›7 25, 2006

次世代技術・テクノロジー

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

ものづくりが非常に難しい時代になったとマスコミが騒いでいる。売れないのかというとそうでは無い。定番商品は確かに売れなくなっているが、限定販売、ニッチ商品で爆発的な売上増加も見られる。
売れなくなったのではなく、消費者の嗜好が多様化した、ロングテール化したと言った方が良いだろう。

こんな時代だから、大量生産型のメーカーは売るのが難しくなってくるだろう。車はカーシェアリングという複数の人、家庭で共有するようになってきているし、TVなどの広告効果も落ちてきている。
以前は、広告や芸能人の商品の利用(スポンサーシップ)による消費者を洗脳するかのような広告効果が期待できたが、均一化、同調性というのは急速に失われてきていると感じる。

さて、大量製品でも今後の売上が期待できる分野がある。それは消費者に直接販売するブランドでは無く、むしろB2B(企業向け製品)、間接的商品にあると思う。
例えばエネルギー問題。原油の高騰、環境問題からよりエネルギー効率の高い代替製品、環境にやさしい資源が求められる。これはもうそうしなければ地球が滅びてしまう(温度上昇、環境汚染など)というところまできている。
実は日本はこの分野において先進的な研究を進めている。ただまだ販売できるところまで需要も供給も追いついていないだけだ。販売する為には経済的ニーズが高くならなければならないので、今後は研究開発も増加し、販売もされてくるだろう。
燃料電池、太陽電池、充電式電池など幅広く研究がされており、チェックしている。そして、このような地味で将来ための研究を行っている企業ほど、従業員一人当たりの利益・キャッシュフローも消費財を売っている企業とは比べ物にならないほど高い。

高いブランドだが利益の低いソニー、他社の製品の模倣化戦略でマネシタと揶揄されながらも売上増加但しマネだから利益は低い松下など比べ物にならない優良企業がゴロゴロしている。

また、エネルギー問題だけでなく、世界的に紛争、戦争、またはその危機が増加している。軍事設備にも多くの日本製が使われている。テポドン(労働)ミサイルにも多くの日本製精密機械が使われていると言われた。やはりこの分野からも革新的な技術が民間に転換されていくのだろうと思う。

Comments