›8 10, 2011

ハローワークに行って考えたこと

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

平日の昼前に時間があったので通りかかったハローワークを覗いてみた。初めての経験ではあるが、失業者に交じり求人情報を見れる端末を案内してもらい使ってみることとした。ちょっとした興味本位で思いついたことであったが、ハローワークには多くの失業者と思われる人たちが必死で端末にかじりついていた。
20代から60過ぎと思われる人まで男女問わず、ごった返している状態だ。

ハローワークを使って中途採用を行った経験があったので、彼らがいかに仕事を見つけるのが困難なのか想像は容易かった。
企業がハローワークに求人を乗せると応募者が殺到する。最近では年齢制限が厳しく制限されているため、採用を意図していない50代、60代からの応募も殺到するのだ。

応募者が失業に至った経緯はそれぞれ違い、倒産であったり解雇であったりと複雑な事情を抱えているものばかりだ。
40歳を過ぎた応募者の多くが大卒新卒者とそれほど変わらない賃金の求人に殺到するのだ。それでもその求人の採用に至る人はほんの一部でしかない。

ハローワークの端末の前に座り観察をしながら、自分が彼らのような状況であったらどうするかなど考えさせられた。
勤務していた会社以外では使えない職務能力を持つものが、40歳を過ぎてから失業したら何を売りにして生きていけばよいのか。
もちろん技術や営業経験など広い範囲での経験が役に立つと必死でアピールすることになるのだが、それは誰もが当たり前のように経験してきていることであり、多くの失業者の中から採用されるには注目される突出した能力が必要なのだ。

失業して1年、2年と求職活動している人もいる。家族を養っていかなければならなず、住宅ローンも抱えているかもしれない。子供は学校に行くのに父ちゃんは会社にいかず求職活動を続けるというのはどれほど辛いものだろうか。

これこそが会社に依存してきた人生の大きな代償なのだろう。
彼らは、不景気な社会の呪ったり、前勤務先を恨んだりするのだろうか。もしくは自分の不遇な人生を嘆くのであろうか。

いかなる状況においても自分の直面している事実を受けれなければならない。現状に対して自分自身に全ての責任があると考え直さないといけない。

勤務先に依存しない能力を身につけ、仕事以外にも自己啓発をしなければいけないし、資格も取得しておくべきだ。
どんな状況におちいっても生きていける能力があれば、何も怖いものはない。

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