›4 12, 2011

お香でも癌になる

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

癌といえば真っ先に批判対象となるのが煙草だ。この傾向は世界中に波及し、煙草のパッケージには恐ろしい注意書きや国によっては肺がんの写真まで掲載されている。このような癌と煙草の関連が取りだたされたのは比較的最近のことであり、嫌煙ブームにまで発展していった。
発がん性物質は、煙草に限らず日ごろの生活で多く体内に入っている。魚や肉の焦げであったり、工業施設、工場なんかに滞留しているガス、塗料、排気ガス、酒、数えたらきりのないほど存在している。完全に発がん性物質の無いものを体内に取り込むことは不可能なのだ。

煙草の場合は、受動喫煙と呼ばれる副流煙があり、吸わない人にまで悪影響を及ぼす点が特に非難されているかと思う。
それであれば、お香や香水はどうなんだ?

Cancer誌にJeppe T. Friborg氏らが掲載した「Incense use and respiratory tract carcinomas」によると、やはりお香でも癌になると発表された。

煙草は昔はどこでも吸えた。公園にはベンチの横に灰皿があり、飛行機でも電車でも吸えた。職場でも机上に灰皿があり、大きなフロア全体がもくもくしていたのを思い出す。煙草嫌いの人にとってはえらい迷惑な時代だっただろう。
だが、そんな時代のことだが自分は別の匂いが耐えられないほど嫌だった。席は隣のシマだったので距離はあったのだが、とにかく香水がキツイおばさんがいた。その匂いを嗅ぐとクラクラして鼻炎になり鼻が詰まる。ちょうどその頃、喫煙室ができ煙草の匂いはフロアから消えたが、香水の匂いはそのままだった。異動になるまで、苦しい思いが続いた。

また、お線香の匂いも受け付けない。たまに田舎の家に行ったりすると仏壇の前でお香をもうもうと焚いている。あの煙はたまらない。墓場でも線香はできれば使いたくない。宗教行事として使わないといけないのだから我慢しているが。

また、最近ではスピリチュアルな連中や怪しい連中の遊びの匂い隠しだとかアロマだ癒しだとかでもお香が至る所で使われている。
しかし、健康志向でお香をたいている人には言いたい。お香でも癌になる可能性があるのだと。そして、副流煙で周りの人にも迷惑をかけている可能性があるのだと。

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