›11 27, 2008

EeePCの驚異(EeePC 1000Hはすごかった)

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

EeePCの5万円パソコンの登場によってパソコン市場はがらりと変わった。これまでノートパソコンの開発は高付加価値を目指していた。パソコンで動画を見たり、いい音を出したり、処理スピードを上げるなど。
儲けを優先に高付加価値商品を目指すあまり、メーカーはユーザーニーズとはかけ離れたものをつくるようになった。

EeePCは本来のユーザーニーズに着目し、必要な機能に絞った製品化を進めた。一番の問題点だったのはWindowsVISTAだろう。EeePCではあえてWindowsXPを搭載した。
マイクロソフトもまたユーザーニーズとはかけ離れたソフト開発をしていたのだ。

VISTAの機能は不必要なものが多い。もっと言えば、マイクロソフトのWindowsである必要も無いのだが。

マイクロソフトはEeePCによりWindowsXPが売れるのでとても焦っている。

さて、EeePCであるが、これまではかなり機能を絞りディスク領域が小さく、ソフトも最低限しか入っていない。一般ユーザにはちょっと使いにくいかと思っていた。
ネットと動画とSkypeしかやらないというユーザーには全然使えるのだが、ビジネス系(Office等)もやりたいといういうのでは厳しかった。

ところが、EeePC 1000Hはかなりイケている。ディスクもHDDで160GBあり、マイクロソフトのOfficeと互換性のあるStarSuite8が標準搭載されている。Word、Excel、Powerpointがそのまま使えた。
購入したが6万円を切ってこれだけ使えるのがすごい。出張にも楽に持ち運びできるし、出張先でSkyepでTV会議もできる。CCDもマイクも標準搭載だ。

DISK領域も大きいので他にもソフトをばんばんいれた。ウィルスソフトも。

EeePCの開発のASUSTek社だが、実はノートパソコンのブランド企業の製品をOEM(ODM)で長いこと提供しているので性能、品質には問題が無いかと思う。

EeePCの登場で、大手メーカーもかなり焦って低価格ノートパソコン分野に参入してきている。新聞にも広告が載っているが、EeePCほど的確にユーザーニーズを把握していないように感じる。
どこもWindowsVISTAが標準で、OfficeインストールはUpgradeとして載せている。
その2つの製品がいらないのだが。

EeePCも更に安いモデルを投入すると宣言しているし、今後はコストのネックになるOSをマイクロソフトの製品を辞めてしまえば良いのにと思う。

EeePC 1000Hは買ったばかりだが、ずっと使える商品だし、使っていて楽しい。お勧めである。

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