›12 19, 2007

どうしてもTVをつくりたいキヤノン

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

テレビはキヤノンにとって悲願とされながら、未だテレビを世の中に出す事ができていない。
これまでテレビ参入に躍起になって未だSEDは開発中であり、先日は有機EL真空装置のトッキを買収しているのだが、今度はパネル製造の提携の報道だ。

松下・キヤノン・日立 薄型パネルで包括提携を検討
松下電器産業、キヤノン、日立製作所は、薄型パネル事業で包括提携する検討に入った。日立のパネル子会社に松下とキヤノンが出資し、次世代パネルの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を共同開発。さらに松下は日立の液晶製造子会社を傘下とし、新工場を建設することも検討している。パネルの製造・開発を協力して進めることで、世界的な競争に打ち勝つ考えだ。
(朝日新聞)

キヤノンの強みは、付加価値の高いニッチ製品と内製化である。薄利多売の家電に手を出さないことが収益性で評価されているのだと思う。
但し、技術者にとってみたらやはり家電がやりたいだろうし、他の赤字で時価総額の低い総合家電メーカーの技術者もプライドはキヤノンより上という現状があるだろう。

でもそれ以外の理由でテレビにどうしても参入したい理由がイマイチわからない。SEDに関しては、そもそも液晶の価格下落と技術向上にどうしても勝てないだろうし、有機ELもキヤノンは肝心なパネルからテレビまでの製造技術が無い。

せいぜいデジカメの画面に使うぐらいかと思っていた。
これから先キヤノンのテレビが登場する日はあるのだろうか?また登場してもテレビ経験の無いキャノン製品が売れるのだろうか?

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