鳩山不況、衰退国日本。どちらもテレビや新聞で目にした言葉だ。
年末に製造業の中小企業社長と話をする機会が多いのだが、かなり疲弊しており、希望も感じられない。
聞くのは困っている状況と政府に対する悪口ばかりだ。
生産がピークの半分程度しか戻らない。円高で赤字だ。大手メーカの値下げ圧力はもう限界だ。価格競争に生き残れない。景気回復は期待できない。
他方、中国工場は絶好調だ。中国の生産が追い付かない。
そんな声も聞こえる。
総括すると、日本の製造業市場は収縮しており、中国は拡大している。
鳩山政権の政策は日本の製造業を衰退させる。
中国に工場があるところはまだ良いが、日本のみで生産していると立ちいかなくなっている現状がわかる。
小売、サービス業においても日本の市場は衰退しつつある。ヘッジファンドは日本を衰退国とみなしているという話が新聞にあった。
デフレが進み、供給過剰が広がっている。
日本は今転換期なのかもしれない。生き残るには衰退する市場からシェアを奪うか、拡大する新興国市場に出るしか思いつかない。