›7 25, 2009

SFCG元社長の大島健伸が健在らしい

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

破たんして個人でも自己破産して、もういい加減人生潮時だろうと思っていた大島健伸が健在らしい。金貸しでのし上がってきた男の迫力というものを感じる。

権力を今でも振るっているのが、長男が社長をしているMAGネットHDだ。ちなみに長男の大島嘉仁も大島健伸と同じ慶応大学を卒業し同じく三井物産に入り、その後リーマンブラザーズの後、SFCG系列に入っている。

SFCG破たんでは資産隠や違法取り立てなど様々な犯罪行為でてっきり雲隠れしているかと思ったら積極営業なのでさすがに仰天した。記事を見ていこう。

破綻(はたん)した商工ローン「SFCG」(旧商工ファンド)系列だった業界最大手の家賃保証会社が、賃貸アパートやマンションの滞納家賃を回収するため、全国の支店を通じて家賃の支払いが遅れた入居者らに生活保護を申請させていたことがわかった。生活保護費で過去の債務を返すことは制度上認められておらず、厚生労働省は「生活保護制度を悪用する行為だ」と指摘している。
(中略)
生活保護の申請は6月ごろから、SFCG元社長の大島健伸氏の指示で組織的に行われていたとみられる。
(中略)
MAG社はSFCGの系列企業だったが、同社が2月に破綻する直前、グループを離れた。しかし、MAG社関係者によると、系列離脱後も役員でない大島氏がMAG社の会議に出て、生活保護を申請させ債権を回収するよう指示していたという。
http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY200907220489.html


ターゲットは低所得者。中小事業者を相手に急成長した商工ローン「SFCG」の経営戦略が重なる。大島氏は自ら創業したSFCGが金融不況で破綻、個人としても破産開始決定を受けた。表向き経営の一線から退場させられたはずなのに、実際には親族らを通じてMAG社などに強い影響力を維持し続けている。

 6月初旬からは、朝の電話会議に出席し、全国の社員らに指示を出すようになった。

 業績の悪い支店に「閉店しろ。話にならん。おれは、お前らのためにまた破産させられるわけだ」。突然の人事異動を命じることも。「駄目なら配(置)転(換)する。いらないよ」。「国庫の援助でもうけようじゃないか。助成金を徹底的に調べろ」とも指示していた。MAG社関係者は「大島元社長が指示する回収ノルマはかなり厳しい。滞納者はかなりのしわ寄せを受けている」と明かす。
朝日新聞 朝刊 2009年07月23日

サラ金、金貸しという仕事で大成した男たちをかつて溝口敦が取材して本にしているが迫力があった。誰もが貧困や差別など劣等感を克服するためにとてつもない人格が形成され努力してのし上がってきたことがわかる。



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