›12 19, 2007

タスコもモックと同じやりかたで株主を犠牲に

Category: 日々雑感 / 0 Comments: Post / View

外食チェーンのタスコシステム(札幌)は十八日、臨時株主総会を札幌市内のホテルで開き、債務超過による上場廃止を避けるための大幅増資や株式併合など議案六件を可決した。
(北海道新聞)

本日の日経新聞にも出ていたが、タスコの株式併合とディスカウントしての大幅増資が可決された。債務超過になると上場廃止になりファイナンスの手段を失うため、他に手段が無いためだ。
だがこれはMSCBよりも酷いと思う。大多数の10株以下の株主の権利が消滅してしまうためだ。
ディスカウント増資のため、買い増ししても結局高値で買うのと同じなので株主には手段が無い。
タスコはそもそも株主優待の利回りがダントツトップであり、優待目的の株主を多く取り込んできた。株価が下がるにつれ利回りが上がるため、優待を出すのも困難な状況になったのだろう。

そもそも外食事業の建て直しを早急に行うべきが、資金繰りのためのファイナンスに忙殺された気もする。

ちなみに、タスコの運営するFCは結構好きなのだが。ヤマダモンゴルなんてなかなか良いと思っていた。
また、かつてのように次々と新しい外食業態を開発する会社に復帰してもらいたい。

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