ブルドックソースの株主総会では、結局、スティールパートナーズに対する防衛策を特別決議で可決された。新聞など報道を読む限り、ブルドックソースの既存株主は経営陣のこの防衛策に賛成とのこと。
この防衛策だけども、株主全員に新株予約権を与え、スティールパートナーズの新株予約権だけ現金で買い取るのだが、スティールパートナーズに約23億円を支払い買い取るスキームである。他方、スティールのブルドックソース取得は約18億円とのこと。
労せず5億、濡れ手に粟という防衛策なんだけれど(^^;)
この金は既存株主の金なんだけれど(^^;)
ブルドックが23億稼ぐには2年以上必要だし、金出して追い出したはいいけど既存株主は大損した結果なのですよ。それなのに、何故既存株主は経営陣の決定に賛成したのだろう。
もっともスティールパートナーズは単に23億受け取るとグリーンメーラーと思われるから、このまま引かず裁判かも。
なんだか脅されて総会屋に金払ったみたいだし、経営陣の保身の為の防衛策と思うのだが、いったい何故、株主は怒らないのか?