›12 03, 2007

トヨタ社員 過労死認定

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

トヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)に勤務していた内野健一さん=当時(30)=が二〇〇二年に急死したのは、過酷な勤務が原因として、妻博子さん(37)が国に遺族年金の支給など労災の適用を求めた訴訟の判決が三十日、名古屋地裁であった。多見谷寿郎裁判長は「死亡直前の一カ月間の時間外労働は百時間を超えた。職務上の精神的なストレスも大きく、業務と死亡との関連性は強い」として、労災適用を認めた。

 訴訟では、品質管理について話し合う「QCサークル活動」や、業務上の改善点などを書面にまとめる「創意くふう提案」などの自主的な活動を時間外労働と認めるかどうかが争点となった。
(東京新聞)

トヨタの強みは色々あるが、カンバン方式だとか模倣化戦略だとか市場の全てのセグメントに細かく大量に似た車種を投入するとか、政治的にはロビー活動だとか色々ある。企業戦略上はやはりカンバン方式など生産方式がメインに語れる事が多い。
自分の場合、自主研と呼ばれる日々の業務外の改善活動が1番の強みだと思う。
徹底した合理化、ネジの本数やサイズまでポカ避けだとか提案活動をしている積み重ねに強さを感じた。これは名古屋のトヨタミュージアムで見れる。

カイゼンは英語にもなっているが、まさかトヨタが自主研を業務時間外と認識しているとは思わなかった。亡くなった方は非常に気の毒でしょう。自主研はトヨタのために行い、しかも生産性を上げつための活動なのだから、どんな企業でも業務活動だろう。

日々の生産(ロボットの変わりのように人間が行う組立の流れ作業)よりもよっぽど付加価値の高い仕事なのだから。

過労死として認定されるのは当たり前だと思うのだが。
しかし、調べてみるとトヨタは実は色々問題のある会社のようです。下の本ですが売れているみたいだけれど、名古屋駅の本屋にはおいていなかった。おべんちゃら本ばかりだった。。

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内容紹介 2007年の生産台数世界一が確実となったトヨタ。年間1千億円超と、全上場企業でダントツの広告宣伝費の萎縮効果は抜群。本屋には「おべんちゃら本」が並び、雑誌は広告と区別がつかない記事を書いてスポンサーに媚を売る。しかしその実態は、欠陥車をどこよりも多く作り、どこよりも多くリコールされる不良品メーカーである。その労働現場は「自動車絶望工場」の時代を引き継ぎ、社員が工場内で若くして過労死しても労災すら認められず、正当な労組活動すら制限されるほど“思想統制”は行き届く。既存メディアがタブー視してきた、日本企業・日本社会の象徴としてのトヨタの本当の姿を伝える。
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