緒だそうです。

そもそもねずみ講とはどういうものかというと、組織の中の者が外部から勧誘して金銭を納めさせ、その一部をもらい、さらに先に組織に属していたものに一部を払うという仕組み。
すなわち、先に組織に加入した者は、新しい者が組織に入るたびに、納入金の一部がもらえる。後から入ったものもどんどん勧誘していけば、勧誘者の勧誘者がさらに納入金を納めるのでもうかり、その連鎖によって組織が大きくなるというもの。

人の人口は限られているし、すべての者が儲かる仕組みは存在しないので、これは法律の「無限連鎖講防止法」で禁止されている。

さて企業の年功序列というものは、成果とは無関係に、勤続年数の序列によって給料が決定されるというものだ。つまり、先に入社した者が後から入社したものから金を巻き上げているとみなすことができるのかもしれない。もし勤続年数と成果が無関係だとするならば。

もっとも、年功序列には勤続年数が多いほど成果が高いという前提と、会社への貢献度・忠誠心が大きいという前提と、さらに勤続年数が多いものほど出費が多いはずだからそれに対応した給料を企業は払おうとする前提があったのだと思う。

堀江氏の考えでは、これはナンセンスなのだろう。
つまり、合理的に納得がいく仕組みとは、給料=成果の対価なのだろう。

年金にしても、若者から金を巻き上げて老人を養っているという点がねずみ講に見えるのかもしれない。

だが、堀江氏の考えには時間軸が欠落しているように思われる。
つまり、年功序列というのは、実は若者の給料を積み立てて、勤続年数が長くなったらそれを上乗せして支払うという「給料後払い」の性質がそもそもあると思うからだ。
若いときは金の使い方も知らないし、年がたつにつれて金が必要だという、いわゆる世間の常識を考慮して企業が導入した仕組みと考えることも出来るはずだ。

年金にしたってそうだ。老後は働けないではないか。だから若者が納める年金は老後の後払いということだ。

堀江氏の考えは、この仕組みが既に成り立たないということも示唆しているのかもしれない。ねずみ講は人数が増えると崩壊するように、年金も年功序列も若者が多くなければ崩壊する。一般人は、ならば若者が増えるようにすればよいとか考えるのだが、堀江氏は若者を増えさせるのは不可能で、仕組みを壊すほうが合理的と考えるのだろう。

テロの恐怖に怯える。((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル| (経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 04:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ロンドン同時多発テロは恐ろしいものでした。
世界はこれからもテロが増えると思います。戦争を行うよりはるかに低コス
トかつ効果的なのだと思います。
先進国がもし先進国有利な政策を推し進め発展途上国がそれこそ搾取される
ようなことがあれば、当然テロの可能性は増えると思います。
更に、価値観の押し付けなども反感を買うのではないでしょうか。

今回のテロにも原因があって起こったことです。犠牲者は直接関係の無い人
の被害なので憤りを感じます。

ライブドア堀江氏の日記にこうあった。
「人類の三大欲求は食欲・性欲・睡眠欲なのだそうだ。この3つで満足でき
ると犯罪や戦争の発生率は極端に減るらしい。」


この3つの食欲・性欲・睡眠欲を満たして生活していますか?この3つだけ
を満たせばよいのなら動物と一緒ですね。人間としての真価は別のところに
あると思うのですが。

›6 28, 2005

プロダクト志向か?ライブドアのWikiは。。 (経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 17:56 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ライブドア、独自のWikiエンジンを搭載した「livedoor Wiki」
ライブドアは、7月7日から「livedoor Wiki」を提供する。ライブドア独自のWikiエンジンを搭載し、カテゴリごとのアーカイブや索引を自動生成するなどの機能を搭載したという。
ライブドアでは、livedoor Wikiをブログに続くホームページ作成支援サービスとして位置付けている。

http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/10105.html

Wikiというのは、よくプログラマーやマニアックSEがプロジェクト管理につかう代物だと思っていた。まだBlogのMovableTypeが流行る前にちょっとプロジェクトで使おうとしたけど、とても素人にはつかるような代物ではなかったと言うのが感想だ。

だいたい、これをBlogに続くホムペ支援サービスにするったって、Blog=日記という世間の認識では?

ライブドアは昔から社内のシステムをほぼ全部独自に作ってしまうようなマニアックで強烈なプログラマーがいる。この商品は消費者のニーズからというよりは、彼らの独断的な発想から生み出されたのではないだろうか。


まあ、使ってみて確かめてみるか。。

›6 27, 2005

2005年ズバリ!トレンド予測(今更ですが)

Posted by skillstorage at 17:32 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

※1月の初期の時点で発行したものの再掲載です。
本サイトでは、2003年にBlogブームが来ると予測し2004年にBlogはブレイク
しました。また、ソーシャルネットワークの乱立も昨年初に予測しています。
日本ではまだどれも火がついてない状態でした。

ただこれは当然の予測の結果でした。何故なら米国でその前の年に大ブレイ
クしていたからです。

さらにこのBlogブームによって、当然の結果としてアフィリエイトが
ブレイクしました。つまり自分のWebサイトを立ち上げ、さらに広告収入
を得た人が非常に増えたということです。

これを分析すると、
・勤務先以外からの収入という概念の発生
・自分の知識の切り売りという概念の発生
かと思います。

この傾向は次のフェーズに移ると予測します。

□ インターネット系予測

・勤務先以外からの収入という概念の定着
さらに、
・不労所得という概念への移行
だと思います。
サラリーマン生活を捨てて、アフィリエイトで生活するという人が増え、
さらに旦那よりも稼ぐ主婦が誕生しました。

ただ、アフィリエイトは自分の知識を主にWeb(Blog)に乗せて、
連動広告等で収入を得る仕組みなので、当然自分の知識量には限界がある
し、手間が非常にかかることをBloger(ブログを書く人)は考える
はずです。
その中の一部の人がより収益性の高い商材を探しに行くと思います。
ある人は自分の知識を使わないで、他の人の知識等で稼げないか?つまり、
不良所得に移行できないかと考えるはずです。

もちろんそのような人達が既にほんのわずか存在することを知っているの
で、2005年にはそのような人達がマスメディアに取り上げられること
によって追随する人が増えると予測しています。

□ 金融系予測

貯蓄率世界一のわが国の、貯金はどのような投資対象へと向かうか。

日本国内には投資対象がほとんど無い状況です。株価はもうずっと低迷し
ていて、大きなキャピタルゲインは望めないと思い知らされているし。
本来一番楽な投資対象の不動産が、日本国内では、人口が減少しているこ
とからもう一部の特別な案件を除いて投資対象には成りえないと感じます。
短期的には、ワンルームマンションは上京する女子学生等の需要が続くの
でしょうが。
人口が増加している国、例えば米国への不動産投資というのは確実に増え
るかと思います。

□ ビジネス系予測

今世紀の初めに、トム・ピーターズは「90%のホワイトカラーが10年
以内に仕事を失う」と書きました。

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昨年急激に増えた、ホワイトカラージョブ(コンピューター系エンジニア)
等の業務が発展途上国へとアウトソーシング(オフショアリング)された
ことで、この発言が現実を帯びたと思います。

Forrester Researchも米国のIT業界の9つの仕事のうち1つが2010年まで
海外へと移ると予測しています。

これはずいぶん控えめな予測だと思います。

Wired誌は、左脳系の仕事(つまり言語、計算、知識を司る業務、例えば会計
士、弁護士等)の多くが発展途上国の人材で代替可能と書いています。
そして、右脳系の仕事(芸術系)が生き残るとしています。
(2005年2月号)

前世紀では工業化によって肉体を使う仕事(ブルーカラー)の多くが、機械
化(オートメーション化)によって失われました。
そして、今世紀ではIT化、テクノロジー化が本格的にホワイトカラーの仕
事を奪います。

さらに、これまでの法律だとか憲法だとか、国籍といったものも、今世紀は
定義自体が変わってしまうかもしれませんね。

今年、ホワイトカラーが職がすぐに失われてしまうわけではありませんが。


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今年は大殺界とのこと。信じてませんが。

›6 21, 2005

ライブドア社名変更

Posted by skillstorage at 12:54 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

またライブドア社名変更するかもしれないようです。
しっかし、よく社名変更するなと思います。

個人的には「オン・ザ・エッヂ」が好きだった。その頃のロゴもクールだった。名刺は小さい特注サイズの真っ黒に赤字だった。
でもエッジだとか、オン・ヂ・エッヂだとか間違いが多かったと聞く。IT業界では短く名前を呼ばれることが多いので、業界では「オンザさん」とか呼ばれてもいた。

穏座さん。

まあ、そのような理由から簡単に「エッジ」に変わったけど、だいぶイメージが変わったと思う。今のライブドアに至っては、名前を変えるだけでだいぶイメージが変わるなぁと思った。

(ソース)
ライブドアの堀江貴文社長は20日、ラジオNIKKEIの生放送番組に出演し、「ライブドア・ドットコム」への社名変更を検討していることを明らかにした。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050621k0000m020062000c.html

›6 09, 2005

理不尽なネクタイ業界の抗議(経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 05:32 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

政府が今月1日から地球温暖化防止のため夏の軽装化として「クール・ビズ」を行っていますが、ネクタイ業界がこれに異論を訴え、小泉総理などに抗議を行いました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye1207127.html

夏のクソ暑い時に、何故スーツにしかもネクタイをしなければいけないのか、といつも思っていた。
ITベンチャーなんかを訪問するときはネクタイを外してもokだ。もちろん会社には内緒で。
堀江氏のいうようにTシャツに短パン、便所のゾウリで仕事したほうがどれほど効率が良いか。
無駄なエネルギーの消費をしないで良いか。

ネクタイ業界みたいなこういった理不尽な抗議は辞めてもらいたい。涼しくなるネクタイを開発するとか、ネクタイ生産を辞めれば良いではないか。

今後このような理不尽かつ必要悪というのは淘汰される運命にあるだろう。

›6 06, 2005

ライブドアですが、今度買収する企業は・・・(By 経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 10:19 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ライブドアですが、日商岩井フューチャーズを完全子会社にしたかと思ったら今度は、DPE(写真の現像・焼き付け・引き伸ばし)大手、55ステーションの支援企業に、ライブドアが名乗りを上げているようですね。

もしこれがうまく行けば、既存のDPE事業に加え、新設する銀行のATM 設置だとか、どんどんバーチャル(インターネットのみの閉じられた世界)から、リアルの世界に進出できそうです。

それに加えて、あの大胆で積極的で、既存企業もお上も恐れぬ経営手法。。。
+出会い系、萌系、と、青少年に有害なコンテンツ。。。

恐ろしか~。

買い増ししようかな~。やめとこうかな~。

›6 04, 2005

ジェンダーフリーが子供に与える影響(経営戦略.jp)

Posted by skillstorage at 11:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今までも何度か学校教育のおかしなところを紹介しましたが、ジェンダーフ
リー(要するに性差別を無くす)というおかしな教育が行われていたことは
ご存知ですか?

鹿児島の公立小学校のなんと50%が今まで、男女同じ教室で着替えをさせて
いたんだそうな!
http://www.minaminippon.co.jp/2000picup/2003/12/picup_20031214_2.htm

変態である。

以前、確かどこかの公立高校までもが男女同室で着替えをさせていたという
ことを何かで読んだが、ここまでくると子供に対するセクハラでは無いだろ
うか?
また、最近だと小学生に性器の使い方までを教えているという。
こんなのを子供に教えるなんて犯罪だと思うのだが。。

結局今の教師は腐ったリベラル主義や共産主義、反日といった左翼の集りと
いう根本的なところに眼を向けないといかないと思う。

アメリカでは9・11事件以降、やや行きすぎた感じがするほど、徹底して
愛国心を子供に教え込み、毎週暗唱させている。

日本はまずは教師の腐った思想を正すことから始めなければならない。
いや、大人の思想は正せないか。

›5 20, 2005

アメリカ・テロ!!

Posted by skillstorage at 13:37 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

アメリカ911の時の情報が交錯していた状況ですな。

アメリカ・テロ!!

犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、米国民、被害者の方々に
対し、心からのお見舞いを申し上げます。

さまざまな情報が飛び交っているが真相はどうなのだろうか?分らない。
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▼ アメリカ・テロに見る情報戦略、軍事戦略 ▼━━━━━━━━━━━
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私達の関心ごとの本質は何だろうか?
今回は以下の項目をみていこう。

・合衆国大統領はテロ攻撃を事前に知っていたのか?
・犯人はイスラム原理主義のウサマ・ビン・ラディン氏が本当に犯人なのか?
・犯人はイスラム原理主義のウサマ・ビン・ラディン氏が本当に犯人なのか?
・米国がテロの標的となった原因は何か?
・今回のテロで誰が利益を得たのか?
・米国の報復戦争の目的は何か?
・世界経済への影響

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▼ これは戦略だ!! ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■合衆国大統領はテロ攻撃を事前に知っていたのか?
企業でも不測の事態に備えたスケジューリングを元に行動する。何が起こる
かわからないからだ。これをコンティンジェンシー・プランと呼ぶ。

イスラム原理主義者ウサマ・ビン・ラディン氏がアメリカをテロ攻撃するこ
とを臭わす発言をしているのだから、不測の事態には備えていたはずである。
(ラディンがテロに関連しているかはまだ不明)だが、この結果だった。

それより問題なのは、事前にテロ攻撃をどこまで知っていたかだ。ハイジ
ャック計画、世界貿易センタービルへの旅客機カミカゼ突撃まで知ってい
たのだろうか?

それにしてもブッシュJrの演説は毅然としていて完璧に近いと感じた。
訓練されたものなのだろうか?それともこのような事態を予測した準備
がされていたのだろうか?

ちょうど「合衆国崩壊」で読んだシーンの再現だ。
周到な事前準備、後述するが意図的な情報操作を感じることができる。
もしブッシュがすこしでもウロタエタ表情をしたら、国民はパニックにな
るものね。さすが合衆国大統領!!すばらしい。


■犯人はイスラム原理主義のウサマ・ビン・ラディン氏が本当に犯人なのか?
大統領以下合衆国政府は明確な表現は避けている。だが、すで世界中の誰も
がイスラム原理主義による犯行とメディアによってすり込まれた。

日本でも小泉首相が「民主主義へのテロだ」と明言している(ブッシュは
「自由を愛する人々に対するテロ」と言ったが)ことからも、イスラム
(民主主義でない)の犯行という認識ができあがってしまった。

アメリカの各地でイスラム系住人が暴行を受けたり、いじめられる事件が発
生しているが、今のところ大きく取り上げているメディアはない。

もうすぐ戦争が始るかもしれない。


■米国がテロの標的となった原因は何か?
米国のメディアが大きく犯人像解明を取り上げるなか、米国がテロの標的と
なった原因を明言していない。世界中が米国メディアを注目している中、米
国に非があるように思われてはいけないからだ。

これは意図的な情報操作と捉えることができる。

テロ直後、パレスチナ人団体の犯行声明が出たと情報があったが、アラファ
ト議長がガザでの発言からすると無関係と思われる。

このテロ直後のパレスチナ団体の犯行声明といい、イスラエルのパレスチナ
人地区でのパレスチナのテロに大喜びする映像は何だったのだろうか。

アメリカの世論はパレスチナに怒りを感じたはずである。だが、世界中の人
々はイスラエル(背後にはアメリカの援助がある)問題を知っている。

わが国日本もパレスチナ難民には同情的である。そもそもイスラエルがイギ
リスの2枚舌工作でつくられた歴史に対する批判も多い。

イスラエルがパレスチナ人を虐げ、ユダヤ人有利な国家を築く背景にはアメ
リカの支援がなければ実現できなかった。アメリカはイスラエルを支援する
ことが自国の利益に繋がっている。

パレスチナの怒りがアメリカのテロという形であらわれた(彼らは自爆テロ
得意)と世界が認識したら、情状酌量もありうると感じる人が増える。


■今回のテロで誰が利益を得たのか?
米国人は近代合理主義の代表的民族であり、損得勘定で行動する。
他方イスラム人(ムスリム)はアラーの教義に基づき、正義(?)に基づき
行動する。

ムスリム側には物質的な利益がない。だから自爆テロもできる。

多くの情報が飛び交っている。

メディアは「パールハーバー再来」などと、第2次世界大戦の日本軍を引合
いに出した。パールハーバーを奇襲(実際は奇襲ではない。不手際だ)した
日本軍は空母がいないのに驚いただろう。

アメリカは日本軍の攻撃を知っていた。米国民の感情を煽り、世界的に日本
攻撃の口実をつくった。ハワイを犠牲にして。

株価暴落。原油急騰。軍事力強化。多くの人が犠牲になって被害をこうむっ
たが、事前に知っていたら一部の人は利益を享受できた。

ブッシュ大統領の支持率は72%へ22%もアップしたそうだ。
ブッシュ大統領の仕事は86%が多角評価している。

■米国の報復戦争の目的は何か?
93%ものアメリカ人が報復戦争を支持しているとメディアで報じられた。
ブッシュはテロではなく、アメリカへの戦争だと世界に訴えた。だが、失
ったものが多いなかで仮にラディン氏率いるイスラム原理主義者が犯人だ
として報復戦争で損害を回収できる利益が上げられるのか?

報復戦争の目的を考えてみた。
・アメリカの国力をアピールするため。
・大統領支持率上昇のため
・被害にあった家族等の感情に応えるため
・軍事関連資本家の期待に応えるため

いずれにしても被害総額を回収することはすこぶる困難である。

イスラエルは度重なる中東戦争で一度も負けたことがない。戦争のたびに
領土を広げ、国力を増強した。

アメリカも戦争で国力を増強する国だ。世界中の紛争に介入するが、利益
がないことはやらない。

今回のテロが戦争に繋がったらアメリカはどのような形で利益を享受するのか?


■世界経済への影響
コメントは避けよう。アメリカ人の70%近くは米国経済にさほど影響はない
と回答していた。他国はもっと世界経済に影響ないと考えているかもしれない。

だが、プラスの影響があるわけはない。

世界的な株価下落は兆候に過ぎないのかもしれない。

パキスタンから多くの総合商社の駐在社員が脱出している。
かつてある総合商社は米国CIAより先にイラン戦争開始の情報を入手した。

パキスタン、アフガニスタンも米軍に攻撃されたらたまらんので必死だ。

トム・クランシー「合衆国崩壊」では、イスラム原理主義者はエボラ熱を
研究しバイオ兵器の開発を試みた。考えただけでも恐ろしいが、今回のテロ
に旅客機が突っ込むシーンからしてそっくりだ。

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日米開戦〈下〉 大戦勃発〈3〉 恐怖の総和〈下〉 容赦なく〈上〉 いま、そこにある危機〈上〉


それにしても、死んだ人はあまりにも可愛そうだ。アメリカ人よ。みんな
頑張れ!!
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これは21世紀のはじまりに過ぎない。