›9 19, 2007

新興市場上場件数激減

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

新興市場への新規上場(IPO)が40%減ということらしいです。
また、PBR(株価純資産倍率)が1を割っているところも確か40%近くあるようです。
これはとんでもないなと思います。
PBRが1を割るということは、資産合計が時価総額を割るということなのだけれども、例えば現金が数百億ある会社でも時価総額がそれ以下でしかも無借金経営というところがあったりします。

明らかに割安の株価なのですが、逆に言えば、そういった新興市場の企業は将来赤字で資産を食い潰すのではないかとか、不正やビジネスモデルの崩壊を投資家は予測しているのかもしれません。

いずれにしても、これは新規上場を考えている企業にとって足かせです。

立派で利益を上げている企業にとっても上場するとダメな新興市場企業の一員と思われてしまうリスクの方が高くなる場合もあるように思えてしまいます。

その他にも、上場までの監査コスト、上場コスト、J-SOX対応コスト、管理部門強化などの人員増加コスト、厳しい情報開示など多くのコスト増があり、公開時に資金も集められないのであれば上場を取りやめにしてしまう会社も多く出るでしょう。(ではまた)

Comments