›5 07, 2010

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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様々な雑誌で書評を見かけ大人気のようだ。本の表紙の絵は萌系な感じで、20代の若手ビジネスマンや就職活動中の学生を意識しているのだろう。
本の内容も表紙も話題からもとてもマーケティング戦略として成功していると思う。

ビジネス書は難しそうだが、このような本からドラッカーを学ぶのは障壁が少なくてとても良いと思う。
ドラッカーは昨年もNHKの番組で取り上げられたり、ユニクロの柳井さんが薦めていたり、多くのビジネス雑誌でも注目されているので知らないとビジネスマンとしては失格だろう。しかしドラッカーの本はある程度ビジネス経験が無いと難しいのかもしれない。
そういった意味で、高校野球のマネージャーという視点で書いているので内容が理解しやすい。

改めて思ったのだが、野球の監督は英語でマネージャーだ。他のスポーツの監督は英語ではたいていヘッドコーチなのだが。
しかし、日本のスポーツでマネージャーというとどのスポーツも大抵雑用をやる女子をイメージするのではないだろうか。
この本で本来のマネージャーという言葉の持つ意味とマネジメントが浸透するかもしれない。

さて、最近は読みやすいビジネス書が多くて、自分が新入社員や就職活動中だったらと思うととてもうらやましい。

「女子高生ちえの社長日記」シリーズ
「投資銀行青春白書」
「女子大生会計士の事件簿」
他にもたくさんあっていいなあ。


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