›11 29, 2006

スティール・パートナーズの正体

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村上ファンドは何だかんだ株主の味方ぶったり正義感ずらしていたが、グリーンメーラー(株による恐喝者)、もしくは体のいい総会屋というのが正体だった。

スティール・パートナーズは、村上ファンド同様に経営陣に実際に口出しするアクティビストと呼ばれるファンドの運営会社である。

さて、村上ファンドの正体と手口は、「ヒルズ黙示録」に詳しく書かれているので、是非読んでみてほしいのだが、結局は安く買って、高く売るというのが彼らの行動の本質である。経営の建て直しだとか、TOBなんていうのも建前でそもそも経営には乗り出すつもりはなく、売るのが目的なのだ。

そんなスティール・パートナーズであるが、保有株を見てみよう。
自分がこれらの経営者だったら嫌だなぁ。MBO(経営陣による自社の買取)迫られて、上場廃止・再上場といったファンドの金儲けのスキームがある程度明らかになってきているから対策は無いのだろうか?
MBOしたって企業価値なんて上がらないし、長期的な利益を短期の利益(配当もしくは株価の上昇)へ転換させるだけくらいなんだが。。

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