›12 26, 2006

経理の不正、影に女あり

Posted by skillstorage at 14:14 / Category: ファイナンス / 0 Comments

経理というのは会社の金庫番のような存在であり、経理に対する監視が不十分だと不正が起こりやすい。
どんなに真面目で誠実な人でも、金をまかせたとたんに人格が変わるというケースは多々ある。

そう考えると、経理、購買といった人物は、性悪説に基づき、不正が行われるという前提になければならない。会社の金を使い込むのには、女(男)が原因で金が必要に迫られるというパターンが多い。

そんなことから犯罪の影には女ありといわれた。最近では女性のスタッフが多いので、犯罪の影には男ありになってきている。

経理に関しては、出納と記帳を分けるなど分業させることだ。完全に任せたとたん、監視の目は届かなくなり、不正を起こしやすい環境をつくることになる。

中小企業においては不正が起きても、犯罪として警察に突き出すこともできないケースがほとんどだろう。それよりも使い込まれた金の回収に躍起になるしかない。

後々苦しむことを考えると、やはり厳しい管理体制を築いておくことが重要だ。

›12 25, 2006

原価計算制度

Posted by skillstorage at 19:35 / Category: オペレーション / 0 Comments

製造業においては、原価計算が必要となってくる。コスト管理だ。原価計算は百社百様と言われるが、上場するにあたっては、精確で正当な原価計算が必要となる。
具体的には、原価管理が財務会計と連動している必要がある。単に部材費用を原価に入れるだけでなく、OH(間接費)を適切な基準で配賦する必要がある。

□製品別原価計算
製品別原価計算においても、生産形態に応じた原価計算方法が複数存在する。

1. 個別原価計算
個別に直接費および間接費を集計する方法
多品種少量生産、オーダーメイド生産向け。

2. 総合原価計算
2-1. 単純総合原価計算
一定期間に発生したすべての原価要素を集計し、製品単位に均等に算定する。
リピート生産形態向け。

2-2. 等級別総合原価計算
一定期間の発生源かを適当な等価係数によって按分し算定する。
単一製品大量生産向け。

2-3. 組別総合原価計算
組直接費と組間接費に集計し、組間接費を各組の製品に按分し算定する。
(組とは製品群を指す)
複数製品大量生産向け。

2-4. 工程別総合原価計算
発生費用を工程別に集計する方法。
標準品の工程別大量生産向け。

›12 22, 2006

人民元切り上げの影響

Posted by skillstorage at 13:46 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

人員元はじわりじわりと上がり、完全フロート制に移行したら2倍以上高くなることが予想されている。
そうなると、かつて日本が円高になった現象が中国でもおこる。

円高になると製造業は為替の影響を受け販売高、利益が少なくなる。それでも日本の製造業は成長してきた。

だが、大前研一は、中国はそのような元高には耐えられないと主張していた。かつての日本の製造業経営者のような改善、生産性向上といった努力を中国の経営陣はできないようなことを言っていた。

これは大きな間違いだと思う。

現に中国の製造業の工場を見てみると、ものすごい勢いで生産性向上、品質向上の努力をしている。

中国では現在人件費が急上昇している。そのため中国の工場の強みであった、激安の賃金による大量の人的作業では競争力が無くなって来ている。
そのため今では逆に、人を減らすことを考えている。

つまり人を減らしても生産を上げる努力をしている。

そのために、効果な機器、自動機(FA:Factory Automation)といった日本の製造業がかつて生産性を向上させた方法と同じ手法によって生産性・品質の向上の努力をしているのである。

大前氏の言うように、大部分ではしていないのかもしれない。だが、自分が見た工場は必死に努力をしていた。それには脅威を感じた。だが、日本から機械購入が増えるとも思った。

さて、中国が完全フロート制に移行するかはわからない。政治的な判断だろう。だが、いずれにしても中国の生産性と品質向上は迫っていると感じる。

創業者は町工場のオヤジ

Posted by skillstorage at 13:35 / Category: マネジメント日誌 / 0 Comments

いくら急成長しているからとはいえ、それは市場が上向いたことと、製品がヒットしただけに過ぎなかった。社長の感覚は相変わらず町工場のオヤジであり、典型的ワンマン社長であった。役員にいたっては町工場の従業員レベルである。つまり全員独裁政権を恐れたイエスマンである。

さらなる成長の為に、大企業経験、急成長企業のコンサルティングを手がけた自分を採用したはずであったが、相変わらず権限は社長に集中していた。

意見を言える環境では無いのだ。

聞いてみるとこれまでも何度か自分のような経験を持った人材を採用したとわかった。だが結局大企業気分、サラリーマン気分でベンチャーには馴染めないということで首を切ったと聞いた。

だが、実際にはガンコ親父である社長に提案しても、結局気に入られずそのようなことを言われたのではないかと思う。また首を切ったのでなく、本人が会社に対して見込みが無いと思い自主退職したのではないかと思う。

このような環境で社員の意識改革、経営ビジョンを用意しろと言われても非常に困難だと痛感した。

会社をこの社長以上のものにするには、たいした権限を持たない自分ではどうしようもない。何しろすべて社長の同意が無ければ動かすことができないのだ。

そんな中良い方法を思いついた。社長以上の経歴、経験、年齢の人物を採用すればよいのだ。大企業を育て上げた幹部社員で退職した人などがそれに当たる。

そのような人物が入ることで、社長も口出しできない改革が必要だと感じた。

›12 21, 2006

EV/EBITDA倍率(簡易買収倍率)

Posted by skillstorage at 15:03 / Category: ファイナンス / 0 Comments

企業を買収すると、何年で元を取れるかを簡易的に表す指標がEV/EBITDA倍率である。
EV/EBITDA倍率とは、買収するときでなくても、投資する際にも指標として有効である。

細かく見ていこう。

 EV = 株式時価総額+(有利子負債 - 現金同等物)

EVはEnterprise Valueであり、資産を時価でみると、資本(純資産の部)と負債の合算であること、また負債の一部は企業が資産として保持している現金同等物で返済可能なことから上記の式となる。

EBITDA(イービットディーエー)

 EBITDA=経常利益+支払利息-受取利息+減価償却費

こちらは簡易キャッシュフローと思ってもらえばよい、毎年EBITDAは変わるので、本来1期間だけみてもあまり有効ではないのだが。営業利益のほうがぶれが少なくて良いとも思うが。
減価償却費は費用として発生するが、キャッシュは減らないので戻す意味で加えられている。

EVをEBITDAで割ることによって、企業を買収する費用が何年で回収できるかを示している。
少ないほど買収の価値が高いといえる。

こんな値だが、やはり毎年のキャッシュフローが安定に推移してくれる企業ほどリスクが少なくて本来買収の価値としては高いのだが。
そのためにはリスクを見積もる他の指標が必要なのだが、決算書は過去のものしか存在しないので、アナリストの業績予想が重要となってくる。ただ、こちらも信憑性が非常に怪しいのが現実なのだが。

›12 20, 2006

有価証券報告書の読み方(新株予約権等の状況)

Posted by skillstorage at 11:40 / Category: ファイナンス / 0 Comments

投資にあたって、様々なスクリーニングも大切なのだが、スクリーニングで見えないことがある。それが新株予約権等の状況である。

新株予約権等が行使されると、新株予約権等(ストックオプション)保持者は、一般株主よりも格安な価格設定で株を取得することができる。

例えば、株価が1000円で発行株数が1000株だとする。新株予約権等(ストックオプション)の行使価格が100円、新株予約権等の個数(株数)が100個(株)だとする。
さらに利益が1億円見込としておこう。

この時点で一般株主は1000円で1株取得し、1/1000の価値(議決権)しかない。一株あたり利益は100万円(EPS)ということになる。時価総額は発行株数×株価なので100万円となる。

ところが、この時点で新株予約権等を行使されてしまうと、発行株数が1100株になり、行使者は100円で行使できることになる。本来、新株予約権等は盛り込まれているので、会社の価値自体には変化が無いにもかかわらず、一般株主の議決権が低下しさらに一株当たり利益も低下した。
さらに、新株予約権等(ストックオプション)行使者は100円で取得し、すぐに市場価格の1000円で売却することによって、彼らは900円/一株あたり得するのだが、それを一般投資家が1000円で買う形になる。

そもそもこの時点ではゼロサムなのであるから、行使者が900円得した他方で900円を一般株主が損をしている。最も一般株主数の方が多いから多くの人が少しずつ損をしている形になる。

そんなわけで、長くなってしまったが、潜在株がどれほどあるのかは有価証券報告書に書いてある。それ以降の潜在株は会社のWebページ上のIRや市場のIRで発表されている。

基本的に株式を発行(増資)するということは、第三者割当で既存株主以外に割り当てるのであれば、その時点では既存株主が損をするのだ。

それでも増資をするからには、それなりの理由が必要だ。
増資をすることによって、成長が加速し、既存株主にもメリットがありますよ、ということが大切だ。さらに、増資のタイミングとしては既存株主が損をする前提を考えると、本来既存株主が入手した株価より高い株価で増資する必要がある。(IPOがその良い例だ)

ということで、有価証券報告書やIRを潜在株の視点からみてみよう。

›12 19, 2006

日本人の給与

Posted by skillstorage at 17:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

1000社の生涯給与が公表されている。

やはりトップはキーエンス
しかし双日が33位とはどうなっているんだ?優良企業ばかりの中にポツンと。アレッ???
利益もほとんど上げられない企業の社員が世界的企業のトヨタ、キャノンより遥かに上とは。

ま、気の毒なのは、双日の株主ですな。MSCBで犠牲になって、配当もないし、株価は大下落だし。馬鹿にされているとしか思えない。まあ、自分には関係ありませんが。。

ジュエリー業界はもう伸びない

Posted by skillstorage at 17:16 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ジュエリー業界とは、宝石やダイヤ(婚約指輪)、真珠などを扱っている会社であるが、この業界は景気が回復しても厳しい状況が続いているようである。
一昔前までは、大型客船なんかでおばちゃんをクルージングさせてそこで販売もしていたが、今はどうなんだろうか。
いまやかつての土地成金みたいなおばちゃんは死滅し、金銭感覚のある富裕層が台頭してきているのかもしれない。

上場企業では、田崎真珠は売上高ものびずに赤字が続いているし、非上場の大御所ミキモトは決算書が公開されていないから寄せ集めの売上高を見ていると、2001年から売上高が10%下がった310億になっている。昨年銀座にあんな豪華なビルを建てて販売しているにもかかわらず売上にはたいした貢献度が無い様である。もっとも最近粉飾で大騒ぎになってもはやブランドが死滅したのかもしれない。
田崎に売上ではもう抜かれる時期かもしれない。

しかし、どこのジュエリーも外見は儲かっているように見せている。貧乏くさかったりしたら買わないから。

だが、本質的にはやはり、消費者は価値のあるもの、価値を生むものを求めるようになってきていると感じる。宝石は、投資用のほんの一部を除いて、買った瞬間にもう価値がほとんど無くなってしまうものであるから。質屋にもっていけばわかる。

株主構成

Posted by skillstorage at 10:09 / Category: 経営戦略 / 0 Comments

会社は株主の所有物であることが前提で、株式の所有比率(シェア)によって議決権が決まる。
議決権はシェアが2/3、1/2、1/6、1/10、3/100、1/100によってそれぞれ権限が異なる。

□2/3(特別決議)
・総株主の過半数が出席し、かつ総株主の2/3が必要
 株式譲渡制限のための定款変更
 株式交換・株式移転・会社分割・合併の際の譲渡制限の定めを設ける場合
 有限会社への組織変更

・総株主の2/3以上
 取締役・監査役の賠償責任の免除

・総株主の過半数が出席し、出席した株主の議決権の2/3
 譲渡制限で株主の売渡先として自社を指定した売渡請求
 定時株主総会担ぎによる特定の者からの自己株式の取得
 株式譲渡制限者における自己株式の処分
 株主以外の者に特に有利な価額での自己株処分
 株式の併合
 営業譲渡、経営委任
 事後設立
 取締役、監査役の解任
 第三者に対する新株式、新株予約権付社債の有利発行
 特に有利な条件での新株予約権の発行
 定款変更
 株式交換
 資本の減少
 会社の解散、継続、合併

□1/2(普通決議)
・総株主の議決権の過半数を持っている株主が出席し、出席した株主の過半数
 総会の議長の選任
 少数株主による総会の招集請求
 取締役・監査役の選任
 取締役・監査役の報酬の決定
 計算書類の報告・承認
 清算人の選任
 会計監査人の選任・解任

□1/6
簡易な営業譲渡、株式交換、吸収分割、合併への反対

□1/10
解散請求権

□3/100
帳簿閲覧請求権
子会社の帳簿閲覧権
株主総会招集請求権
取締役、監査役の解任請求権
など

□1/100または300個
株主総会における提案権

□1/100
株主総会決議過程の検査役の選任請求権

ドリコムはクレイフィッシュの二の舞か?

Posted by skillstorage at 10:03 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

クレイフィッシュが光通信に乗っ取られたクーデターの手口と似ている点があることに気づいた。
クレイフィッシュの場合はクレイフィッシュの持つ現金180億円を光通信に目をつけられたとあった。村上ファンドもちゃっかり買っているが。

ドリコムの場合そこまで現金は持っていないわけだが、IRによると、光通信がつくった子会社(資本金わずか9000万円)が短期間で時価総額10億円ほどになりその6割をドリコムが保有ということで6億(ドリコムの年度末現金は約10億円)が光通信に売却益という形で流れた。

うーん、かなり怪しい匂いがするな。

GMOの増資はオーナー兼社長に有利発行

Posted by skillstorage at 09:45 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

IR情報から発行価格は763円で熊谷正寿に割当。

株価が急降下した直後に発表。下方修正で株価が下がったのを見計らっての有利発行のようにも見えるのですが。。
発表日終値からのディスカウントでは10%弱の有利発行ですが。

しかし、GMOって増資とかMSBC(取り消したんでしたっけ?)とか買収とか繰り返している割には、オーナーの保有比率が高くて驚いた。
熊谷氏と熊谷の資産管理会社のようなもので48%のシェア持っていますね。(増資後)
よほど実権を握りたいのか、それとも増資引受先がいないのか。(そんなことないよね)

›12 18, 2006

予算管理

Posted by skillstorage at 13:55 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

予算管理とは、自社の現状から、目標を設定しその目標を達成させるためのコントロールと、結果に対する評価・対策までを行うことである。

中小企業においては予算管理ができていないと言ってよい。せいぜい銀行の融資向けに、将来売上・利益目標を設定するぐらいであろう。しかし、上場するためには予算管理まで厳しく問われるのである。

中小企業で現状行われている予算管理は目標値だけがほとんどだが、その達成のための行動及び統制こそが重要になってくる。予算が未達であったり、オーバーしたら、その差異分析が必要となる。

非上場であれば、内部の問題だけにとどまるが、上場企業の場合は株主への適時開示、投資判断という重要な指標にこの予算管理が関連してくる。

例えば、決算短信には業績予測も盛り込まれ、また業績発表の場ともなる。さらに、予算管理面で東証は、売上高で10%以上、経常利益、当期純利益で30%以上差異が予想される場合には、業績修正が求められる。

上場を目指しているのであれば、上場前から予算管理を徹底しておかないと上場時に精度の高い予算作成、統制はできない。

また、予算には単年度予算と中期事業計画がある。
中期事業計画においては、3~5年の予算、いずれにしても事業別に予算を設定する。

■予算管理作成まで
基本的にトップダウン型で進める。
・経営陣より各事業ごとの売上、利益の予算編成方針を示す。
・各部署の責任者が現場と調整し取りまとめる。
・予算委員会などが各部署の予算を取りまとめる。
・予算審議会などを行い決定する。
・役員・社長によって承認する。
・発表する。

■予算の分類
予算を細かく分けていくと、下記のようになってくる。もちろん会社の業態によって異なる。
・販売予算
・購買予算
・広告費予算
・在庫計画
・設備投資計画
・人員採用計画
など

それを元に財務諸表の予算も決まる。
・損益計算書予算
・貸借対照表予算
・資金繰予算

特に資金繰り予算においては、販売、購買から計画され変動によって大きく異なってくる。
高額商品の場合、一般的に納めて支払が行われるまで時間がかかる。さらに手形という場合も多いだろうが、そうなると現金化するのに長期間要する。
他方、購買の方が先に支払いが来る。購買してからつくり、納品するからだ。また、給与、賃貸料など固定費も毎月かかる。

このような状況から、経理は社内に現金を保有しておかなければならない。(銀行の預金も社内という意味)。
これは借入金でまかなうのが普通だが、利子がかかる。予算の精度によって資金繰りに多くの影響を及ぼすのだ。

■月次予算
さらに毎月の役員会、取締役会で月次決算から月次予算の補正を行う。これはより精度の高い予算を作成するのと、予算の結果について統制するのが目的である。

クーデター

Posted by skillstorage at 09:46 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

企業が発展するに伴い、社員が増え、役員の構成が変わり、株主の構成が変わる。それに伴い創業者兼経営者のワンマン体制が維持できなくなる。

その時の力関係や人間関係、会社の成長の方向性、利益の配分などからクーデターが発生する。

クーデターとは、奇襲により実権を覆す行為であり、権力内部の少数グループが維持する権力で実権を握る行為である。クーデターの失敗、長期化は内乱と呼ぶ。

企業だけでなく、政治、国政の世界ではクーデターにより国家転覆などが過去の歴史からたびたび起こっている。

また、内ゲバという言葉もある。

内ゲバとは、内部ゲバルト(暴力)の略で、内部の思想の対立から起こる内部抗争のことである。
企業においてもクーデターの発生で、経営者が追い出されるケースが多々ある。
例えば、メイテックでは、関口房朗が取締役会で不信任案を出され社長を退いた。セイコーインスツル(SII)も創業家一族の服部純市会長兼社長代行が、実弟と叔父の策略により解任された。
フジテレビにおいても、創業家の婿養子である鹿内信隆が、羽佐間重彰・日枝久を中心としてクーデターにより解任された。

これは、企業において取締役会や監査役会での力関係により、責任追及という形によって起こったクーデターである。

これらの事例は、筆頭株主が社長という座を奪われた形であり、その後も失脚した社長は筆頭株主としてクーデターを起こした役員と怨念のような確執、対立が続くこととなる。

他にも事例が多々あり、株主によるクーデターというものも存在する。

複合的な事例は、クレイフィッシュの創業者兼社長である松島 庸がクーデターによって失脚した事件である。

これは、株主であり、元協業先である光通信、監査役、後に入った役員、スパイ、詐欺師と複数の者から起こされたクーデターである。根本的には光通信によるクーデターと松島氏は説明する。

この事例は出版されており、創業からクーデター発生まで生々しく書かれているのだが、創業者・経営者は孤独な存在であることを思い知らされる。
アマゾンのレビューにもそのようなことが何件か書かれているが、社長は他人を信頼しても、信頼しなくてもまた問題が起こるのだ。

クーデターの対策として最も簡単なのは、非上場で株式を同族だけで持つ。同族といっても兄弟で命を奪い合うこともあるほどだから個人で持つのが最善である。また取締役も同族など信頼置けるもののみにする。社員は増やさない業態にするなどだ。

しかし、会社を発展させるためにはそうもいかないケースもある。そのような場合でも、やはり必須のことでは株主としての議決権(51%以上)を持つこと。役員も身内で固めることである。役員構成は上場に当たっては同族比率は下げる必要があるが、信頼置ける人物で固めることである。

また、怪しい人物、勢力には関与しないということももちろん重要である。クレイフィッシュについては、雑誌や新聞でクーデターは色々聞いていたが、松島氏の本はやはり生々しく、光通信の恐ろしさが伝わってくる。

しかし松島氏、今は何しているのだろうか?これほど暴露して身の危険は無いのだろうか。

追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた
追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた松島 庸

東洋経済新報社 2002-04
売り上げランキング : 293771

おすすめ平均 star
starライブの件でまた読みたくなった
starITバブルの裏側では・・・
starなるほど。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ノロウイルス(NV)

Posted by skillstorage at 09:28 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

ノロウイルスが拡散している。ノロウィルスとは非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスであり、食中毒を引き起こし、酷ければ死につながる。
潜伏期間は1,2日で、その後猛烈な胃腸炎の症状が生じる。

ノロウイルスは、糞便や嘔吐物に排出されたウイルスから経口感染したり、ウイルスを蓄積した生食(貝類)、半生食から感染する。

今現在、有効な抗ウイルスは発見されておらず、感染した場合の治療方法は無い。予防することが最大の防衛策である。

ちなみに、このウイルス厄介で、石鹸やアルコール消毒によって死滅しない。だが、手洗い、うがいは洗い流す効果があるので、励行すべきだ。
また、生食は火を通せばウイルスは死滅する。

できる範囲で防衛し、感染を防ごう。人だかりの多いところは近づかないなども防衛策のひとつですな。

›12 17, 2006

退職所得

Posted by skillstorage at 22:35 / Category: 節税 / 0 Comments

定年を迎える人がこれから増える。退職金にかかわる税金を考えよう。
例えば30年間勤め、退職一時金として2500万円とする。

このとき、退職所得控除額は、800万円+(勤務年数-20年)×70万円
となる。

退職を迎える前に計算してみよう。

建築基準法

Posted by skillstorage at 22:04 / Category: 資産運用 / 0 Comments

建築基準芳情の道路とは、幅員4m以上のもので以下の条件がある。
・都市計画法や道路法等による公道
・指導で、特定行政庁の位置指定を受けたものの

□接道義務
都市計画区域内、準都市計画区域内の建物の敷地は、建築基準法上の道路に2m以上接している必要がある。

□用途に関する制限
用途地域内の建築物は、用途の規制を受ける。
住居や図書館はどこでも建てれる(工業専用地域を除く)が、パチンコ屋、キャバレー、個室付浴場業(ソープ)はとても限定されるなどだ。

□建ぺい率制限
建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の建築面積の割合のことである。

建ぺい率=建物の建築面積÷敷地面積

で求められる。

建ぺい率は低層住居専用地域、商業地域、工業地域など、それぞれ都市計画で定める規定がある。

□容積率制限
容積率とは、建物の延べ床面積に対する敷地面積の割合のことである。
こちらにもそれぞれ制限がある。

・前面道路幅による容積率
敷地の前面道路の幅員が12m未満の場合は、制限がある。

›12 15, 2006

マザーズの上場審査基準

Posted by skillstorage at 17:01 / Category: VC(ベンチャーキャピタル) / 0 Comments

新興市場の中でもマザーズは特殊である。マザーズは東証であり、もし一部上場を目指すのであれば、マザーズから上場したほうが他の新興市場よりも手続きが楽である。

また、他の新興市場との違いで非常に抽象的な点があるのだが、それは「高い成長の可能性を有していると認められている企業」という条件があることだ。

以前は、さらに新規性という点もあったが、今はその基準は無く、フランチャイズや営業バリバリの急成長ベンチャーもガンガン上場している。

さて、高い成長の可能性というのがあいまいだが、実は東証はこの基準を主幹事証券会社にまかせているのだ。
つまり、主幹事証券が対象企業を「高い成長性を有する」と認め、書面を東証に提出することがまずは大前提である。

ただし、主幹事証券の書面が信用性が低い場合は問題ではあるが。だが、結局高い成長性の判断は主幹事証券に任せているといえる。

監査証明

Posted by skillstorage at 16:55 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

上場するにあたり、公認会計士・監査法人による監査証明が最低2期間、決算期変更などで1年未満の期がある場合は3期間の監査が必要となる。

会社をつくり、将来上場しようと思ったら前もって準備しておかないと、急には上場できないのだ。監査を前もって受けておいて、いつでも上場する準備を整えておき、最高のタイミング(市場の情勢、会社の成長性)に上場するのが望ましい。

毎年の監査費用は多額でありネックになるが、上場のためには仕方が無いと思い割り切るしかない。

ロッテ(ハンバーガー屋)がロッテで無くなりつつある。

Posted by skillstorage at 13:23 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

再建中であるロッテであるが、企業再生コンサルティング会社リヴァンプと組んで次々に外資のフランチャイズをはじめている。

まず、クリスピードーナツを米国から持ってきて、次はバーガーキングである。

どちらも米国では当たり前のようにどの町にもあるような店である。クリスピードーナツは自動機で次から次にドーナツがつくられてきて、新鮮な甘ったるいドーナツである。何度か言ったことがあるが、試食だけで腹いっぱいになってしまった。

バーガーキングは、マクドナルドと同じようなもので、特別何がすごいかわからん。

なぜ再建なのに、外国のフランチャイズをやるんだろうか?リヴァンプの経営陣は元ユニクロ社長の玉塚氏と元デル日本法人社長の浜田氏がいて有名だが、どちらもThunderbird(アリゾナ州)というビジネススクール出身であり、米国に滞在していた経験があるのかもしれない。

リヴァンプはコールドストーン(アリゾナ州)も日本でフランチャイズ展開しており、六本木ヒルズ、川崎ラゾーナでの大盛況を見ると、クリスピーやバーガーキングのような日本人の口に合わない店もうまく日本人向けにアレンジして成功させるのかもしれない。

何しろコールドストーンのアイス(凍った石の上でもんじゃ焼きのようにアイスやフルーツを混ぜる)は甘くて、量が多くて日本人の口には合わないと勝手に思っていたのに、あの大盛況だから。

ただ、ロッテはロッテらしく、ロッテのバーガーで復活して欲しいと思うのだが。

あと、リヴァンプは他の再建中の会社、とりわけネクストジャパン(ワンコインのエンターテイメント施設運営会社)の再建もがんばって欲しいのだが。。実は筆者もリヴァンプが再建すると聞いてネクストの株を買って、5割近くもそれから株価が下落し続けていて大損している(泣)

税務上と会計上の決算書

Posted by skillstorage at 13:09 / Category: ファイナンス / 0 Comments

決算書には税務上のものと会計上のものがある。非上場の中小企業であれば税務上だけ用意するのが普通である。ところが、税務基準に従った決算書であっても会計上適正とは限らず、上場するための決算書にはならない。

ただ、税務上の決算書のほうが会社にとって都合が良いことが多いので、税務上の決算書を主体でつくり、上場準備のために会計上の決算書をこっそりとつくり監査を受けている会社もある。


■税務上の決算書(法人税法上の決算書)
費用計上は会社の任意でできるため、業績悪化時には費用を減らし利益を捻出し、利益が出すぎた場合は費用を増やし節税するというった方法が取られている。
売上に関しても、グループ企業などへのかさ上げの販売(製造業では有償支給財の販売)によって実際の受注金額よりも多額の売上を計上できる。
グループ間で決算期をずらして利益を付け替えするなども節税のテクニックとして行われている。

■会計上の決算書(証取法、商法上の会計基準に基づく決算書)
税務上の決算書では、評価損の計上をしていなかったり、含み損を抱えたままの価額で資産を計上していてる場合があるが、会計上の決算書では適正に処理することが求められる。

新会社法では、会計参与制度というものを設け、社の機関として取締役と共同して決算書を作成する制度が登場した。公認会計士か税理士が会計参与となる。


■裏帳簿
これは税務上の決算書では納税のための決算書に対し、実際の決算書としてつくっている会社がある。つまり納税のための決算書は粉飾のため、実際の動きを知るために裏帳簿をつくるということだ。

糸山英太郎がテレビ東京買い進め(同時に売り先募集中)

Posted by skillstorage at 12:59 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

テレビ東京の株を買い進めている糸山英太郎であるが、テレビ東京の経営陣への批判を繰り広げている。そのくせHPでは「テレビ東京1割の支配権を100億円で売りますよ」と買い手を募集している。


「テレビ東京菅谷社長の会見記事に驚いた
菅谷社長はどこまで傲慢なのか?」

といっている割には、本人もずいぶんと傲慢なこと。
時価総額が現在伸びてきても950億円なテレビ東京なのに、1割を100億で売るとは、散々村上ファンドの批判をしていたけど手口は似ていませんかね?いわゆるグリーンメーラーといわれる手法。

糸山英太郎の会長・社長を勤める会社、新日本観光は本人が筆頭株主なんだろうけど、HPを見る限り完全私物化ですな。本人個人のWebサイトがグループ企業のHPまでリンクされているのだから。
まあ、非上場の企業だから許されるということなんでしょうが。

MADE IN JAPAN

Posted by skillstorage at 10:30 / Category: 書評 / 0 Comments

ソニー盛田昭夫氏の自伝をゴルゴ13のさいとうたかおが漫画にした「Made In Japan」を読んだ。喫茶店に置いてあって読んで、面白くて早速購入した。

ソニーの反映はやはりすごいものがあったと改めて感じた。政治・経済的にはアメリカがおかしかったのかもしれない。冷戦とベトナム戦争によって当時のアメリカはかなり弱体し、人々の精神も病んでいたのだと思う。

盛田氏は、当時のアメリカの訴訟問題から、拝金主義の強いサラリーマン感覚、CEOの権利の巨大化を問題視していた。そしてソニーを初めとした日本企業は、長期ビジョン、終身雇用、稟議制など正反対の政策で当時の高度成長時代にマッチした政策を採りながら著しく発展した。

ところがソニーは撃沈した。それはこの本の後の話ではあるが。というか日本全体が泥沼の不況に陥り、アメリカの覇権が復活し経済も急成長した。

やはりそのような時代背景が企業に反映されるのだと思う。

バブル期に入社したようなサラリーマンの多くがアメリカに憧れを持っている。そして2000年以降ぐらいから入社したサラリーマンの多くが正反対にアメリカンドリームは幻想であるということを知っており反米思想が広がっている。

バブル期の連中が欧米の外資系企業にあこがれているのと正反対に、最近では外国人に使われるのを恥と思う若者が増えている。
これはアメリカへの親近度という年代別調査結果にも出ていて面白いのだが。

さて、今また日本企業が復活の兆しを見せてはいるが、いまだソニーの復活は程遠く思える。

ソニー躍進の原動力となったWALKMANはもはや売れない。以前は携帯型音楽プレイヤーはWALKMANで通用したものが、いまやiPodという言葉に置き換わってしまった。

事実iPodのほうが遥かにすばらしい。そしてソニーらしい。

製造プロセスに関してはもはやiPodはソニーとは程遠いのだが。Designed In Californiaとあるように、企画・設計のみカリフォルニアという世界で最もハイテク頭脳の集まるシリコンバレーブランドという価値を訴求している。製造は台湾だ。調達は世界中だ。

Made In Japanというブランドイメージよりも遥かに高いイメージを持つ。

さらに、iPodではスイッチ(ボタン)が無い、これまでHDDやフラッシュメモリといったどこよりも先に新しいものを開発しているというスタイル(以前はソニーだった)から高いブランドイメージを持っている。画期的であると誰もが思う会社というブランドをアップル社はスティーブ・ジョブスという孤高の天才によって築き上げてしまった。

ソニーはダメだ。

でもまだ手に入れていないがプレステ3を期待しているのだが。

劇画Made in Japan―Comic version
劇画Made in Japan―Comic versionさいとう たかを

朝日新聞社 1987-09
売り上げランキング : 769563


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

›12 12, 2006

都市計画法

Posted by skillstorage at 22:37 / Category: 資産運用 / 0 Comments

街づくりを計画的に行っていく場所のことを、都市計画区域という。都市計画区域の指定は都道府県知事が行い、2つ以上の都道府県にまたがり指定する場合は、国土交通大臣が行う。市町村は、一定の区域を純都市計画区域として指定できる。

□市街化区域
市街化区域とは、既に市外になっている区域、及びこれから市街化を図るべき区域をいう。土地の計画的な利用を図るため、大一種低層住居専用地域から工業専用地域に至るまで12種類の用地地域が定められている。

□市街化調整区域
市街化を調整すべき区域のことである。開発を押さえる場所で、当面は自然を残す場所である。
都市計画区域については、市街化区域と市街化調整区域が線引きされている場合と、未線引き区域がある。

□補助的地域区域
以下のような地区であうr。
・特別用途地区
・高度地区
・高度利用地区
・防火地域
・準防火地域
・美観地区
・風致地区

□開発許可制度
都市計画区域内で、建築物の建築または特定工作物の建設を目的とした、土地の区画形質の変更を行う場合には、一部の例外を除き事前に都道府県知事の許可を得る必要がある。

普通借家契約、定期借家契約

Posted by skillstorage at 22:26 / Category: 資産運用 / 0 Comments

借家権とは、建物を借りる権利のことで、借地借家法によって保護されている。

□借家権の抵抗力
賃貸人、賃借人以外の人が建物を取得したとしても、賃貸人は建物の引渡しを受けていれば、登記が無くても抵抗できる。

□借家権の存続
借家権の存続については、期間の定めがある場合と、無い場合とで扱いが異なる。
期間の定めがある場合:基本、法定更新。
期間の定めがない場合:賃借人はいつでも解約申し入れができるが、6ヶ月の猶予期間が必要。

□正当事由
借地権同様、賃貸人が賃借人に対して、契約の更新を拒絶する場合の正当事由が定められている。
正当事由には以下のものがある。
・建物の使用を必要とする事情
・建物の賃貸借に関する従前の経過
・建物の利用状況、現況
・財政上の給付をする旨申し出

□造作買取請求権
賃借人が賃貸人の同意を得て、建物に賦課した畳や建具などの造作は、賃貸期間満了時に、時価で買い取ることを請求できる権利である。
ただし、賃借人の同意が必要。

□定期借家権
契約期間の終了とともに賃貸借も終了し、契約の更新はしないという借家権であり下記要件が必要である。
・期間の定めが有る場合
・契約書は公正証書等の書面である。
・事前に契約は期間の満了で終了し、更新しない定期借家契約である旨の説明が必要
・終了の1年から6ヶ月前に定期借家を終了させる旨の通知必要
・期間の制約が無く、期間の設定が自由

年末商戦(アメリカを見れば日本がわかる)

Posted by skillstorage at 15:29 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

米国の年末商戦は昨年(05年)を上回る見通しとのことである。モルガン・スタンレーの調査によると最も高い伸びは玩具で、平均購入額は19%増とのことである。プレステ3にしてもWiiにしても高額商品であり、クリスマスから年末にかけて購買意欲を掻き立てられる。

最も売れているのは、当たり前のようだが液晶テレビである。
NPD Groupによると、30インチ以上の液晶テレビは売上高が208.5%、販売台数が297%増えたという。30インチ未満の液晶テレビは売上高が26%、販売台数が86%増えた。プラズマテレビは売上高が63%、販売台数が140%増加した。

もはや大型はプラズマではなくて、液晶テレビが優勢であることが見て取れる。

米国の場合、11月のサンクスギビングからの長期休暇、バーゲン・セールがクリスマスまで続くので日本より一足早く、売れ行きや売れ筋商品を見ることができる。

違う点は、米国の場合、クリスマスを迎えるともう休暇は終わり、仕事モードなのである。大晦日や年始は休まず仕事モードになるところがほとんどだ。
逆に日本は、年末まで仕事で三が日を休暇として過ごすというズレがある。

日本は12月半ば、これからである。
ゲームも液晶テレビも米国同様に日本でも過去最大の売れ行きを見せるであろう。しかも日本の場合年末年始を休暇で過ごしたり、家で特別番組などを見たりして過ごすライフスタイルが定着している。特番のためや、休暇をDVDを見て過ごすというスタイルは米国以上に、液晶大型テレビの消費を掻き立てる気がする。

›12 11, 2006

ニューリッチの連中のライフスタイル

Posted by skillstorage at 17:12 / Category: 資産運用 / 0 Comments

先日も「世界の富は2%が半分持っている」も書いたが、日本においても富裕層と一般庶民に2極化しており、当然富裕層が圧倒的な消費力を持っている。ただ、人口が少ない。

中産階級が消滅しつつある中で、注目されているのがニューリッチである。

ニューリッチとは様々な定義はあるが、新富裕層と呼ばれ社会構造の変化によって誕生したばかりの富裕層のことである。つい数年前までは一般庶民であった者が、社会変化の恩恵によって富裕層と同じ資産を持つことができた層といっても良い。
例えば、ストックオプション、デイトレイダー、不動産などによって多額の資産(数億円以上)を持っているもの、もしくは不労所得として年間数千万円以上の者を指すようだ。

彼らニューリッチを対象としたサービスがにわかに注目を浴びている。先日「ニューリッチの世界」を読んで彼らの消費行動がこれまでの一般庶民、富裕層のどちらとも違うことを知った。また、彼らの消費スタイルやライフスタイルを知り、非常に興味深かったし、自分もそうなりたいと強く思った。

特に面白かったのは、教育である。ニューリッチの多くは、まあ普通の教育しか受けていないわけで良くても日本の小中高大一貫の教育なわけだが、ニューリッチは子供に富裕層の教育を目指している。例えば、イギリスのイートンやスイスのロゼといった世界的に有名なボーディングスクールに子供を入れて、将来活躍する人物とのネットワークを幼少のころより築かせたいと願っている。

資産運用に関しては、いかに利益を上げるかではなく、いかに税金を支払わないかといったPT(非居住者となって世界を浮浪し税金を逃れる)といった方法にも興味がある者が多いようだ。

考えてみれば、彼らは資本主義のメリットと、法律整備の非合理な点を享受した者が多いので、世界の資本主義の仕組みをつくるものとのネットワークや、合法的に節税したりすることに興味が高いのは当たり前のことかもしれない。

他には、美容(アンチエイジング)や富豪向け商品なども、一般庶民の感覚とかかけ離れていて面白い。生活必需品であれば、電化量販店や100円ショップで何でも買える時代だが、やはり他人とは違う、他人に対して優越感に浸りたいといった願望から、実際の価値以上の金額の商品(それをブランドと呼ぶのだ)を買う。

かといって、ニューリッチは一般庶民の経験もあり金銭感覚があると来ている。そこのところが非常に面白いと思った。

ニューリッチ向けのセミナーや雑誌も盛んだが、Seven Hills(雑誌)にマネーロンダリングのプライベートバンクが脱税指南(節税というか脱法というか)で問題にもなりましたね。

ニュー・リッチの世界 The New Rich World
ニュー・リッチの世界 The New Rich World臼井 宥文

光文社 2006-11-21
売り上げランキング : 372

おすすめ平均 star
star達見の独自な富裕層論

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

›12 10, 2006

不動産の賃貸契約(借地権)

Posted by skillstorage at 22:16 / Category: 資産運用 / 0 Comments

借地権とは建物の所有を目的とする土地を借りる権利のことで、地上権と土地の貸借権を総称するものである。使用貸借(無償貸借)は含まれない。

民法では、貸借権は最高20年であるが、借地権は最低30年となっている。つまり、借地権を長期化し、借地人を保護するという趣旨になっている。

・借地権の存続期間が満了する前に、借地上の建物が滅失してしまった場合、借地権は消滅せず、借地権者は建物を再築することができる。

・借地権の更新・拒絶
借地権の存続期間が満了した時に、まだ建物がある場合は、借地権者が
更新を請求するか土地の使用を継続する
ことで、従前と同じ条件で契約を更新したものとみなされる。
地主が更新を拒絶したい場合は、
正当事由に基づいて、遅滞なく異議を述べる
必要がある。

正当事由とみなされるかは、
当事者双方の土地の使用を必要とする事情
土地の利用状況
借地に関する従前の経過
財政上の給付の申し出
によって判断される。

不動産の売買

Posted by skillstorage at 11:05 / Category: 資産運用 / 0 Comments

不動産の売買契約とは、売主がある財産権を買主に移転することを約束し、これに対して買主がその代金の支払を約束することで成立する契約である。売買契約は、売主と買主との意思の合致だけで成立する。

・手付
買主が売主に手付を交付した場合、買主が手付を放棄する、あるいは売主が手付金の倍額を返済することによって、債務不履行が無い場合でも契約を解除することができる。

・売主の担保責任
問題がある場合、売主は買主から契約を解除されたり、代金の減額請求や損害賠償を受けることがある。

・危険負担
民法上は買主が危険を負担することが定められている。しかし実務上は特例で売主が負担になっていることも多い。

・宅地建物取引業
以下の仕事をしている者
宅地、建物を自ら売買、交換する
宅地建物の売買、交換、貸借の代理や媒介をする

・媒介契約の種類
宅地、建物の売買、交換の媒介について、以下の3種類がある。
一般媒介契約
選任媒介契約
専属専任媒介契約

・宅地建物取引業者が受ける報酬
報酬の額は、実は国土交通省の公示により定められている。
200万円以下:5%
400万円以下:4%
400万円超:3%

›12 08, 2006

世界の富、人口の2%が半分以上を所有

Posted by skillstorage at 10:36 / Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments

こういうのを聞くと一部の資本家に残りの99%の人は搾取されていると感じてしまいますね。
ちなみに2%の内訳はアメリカ人と日本人で半分以上だそうです。

先日もフィリピンに行ってきたのだが、貧しさに驚く。学校に行かず働く子供たち。排気ガスにまみれて物乞いする子供。そいえば、フィリピンで野良犬にかまれた日本人が狂犬病にかかったっけ。

でも、友人のフィリピン人は超金持ちだ。父親は自家用ジェットも所有しているほどで、ずいぶんと甘やかされて育ったようでスポーツカーを乗り、太っている。
フィリピン人はたいてい貧乏でろくに食えずガリガリなのに、コロコロと太っている。

ただ、彼の父親の話を聞いたが血の滲むような努力の末、莫大な資産を築き上げた。だが、その資産はバブル化し巨額に膨れ上がった。

さて、格差社会と言われているが、そもそも自由市場、グローバル化社会においては貧富の差は取引によって本来無くなってくるものだと思うのだが、そこには既得権益と権力が働くためうまく機能しないのだと思う。

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す
世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正すジョセフ・E. スティグリッツ Joseph E. Stiglitz 楡井 浩一

徳間書店 2006-11
売り上げランキング : 923

おすすめ平均 star
star割り引いて読むならば
star市場原理主義の虚妄、小泉政治の清算を

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

›12 07, 2006

これからテレビはフルHD

Posted by skillstorage at 20:09 / Category: マーケティング / 0 Comments

液晶テレビが40インチ級でもプラズマに出荷が勝ったようである。今後プラズマは50インチ級以上でさらにコストダウンを注力していくだろう。それでも規模の経済で勝る液晶が第8世代ライン工場を次々と立ち上げ(シャープ亀山第2工場は今年8月、S-LCDも来年稼動予定)、プラズマは淘汰されるかもしれない。

キャノンと東芝が開発中のSEDは歩留まりが悪くて、未だに市場に出せない。有機ELも市場に出せない。このように量産化に手間取っている間に、液晶が圧倒的な市場シェアを取ってしまった。
技術的には低レベルなマイクロソフトが市場を取り、先行者メリットを享受した状況に似ている。

さて、液晶、プラズマでもこれからはフルHDといわれている。
フルHDはHigh Difinitionで、HDTV信号というデジタル放送を受信できるタイプである。デジタルでもHDTVは画質がきれいで驚く。今までのテレビは見ていられないくらいである。
テロップなどデジタルで挿入される文字やキャラクターも画質の粗さまで気になってしまうほどである。女優は毛穴やニキビの痕まで見えてしまうので、見えすぎて困るという気分にもなる。メガネを買い替えた気分だ。

フルHDのテレビが増えると、今度はレコーダーも対応のブルーレイディスク(Blu-ray Disc)など大容量化が望まれてくる。

量産化、市場シェア争いが激化していくのが目に見える。

日本の今後の景気が心配ではあったが、液晶で海外(アジア諸国)の猛烈なチャージを受ける中、別の領域での市場拡大が最も重要だと思う。まだ楽観的に見ていられない状況である。

›12 06, 2006

事業承継問題が深刻化する

Posted by skillstorage at 12:53 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

少子高齢化社会が進みつつあり、日本の中小企業の社長の平均年齢は約58歳で年々増加している。日本はほとんどが中小企業であり、中小企業が日本経済を支えている。(大企業に搾取されてきた面もある)

さて、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)が行った「「事業承継」「職業能力承継」アンケート調査 」によると、経営者が引退したいとする年齢は、平均64.5歳だ。

ということは、引退したい年齢にあと6年しかないことになる。現在も事業承継は大きな問題になっており、中小企業においては銀行からの借り入れは社長個人の個人補償として資産を担保に取られる。返済できなかったり、貸し剥がしなんかあったら、家や土地なんか資産を身包み剥がされ自己破産する金が無かったり、従業員のことを考えると、首をくくったり、路頭に迷うようなサラリーマンには考えられない大きなリスクをしょっている。

また、中小企業では経営と所有が分離されておらず、オーナー社長がほとんどなわけだが、承継しようとおもったら株を購入しないといけない。株は他人に売れるものでもなく、購入するのには資金もいるし大きなリスクも伴う。

そんなことから同族以外では後継者としてリスクをしょって事業を承継しようなんて人は見つからない。同族である息子だって承継したくない人がほとんどなのである。

よって事業承継問題は年々深刻化しており、承継ができずに廃業に追い込まれる例も多い。

利益を出している会社なんかは、株価は相続において税務署が定めた時価評価となる。時価とはいえ税務署が定めているだけで、中小企業の株なんか買ってくれる人はいないという会社がほとんであってもその時価で株を売買せざるを得ない。

その結果、相続税が払えないなど事業承継の問題は制度面にも及ぶ。

人口減少

Posted by skillstorage at 11:45 / Category: HR(人事) / 0 Comments

日本の人口減少は2005年から始まっており、この流れは世界的に例の無い急速な減少になってくる。死亡率に対して出生率の低下も急速に進んでいるためである。

人口減少はどのような影響を与えるかというと、経済ではGDP(国内総生産)が減少する。厄介なことに日本の人口減少は少子高齢化社会という問題を含んでいる。

つまり労働人口が激減していくのだ。

そうなると一人当たりGDPまでもが減少していくことが容易に想像される。働き盛りの若者でさえニートやフリーターなど、労働力とならない層が増加している。

このような状況が続くと、日本の経済力は衰退し発展途上国の仲間入りしかねない。

65歳以上の高齢者は現在のところ約25%であるが、2025年にはなんと35%になることが予測される。周りはほとんど年寄り、これを読んでいる人も高齢者になる人が多いということだ。

このような社会で新しく社会人になる若者は、希望を見出すことができるのか心配だ。

›12 05, 2006

上場の際の公募でいくら調達できるのか?

Posted by skillstorage at 19:27 / Category: VC(ベンチャーキャピタル) / 0 Comments

新興市場で平均すると約7億円とのことである。売り出しでは5億円程度か。
公募で調達した金額最低値は、ヘラクレスに上場したブレインナビの9400万円である。
ブレインナビは公募ではわずかしか調達できなかったが、役員1名とVC1社が売り出し1億6000万円も手に入れている。
会社は上場までに要した監査費用などを考えると、売り抜けた奴だけ得した感じがする。

もっとも上場という信頼とPRという調達資金以外のメリットも当然ある訳だが。

売上高0円で上場した会社がる。

Posted by skillstorage at 18:36 / Category: VC(ベンチャーキャピタル) / 0 Comments

メディシノバという外資系医薬の会社であるが、直前期、直前々期と売上高ゼロで、営業費用だけがかかって大幅な赤字という会社が17年に上場した。
18年度も8億しか売上げておらず、大赤字の会社である。

もちろん株価は急降下しているわけであるが、それでも時価総額100億円を超えている不思議な会社だ。リスクマネーの投下か?

なぜこんなタイミングで上場したか不思議でならない。まっとうな経営を考えれば、まずはVCで調達して利益が出て、成長の兆しが見えてから上場するだろう。

先走りすぎやね。

何年で上場できるか

Posted by skillstorage at 18:33 / Category: VC(ベンチャーキャピタル) / 0 Comments

設立から上場まで平均何年かかるかというと、ジャスダックで約20年、マザーズで約8年、ヘラクレスで約10年位である。
最短記録はメディアシークが設立から9ヶ月でマザーズに上場している。申請直前期は5ヶ月決算で売上高2億4千万、従業員16人という町工場、個人店舗の規模である。

然しながら、今では証券取引所の審査も厳しく、監査も厳しく、主幹事証券も厳しく、準備から最低2年半かかる(2期の監査)状況であり、また費用も値上がりが激しいので、上場までの道のりは厳しくなりつつある状況である。


目論見書

Posted by skillstorage at 18:24 / Category: VC(ベンチャーキャピタル) / 0 Comments

新規上場(IPO)する企業に関心があるのなら、まずは目論見書をみよう。目論見書は投資信託を買う際に読む目論見書の企業版である。上場企業の有価証券報告書と同一と考えてよい。

そこには事業のリスク、財務諸表、過去の決算情報の推移、株主構成、潜在株(ストックオプション)、資本政策、役員の経歴、事業の概要、内部統制など投資に最低限必要な情報が記載されている。

もちろん足りない情報もたくさんある訳だが。

さて、その中で有価証券報告書を読む際とは違う視点が必要になってくるのが、資本政策、株主構成、潜在株である。

上場後に株を売りたくてうずうずしている株主がたくさんいると、上場後株が売られ下落するリスクがある。

例えばベンチャーキャピタルは上場のキャピタルゲインが収益源なので、そもそも長期保有や配当が目的ではなく、売却が目的である。

また、ストックオプションは行使することによって、発行株数が増え希薄化することとなる。こちらも上場後の株を上場前の安い株価で行使することができるので、売りたくてうずうずしている輩が大勢いるはずだ。

例えば、エフェクター細胞研究所は多すぎるキャピタルゲインを投資家が嫌い、会社側は行使開始可能時期を遅らせる発表をせざるを得なくなった。

証券取引所側は上場後の売り浴びせで一般投資家が被害をこうむることを懸念して、ロックアップという売却禁止期間を設けている。

これは、上場申請直前期末の1年前から上場日までの間に第三者割当増資を受けた株式は、上場後6ヶ月間は売却しない覚書を株主と取り合わすことだ。

この期間が過ぎると、売られると考えるべきである。

完璧な人材などいない

Posted by skillstorage at 11:09 / Category: マネジメント日誌 / 0 Comments

ベンチャー企業で働いてみてわかったこと重要なことは、人材の質がどうしても偏っているということである。社長のカリスマでベンチャーは成り立っていて、経営陣、一般社員にいたっては凡人というか、技術面など突出している部分はあっても、顧客折衝面などで問題があるといった人物がほとんどなのだ。

創業時に優秀な仲間と立ち上げたという会社であれば、また違ったのかもしれないが、ここの会社は創業者であり経営者は自己の能力のみで会社を拡大し、自分の手足となる兵隊のような人材を集めて成長してきた。

つまり、複数の起業家センスのある経営陣がいるのではなく、あくまでも指揮・命令は社長からであり、取締役会など会議は社長の意思発表の場でしかないのだ。つまりその他の人物はイエスマンである。

ただ、イエスマンであるような人物でも権限を持ち、発言はする。その発言のほとんどが一般社員などの批判である。

確かに社員は能力面だとか性格面が偏っているため不満は多い。だが逆に言えば長所と短所が偏っているのであり、長所はすばらしいものがある。

不満ばかり言っている雰囲気の会議の中、自分の立場として彼らをかばう役にいつしかなっていった。

「あんな奴だめだ」、「クビにしたほうが良い」などと言う者がいるときには、周りも同調しがちであるが、そんなダメな社員でも、実は彼しかできない業務をやっていたりする。

採用も手伝っていたが、やはりベンチャーには人材は集まらない。求める理想の人物など来ないのである。ではあきらめるしかない。

完璧な人間なんてそもそも存在しないのだし、育てればよいのだと、その後考え方を切り替えたのである。

›12 04, 2006

燃料電池車と電気自動車

Posted by skillstorage at 14:55 / Category: オペレーション / 0 Comments

ガソリンという資源はそもそも限りがあるし、排気ガスは削減の方向に動いているとはいえ環境にとって有害で、車の生産量が増えれば増えるほど、環境を破壊する。

そこで日本の自動車メーカーを中心に電気自動車と燃料電池車の開発が進められている。さて、この2種類のガソリンに変わる代替エネルギー自動車はそれぞれどのようなものかを見ていこう。

ちなみにソーラーカー(太陽光発電車)もあるが、やはり電力不足である。

□燃料電池車
燃料電池はそもそも電池というよりは、発電機である。水素と酸素からエネルギーを作り出し、その電力を利用する。小学校で水に電気を流して水素と酸素に分解したのとちょうど逆のプロセスである。

まだ実用化には至っていないレベルだが、2次電池というLi(リチウムイオン)電池搭載型ハイブリッドなどが研究されている。

低コスト化が課題である。


□電気自動車
電気自動車はガソリン車に比べエネルギー消費量、効率が非常に良い。また、電気自動車は効率以外にも燃料電池と比べ、搭載設備費用も安く済む。

問題は充電する電池のコストだが、こちらもどんどん安くなっているようである。

かつては燃料電池が優勢といわれていたが、電気自動車が逆転してきているようである。それは、携帯電話などの急速な普及から充電方法やLi電池をはじめとした電池の研究とコスト削減が進んだからだ。

いずれにしても早く、害のあるガソリンの車がなくなって欲しいと思う。都内に住んでいると空気が悪くて鼻毛が早く伸びるし、そもそも健康に悪い気がする。

VSN今度上場しますな

Posted by skillstorage at 14:41 / Category: VC(ベンチャーキャピタル) / 0 Comments

VSNと言えば、入社式にボブ・サップを呼んだり何かと話題多くて楽しい会社です。見ている側が楽しいだけで、働いているほうは結構大変という話も聞く。

創立者であり、オーナーの関口房朗はかつてメイテックというまったく同じ業態・業種の人材派遣会社を創業したがクーデターで追い出された人物。

よくテレビにも出ているし、めちゃくちゃ高いサラブレットの馬主だったり、金箔づくめの六本木ヒルズの自宅だとか、松茸の山を持っていたりと有名だ。

VSNの関口房朗の持分は、27.9%でベンチャーセーフネットの13.4%の持分と合わせてもシェアとしてはそれほど大きくない。

また儲けちゃうの?と思うけど、以前この人の本を読んで金に対する執着心というかハングリー精神はすごいものがあると感じた。貧乏で苦労したからと本人は言うが、金を持ってもさらに儲けを追求する姿って、今の時代大切だと思う。

小金持ちで資産運用だとか、南の島移住だとかで満足している連中とは格が違う。根本的に仕事や金儲けが好きなんだろうな。

小金持ちはの成金は頭くるけど、ここまでの成金だと結構尊敬する。

「好きな仕事」で成功する極意!
「好きな仕事」で成功する極意!関口 房朗

青春出版社 2006-11-01
売り上げランキング : 25119


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

堀江「宮内には愛人がいた」

Posted by skillstorage at 14:39 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

TVに出演した堀江被告だが、容疑否認どころかかつての右腕である宮内被告の愛人のことまで暴露した。

なんか情けない。。

まあ、宮内も裁判で堀江の当時恋人の吉川ひなのについて言及しているが。しかし愛人はインパクトでかいな。

宮内は年収2000万、堀江は3000万とのことで大株主で社長である堀江が3000万は妥当かと思うが、宮内は赤字を補うファイナンス部門責任者で大きな利益を上げていることを考えると2000万円は少なく、家を2つに愛人がいたことを考えると、以外に金に困っていたり執着心が強かったのかもしれない。

なんか情けない。。

さらに、「(私的流用は)これ以外にもあるんだもん。腹が立つというより、僕はかわいそうだと思った。」と語った。

かつてあれほど仲が良い姿をマスコミで披露していたのに、どういう神経しているんだろうか?

口コミと炎上

Posted by skillstorage at 11:53 / Category: マーケティング / 0 Comments

NHKで放送された、女子大生ブログが炎上したのは記憶に新しい。
この女子大生はブログでレストランや商品の記事を書いていたのだが、その影で企業やレストランから謝礼というバックマージンをもらっていたため、その内容を見て怒った連中が彼女のBlogに文句をコメントで書きまくったという事件だった。

ところが、まあ口コミというのはこういったやらせが多いのだ。F1と言われる消費嗜好女性や女子大生(こちらも浪費嗜好)をターゲットにしているマーケティング会社は、知っている限るでは結構企業側から有利な情報のみを自社の抱えるターゲット女性に書いて貰っているところもある。

口コミというのはマルチみたいなものなのである。プロモーションの方法として企業や広告会社の宣伝よりも、信頼できる自分にとって憧れやカリスマ的存在の人がその商品の愛好者であると知ったほうが、商品を購入してみたくなるものだ。

でも逆に考えてみると、テレビや映画で登場する商品だって、主役女優が身につけている服だって広告みたいなものではないか。007に登場するBMWのように。

人が集まっている店はサクラと思わなければならない。

つまり何が言いたいのかというと、人気商品や流行というのは意図的につくられるものなのだ。一般消費者が自分で主体的に買い求めるということはほとんど無いのだ。

ここらへんについてはもう最初のころに書いた「オピニオンリーダー」とか参照。


›12 03, 2006

サラ金、パチンコ屋が日本を滅ぼす

Posted by skillstorage at 22:06 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

長者番付常連といえば、サラ金、パチンコ屋である。今回のいざなぎ景気を超える長期景気といっても儲かっているのはサラ金、パチンコ屋、いやそのオーナーということが長者番付を見ることでわかる。

その長者番付も廃止だが。。

都道府県によっては産業が無く、パチンコ屋ばかりが税金を払っている地域さえある。

言うまでも無く、サラ金、パチンコ屋は法の抜け穴をかい潜って脱法的に儲けてきた。

サラ金はグレーゾーン金利と違法な取立てでずいぶんと問題になっているし、
パチンコ屋は賭博禁止法違反であるだけでなく、その儲けは北朝鮮の資金源になっていることも指摘されている。さらに警察OBとの癒着など問題は奥深い。

資源の無い、日本という国家が繁栄するためには、製造業で高度な製品を輸出し外貨を稼ぎ、国内の消費意欲をあげていくというのが基本である。

当たり前のことであるが、消費者がもっと考えて行動しなければ習い。サラ金、パチンコ屋は行かなくても済むのである。行かないという行動が日本の発展に繋がるということをもっと考えるべきである。

堀江「ソニー買収を画策」

Posted by skillstorage at 21:57 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今やズタボロのライブドアだが、当時はバブルだった。
本業からは利益が出てなく、金融で稼ぐ実態の無い会社だったのだが、期待値のみで株価だけがどんどんと拡大していた。

現在公判中の堀江被告がTV番組に出演し、「ソニー買収も考えていた」と語った。株価が高い状況だったら、ありえたとのこと。

実体の無い会社だったのに。

株価とは恐ろしい。上場廃止にする会社が増加しているのもうなずける。廃止するのにも外資のファンドに食い物にされるわけだが。。

不動産の各種価格に関する調査

Posted by skillstorage at 21:37 / Category: 資産運用 / 0 Comments

不動産の価格には、一般的な取引価格の他に、さまざまな行政目的に従い、4種類の土地価格がある。

(1)公示価格
・国土交通省土地鑑定委員会による
・時価公示法にもとづく一般の土地取引価格の指標
・毎年1月1日時点の価格を3月下旬に発表される

(2)基準地価格
・都道府県知事による
・国土利用計画法にもとづく
・一般の土地取引価格の指標となる
・毎年7月1日時点の価格を9月下旬に発表される

(3)路線価
・国税局による
・相続税、贈与税等を算出するための基礎
・毎年1月1日に評価替えを行い、8月中旬頃発表される。
・おおむね公示価格の80%が目安となる。

(4)固定資産税評価額
・市町村による
・固定資産税、都市計画税、不動産取得税、登録免許税等の算出基礎
・路線化の無い地域では、これに倍率を乗ずることで相続税評価額とする
・3年枚に固定資産評価基準によって1月1日現在の価格評価を行う。
・おおむね公示価格の70%が目安となる。

不動産登記簿の構成

Posted by skillstorage at 21:33 / Category: 資産運用 / 0 Comments

不動産登記には、1筆の土地、1つの建物ごとに設けられている。
登記簿の表題部には、表示の登記、甲区には所有権に関する事項、乙区には所有権以外の権利に関する事項が記載されている。

不動産の登記簿は、法務局・登記所において謄本の交付を受けることができ、利害関係のある部分は閲覧できる。

・謄本
謄本とは登記簿の全部をコピーしたものである。

・抄本(しょうほん)
抄本とは登記簿の一部をコピーしたものである。

□ブックレス登記所
登記事務がコンピュータ化された登記所が増えた折、磁気ディスクの登記簿が使われている。
登記簿を閲覧する代わりに、登記事項要約書の交付を請求できる。
また、登記簿抄本の代わりに、登記事項証明書の交付を請求できる。

不動産登記簿

Posted by skillstorage at 21:25 / Category: 資産運用 / 0 Comments

不動産登記とは、登記所にある不動産登記簿に不動産の物理的概要や所有権、その他の権利の変動を記載して、公示することである。

不動産登記には、表示登記と権利登記がある。

・表示登記
不動産の物理的状況を明確にするための登記
建物を新築した場合は所有者は1ヶ月以内に表示登記を申請する義務がある。

・権利登記
不動産に関する権利の発生・変更・移転を公示するための登記

□登記の効力
原則、登記がなければ第三者に対抗することができない。登記は第三者に対して自分の主張を行う対抗要件である。
借家権(建物借地権)は建物の引渡しにより第三者に対抗できる。ここでいう対抗力とは、自分の権利の存在を第三者に対して主張できる法的効力のことである。

□登記効力の優越
登記の効力の優越は、登記の順位によって決まる。

□公信力
登記には公信力が認められていない。公信力とは、表示を信頼したものに対し、たとえその表示に偽りがあっても、表示どおりの権利を与えることである。
つまり、登記名義人が真の権利者で無い場合、買主はその登記を信頼して取引しても、権利を取得できない。

□仮登記
登記をしようと思っても、本登記の要件が完備していない場合に、将来の登記の順位を保全するため、あらかじめなす登記を仮登記という。

不動産

Posted by skillstorage at 21:22 / Category: 資産運用 / 0 Comments

不動産とは、土地及びその定着物のことを指す。定着物として代表的なものが建物であり、日本では土地と建物はそれぞれ別の不動産とされる。

□不動産の権利に関する調査
不動産に関する権利の種類は大きく物権と債権に分かれる。

・物権
物に対して直接的かつ排他的に支配して利益を受ける権利

・債権
債権者が債務者に対して、一定の行為を要求できる。

第三の保険

Posted by skillstorage at 21:19 / Category: 資産運用 / 0 Comments

第三の保険とは、医療保険、ガン保険、介護保険などの保険商品を指す。第一分野は生命保険で、第二分野は損害保険で第三の存在として呼ばれている。

・医療保険と医療保険特約
病気や怪我に備える医療保障を準備する方法としてある。

□生前給付保険と特約
・リビングニーズ特約
病気や怪我の種類にかかわらず、被保険者の余命が6ヶ月以内と判断された場合に、死亡保険金を生前に前払いする特約である。

・特定疾病補償保険
癌・急性心筋梗塞・脳卒中によって所定の状態と診断された場合。

□介護補償保険と特約
寝たきりや痴呆で介護が必要となった場合、介護一時金や介護年金が支払われる。

□ガン保険
癌の補償を目的として加入する保険。

損害賠償金・災害の税金

Posted by skillstorage at 21:14 / Category: 節税 / 0 Comments

損害賠償金や見舞金は、人身事故・物損事故のいずれの場合も非課税である。
本人あるいは、本人と生計を共にする配偶者、その他の親族の有する家屋・生活用動産が災害で損害を受けたときには、雑損控除が受けられる。

損害保険と税金(法人)

Posted by skillstorage at 21:11 / Category: 節税 / 0 Comments

法人が支払う保険料は、事業に関わる保険料として損金として処理する。ただし、満期返戻金付きの長期契約の場合は、積立保険料部分の金額は保険期間終了まで資産計上し、その他の部分は保険期間の経過に応じて損金として処理する。

満期返戻金・配当金は、益金に算入し、資産に計上していた積立保険料を損金に算入する。課税対象となるのは益金と損金の差額となる。

火災保険は、取得した保険金が益金に算入されるが、損害額は損金処理される。

›12 02, 2006

損害保険と税金(個人)

Posted by skillstorage at 23:20 / Category: 節税 / 0 Comments

個人が支払った損害保険料は、所得税・住民税の障害保険料控除の対象となる。その控除学派、損害保険料を長期と短期の契約とに区別し、それぞれの保険料を計算した控除額の合計となる。

□所得税の損害保険料控除額
・短期
2000円以下:支払保険料の全額
2000~4000円:保険料×1/2+1000円
4000円超:3000円

・長期(10年以上で満期返戻金のあるもの)
10,000円以下:支払保険料の全額
10,000~20,000円:保険料×1/2+5000円
20,000円超:15,000円

1年を超える契約で保険料が一時払いとなっている場合は、その年数で割った額が毎年の支払保険料となる。長期契約とは保険期間が10年以上で満期返戻金が支払われることになっている契約である。

自動車保険、自賠責保険、賠償責任保険、財形傷害保険の保険料は原則として控除の対象にならない。

・傷害保険と税金
傷害保険の死亡保険金は保険料負担者によって課税の仕方が異なる。
被保険者本人が保険料を負担していて、被保険者の相続人が保険料を取得した場合は、相続税が課税される。

地震保険

Posted by skillstorage at 23:16 / Category: 資産運用 / 0 Comments

日本に住んでいると地震の不安がつきまとう。新潟の震災は記憶に新しいが、人生に与えるダメージも大きい。関東だっていつ起こるかわからない不安の中で生活しているのである。

さて、地震による直接被害に備えるためには、地震保険がある。
地震・噴火・津波を原因とする火災・損壊・埋没・流出による損害を補償するものである。地震保険の対象物件は、居住の用に供する建物およびそれに主要されている家財がある。

地震保険は、住宅火災保険、住宅総合保険などの火災保険に付帯して契約する。保険金額は建物5000万円、家財1000万円を上限に主契約の保険金額30~50%の範囲で任意に定められる。

火災保険

Posted by skillstorage at 23:07 / Category: 資産運用 / 0 Comments

ホームレスでない限り、やはり火災のリスクは存在する。損害保険として主な火災保険は以下のようなものがある。

・住宅火災保険
住居のみに使われている建物と家財につける保険
火災、落雷、ひょうなどの損害のほか、消火活動による水漏れ、臨時費用、片付け費用などが保険金として支払われる。

・住宅総合保険
住居のみに使われている建物と家財につける保険
水害、盗難などの補償もあり、住宅火災保険よりも補償範囲が広い

・団地保険
鉄筋コンクリートのつくりの団地・マンションを対象

・普通火災保険
住居のみに使われている建物を除く店舗などの建物と収容されている動産につける保険

いまさら近未来通信

Posted by skillstorage at 22:49 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

近未来通信については、3年ほど前から詐欺で儲けている会社と確信していた。
投資家から集める大きすぎる配当に対して、近未来通信のIP国際電話のカードの売れ方があまりにも大きくて、これは数字をいじっているなと思っていた。
2chを初めとして掲示板やBlogでもさんざん詐欺だって書かれていた。

それでもこれほどの一般投資家が騙されて出資をするとは。。

しかも、これまで警察にしてもマスコミにしても放置していたというのが驚きだ。

ちなみに、こういった詐欺は近未来通信だけじゃないよ。

他にも投資家向け商品や、ダイヤや真珠といった宝石から、健康食品まで多くの詐欺がまかり通っている。

ちょっと調べればわかることも多いのに。怪しいと思ったら手を出さないこと!