›8 07, 2012

「楽観主義者」v.s.「悲観主義者」

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

楽観主義者とは「起こった現実をプラスへ受け止める人」、悲観主義者とは「起こった現実を、マイナスへと受け止める人」のことだ。

自分の過去の人生を振り返ると、楽観主義者と悲観主義者が時代に応じて存在した。
今思い返せば、なんてことは無い大した悩みとは思えないことに対しても、誰にも相談できずに悲観的に重く捉え、一人悩み苦しい時期を過ごした青年時代があった。
自己酔狂だったのだろう。苦しみもがいていることを、誰にも理解できないことをまるで美化していたかのように思える。
読んでいた本の影響なんかも大きかったのかもしれない。

その後、何事に対してもあまりにも楽観的に捉えるようになった。それが不治の病であったり失恋であったりしても、まったく深刻に考えなくなったのだ。
もっとも不治の病といっても、虫歯だって近視だって根本から治療することできないが、生きる上では対処すれば何の問題も無い。
不思議と悲観的になっている時には、まるで自分がとても不幸のように感じられたのに、躁の状態になると何も怖いものが無くなる。

合理的に考えてみればわかることだが、楽観主義者は幸福だ。例え同じ不幸に直面したとしても、楽観的に受け流せばその中にも楽しみを見つけることが出来き、喜んで生きることができる。悲観的になれば、例え楽しいはずのことでも悪いことを考えてしまい楽しめない。

高校の時に留年しそうになっていた友人がいた。いつもは明るい彼が、お笑い番組を見ても、何をしても楽しめない。まるで鬱の状態になっていた。
逆に、重い病気を抱えていて普通の人なら絶望してしまう状況に置いても楽しく生きている人も沢山いる。

どちらが幸せか歴然としているだろう。生きていく上で悩みはつきものだ。

楽観主義者になるのはなかなか大変なことだ。しかし、楽観主義者から影響を受けるのはその近道だろう。楽観主義者と話したり、彼らの書いた本を読んだり。
将来のことなど誰もわからない。そんなことで悩んだり心配しても意味が無い。現在を全力で生きるのみだ。

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