›5 31, 2010

ファスティング(断食)

Posted by skillstorage at 20:54 / Category: 健康法 / 0 Comments

人は本来食べるために生きていた。
現代社会では食べないことが生きる術だ。
つまり飽食による害の方が飢餓よりも圧倒的に多い。

断食(ファスティング)は健康法として注目されており、自分も高校生の時にとても興味を持ったのだがこれまで1度も挑戦してきたことが無かった。
飢えた経験、ひもじい経験が人生で無いというのは、文字どおりハングリー精神にもかけることだし、苦痛は承知の上であえて実践してみることとした。

この断食は石原慎太郎も薦めていたのにも興味を引かれたが、調べてみると多くの芸能人やスポーツ選手が実践していることが分かった。
断食を行うことによって、体内の不純物を排泄する(宿便)のと内蔵を休ませる効果がある。また断食中に取る野菜・酵素・ミネラル水により内臓が浄化されるとのことだ。

自分が断食に挑戦しようとおもったのは、暴食や酒で痛めた内臓を労わりたいというのと、社会人になってから患ったアトピー性皮膚炎と花粉症、たまに起こる蕁麻疹、そして体調のなんとも言えぬ不快感(だるさ、眠気など)を解消できるのではないかとの思いがある。そして、様々な健康食品やサプリメントを試したが、そのほとんどは効果を実感できず、栄養過多の現代の食事で更に栄養を補充するという方法に大きな疑問を感じていたのである。通常の食生活を送っていればビタミン類など不足することはまずあり得ないと言われている。逆に過剰に摂取することによる内臓への負担や副作用のようなもののほうが害が大きいのではないだろうか。

さて、断食というと大袈裟に聞こえるが、1日、2日の断食を定期的に繰り返すのも大きな効果があるという。例えば金曜日の夜を抜いて土曜の1日を断食する。水、野菜ドリンクを取る。これはやりやすい。

自分の場合も金曜日の朝食を軽くとり、土曜に断食を行う。これでも土曜日はかなりひもじい。しかし、内臓を十分に休めることができていることが実感できる。
たった1日でもベルトの穴が1個ずれるほど腹は引き締まる。ダイエットにも当然大きな効果がある。

そして断食には宿便を排泄するという重要な効果もある。宿便とは長年蓄積した排泄物の腸への付着であり、断食しないと取れないそうだ。

断食を行っている期間は、慣れないととても辛く感じるが、1日、2日の断食でも体のすっきり感と達成感からか大きな満足感を得ることができる。(断食後に飯のありがたみや美味しさがとても実感できる)。そして金を掛けずに行うことのできる健康法でもある。(高い断食セミナーや断食期間中の高額な野菜ジュースや酵素ドリンクも売られているが)

実は手軽にできる健康法なのでオススメだ。



›5 30, 2010

ホームベーカリー(パン焼き機)

Posted by skillstorage at 21:20 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

毎朝食べるのはパンかシリアルで、どうもご飯に納豆と味噌汁というのは重い。
パン派の人がどれくらいの割合いるのかわからないが、毎朝パンを食べるのであればホームペーカリー(パン焼き機)がお勧めである。
ご飯を炊く感覚でパンが焼ける。しかも市販のパンと違って焼き上がりがとてもおいしい。朝目覚めるときにパンの焼けている匂いがまた堪らない。
だいたい50回使えばもう元は取れる計算で、買うパンよりも美味しいし経済的なのでパン派の人にはお勧めである。

›5 29, 2010

本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術

Posted by skillstorage at 21:01 / Category: 書評 / 0 Comments

元マイクロソフト株式会社社長の成毛 眞氏の本である。
自分も本は何冊も同時に読むが、5冊以上ということはない。それが10冊以上を同時に読めという。
そして、本を読まない人はサルと軽蔑し、無能呼ばわりするが、その背景には成毛氏がマイクロソフトの社長にまで上り詰めたのは読書があったからであり、その経験に裏付けられた自信にみなぎっている。

同時に10冊読む本についても書かれているが、様々な関連の無いようなテーマを並行している。なるほど。これなら飽きないし、様々な好奇心を満たせて、さらに無関係と思っていたテーマの中に新しい何かを見いだせるかもしれない。

読書好きには新しい本の読み方としてとても参考になる。

›5 26, 2010

開業率向上には何が必要か

Posted by skillstorage at 20:16 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

開業というより起業(スタートアップ)と言った方が分かりやすいが、起業には大きなリスクが大きく、リターンが小さいことが開業率が低いことの本質だろう。
経済学者などは開業率を上げるためには、国内経済の成長が必要だとか直接金融やエンジェルなどの資金供給が必要だとか失敗した者を受け入れる社会環境の構築だとか言っているが、実際の起業家(中小企業経営者)はどう思っているのか。

中小企業白書では毎年この開業について書かれているが、アンケートでは「事業失敗時の生活へのリスクが高い」というのがダントツである。そしてその原因は日本独特の個人補償を金の貸し手が求める制度にある。日本の商慣行では客からの入金が手形など時間がかかることが多く運転資金需要が発生してしまう。そのため現金を多く持たないとなかなかビジネスができないことが多いが、企業が成長しても資金需要が大きくなっていく一方で会社は成長しているのだけど借金も莫大になるなんていうことが多い。そして銀行にしてもベンチャーキャピタルにしても、融資でも投資でも個人補償を求めるケースが圧倒的に多いのが現状だ。さらに担保も必要になってきたりする。

これが事業失敗時の生活リスクだ。つまり会社が潰れると、個人の財産が無くなってしまいそれでも返済できないので自己破産をし、同時に収入の途切れてしまう。日本以外の先進国ではこのようなことは無く、事業の失敗リスクを個人が負うことが無いのが一般的だ。ここを解消できればリスクを大きく減らすことができ、起業の足かせもだいぶ無くなると思うのだが。

健康法

Posted by skillstorage at 20:15 / Category: 健康法 / 0 Comments

健康について真剣に考えてこなかったが、社会人生活を送るようになってから色々と体に負担をかけ、体も精神も健康を害していることに30代半ばになり気づきはじめ様々な健康法を試している。
効果のあった方法を順次紹介していきたい。自分の抱える主な健康上の問題は次のようなものがある。

・腰痛(ぎっくり腰も)
・肩こり(五十肩と診断されたことあり)
・目の疲れ
・中性脂肪
・睡眠障害(寝付けない、目覚めが早い、食後の猛烈な睡魔など)
・疲れやすい(体力の低下)
・ストレス(精神的な負担、心配症など)
・花粉症
・アトピー性皮膚炎

›5 22, 2010

フリーランス

Posted by skillstorage at 16:47 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

フリーランスとは、特定の企業や組織に属せず、個人の能力や技術を提供することによって、社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人のことを指す。
広義にはどこかの組織に属していても、自由契約で活動する個人を指す。週末起業だとかサラリーマンでも属している仕事とは別に個人的に活動する人も対象に含まれる場合がある。

最後のサラリーマンでありながらフリーランスというのはかなり違うと思う。

フリーランスのメリットは、組織に拘束されない自由と、能力があればいくらでも稼げるという点にある。
逆にデメリットは、能力が無ければ賃金に何の保証もないということだ。

サラリーマンにどっぷりつかってしまうと、会社に行けば賃金が貰える、休んでも有給で賃金が貰えるという感覚が当たり前になってしまう。能力格差が賃金に反映されない組織であれば、能力を発揮しないフリーライダーの方が得という現象さえも見られる。
その点フリーランスは、売上を上げなければ賃金は発生しないし、有給という概念の無い。全て自己管理だ。

フリーランスは活躍する人ばかりが目立つが、生活ができない人や挫折する人の方が圧倒的多数だろう。

先日、田原総一朗のポッドキャストでフリーランスの人で不景気で厳しい状況の人から質問があったが、田原氏はフリーランスとして突出した能力を持っていることがわかりすごいと思った。自己の能力よりも、心配で眠れないという経験が全くないとのことだ。逆に心配性の人は向かないとのことだが、考えてみれば能力以前にそのような性格の問題が重要なのかもしれないと思った。

›5 13, 2010

イニシエーション(通過儀礼)

Posted by skillstorage at 20:35 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

イニシエーションとは通過儀礼のことで、大人になるために通らなければいけない過程・儀式であり人生儀礼とも呼ばれる。
古くからイニシエーションを儀式として行っている文化はどこの国に見られ、抜歯・割礼・刺青といった宗教的な儀式から、軍隊への入隊や結婚など様々ある。イニシエーションと呼ばれる儀式、文化を見ると、肉体的あるいは精神的苦痛を伴うものばかりなのが特徴的だ。イニシエーションが存在する背景には、人間的な成長だとか苦痛に対する耐久性を乗り越えた経験による精神力の強化など、その文化や時代における社会的自立に必要だった背景があるのだろう。

現代人は肉体的には成長が早くなったが精神的には成長が遅くなったと言われる。大人になりきれない社会人も多いが、その背景にはイニシエーションが存在していないことが多く指摘されている。

自分の人生を振り返っても、成長の過程はイニシエーションの特徴である苦悩を乗り越えることにあったと思う。ただ、現代社会ではイニシエーションを社会で用意してくれないので、自力で行う必要があるのではないかと思う。それは受験勉強であったり、資格試験であったり、マイホームの借金を組むことであったり。
国によっては徴兵が義務であるが、明らかにそのような兵役経験のある者との違いは感じる。

30過ぎても親元で食事も住むところも困らない環境だったら緊張感が無さ過ぎる。

›5 12, 2010

強制捜査エフオーアイとプロデュースの粉飾類似点

Posted by skillstorage at 21:04 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今朝、マザーズ上場の半導体装置メーカのエフオーアイに強制捜査が入るニュースが流れた。
その後の情報で、決算の粉飾額は100億円規模に上るとみられるそうだ。
有価証券報告書の売上高は08年3月期で約94億円、09年3月期には約118億円なので、その粉飾額の大きさに驚かされる。

そしてこのエフオーアイの事件で一昨年のジャスダック上場の装置メーカのプロデュースの強制捜査事件を思い出した。

プロデュースの粉飾は循環取引であり、売上高が2007年6月期までの3年間で100億円以上水増しされたという事件であり、創業者で社長であった佐藤英児被告はその後逮捕され実刑判決を受けた。当時は製造業でネットベンチャーのような循環取引による粉飾ということでずいぶん驚いた記憶がある。

エフオーアイは上場前までに、資本金が60億もあり100億以上の資本による調達を行っており、そのこと自体にまず驚かされる。上場直前での駆け込みによるVC(ベンチャーキャピタル)の出資も多い。まだ粉飾の内容がわからないが、金融危機以降に売上が大きく落ち込み、上場も会社存続も危機に瀕した中で粉飾を行ったのではなかろうか。その後エフオーアイはIPOで52億円を調達しているが、VCにはロックアップ(株式の売却の期間制限)が掛かっており、そのロックアップ解除まであと1週間での今回の強制捜査だ。

今回EDINETからエフオーアイの新規上場における目論見書を読んでみたが、プロデュースと似た決算書に見えた。金融危機にもかかわらず売上・経常利益も影響を受けていないどころか成長企業に見える。その反面営業キャッシュフローが大幅にマイナスであり、その点を売掛金が非常に大きいが、半導体装置のため納品から顧客の入金が極めて長いスパンであることが書かれている。

循環取引や架空取引では売上の数値は上げれても、金が入ってこないためキャッシュフローはマイナスになる。しかし実際に成長企業の場合は売上が急上昇しておりキャッシュフローがマイナスのままのところも多く、資金需要が大きい場合もあるので、その点を巧妙にごまかしていると今から見れば思える。プロデュースもここが不自然であると以前から指摘されていた。

しかし、利益が出ているのは不思議であり、ここも単なる循環取引や架空取引以外の利益計上がなされている可能性がある。

監査証明は全然知らない小さな会社であり、上場企業の監査法人が大手数社に独占されている点からも疑われる要因だ。プロデュースでは小さな監査法人が共謀して粉飾に携わっていた。

上場審査には監査法人のチェック、VCによる自社内のチェック、主幹事証券会社によるチェック、証券取引所によるチェックと多くの関門があるのだが、よくそれを潜り抜けたと思う。逆にいえば、この粉飾を見抜けなかったというのはどうもおかしいとしか思えない。本当にそれぞれの会社や機関は粉飾を見抜くこともできないレベルなのだろうか?

プロデュースの元社長の佐藤英児被告は動機について、VCに上場しろと言われ、上場できないと潰れると思ってやったと言っていた。しかし結果として上場できなくて会社が倒産する以上の悲惨な結果となっている。このような大きな粉飾は1度行うと続けないとつじつまが合わなくなり、いつかは綻びが出て破綻する。

エフオーアイの粉飾に誰がかかわったか現時点では不明だが、報道されている100億規模の粉飾であれば、すぐにつじつまが合わなくなるのは容易に想定できる。犯罪を隠しながら生活し事業を行うというのは精神的にも相当な負担がかるだろう。それでも何故粉飾を行ったのだろうか?

企業の経営者は借入に個人補償を伴う。返済できないと会社が倒産しても個人で借金を被らないといけない。最近はVCから調達する際にも個人補償を取るケースが増えている(エフオーアイに関しての個別のVCとの契約は不明だが)。それに加えて社員や取引先など多くの関係者への責任も伴い、大変な重責がある。また上場すると持ち株を売却することで多額の金が入ってくることと、個人補償という重責から解放されるという大きなメリットがある。

エフオーアイの粉飾の動機は不明だが、これまでの情報だとどうもプロデュースと類似していると思いだしてしまう。
ロックアップが解除されてからでは、VCが売却する株が個人投資家にも多く流れ被害の人員数は大きくなることから強制捜査に踏み込んだと報道された。プロデュースは強制捜査後にストップ安が続き、1週間ほどで民事再生、それに伴い上場廃止と多くの個人投資家に被害をもたらした。
今回はVCはどうなるのか?プロデュースと同様の結果になるのであれば、VCは売却できずに投資額は無価値になるだろう。

まだ強制捜査というニュースだけで色々な憶測が飛び交っているが、事実をはやく知りたい。

›5 11, 2010

景気の良い場所で働くのが個人の景気対策

Posted by skillstorage at 21:33 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

戦後貧しい時代から高度成長期にかけて田舎から汽車で上京して出稼ぎに出る光景というのは、昔のドキュメンタリー番組などでよく見られる光景だった。
貧しくて仕事が無ければ、仕事がある場所に行くしかない。それはいつの時代にも見られることだ。

先日「朝まで生テレビ」でホリエモンが「逮捕されていなければ今頃は上海とか世界で盛り上がっているところにいるだろう」という趣旨のことを言ったのが衝撃的だった。
現在はグローバル社会であり、日本が不景気なら稼げる場所として世界の新興国を目指すという考えも当たり前になるのかもしれない。

現に、上海には年に数回行くが、多くの日本人ビジネスマンで賑わっている。まだ中国がこのように経済発展する以前の10年ほど前から、急成長する上海でチャンスを掴むためにやってきて現在成功している日本人が至る所にいる。
先行者のメリットが多くあり、日本食屋、フリーペーパー、不動産屋、工場、ソフトウエア会社、貿易会社、工場、エステなど日本に比べて多くのチャンスが溢れていたことが分かる。何しろ、一昔前の中国では大通りを自転車に乗った労働者が皆同じネズミ色の人民服を着て走っていた時代があったのだ。
そして現在も急成長を続けており、先進国に比べるとまだまだ発展途上にある都市というのは、チャンスと自分の能力や経歴を満たす就業機会にも溢れている。

かつては発展途上国から先進国に仕事を求める移民が多かった。しかしこれからは生活レベルは発展途上国と先進国の差が縮まっており、多くのチャンスこそが求められるのではないだろうか。

まだまだ海外に機会を求めて出稼ぎに行く者は少ないが、以前に比べて情報が格段に多い。これまでは本や雑誌でしか紹介されてこなかった者が今はブログなんかで沢山情報を得ることができるし、メールなどで連絡も簡単に出来てしまう。海外に出る参入障壁も下がり出ていく機会はとても大きくなった。
そして今沢山の若者が海外に活躍の場を求めて、日本を飛び出しているようである。ブログを書いている者も多いので、検索してみてほしい。若者だけでなく、リストラされた中高年の高い技能と知識を持つ技術者も中国のすごい奥地に町に日本人ひとりしかいないような所にいたりする。

日本で派遣切りにあって引きこもったりしていないで、就業の機会に溢れている海外の土地に飛び出してみたらどうだろうか。

›5 10, 2010

人口減が続く状況での不動産市場

Posted by skillstorage at 20:21 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

三鬼商事のオフィスレポート5月号を読んで衝撃を受けた。
http://www.e-miki.com/data/download/sokuho/C1005_TO.pdf

東京ビジネス地区の空室率についての数値・グラフだが、2010年4月の新築ビルは40.18%もの空室率で、3月から10%近く上昇している。
港区の空室率は新築で76.05%もの空室率で、平均賃料も右肩下がりである。
このレポートのグラフだけ見ると、まるで地方都市のようである。東京とそしてビジネス都市として名高い虎ノ門だから驚きだ。
金融危機後に襲った不景気は主に外需依存企業と製造業に多大な影響を及ぼした。ここにきて製造業の目覚ましい回復が見られるが、景気の波は製造業の社員の賃金の低下から国内消費の低迷に向い、サービス産業を時間差で襲うという現象を表している気もする。

そしてこのグラフを見る限りでは、不動産業界の状況は底打ちしているようには思えない。

都内では商業用不動産も住宅用不動産もまだ建設しているところが多いが、人口が減っていく中でかつての人口増の時と同じような建設が行われていることに不安を感じる。

›5 07, 2010

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

Posted by skillstorage at 20:43 / Category: 書評 / 0 Comments

様々な雑誌で書評を見かけ大人気のようだ。本の表紙の絵は萌系な感じで、20代の若手ビジネスマンや就職活動中の学生を意識しているのだろう。
本の内容も表紙も話題からもとてもマーケティング戦略として成功していると思う。

ビジネス書は難しそうだが、このような本からドラッカーを学ぶのは障壁が少なくてとても良いと思う。
ドラッカーは昨年もNHKの番組で取り上げられたり、ユニクロの柳井さんが薦めていたり、多くのビジネス雑誌でも注目されているので知らないとビジネスマンとしては失格だろう。しかしドラッカーの本はある程度ビジネス経験が無いと難しいのかもしれない。
そういった意味で、高校野球のマネージャーという視点で書いているので内容が理解しやすい。

改めて思ったのだが、野球の監督は英語でマネージャーだ。他のスポーツの監督は英語ではたいていヘッドコーチなのだが。
しかし、日本のスポーツでマネージャーというとどのスポーツも大抵雑用をやる女子をイメージするのではないだろうか。
この本で本来のマネージャーという言葉の持つ意味とマネジメントが浸透するかもしれない。

さて、最近は読みやすいビジネス書が多くて、自分が新入社員や就職活動中だったらと思うととてもうらやましい。

「女子高生ちえの社長日記」シリーズ
「投資銀行青春白書」
「女子大生会計士の事件簿」
他にもたくさんあっていいなあ。


›5 05, 2010

投資ミサイル

Posted by skillstorage at 23:06 / Category: 書評 / 0 Comments

iPhoneアプリにて電子書籍として読めてランキングが高かったので読んでみた。
最近は面白く、奇抜なストーリーで簡単に読み始められる物語的なビジネス書が多くなってきた。ビジネスに関心が高まるのと、若手ビジネスマンや就職活動中の学生の意識が高まってきているのではないかと思う。

この物語は、倒産危機の企業に銀行から派遣されたロボット取締役。そのロボット上司の下、課長・道明美穂は、V字回復への突破口を探るというストーリーだ。
事業計画書や不動産投資やポートフォリオ理論まで物語を読み進めながら学ぶことができる。

笑いながら読み進めることができて勉強できるというのは良いことだ。


›5 04, 2010

人生を変えたければ「休活」をしよう!

Posted by skillstorage at 12:55 / Category: 書評 / 0 Comments

休日活動の略である「休活」という言葉は今後ブームになるかもしれない。これまでも週末起業といった言葉がにわかに流行ったが、休活は内職みたいな起業より範囲が広い。

思えば、仕事に拘束されている時間は長いようで短い。土日、平日の夜に何もしていないのであれば、その時間を使うことで人生を変えることができる。

この筆者の大田氏は「友人ゼロ」「会社と家の往復生活」のNTT子会社の会社員でだった。これだけの経歴では何の特徴も無い悲しい男だ。
それが3年で「1000人以上の人脈」を築き、勉強会や交流会を開催するようになった。

大田氏は休活をこのように勧める。
(1)休日に、あなたが一番好きな活動をすること
(2)休日に、好きなことを通じて出会う人とのつながり・ひろがりを大切にすること

愛妻家というのをやたらに売りにしている点も気になるところだが、名刺に愛妻家なんて書いている人を見たことが無い。むしろ一般的には恥ずかしいことを書くところもポイントかなあと思った。


›5 03, 2010

ゴールドマン・サックス詐欺 信用できる投資銀行はあるのか?

Posted by skillstorage at 19:08 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

「いずれ全てが崩る・・華麗なるファブ様こと俺様だけが生き残る」 Goldman Sachsの元VicePresident Fabrice Tourre氏

“The whole building is about to collapse anytime now…
Only potential survivor, the fabulous Fab…
standing in the middle of all these complex, highly leveraged, exotic trades he created without necessary understanding all the implications of those monstruosities!!!”

SECがGoldman Sachsを詐欺容疑で訴追した問題は、Goldman SachsのVicePresidentの酷く下品なメールで話題となった。
問題なのは、CDO(Collateralized Debt Obligations)を、破綻することを仕組んで投資家に十分な情報を提供せずに販売したことだ。
金融機関としては許されない利益相反であり、詐欺だと思う。

米上院の公聴会では、民主党レビン委員長が「ゴミのような証券化商品を売りつけた」、「ゴールドマンの社員は客に勧めた証券を、内部で『くず』や『ゴミ』と呼んでいた。それを何とも思わないのか」とGS幹部を非難した。

顧客をゴミと呼ぶので10年以上前の日本の証券会社を思い出した。当時話題になったのは、個人投資家を「ドブ」と呼び、顧客営業を「ドブさらい」と呼んでいたのが問題となった。ドブに金を捨てるかららしい。

その昔、ファーストフードのアルバイトをやっていた高校時代でも「お客様は神様」と教わったものだが、金融の世界では「客はカモ」としか見ていないのだろうか。
何ともふざけた話で、このような金融機関とは絶対に付き合いたくないと思うのだが。

›5 01, 2010

ハングリー精神が成功の糧

Posted by skillstorage at 11:09 / Category: アントレ(起業) / 0 Comments

TV番組のカンブリア宮殿を毎回みているのだが、雪国まいたけの大平社長は強烈な印象を受けた。
貧しい家庭に育ち、一代で会社を興し大企業へ育てた社長がこのところ多かった。その前はココ壱番屋の社長夫婦もそうだった。
サラリーマン社長とは明らかに違う性格で迫力を感じる。

一番印象深かったのは、起業してどうしても太いもやしをつくらなければいけなかった時の話だ。極貧で追い込まれていた。失敗したらトラックの荷台に家族を載せて崖から落ちようと思ったそうだ。何故家族を巻き添えにするのか?罪のない家族も死ななければいけないのか?
ひどい話と思ったが、極貧の新潟で一家を支えるものを失ったらいずれにしても極貧から抜け出せないどころかさらに悲惨なのだろう。
極貧で生きるくらいならいっそのこと死んだ方が良いと考えたのだろう。

村上龍も相当衝撃を受けたようだが、貧乏人はたくさんいるが違いは何かという質問があった。貧乏のままで良いかどうかという違いのようだ。

現状に甘んずるのは楽だ。現状から抜け出そうとするには負荷がかかり辛い。でもそうしないと成長も成功も無いのだなと改めて思った。

あきらめなければ失敗ではない。
雪国まいたけ 大平社長