›9 11, 2006

液晶とプラズマの比較

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

確か日本では薄型テレビの9割近くが液晶で、1割がプラズマであった。この構図は今でも同じだと思う。ところが欧州では、液晶LCDが8割で、2割がプラズマである。
欧州ではプラズマが日本より2倍の比率で売れているということを聞き驚いた。

プラズマテレビは液晶テレビと完全に競合し、液晶の大画面の値落ちがあまりしていない機種とかろうじて競争しているとイメージではあるが、ここで機能の比較を調べてみた。

(1)明るさ
明るさではバックライト(冷陰極蛍光管)を積んでいる液晶が圧勝。但し暗さではプラズマが強い。
この時点でなんか欧州でまだプラズマががんばっているのがわかる気がするな。
ヨーロッパや北米、南米は部屋が異常に暗い。家庭で蛍光灯をもちいず、間接照明の電球が主体だからだ。なんでも蛍光灯の白い光は貧乏臭いとのこと。
暗い部屋でテレビ見るから、プラズマは液晶よりもきれいに見えるのだろうか?

(2)精細さ
これは画素そのものが小さい液晶の勝ち。これはハイビジョン化では液晶が圧倒的なのでは?


(3)反応性

こちらはプラズマの方が優位。スポーツとかで画面の動きが速いときに。しかし液晶でも見ていて何の問題も無いのでは?

(4)安定性
寿命は液晶の勝ち。プラズマは電力の消費も大きい。プラズマは焼け付きなどの問題もあるし。

(5)視野角
プラズマ優位

液晶はシャープ、プラズマは松下というブランドイメージが定着している。シャープは液晶ブーム以前から液晶に経営資源を特化した戦略が功を奏した。松下はそれまで日立がトップシェアだったものを模倣化戦略(マネシタ電機戦略?)、プロモーション展開でシェアを奪った。

液晶では、ソニーはサムソン(三星電子)と合弁でパネル生産、日立・東芝・松下で合弁でパネル生産を行っている。


Comments