›6 26, 2007

三木谷はの今後は?

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

これまでさんざん楽天の三木谷逮捕説が週刊誌などで取り上げられた。検索エンジンでも「三木谷 逮捕」とやるとBlogやら週刊誌やらわんさか出る。Xデー近しとか色々言われたがもう1年以上経って結局逮捕されなかった。

六本木ヒルズの会社はライブドア、村上ファンドと続き、次に楽天と言われていたが、グッドウィルだった。

ライブドア、村上ファンドがやったことと三木谷がやったことは基本的には同じスキームであった。堀江は村上ファンドからニッポン放送の株を取得し、村上ファンドは株価の上昇を知っておいて売り抜けた。楽天の場合、村上ファンドからTBS株を直接市場外相対取引で市場価格にプレミアムをつけて買っている。というか騙されて買わされた。

これに関しては楽天側、三木谷は何の問題も無さそうだが、その影で不動産取得(秀吉ビル)に暴力団のフロント企業が介在していたなど裏で問題が抱えていることが週刊誌等で報道された。
さらに、日興銀、住友銀行の不良債権処理の加担など不適切な経営が色々と取り正された。事実、三木谷はこれら銀行の頭取と親密にし、その人脈をフル活用してきた。そこから銀行だけでなくブラック系人脈や企業との関わりが噂された。

ところが、まったく逮捕されなかった。三木谷の政治、経済界の人脈はもはや三木谷を見限ったなどと言われていたにもかかわらず。

逮捕に至らないにしても調査位は入るのではないかとも思っていたが。まあ、週刊誌ネタなんて信憑性が無いものだから。

しかし、TBSとの争いは泥沼化した。慎重派の三木谷だったが堀江の常に後追いだったため焦ってしまった点と堀江のような迅速な決断力が無かったのが致命的と言われている。ライブドアが村上ファンドのニッポン放送株売却の道具に利用されたものの、その後市場から買い進めLBOまでちらつかせ勝利したのとは対照的である。

三木谷は自分の全財産使ってもTBS取得と言っていたが結局そこまでは決断できなかった。TBSの防衛策と裁判を照らし合わせた慎重な結果だったろう。

逆に言えば慎重で決断には根回しをするからこそ逮捕されるような事件を起こしていないとも言えると思う。

今後TBS取得失敗や楽天経営悪化の責任をどうやってつけていくのか。ここでもやはり三木谷の慎重な行動と人脈にものを言わせた根回しが見れそうだ。

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