›8 04, 2006

省エネでなく創エネ

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

省エネがもてはやされている。電化製品にしても自動車にしても身の回りの電気を使う製品のエネルギー源を省力化できる製品に省エネという言葉が使われる。
この分野の製品は日本がダントツで世界一だ。
それはそもそも日本は石油が出ないし、資源の調達コストも高い為エネルギーを抑えた生活スタイルというのが日本人のライフサイクルに不可欠なところがあると思う。
例えばアメリカ人は日本人のエネルギー消費量は2倍だ。車も排気量の多いものが売れる。ガソリンが高くなってきてこの1年くらいでまたハイブリッドだとか感心が高くなってきているようだが。

だが、省エネでもやはりエネルギーは食う。

そこに来て原油高だ。中東の情勢も不安定だし、そもそも石油は限りのある資源だ。昔は石油は50年で無くなると言われた。実際には油田も見つかり50年では無くならないが、いずれにしても限りある資源だ。

代替エネルギーも見つかって安心しているが、ここで言う代替エネルギーは危険を伴う原子力発電だ。核廃棄物は非常に危険で環境面から問題がある。

そのようなことから更なる代替エネルギーが求められている。

もともとエネルギー現は水力、風力、太陽、地熱など環境にやさしいものは多々あった。しかしエネルギー生成効率が非常に悪く現実的ではなかった。

だが、技術の進歩でそれらのエネルギー元が使い物になりつつある。

そのような環境の中生まれた言葉が創エネだ。

創エネとは、環境にやさしいエネルギーを創出するための製品であり、太陽電池、燃料電池、風力発電が現在企業も積極的に研究開発している。

そして市場も急激に伸びている。

これは消費者にとっても歓迎すべきことだ。そしてエネルギーや環境に敏感な日本人は世界で優位に立てる。
ヨーロッパも環境には日本以上に厳しいが、創エネではなくむしろ物を大切に使うとか、環境にやさしい原料を使うといった利用面での取り組みのほうが主導だからだ。

アメリカは話にならない。ゴミの分別さえほとんどできておらず、資源は無限だと思い込んでいる国民がほとんどだから。
この分野で日本の製造業が世界的優位に立ち、再び日本経済が活性化することができると思う。そして、日本にとって世界で通用する唯一の分野だと思う。金融やIT、ネットなんていうのは所詮米国の受け売りビジネスでしかないから。


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