›11 22, 2010

幸福感とは相対的なものである

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

趣味で歴史小説や映画を見ることが多いのだが、これまでは主人公の王族だとか英雄ばかりに視点が言っていたのだが、最近庶民のことを主体にしている歴史映画があってはっとさせられた。
自分の人生の価値観というのは現代社会という環境によってつくられているが、現代社会というのは人類の歴史上まれにみる幸福な時代ということだ。
人類の歴史のうちほとんどが貧困、飢饉、戦争といった不幸な環境に置かれている。
歴史上名も無い庶民が圧倒的であり、彼らの生活や人生は現代社会から見ると不幸極まりない。
科学も医学も無く、現代の価値観に照らし合わせると、とても生きていけるものとは思えないだろう。

それでも、現在の我々があるのは先祖である彼らが生き続けたからであり、彼らが当時不幸と思っていたかというとそうでも無いだろう。
要するに幸福感というのは相対的なものであり、思い込みであり、考え方ひとつで変えることのできるものなのだ。

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