›6 29, 2010

海外採用と外国人採用を増やす日系企業

Posted by skillstorage at 19:53 / Category: HR(人事) / 0 Comments

製造業では、パナソニック、三菱重工が国内採用を減らし、海外採用を増やす方針を出しニュースとなった。
三菱重工は海外のグループ会社の社員数を今後5年間で約4000人増やし、2014年度には約4割多い1万5000人体制とする。パナソニックは来春までにグループ全体で前年度比5割増となる1100人の外国人を採用する。

小売・サービス業においても、楽天やユニクロのファーストリテイリングは外国人採用を増やすと同時に、社内言語を英語をベースとしたり、英語ができない役員はいなくするなどで話題となっている。

ウィンブルドン現象といって、プレイヤーが外国人ばかりになる動きが加速しつつある。テニスのウィンブルドンもそうだが、イギリスの金融街シティなんかもそうで、次は日本の国内企業にもこの現象が浸透しつつあるということだ。

他方、中国での日本人就職希望者が増加していることが中国のメディアで報道されていた。日本が不況で仕事が無いのと対照的に、高景気の中国では日本人の持つ技術や経験、日本人顧客対応で日本人を採用するという動きがあるそうだ。

いよいよ本格的なグローバリゼーションの時代だと日々感じる。当たり前だが、人口が減り縮小する日本市場から発展する新興国にマーケット比率が移る。生産拠点も日本から新興国に移る。そのような流れから、日本人を採用する意味合いは小さくなる。さらに日本人の給与で何人もの優秀な外国人が採用できる。
社内言語を英語に変えてでも変化させていかなければならない状況だ。

日本人ビジネスマンにとっては厳しい状況ではあるが、チャンスでもある。技術・知識が海外でのほうが活かせる可能性もある。能力があって、語学をマスターすればどこでも生きていける世の中とも言える。

›6 28, 2010

道は開ける|カーネギー

Posted by skillstorage at 18:52 / Category: 書評 / 0 Comments

「道は開ける」はデール・カーネギーの「人を動かす」と並ぶ代表的かつ古典的名著として世界中に圧倒的な支持を得ている。
原著タイトルは「How to stop worring and start living」で、直訳すると「悩むのをやめて生きる方法」、「心配事から解放される方法」とでもなるかと思う。
ストレスや悩みを解決する方法を提示し、時代にかかわらず読み継がれている名著だ。徹底した事例と取材に基づいており、単なる個人的な経験と方法論で無いことや、その効果が支持される所以だろう。

カーネギーが本書を執筆したのは、当時ストレスや悩みを解決する手段や方法論がニーズが高いにもかかわらずまったく書籍が出ていなかったことにある。昔からそのような領域は宗教や聖書が大きな役割を担っていたのかもしれない。
現在では、宗教は健在だが心理学から動機付け理論など様々な理論が展開されているが、本書ほどのロングセラー・ベストセラーはないだろう。

もちろん自分のこの本に多大な影響を受けているし、定期的に読み返す書籍なのだが、本書の性質上読む人と同じような状況の人の感想や絶望や悩みを克服した人の感想のほうがためになると思う。

Amazonのレビューの中でも1件だけ突出した感想があるので是非読んでもらいたい。「三菱」という名のペンネームの感想は”323 人中、319人の方が、「このレビューが参考になった」”ほどの支持を受けている。
詳しい状況はわからないのだが、拘置所に収監されていたというこの人物は、この本で救われたという。そのような状況下での心情を知るには経験しないかぎり無理だが、多くの人の置かれている状況よりも厳しかったものだろう。
「今日、一日の区切りで生きよ」「あすのことを思い悩むな」「賢者には毎日が新しい人生である」
そういった言葉と沢山の事例が、人生に対する視点を変え、大きな気づきとなったようだ。

他にも様々な人が、絶望的な状況から些細な心配事に本書は大きな影響を与えている。人生のどん底と思っていても、それは本人の主観に過ぎない。日々悪化する状況は恐怖だ。出口の見えない真っ暗なトンネルを走り続けなければならない。進めば進むほど後戻りはできなくなる。想像の及ばない領域というのは恐怖だ。

先の見えない不景気が長く続いているせいか、ストレスや悩みを抱えた人と話すことが多い。気持ちの持ちようなのかもしれないが、親身に聞くほど不幸な話や気持ちというのは伝染しやすくナイーブな気持ちになってしまうこともある。先日も日経新聞の「私の履歴書」の連載で取引先の社長と専務が自殺をした話が載っていた。昔の話だし、自分とは全く関係ないのだが、同じような境遇に置かれている人を知っているだけに感情移入してしまう。その話では、会社の経理状態が債務超過であることから自殺を選択したものの、実際の経理状態はそこまで悪くなかったという話だった。どんな状況であれ人生を断つという選択肢は最悪だ。他の選択肢もあることや、人生の中でそのような最悪の時期というのはわずかな時間で、残りの人生を決して悲観すること無く、より良くする可能性も十分あるということを是非知ってもらいたいと思う。

人生経験が豊富な人ほど対処方法を知っているだろう。しかし、経験が無い人も、本書によって多くの人に支持された対処法や多くの事例をもって知ることができるのではなかろうか。



›6 25, 2010

「ハート・ロッカー」と「ハート・ブルー」

Posted by skillstorage at 19:13 / Category: 書評 / 0 Comments

キャスリン・ビグロー監督のアカデミー賞映画「ハート・ロッカー」を見た。そこに同監督の過去の映画「ハート・ブルー」と共通のテーマを見た気がした。
どちらも男の生き様、人生観を感じさせられる映画だ。監督は女なんだが。

「ハート・ロッカー」の主人公は爆弾処理の軍人で、戦場のイラクで多くの爆弾処理を行う。主人公は一流の技術と経験を持つが、仲間が死に、本人も死に直面する危険な仕事だ。そんな仕事から帰国し平凡な生活に戻り、子供と遊び、幸せになるかというとそうではなかった。主人公は再び戦場に戻ることとなる。

「ハート・ブルー」はキアヌ・リーブス主演のB級映画だ。主人公はFBI捜査官のユタで、連続銀行強盗犯逮捕が職務だ。先輩であり同僚のパパスと共に犯人を追うのだが録画された犯人映像の日焼け跡から犯人の集団はサーファーであると確信する。これまでサーフィンの経験のないユタは、犯人探しのためサーフィンを始めるのだが、最高の技術を持ち、スリル中毒のボーディ と知り合い、価値観に共感し友情を深めていく。
しかし、ふとしたきっかけからユタはボーディらが犯人一味ではないかと思い、覆面の銀行強盗団を追うのだが、追い詰めたところで逃がすこととなる。その時銃で撃つことができたのだが、犯人がボーディかもしれないと思ったためだろう。
その後、ユタはボーディらと命がけのスカイダイビングをするのだが、そこで味わうスリルから生きる喜びを知り興奮する。しかし遊びはそこまでだった。ボーディに脅迫され銀行強盗を手伝うこととなり、そこでボーディらも初めて人を殺すこととなり、また仲間を失うこととなる。
ユタも同僚のパパスを殺され、ボーディを追い詰めていくのだが、またしても逃げられる。ボーディはユタに「次の人生でまた会おう」と言い残して。
ユタはその後もボーディを探して世界中を飛び回る。そして50年に1度の大波がオーストラリアのビーチに来た日にボーディをついに発見する。ボーディの人生の価値観を知るユタならではの追い詰め方だ。もう逃げられないボーディだが、最後にボーディはこう言う。「もう逃げられないから、最後にこの波に乗らせてくれ」
普通の波ではない。飲み込まれて死ぬだけだ。ユタはボーディを開放してやり、FBIのバッチを海に投げ捨てる。

「ハート・ロッカー」に比べて「ハート・ブルー」の説明の方がずいぶん長くなってしまったが、自分の人生に受けた影響も大きい。
それまで幸福とは平凡な暮らしの中にこそあると思っていた。しかしこの2つの映画で主人公はどちらも違う人生を選ぶ。アドレナリン中毒的な挑戦とも言える。

こういうのは映画の中だけの話なんだろうか。本当に死に直面した後に、またそれを求めるようなことがあるのだろうか。死の恐怖を乗り切ると、その時の感覚を再び求めたくなるのだろうか。冒険家は冒険を辞めないし、起業家は失敗してもまた起業する。そういった人生観を持てる者は平凡な人生を送るよりも幸せと思う。


›6 24, 2010

絶望から希望

Posted by skillstorage at 19:18 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

絶望とは希望を見出せない状態であり、「死に至る病」とも言われる。
努力しても報われない状態、何をしても改善の余地が見られないような状態のときに絶望する。

末期癌と知ったとき、交通事故などで体の一部を失ったとき、愛する者を失ったときといった深刻な状況から、失業した、倒産した、借金を返せない、といった命には別状は無いが生活が大きく変化する状況まで様々な状況で人は絶望に陥る。
さらには、受験で失敗した、上司と喧嘩した、恋人と別れた、離婚した、いじめにあった、そういったことでも絶望する場合もある。

絶望な状態というのは人それぞれの感覚による。
もしも絶望的な状況だと思ったら客観視してみるべきだ。
他人から見たら大したことのない状況の場合も多い。

また、何かを成し遂げた人、成功者、敗者復活者というのは絶望的な状況を絶望と思わず、努力によって克服したり状況を打破していることが多い。

参考になる人を紹介しよう。

マイケル・ミルケンはかつてジャンクボンドの帝王と呼ばれ莫大な富を築いたが、インサイダー取引で逮捕され投獄。さらには癌に冒されたが、徹底した菜食主義を実行しなんと癌を克服し、再び復活した。本人の立場になって考えると間違いなく多くの人が絶望と呼べる状態だったはずだ。

スターバックスコーヒーのハワード・シュルツ。彼がコーヒー屋を始めるにあたり多くの投資家やエンジェルに事業説明をしたが、毎回相手にされなかった。毎回泣きたい気分になったが次に会う人には笑顔で自信たっぷりにさらによい事業説明をプレゼンした。

倒産しても再び起業して成功する人も多いし、不治の病と呼ばれる症状を克服した人も多い。身近にも参考になる人がいるのではないだろうか。

絶望だと思ったら努力を諦めてしまう。どうにもならない状況だと思っても何もしなかったら状況は変わらない。前向きに努力を続けるしか無いのだ。神に祈っても、お布施をしても状況は変わらない。
絶望的な状況では努力が無駄に思えてしまうかもしれないが、結果はわからない。諦めない人だけに奇跡がおこる可能性がある。

›6 23, 2010

裏口上場とボロ株企業の利用法

Posted by skillstorage at 20:28 / Category: ファイナンス / 0 Comments

日本でも裏口上場という言葉が浸透しつつあり、ボロ株企業(常に赤字等の理由で株価が低迷している企業)の法律スレスレの資金調達などがかなり増えてきた。
上場しておきながら赤字を10年以上出し続けて、常に怪しい資金調達をしている会社もある。
規制されたがMSCBという手法での資金調達が流行った時期もある。最近ではかなり警戒されており海外タックスヘイブンを利用した増資スキームなどは少なくなってきたのではないだろうか。仕手も一昔前のように引っかかる個人投資家も少なくなってきたと思う。

さて、裏口上場は上場することができないが上場するメリットを得たい企業が上場企業を逆買収することによって上場審査を通らずに上場企業になる手法だが、その手法が高度化してくると思われる。
米国では裏口上場の専門書が複数発行されているほどだ。
上場企業に買収されたように見せかけ、実際には上場企業を乗っ取る手法など高度化していくだろう。
また、上場企業は株式交換によって企業を買収することができるため、株式を発行し資金を使わずに企業買収し、買収された側はその株式を市場で売却することによって他の株主や一般投資家から資金を巻き上げることができる。当然株価は理論上下落するし株は希薄化するので既存株主の権利を損ねることになる。買収先企業の価値もDCFと呼ばれる将来価値の割引による実態の無い方法によって決めることができる。

上場するのには厳しい審査が必要であるが、上場後の価値というのは大きいと改めて思うようになった。アイデア次第では様々な利用方法があるからだ。逆に言うと一般投資家は怪しい企業には近づかないことだ。

›6 22, 2010

新規営業が困難な日本

Posted by skillstorage at 19:18 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

昨年ベンチャー企業を立ち上げた社長が言っていた言葉だ。「日本はベンチャー企業は金は集まるが、客は集まらない」
彼は、ある上場企業創業者のご子息で製造業がお客さんなのだが、営業して回っての実感だろう。
そしてこれは日本の中小企業(とりわけ製造業)の抱える問題であると思う。
金が集まるというのは蛇足だが面白い。彼の父が成功者なのだから、成功する確率が高いと踏んでVCやエンジェルが投資させてくれ、株を売ってくれと沢山来るそうだ。
他方、買い手の立場からは、さすがに彼の父は誰もが知る有名人でもそう簡単に購入はしない。

日本の大手製造業は購買・資材といった窓口から購入するのであるが、新規の企業はとにかく受け付けたがらない。
サラリーマン特有のリスク回避があるのかもしれない。これはまた別のベンチャー企業の女社長が言っていた。「大企業の担当者は数千万円する装置購入はかなり躊躇する。失敗したらサラリーマン人生が終わってしまうからだ。」

良い製品であれば売れるというわけではない。

これが中国のような新興国であれば、新しい企業の製品でも良ければ買われる。

日本特有の文化なのかもしれないが、良い製品をつくっても売るのは大変だ。人脈を築き、新聞などのプレスリリースで信用を高め、実績を作らないといけない。
展示会のような顔を合わせる場も重要だ。ネットやDMでは不安が大きく問い合わせもできないという人も多いようだ。
待ってて売れなければとにかく電話で話す、実際に会いに行く。そのような地道な努力と繰り返しが重要なようだ。

›6 21, 2010

加熱する一般照明市場

Posted by skillstorage at 20:28 / Category: イノベーション / 0 Comments

一般家庭用ではLED照明(電球)が注目され、事業用やマンション施工や植物栽培工場ではLED照明やCCFL照明(液晶バックライトで使われてきた冷陰極ランプ)が注目されている。
新しい市場として注目されているのは、日本だけでなく先進国全体のようである。世界的には、地球温暖化防止の観点から白熱電球の生産・販売が先進国において法律で今後禁止される流れがあるのが大きな要因である。

日本においても経済産業省と環境庁が地球温暖化防止の観点から電機メーカに生産・販売中止の要請を出した。
さらに、エコポイント制度によるポイント交換にLED電球が手ごろであるという事情から、期間限定の特需ではあるが注目されている。

今後急成長が期待できる市場ということで、既存のランプメーカのみならず新規参入が相次いでる。
特にLEDに関しては電球や蛍光灯と違い、法律などで定められたPSEのような基準が無く、品質の悪いものも多く販売され問題も多発している。


■家庭用電球の置き換え
家電量販店には、これまでランプを販売していた電機メーカによるLED型電球、シャープのような新規参入の大手電機メーカや品質の怪しい輸入販売のLED型電球と多く販売されている。また白色電球も販売を続けており、蛍光灯(HCFL)をスパイラルに曲げたタイプの電球も販売されている。さらには、白熱電球に類似はするが生産を中止しないクリプトン電球であったり、LED同様の消費電力と長寿命のCCFLタイプの照明も販売されている。

一般家庭で導入するにあたり重要なのは、費用対効果と照明の品質がある。

・費用対効果
白色電球とそれ以外の照明の初期費用とランニングコスト(電気消費量と寿命)で費用対効果が換算できる。

電気代の換算方法はつぎのように算出できる。

1kWh21.7円/1時間
(※東京電力・従量電灯B契約・120kWhをこえ300kWhまでの概算)
白熱電球は定格寿命約1000~2000時間であり、60Wタイプの消費は54W相当である。

1時間当たりコストは約1.3円で、商品単価100円~200円で考えてみると、1日8時間で年間約1200円と算出される。

コスト観点で他の照明に切り替えるには、この費用を下回る必要がある。
1年間で元が取れるのは蛍光灯スパイラルタイプである。

商品単価は1100円程度で寿命は6000~10000時間程度で、同様に約1160円程度であり、わずかに安い。
しかし、商品単価も大手ブランドでなければ500円以下のものも存在する。

次に、LEDタイプで考えてみたときに、まず比較が難しい。
単純に60W相当と表記のあるものでも、実際にはLEDは配光角が小さく暗く感じるケースが圧倒的に多いようだ。
これは明るさ表記のルーメン値で比較しても単純に比較できないようだ。
また、大手ブランドが3000円程度に対し、輸入販売品では2000円以下のものも存在するが、その品質がわからない。
寿命で考えると10年使える計算になるが、製品保証が10年では無い為これもまた不明瞭である。

金額の幅も大きく、品質幅も相当大きいが、いずれにせよ大手ブランドのLEDでは初期費用の負担が大きい為、3年以上はもとは取れないことになる。
CCFL型電球は1500円~2500円程度の販売価格のようであり、蛍光灯に近い初期費用で長期間使用と電気代削減ができるようだ。

長時間つかう電球を交換することによって、短期間(それでも1年以上)のうちにもとが取れることになりそうだが、夜間つけっぱなしの玄関外などの用途に限られるだろう。

このように考えるとLEDタイプの電球で安くなるというイメージには大きな疑問が残る。

・照明の品質
LEDでは多くのクレームが発生している。LEDは一般的に「暗くて眩しい」と表現されるように配光角が小さく照度の低いために直下ではまぶしく、横は暗いという問題がある。また品質の悪い業者が規制を受けずに販売しているのもあるだろうが、ちらつきなど色々とクレームがある。
白色電球と同じランプでは無いのでしょうがない面もあるとは思うが、ぎらついた感じのする光は慣れないものである。
もっとも個人差が大きいと思うので、直接照明で使うには店頭で確認できるようであれば品質の確認は必要だと思う。

このように見ていくとテレビ等でのLEDの電気代の安さというのはトータルコストで考えると大きな疑問がある。LED照明の光の品質に関しても疑念が残る。

■事業用蛍光灯の置き換え
家庭用よりもむしろ事業者用、植物栽培用などの用途での新型照明の市場性が高いと思っている。

事業用は例えばコンビニのように24時間使用するところなど、使用時間が圧倒的に長いのと使う量が多いために電気代削減効果が大きいことが1つの理由としてあげられる。また、改正省エネ法に伴い、事業者のエネルギー削減が求められるようになり、照明が削減効果が大きいという点もあげられる。これは居酒屋、飲食店、コンビニなどのフランチャイズ業者にとっては非常に大きな問題である。
さらに、経済産業省による「エネルギー需要構造改革推進投資促進税制」という制度や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による補助金や各地方自治体も補助を行っている点もあるようだ。

このような背景から、製造業の工場からホテル、コンビニ、量販店、ホテル、病院、居酒屋チェーン、倉庫、アミューズメント施設、ファーストフード、ファミレス等まで多くの導入が検討される企業と市場が登場している。

大手電機メーカはLED照明器具にまだあまり参入をしていない状態であるのと、成長市場であり特需的要素もあることから新規参入が非常に多いようだ。
事業用では主に蛍光灯からLED蛍光灯タイプやCCFL横長ランプへの置き換えを行っている業者が多いようである。
白熱電球に比べると消費電力が少ない蛍光灯からの置き換えではあるが、それでもLED、CCFLともに40~50%程度の消費量で10年間程度交換が必要無いようである。
(ここでもLEDは規格が定まっておらず、LED自体の品質や器具によって明るさなどメーカによって大きく異なっている)

一般家庭と違い事業者ではランプの発注や交換にも人件費がかかり、また使用する本数が桁違いに多い為コスト削減効果だけでも非常に大きいと考えられる。

そして、配線替え工事が伴うため、照明販売だけでなく施工業者、建築業者など多くの業種の販売ニーズも満たしているようだ。

ただし、事業用でもLEDの業者による品質の悪さや色具合が変わり商品の見え方が変わるなどのクレームが相次いでいるようである。
LEDは特に規格もないため、海外で調達した粗悪品で照明をつくってしまう業者も多いようなので注意が必要である。これはLEDがランプというよりも発光する半導体という認識から規制を受けなかったのかもしれない。またLEDやランプには稼働させるためのインバータ技術も必要であり、そちらが問題となるケースも多いようだ。

家庭用、事業用どちらも問題点は多く見られるが、それを上回る魅力もある。
考えてみれば照明というのはエジソンの発明に始まり、長いこと電球と蛍光灯という製品が使われてきた。次世代照明は他にも有機ELの紙のように薄い照明も登場してくるだろう。問題が多いのは新しい技術の幕開けであり、照明の歴史の転換期であることの証明なのかもしれない。


›6 18, 2010

シニアコミュニケーション上場前から粉飾

Posted by skillstorage at 18:41 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

エフオーアイに続いてまたまた新興市場で上場前からの粉飾が発覚した。
シニアコミュニケーションという会社で、同社が外部の弁護士に粉飾の調査依頼を出し、同社Webサイトに詳しい経緯が記載されている。
このような内容が自社サイトで掲載されるというのが驚きだが、上場前から幹部が粉飾を行ってきたことを知り、これまた主幹事証券会社、監査法人、審査をした市場関係者の責任問題に発展しそうだ。

詳しい経緯は同社サイトにあり驚愕した。
http://www.senior-com.co.jp/~system/ir2/up/fde929b1a185ee496295d83102cbbaa5.pdf

水に落ちた犬は棒で叩け

Posted by skillstorage at 12:36 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

有名な諺であり、中国、韓国、日本でたびたび使われるようだ。
中国では、「水に落ちた犬は打て」(打落水狗)というようだ。

この言葉は自然の原理や資本主義の原理をよく象徴していると感じる。
普通は溺れている犬がいたら助けるだろう。それが慈愛であり、人間の英知であると思う。

しかし社会や集団では違う。弱っている者は徹底的に叩かれる。

ある市場で争っている会社を考えてみよう。A社が何らかの事情(欠陥商品を出してしまったなど)で苦境に立たされたとしよう。他の会社はこれを好機と見なし徹底的に叩き、自社の優位になるようにする。市場規模が決まった世界では必ず行われるのではないだろうか。
自社はA社と違うという点をアピールはしても助けはしない。

株の格言でもこの諺はたびたび使われる。何らかの事情で株価が下落すると、空売りで徹底的に売り浴びせる。

それが資本主義社会であり、我々ビジネスマンの日々の競争なのだ。

›6 17, 2010

日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える

Posted by skillstorage at 19:16 / Category: 書評 / 0 Comments

元財務省の高橋洋一氏によるわかりやすい経済学、日本の問題に対する質疑応答形式の新書だ。
非常に読みやすく、わかりやすく一気に読んでしまった。

高橋洋一氏がまずとても面白い。Youtubeなどでテレビで放映された高橋洋一氏を調べて見てみて欲しい。
難しく思われている経済の問題をとてもシンプルに回答している。

本書では以下の質問にとてもシンプルでロジカルに回答していて、経済学を学んだことが無い者でもきちんと理解できる。

・デフレと円高はなぜ良くないの?
・借金が九七三兆円もあって、日本は大丈夫なの?
・年金は積立方式にすればいいんじゃないの?
・再分配政策がうまくいけば、経済成長しなくてもいいのでは?
・スウェーデンみたいに、消費税を年金の財源にすればいい?
・法人税ゼロは大企業優遇じゃないの?
・地方分権って、いったいどういう意味があるの?

そして、日本郵政の元官僚人事の裏話が面白い。政権が代わり利害関係が変わり、既得権益を失いつつあった者たちの逆襲が始まっていた裏事情が初めて分かった。
政権を取った党は、利権が発生し、権益を必死で守ろうとし、他党勢力を徹底して妨害するというとてもシンプルな構図が理解できる。

金融政策やその他基本的な経済学の理論もわかりやすく学べるのでお勧めである。


›6 11, 2010

リカードの等価定理

Posted by skillstorage at 12:48 / Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments

経済学者リカードによる等価定理が現在の日本の状況によく当てはまるのではないか。
リカードの等価定理とは、政府による景気対策のための国債発行が、将来国債償還時の増税を家計が予測して貯蓄に回すことによって、消費よりも貯蓄することによって景気対策が効果を持たないという定理である。

民主党の政策による子供手当、自民党政権だったときの景気対策も財政政策主体のバラマキであり国債発行額は莫大な規模となった。
そのツケは将来支払わなければならない。日本は長引く不況で地方は疲弊し、少子高齢化は深刻な問題である。経済成長が期待できない中では家計は貯蓄を優先し将来に備えるだろう。

選挙目当て、将来先送りの日本の政策は将来を苦しめる。国民も目先を優先しているのか。残りの人生の少ない年金受給者が増えると、今もらえるものを優先し既得権益を手放さない。少数勢力の若者は搾取され将来に希望が持てなくなる。

民主主義においては少数派は搾取される仕組みのため、将来を危惧する若者は海外脱出してしまうのではないだろうか。

›6 10, 2010

子供から大人への成長

Posted by skillstorage at 19:40 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

昔見たある映画でこんなセリフがあった。「やりたいことを諦めることが大人になるってことなんだな」
こんなセリフは嫌いだ。やりたいことだけやれば良いとずっと思っていた。だが、大人の雰囲気のある人(年齢に関係なく、大きな生きる目標を持っている人)の話を聞くと、使命感を感じることが多い。そういった人はみんな仕事はできるし、尊敬できる人だ。
どこのタイミングでそのような転機が訪れるのかわからないが、やりたいことをやり続けると使命感だとか何か自分の人生を賭けてみようと思うことに出会うようだ。

考えてみると、多くの人が社会人になっても子供のころと変わらない。仕事の中に喜びを見出している。遊びの延長だ。
どこかのタイミングで自分のやりたいことを犠牲にしてまでも打ち込みたい何かに出会えるのだろうか。大人になるというのは社会的自立と考えたい。やりたいことをやっても稼げて頼らないで生きていけたら最高じゃないか。

子供のままでも良いけど、大人の魅力にはかなわない。

世界の工場「中国」の変化~人から自動化への流れ|Foxconn事件

Posted by skillstorage at 12:42 / Category: オペレーション / 0 Comments

中国が世界の工場になったのは誰もが認めるところだ。その中でも特に象徴的な中国の生産工場として有名なのがFoxconnだ。
台湾の鴻海グループ 「富士康(Foxconn)」はブランドイメージは一般消費者にはほとんどない。それは、自社ブランドで生産を行っておらず、EMSと呼ばれる製造の受託を事業としているからだ。
メーカはファブレスという流れが主流になってきており、自社で製造・生産をせずに外部企業に委託する。そうすることで自社は商品の企画・開発といった上流工程と販売といった下流工程に集中することができる。スマイルカーブと呼ばれ製造プロセスの付加価値は低いいう議論が盛り上がったこともある。

さて、Foxconnが生産している主要なメーカは、アップル、デル、任天堂、ヒューレットパッカード、ソニ、ー・エリクソン、ノキアといった世界のトップブランドがひしめく。メーカの製品はどこの会社でつくったかなど書かれていないが、自分の手持ちの製品のいくつかはFoxconnでつくられたものだ。

このEMSという業態、とりわけFoxconnは中国の発展と共に90年代後半から飛躍的な成長を遂げた。話題となったシンセン工場は広大な土地に工場があり、労働者の数はなんと42万人とのことだ。中国の他の場所にもFoxconnはいくつかあるが、その規模に驚かされた。数年前、ある地域でFoxconnの看板の工場を見たが、その通りの遠くのかなたまで工場建設を進めていたのに驚かされた。敷地内には生活に必要な商業施設もあるという。もはやそれだけの人数が勤めているというのはアイスランドの人口30万人を超え、地方都市や小国にも匹敵するコミュニティだ。

そのFoxconnにおいて自殺者が相次いだことから一躍脚光を浴びた。会長が取材を応じている間にも自殺者が出て、14人もの自殺をはかる従業員が出たということでアップルや任天堂からも懸念が出た。相次ぐ自殺者を防ぐために飛び降り防止ネットが張られるなどの対策も話題となった。そしてFoxconnの低い労働賃金と労働環境が注目されることとなり、賃金引き上げを短期間で決定するに到った。
よくよく考えると、これだけの大人数の労働者がいるのだから自殺者の数というのは多いのかわからないが、労働環境以外の問題もあるのではとも思ってきた。

Foxconnの強みは売上高の急激な成長に伴う労働管理であり、金融危機後の需要の落ち込みの際には労働者を大量に解雇などしたことも伝えられた。
労働集約業務に頼っており、マージンとして取れる利益は非常に低い為、徹底した労働管理が求められるというのは想像できる。

他方、ホンダ佛山工場においても現地日本人との賃金格差に対する不平・不満からストが実施され、ホンダもまた賃金を上げざるを得なくなった。
このように中国工場では労働賃金がインフレとなっていく。大量の人口と農村部の貧困層を抱える中国においても労働者の数には限りがあり、これまでのように低賃金・劣悪な環境での採用はできなくなっている。

先日、TVでユニクロの上海開業のドキュメンタリー番組を見たのだが、300人採用したオープニングスタッフのうち60人もの退職者が出て現地責任者が焦っている場面があった。退職の理由は、競合企業のほうが賃金が高いためという理由があったが、驚いたことに「残業ばかりで自分の時間が無い。親も辞めろと言っている」と訴えた従業員がいたことだ。中国では残業の賃金は厳しく、かなり高額となるため誰もが残業をしたいものだと思い込んでいた。しかし上海のような都会で一人っ子政策で育てられた若者は、賃金よりも自分の時間を重視している者もいて、親も容認しているというのが衝撃的だった。

このような事例から、今後の労働集約的な工場生産は中国では非常に厳しい局面を迎えると思われる。

中国経済は、GDPに占める、官民の設備投資が200兆円を超え、47%と破格に大きい。日本が100兆円を下回るのに対して2倍以上もあり、これが中国の世界の工場をに無い、年率10%を超える経済成長につながってきた。

今後は労働者に頼らない生産というのが重視されるだろう。日本が世界的に技術優位にある自動化技術、産業用ロボットというのが中国の工場に展開されるようになると大きな期待がされている。企業のオーナーも労働者という不安定なコストよりも自動機、ロボットといった資産を重視する国柄である。
ただし、リードタイムが短い製品というのは労働者による生産が非常に短期に立ち上がり、管理がしやすいという面もある。

中国は世界の工場という立場を貫きとおすのか、その地位を労働賃金の安い発展途上国に譲ることになるのか注目しているところである。


›6 08, 2010

リトルチルドレン(大人に成りきれない大人)

Posted by skillstorage at 20:09 / Category: 書評 / 0 Comments

映画「リトルチルドレン」は話題になった映画だ。ボストン郊外の高級住宅地で繰り広げられる日常のストーリーで、日本でもごくありふれた話にも見える。
専業主婦のサラは、公園でママさん連中の輪になかなか入れないタイプで、旦那が部屋でかなり変態な自慰行為をしている現場を見てしまう。
イケメン・パパのブラッドは司法試験に2度も落ちていて勉強をしながら嫁が働き主夫をしているのだが、勉強に身が入らない。夜図書館に行くふりをしてスケボーしている少年たちに憧れを抱いてずっと見続けているような男だ。
そんなサラとブラッドはちょっとしたことから不倫関係となる。
サラは日常から脱出したい願望を持つ大人になれない大人。ブラッドは少年時代にできなかったことや学生時代の栄光を今でも思い続けている大人になれない大人。
そんな街にロニーという元幼児性犯罪者が済んでいる。ロニーの母も子供を溺愛するのだが、ロニーは大人にはなれない変質者だ。
そのような流れで話が展開していく。

この映画を見て思ったのだが、現代社会では団塊の世代から下の世代というのは、誰しも大人に成りきれていないのではないか。

社会が豊かになったおかげで飢え死にすることが無くなった。必至で生きるために働くというよりは、仕事は自己実現といったより高い動機を求めることになる。
だが、日常生活においても仕事においても、自己実現を目指すというのはなかなか大変だ。夢とか希望というのがなかなか見いだせない大人は、少年時代や若き日の体験を思い出し、そのような生活への回帰を願うのかもしれない。

考えてみれば、少年時代は全てが新鮮で、何者にも成ることが出来た。それが大人になり社会からも家庭からも大きな制約と義務を受けることになる。
子供のころに戻りたいなぁとか、あーこんな時ドラえもんがいたらなぁ、と思ったことは誰しもあるだろう。
しかしその夢は叶わない。現実の中でしか生きることはできない。

だから映画「リトルチルドレン」でのストーリー展開とラストが妙に心に残った。ネタバレになるから書かないが。
そして現代の大人はみんなリトルチルドレンであり、やがて映画のように大人になる試練や機会があるのではないだろうか。


›6 07, 2010

孫正義と佐々木俊尚 『光の道』対談

Posted by skillstorage at 19:39 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

Ustreamで公開されている孫正義さんと佐々木俊尚さん 『光の道』対談をようやく全部見終わった。
孫さんの「光の道」という企画は、国費を1円も使わずに離島を含めてすべての家庭に光ファイバーを引き、ブロードバンドの使える環境を提供するというものであり、ジャーナリストの佐々木さんが企画の実現性について反論したところ孫さんから公開対談が実現したものである。
ちょっと前の対談で話題になっていたが、5時間にも及ぶ内容なのでちまちま見ながらようやく全部見ることができた。

内容自体に興味があるわけではないのだが、孫さんの夢や生き様が語られるのがとても刺激になる。
「国家のため」、「国民のため」という言葉が何度も出てくるが、やっぱり本当にすごい人ということを改めて実感する。
考えてみれば、今の日本で当たり前のようにブロードバンドが低価格で使えるのは、孫さんのおかげである。最初にYahoo!BBのADSLを使った時の衝撃はとても大きかった。それまでISDNなんかで低速で使っていたり、ダイヤルアップでわざわざプロバイダにつないでいたのが今では信じられない。

孫さんは別の講演で、会社が潰れても良い。それで国民のためになれば良い。という趣旨のことを話されていた。
その言葉はとても重く自分の心に残っている。普通の経営者であれば、自分の会社だけは何とか存続させたい。従業員の生活が大切だ。そういったことを常日頃思っているはずだ。
孫さんは普通の社長とはもう志が大きく違う。働いている従業員はどうかわからないが、公の場でそのように発言されている孫さんの会社なのだから、それをわきまえているだろう。
そんな風に考えられる発想自体が突出した才能に感じられるし、革命を起こしたり、世の中を激的に変える人の志というのはとても大きいものだと感じた。

「光の道」に興味が無くても、孫さんの発言を無料で見られるのでお勧めだ。

›6 06, 2010

エスタロンモカ|カフェイン剤

Posted by skillstorage at 22:20 / Category: 健康法 / 0 Comments

現代社会では睡眠時間は短くなっている。交通網も通信網も高速化されることによって時間にゆとりができるようになるという説もあったが、むしろ逆にどんどん忙しくなる。
1日かかっていた出張が3時間になれば、それ以外のことに時間を使わないといけないし、インターネットが高速化されると、情報はもっととることになる。

そんな社会で生きるにあたってカフェイン摂取量も多くなっているのではないだろうか。自分はコーヒーをほとんど飲まないので、エスラロンモカでカフェインを摂取している。学生時代の徹夜からお世話になっているが、社会人になってからもずっと摂取を続けている。コンビニにはカフェイン摂取のドリンクもあるが、エスタロンモカは薬局でしか買えないが、安価であるところにメリットがある。

摂取量も結構過剰にとっている。まあ、コーヒーをたくさん飲むより胃には優しいだろう。
カフェインを取ることによって、意識的にはアッパーになっている気がするし、眠気が取れてだるさも取れる。
自分にとっては仕事をするには必須のアイテムである。

›6 05, 2010

鼻炎対策|エーアンドディ 超音波温熱吸入器 ホットシャワー3

Posted by skillstorage at 22:26 / Category: 健康法 / 0 Comments

社会人になって花粉症になった。そして年々症状は酷くなる。
2年ほど前から花粉症の時期になると鼻炎がひどくなり、鼻づまりでまったく鼻が通らなくなってしまった。
5月、6月になってスギ花粉の人がマスクを外す時期になると、今度はイネ科の花粉に悩まされることとなる。
夜は抗ヒスタミン剤を飲み、昼間は漢方薬の小青竜湯を飲む。抗ヒスタミン剤はアメリカで買いだめしている激安の薬だが、カフェインが入っていないのでちょうど睡眠薬としても使える。
小青竜湯は眠くならない鼻炎に効く漢方薬だ。価格が高いのが難点だ。そして点鼻薬だ。使用方法には1日3回までとかあるが、2時間おき位に点鼻薬を使用するほどの鼻づまりの酷さ。点鼻薬が無いと鼻の穴が完全にふさがった状態だ。夜寝てても鼻づまりで目が覚めるほど。眠い中点鼻薬をさすと何とも言えないツーンとして激しい痛みが鼻に走り目がさめそうになる。そして5分程度すると鼻が通るようになり、再び眠れるのだが点鼻薬はどうも鼻に悪いようだ。使用後の効果はてきめんだが、使えば使うほど鼻炎症状は悪化していく。

薬による対処療法の他には、鼻うがいが効果がある。風呂に入ると必ず行う。しかしこれも気休め程度。今年から秘密兵器を使用している。

それが、超音波温熱吸入器だ。スチームで鼻に蒸気を入れる。これがとても効果がある。霧状の水滴と適切な42度の温度が鼻炎に効くのだそうだ。
耳鼻科にいって鼻から吸う薬と蒸気は馴染みがあるが、家庭でも簡単に鼻炎対策ができるようになったのがうれしい。

機種はエーアンドディの超音波温熱吸入器「ホットシャワー3」を選んだ。パナソニックとオムロンからも類似製品が出ているが、エーアンドディ製品は若干高い。
しかし、口コミを読んだり、試してみると違いに納得するだろう。

ホットシャワー3は超音波によるミスト発生装置で、スチーム発生に比べてきめの細かい水分子を鼻に入れることができる。さらに食塩を利用して簡単に自宅で簡易生理食塩水がつくることができて、これが鼻にやさしいし効果的な気がする。

5分間新聞を読みながらやテレビを見ながらやるだけなのだが、毎晩と朝起きて1番に行うようになって、鼻炎が緩和され鼻づまりに効果が出ている。鼻に非常に悪い点鼻薬は使うことをやめるようになった。
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›6 01, 2010

何故ギリシャは国土を売って債務返済しないのか?

Posted by skillstorage at 19:42 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今年の2月にドイツのシェフラー議員が「ギリシャは無人島など売却すべきだ」という趣旨の発言をして話題になった。
そう。ギリシャは地中海に大小合わせ約3000もの島を持つ国であり、国土の資産性が非常に高い。

自分も学生時代ギリシャを旅した。アテネから夜行の船に乗り、部屋を取る金が無かったので甲板に寝袋で寝てサントリーに島に行った。同じような若者で甲板はごったがえしていた。サントリーニ島は夢のような島で、美しい海から切り立った崖を登るのだが、真白な壁の家が連なるリゾート地だ。
日本から行くのはとても時間がかかるため、5日程度の休暇しか取れないととても行く気のしない場所だ。
そのような島がいくつもあり、また無人島もたくさんある。映画「マンマ・ミーヤ」でもギリシャの島が舞台となった。

ギリシャの地図を見ると、周辺国家の周りの島までギリシャの国土で驚く。
このような島を売ることがギリシャの切り札として残されているが、国内の反発が相当強いだろう。

そもそもギリシャでこれほどデモが起こるのが信じられない。

アテネにも10年以上前に行ったが、驚いたのはタトゥーをした不良のような警官が大勢いて、広場にある喫茶店で昼間から大人数でさぼっている姿を見たことだ。
公務員の割合が高く、定年も早く、定年後も9割の現役時代の賃金が保障されると今回のギリシャ問題で話題となった。
南国の気候で、リゾート地と遺跡が沢山ある国というのはうらやましいと当時は思ったものだ。

かつては国家は借金返済のために国土売却をしてきたものだ。現代ではその考えはもう無いのだろうか。