›10 18, 2010

チャイナリスク(中国のカントリーリスク)

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

中国に関しては経済としては無視できない存在であり、政治的側面からは常に危険を感じさせられる面がある。
中国は大国で、輸入も輸出も完全に依存した存在ではあるが、怖い面も大きいと誰もが思うところだろう。

ここ数カ月でも、日系企業への違法ストライキがあり、尖閣諸島問題は反日運動のデモ行進に発展し、中国の反体制活動家へのノーベル平和賞受賞に対する世界からの孤立など多くの問題が見られた。
これらの問題の根本は政治であり、一党独裁体制による自由の弾圧だろう。民主主義からは程遠く、言論の自由が無いという致命的な問題を抱えている。
但し、経済が成長しているのはこの一党独裁体制によって管理されているためという意見も大きい。
10億人以上もいる国家をまとめ上げ、経済成長をするために民主主義がうまく機能するのかは様々な議論がされており、民主主義国家となれば更なる発展があると主張する人もいる。

このような問題があるが、民間企業としては付き合わざるを得ないことも多いだろう。製造業は中国の安価な製品で大打撃を受けて日本ではやっていけいない企業も多いし、中国の大きな設備投資や市場性から進出せざるを得ない企業も多いだろう。
魅力はあるが怖い。それがチャイナリスクであり、定期的に問題があるたびにそのリスクが認識される。

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