›7 05, 2010

報酬1億円以上の経営陣達

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

上場企業の役員報酬1億円以上の開示義務によって、大手企業の経営者の報酬が明らかになった。
突出して報酬が大きいのは、日産のゴーン氏とソニーのストリンガー氏だろう。
トヨタの豊田章男社長は1億円未満で大きな差がある。むしろトヨタの場合は張富士夫会長や副会長、北米子会社社長が1億円を超えている。

このような高額の報酬で一般市民の意見は多様だが、貰い過ぎという意見が圧倒的ではないだろうか。
赤字企業でも1億円を超える報酬ももらっている人もいる。

年収500万円の人の100倍以上の報酬について考えてみると、驚くべき報酬の差であるが、発展途上国で1日18時間働く子供を想像してみた。
あの子供たちや中国の労働者は実際に見たことがあるが、たいていがとても過酷で、自分にはできない作業だ。それでも日本の最低賃金をはるかに下回る労働だ。
とある中国の工場で見たのだが、そこでは溶接機で作業する1000人程の女子労働者がサングラスもせずに流れ作業で溶接をしていた。溶接する瞬間は非常にまぶしい光を放つので考えられない光景だった。後で聞いたが、いくらでも労働者はいるので目が悪くなったらクビにして新しい子を採用するそうだ。

今ではさすがの中国も人件費の高騰や人不足などの問題を抱えるようになったので状況は変わってきているだろう。

では、経営者で1億円以上の報酬の人はどうか?確かに株価や利益を何百倍にも上げる能力の人がいる。しかし、対して仕事をしていなくて、むしろ一般サラリーマンより楽な仕事と、無責任な立場で報酬も貰っている人もいると思う。

報酬が開示になったことで、株主からのチェックがより厳しくなるべきである。非公開企業なんかでは、何も仕事をしていなくてもとてつもない報酬を得ている人もいるが。
開示に関して議論はいろいろあるが、もっとオープンになって不公平が無くなる社会になれば良いと思う。

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