›8 29, 2006

パチンコやる人は時代に乗り遅れた人

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

パチンコをやる人は怒り出しそうな内容だと思うが、それでも書こうと思う。

以前キャズムという本を紹介したが、そこでは製品を買うのが速い段階の層から、ビジョナリー(イノベーター)、アーリー・アドプター(実利主義者)、一般大衆、ラガード(採用遅滞者)とある。
これは製品ライフサイクル理論といって、製品が産まれてから死ぬまでの流れであり、マーケティングの基本である。


今回主張するのは、パチンコ屋の顧客はラガード(採用遅滞者)とういことである。

一般大衆、ラガードとうのがどういった連中なのかをイメージして欲しい。これらの層が国民の大部分なのである。ワイドショー、野球といった大衆向けメディアを好み、自ら主体的には行動せずあくまでも受け身で野球観戦(しかもテレビで)したり、新聞や雑誌を読んだり(決して紙面に出たり、執筆はしたりはない。投稿ぐらいはあるかも)。自己主張はあるが、それが国にしろ地域にしろ政策や施策に反映されることは無い。飲み屋で愚痴っている連中。中流階級からそれ以下の階級。特別な能力は無く、人生において努力もたいしてしたことは無い。新しい製品を買うときは十分に市場に認知されるまで買わない慎重さがある。というか新しい製品については情報もなかなか入ってこないし、判断もできない人たち。

まあ他にも色々書けるだろうが、イメージ悪いことばっかりになってしまいそうだ。逆に言えば実力があって、ビジョナリーのような先見性やチャレンジ精神があれば、わざわざパチンコのような利の悪いギャンブルなんてしないのではないか。

パチンコのCMを見て思うのだが、何故昔流行ったドラマなどがパチンコ台という最も重要な製品になるのか不思議でならなかった。例えば今更、冬のソナタ、北斗の拳、トゥームレーダー。おいおい、もう皆忘れかかっているじゃないか。

でも、後期大衆、ラガード(採用遅滞者)にとっては、まだ新鮮なのかもしれない。そう考えると、パチンコメーカーのマーケティング戦略はきちんとターゲティングして、パチンコに行く人のイメージを捕らえた上で製品化しているのだと思ったのだ。

あくまでも筆者の仮説です。


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