›10 23, 2008

怪しい企業

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

このブログでも怪しい企業、魑魅魍魎の輩に乗っ取られている企業をちょこちょことお伝えしているが、最近はまた怪しい動きが活発化している。
何しろ新興市場の時価総額が低いので、経営者は資金繰りも厳しいし、自分の資産(持ち株)が急激な減少となっているので、外部資本で企業を存続させたい、もしくは売却して現金を作りたいという動きがあり、上場企業を乗っ取りたい、一般株主からぼったくりたいと思っているような連中と利害が一致していているような企業もあるのではと思われる。

さて、景気が悪い中でも業界平均をはるかに上回る業績であったプロデュースの循環取引が少しづつ情報が出てきているが、これは監査法人も粉飾決済にグルであったという報道である。
こうなるともう一般投資家は見抜けないし、騙されたと言っても良いだろう。
まだまだ循環取引に協力した企業も公表されていないので、早く当局が公開してくらないか待ち遠しいところである。ちなみに、上場前から取引先兼株主の大企業があり無関係なのか大有りなのか非常に気になる。

最近ではまた、モックの大量の希薄化を伴う増資、新株予約権。割当先企業の経営成績を見てびっくりでした。

後は、何故まだ存続できるのか不思議でしょうがない企業もたくさん存在する。存在するためには株主なり、銀行なり、子会社なり、協力会社なりを犠牲にする必要があるかと思う。要は運転資金さえあれば企業は存続できる。そのためにはどうやって金を集めるか、そこに注目している。
米国の投資銀行、金融機関が長期間に渡り多額の損失を計上しているが、日本の金融機関で何故まだ存在できているのか不思議なところも多い。
単なる会計基準の違いで飛ばしているのがバランスシートに反映されないのか、子会社を犠牲にして親会社は傷つかないようにしているのか。

2000年以降に急激に成長したような新興の金融系、不動産系、それからサラ金関係に注目しているところです。

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