›12 04, 2006

口コミと炎上

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NHKで放送された、女子大生ブログが炎上したのは記憶に新しい。
この女子大生はブログでレストランや商品の記事を書いていたのだが、その影で企業やレストランから謝礼というバックマージンをもらっていたため、その内容を見て怒った連中が彼女のBlogに文句をコメントで書きまくったという事件だった。

ところが、まあ口コミというのはこういったやらせが多いのだ。F1と言われる消費嗜好女性や女子大生(こちらも浪費嗜好)をターゲットにしているマーケティング会社は、知っている限るでは結構企業側から有利な情報のみを自社の抱えるターゲット女性に書いて貰っているところもある。

口コミというのはマルチみたいなものなのである。プロモーションの方法として企業や広告会社の宣伝よりも、信頼できる自分にとって憧れやカリスマ的存在の人がその商品の愛好者であると知ったほうが、商品を購入してみたくなるものだ。

でも逆に考えてみると、テレビや映画で登場する商品だって、主役女優が身につけている服だって広告みたいなものではないか。007に登場するBMWのように。

人が集まっている店はサクラと思わなければならない。

つまり何が言いたいのかというと、人気商品や流行というのは意図的につくられるものなのだ。一般消費者が自分で主体的に買い求めるということはほとんど無いのだ。

ここらへんについてはもう最初のころに書いた「オピニオンリーダー」とか参照。


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