›4 26, 2010

7割以上の企業が赤字

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国税庁調査(時事通信)によると2008年度分で黒字の会社の割合は30%を割り込んだようだ。金融危機の影響はバブル崩壊と同じかそれ以上の衝撃をもたらしたようだ。2009年度はさらに悪いだろう。
赤字でも存続できるが、そのためには資金が必要だ。緊急対策による制度融資、補助金、助成金などにより辛うじて生き延びている企業も多い。
それでも将来は暗澹たる状況ではなかろうか。
企業の開業よりも圧倒的に廃業が多い状況だ。
だが、新興国の台頭や少子高齢化で人口が減り国内市場が縮小する日本においてはビジネスモデルの転換が求められている。
大企業は海外市場を目指している。生産も新興国に移している。ついていけない中小企業は極めて厳しい将来となる。いくら革新的な製品を出しても伸びるマーケットは海外に求めざるを得ない。
日本の労働者も経営者も自分の価値が世界基準で見る必要がある。
海外の低賃金の労働者よりも付加価値が高くなければ仕事を奪われる危険性が大きいことを認識しないといけない。
海外の企業や労働者には負けない価値を提供できるように相当の努力が求められる。国や企業に助けてもらおうなどという甘い考えは捨てて、どこでも生きていける能力を身に付けるのが、これから始まる壮絶な戦いに生きる術だと思う。

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