›6 29, 2010

海外採用と外国人採用を増やす日系企業

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製造業では、パナソニック、三菱重工が国内採用を減らし、海外採用を増やす方針を出しニュースとなった。
三菱重工は海外のグループ会社の社員数を今後5年間で約4000人増やし、2014年度には約4割多い1万5000人体制とする。パナソニックは来春までにグループ全体で前年度比5割増となる1100人の外国人を採用する。

小売・サービス業においても、楽天やユニクロのファーストリテイリングは外国人採用を増やすと同時に、社内言語を英語をベースとしたり、英語ができない役員はいなくするなどで話題となっている。

ウィンブルドン現象といって、プレイヤーが外国人ばかりになる動きが加速しつつある。テニスのウィンブルドンもそうだが、イギリスの金融街シティなんかもそうで、次は日本の国内企業にもこの現象が浸透しつつあるということだ。

他方、中国での日本人就職希望者が増加していることが中国のメディアで報道されていた。日本が不況で仕事が無いのと対照的に、高景気の中国では日本人の持つ技術や経験、日本人顧客対応で日本人を採用するという動きがあるそうだ。

いよいよ本格的なグローバリゼーションの時代だと日々感じる。当たり前だが、人口が減り縮小する日本市場から発展する新興国にマーケット比率が移る。生産拠点も日本から新興国に移る。そのような流れから、日本人を採用する意味合いは小さくなる。さらに日本人の給与で何人もの優秀な外国人が採用できる。
社内言語を英語に変えてでも変化させていかなければならない状況だ。

日本人ビジネスマンにとっては厳しい状況ではあるが、チャンスでもある。技術・知識が海外でのほうが活かせる可能性もある。能力があって、語学をマスターすればどこでも生きていける世の中とも言える。

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