›6 07, 2010

孫正義と佐々木俊尚 『光の道』対談

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

Ustreamで公開されている孫正義さんと佐々木俊尚さん 『光の道』対談をようやく全部見終わった。
孫さんの「光の道」という企画は、国費を1円も使わずに離島を含めてすべての家庭に光ファイバーを引き、ブロードバンドの使える環境を提供するというものであり、ジャーナリストの佐々木さんが企画の実現性について反論したところ孫さんから公開対談が実現したものである。
ちょっと前の対談で話題になっていたが、5時間にも及ぶ内容なのでちまちま見ながらようやく全部見ることができた。

内容自体に興味があるわけではないのだが、孫さんの夢や生き様が語られるのがとても刺激になる。
「国家のため」、「国民のため」という言葉が何度も出てくるが、やっぱり本当にすごい人ということを改めて実感する。
考えてみれば、今の日本で当たり前のようにブロードバンドが低価格で使えるのは、孫さんのおかげである。最初にYahoo!BBのADSLを使った時の衝撃はとても大きかった。それまでISDNなんかで低速で使っていたり、ダイヤルアップでわざわざプロバイダにつないでいたのが今では信じられない。

孫さんは別の講演で、会社が潰れても良い。それで国民のためになれば良い。という趣旨のことを話されていた。
その言葉はとても重く自分の心に残っている。普通の経営者であれば、自分の会社だけは何とか存続させたい。従業員の生活が大切だ。そういったことを常日頃思っているはずだ。
孫さんは普通の社長とはもう志が大きく違う。働いている従業員はどうかわからないが、公の場でそのように発言されている孫さんの会社なのだから、それをわきまえているだろう。
そんな風に考えられる発想自体が突出した才能に感じられるし、革命を起こしたり、世の中を激的に変える人の志というのはとても大きいものだと感じた。

「光の道」に興味が無くても、孫さんの発言を無料で見られるのでお勧めだ。

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