米国の経済が何で成り立っているかをそもそも考えてみよう。
家を買うから、車を買い、家具を買い、テレビや家電を買う。家を買うから経済効果が波及する。
本来家を買うのは人口増加が元にならないとおかしい。
人口増加以上に家が売れるのであれば、家を投機商品として買っていることになる。
米国のここ数年はまさにこれだったのだと思う。低金利(といっても日本より遥かに高いが)のため、家に投資された。
住宅ローンの担保を取らず、債務保証能力の著しく低い人まで貸すことになったのがサブプライムローンであった。
このように連鎖的に考えると、楽観論を唱えている人の根拠は崩壊するのではないか。
ところで、日本でも都心の住宅ブームがピークを迎えている気がします。これもやはり低金利のため住宅価格の高騰に向かった結果と思います。