›12 25, 2012

熱湯蒸気で汚れが取れる「スチームクリーナー」

Posted by skillstorage at 03:01 / Category: 節約術 / 0 Comments

高い水圧で汚れを吹き飛ばしてしまう高圧洗浄機を買いたいと思って調べていたら、室内で使うのは厳しいようだ。使ったことがある人はわかるだろうが、こすってもなかなか落ちないような頑固な汚れが水圧で簡単に落ちてしまう便利な機械だ。
室内で使えないのは考えてみれば当たり前で、水浸しになってしまうのだ。

そこでホームセンターをぶらぶらしていたら発見したのが、熱湯蒸気で汚れが取れる「スチームクリーナー」だ。アイリスオーヤマの実演で、実際に触らしてもらい感激したので購入したのだ。
実演では、絨毯にこぼした醤油を蒸気と気圧で吹き飛ばして雑巾で吸い取るということだが、これだけでも結構な衝撃だ。ワインを絨毯やソファーや衣服にこぼすことはよくあるが、これで簡単に取れてしまう。

「スチームクリーナー」と同等製品で「ドラゴンジェット」というものや、床拭き専用のモップ掃除機タイプのものなど多数あるが、威力を発揮するシーンは多い。
年末の大掃除にやるべき、キッチンの油でギトギトの部分の掃除、風呂や部屋のカビ取り、フローリングのワックス前の掃除、網戸の洗浄、壁の汚れ取り、便所のウォシュレットや便器の汚れ取り、車のホイールの洗浄。これら全てが熱湯蒸気と気圧で落とせるのだ。

使い方は、電源を入れて水を入れると暫くすると沸騰するらしい。スイッチを入れると細いノズルの先っちょから蒸気が勢いよく噴き出すというシンプルなつくりだ。ノズルはホース付きのものや、網戸用、トイレの便座用など複数ついているのが便利だ。

毎年大掃除をする訳でもないので、積年の油汚れやカビが溜まったところを掃除するのに活躍している。もっと早く買っておけばよかった。


「MBA取って人生逆転!!! 」(電子書籍)

Posted by skillstorage at 01:12 / Category: MBAで使う教科書 / 0 Comments

電子書籍端末のKoboとKindle Fireを利用して以来、読書のスタイルが劇的に変わった。家には分厚い本が部屋中に置かれているが、全て電子化してKindleのクラウドサーバに置きたい。
KindleではKDPという個人の自費出版サービスがあるが、安価で面白い作品が多く出ていて結構購入している。また、このBlogでもAmazonリンクをつけているがKidle版書籍を購入する人もチラホラと出始めている。日本でも米国のように本の販売の半分はKindleなど電子書籍化していくことになるだろう。

さて、今回紹介する本は「MBA取って人生逆転!!! 」(Kindle電子版)

MBAを取得する人の動機は様々だ。転職して給料を上げたい、キャリアップしたい、勉強が好きだ、女にもてたい、学生生活を再び楽しみたい、などなど。
実際にMBAを取得した人たちは、目的を達成しようという意欲がハンパじゃない。だからこそ、高い授業料、滞在費、難関な英語試験、仕事と両立させなければならない勉強時間といった困難なハードルをクリアして、MBA留学を実現しているのだ。

このような目標達成意欲の高い連中は、当然ながらMBA卒業後の自らの夢を自己実現していっている。しかしながら、彼らは基礎的な能力として一般人より優れているかと言えばそうではない。この本でも書かれているようにMBA留学前は、今やっている仕事が面白くない、派遣社員だった、パチプロだった、などむしろぱっとしない連中ばかりなのだ。現状に満足できず、なんとか人生をやり直したいという動機だけは、普通のサラリーマンとは違ったのかもしれない。

そしてMBA取得後は、思い通りの人生を描いている人が圧倒的多数だ。MBAという履歴書に書けば光り輝くキャリアだけが魅力なのではない。MBA卒業生の中で起業家という選択をする人も多くいる。起業家にとってはMBAの肩書は重要ではない。自分で行動して稼がなければ企業は潰れてしまう。

それでも、少なからずMBAホルダーの起業家が成功しているという点も注目に値する。MBAだけが手段では無いだろうが、人生は変えられるのだ。


›12 18, 2012

Kindle Fireが人生を変える

Posted by skillstorage at 03:38 / Category: イノベーション / 0 Comments

AmazonがKindle Fireの国内販売を開始した。競合製品の7インチタブレットのiPad miniやGoogleのNexus7に比べて安いが、機能ではそん色ないどころかiPad miniを凌駕している。
Kindle Fireをタブレット端末としてWebや動画やゲームを楽しむ使い方もあるが、やはりメインは長時間使用に耐えるバッテリーを積んでいるだけあって読書だろう。
家中に積まれた本は大きなコストだ。都内で1部屋まるまる本棚と本に使っているが、家賃やレンタル倉庫に換算すると5万円以上の保管料という換算になってしまう。
それが電子書籍になれば、タブレットに全て収まるし、図書館ほどの蔵書でもインターネット上のクラウドに保存されてしまうほどだ。

これまでも電子書籍は購入してきた。楽天のkoboは購入したものの、バックライトの無いEインクに不満を感じたり、漫画を読むには画質が粗く、ページめくりの処理速度が不満だったり、英和辞書が無いことにも幻滅してきた。

しかしKindleはさすがにすごい。これまでもスマートフォンでKindleアプリで読んできたが、やはり7インチタブレットは読みやすく便利である。分厚く重い本を読むのにも、Kindle Fireだけで持ち運びも楽だ。本や雑誌のように両手を使い読む必要も無く、片手だけで持って、ページめくりもできる。検索性にも優れている。

また、Kindleの電子書籍で変わるのは、出版の世界でもある。Kindle ダイレクト・パブリッシング (KDP) は誰でも自費出版ができる。コストが無料だから自費出版という呼び名はおかしいのだが。この自費出版の分野でも、絶版になった本が安く売られていたり、これまで書籍としては体をなさないショートストーリーの小説作品など新しいジャンルが産まれつつある。書籍にするには憚れるような裏話だったり、無名だが有能な作家が産まれている。

Kindle Fireを手にした衝撃は、iPhone以来だ。iPhoneはテレビを見るときも必須になっており、テレビで気になった言葉をWikipediaで調べたり、流れているCM音楽の歌手を調べたり、食事に行く時は食べログを見て、買い物をするときはAmazonと価格コムを参考にして、といった形でライフスタイルを変えてしまった。
Kindle Fireでは、よりゆったりとしたライフスタイルを変える。飛行機や電車の移動中の読書、読書中のWikipedia、欲しいと思った本をワンクリックで一瞬で入手してしまうこと。iPhoneはポケットに入れたままKindle Fireをインターネットにつなぐ、ただのテザリング携帯電話に変わってしまうかもしれない。


安倍自民党政権の課題

Posted by skillstorage at 03:19 / Category: 政治経済(Political Economy) / 0 Comments

民主党政権の解散後、日経平均の上昇、円安が進んだ。解散後に日経225先物を購入し、円を売りドルをを全力で買い進めたのでかなりの利益を出すことができた。
このように政権が変わったり、重大な政治の動きがあるときこそ株式トレードのチャンスなのだ。来年は、安倍総理が仰っていたように日銀法改正およびインフレターゲット、土建屋へのバラマキである財政出動が行われるだろう。これにより一時的な好景気が演出されるかもしれない。

2-3%のインフレ目標ということは、自宅のローンを変動金利で借金している人は返済額が大きくなるので注意が必要だ。
大規模な金融緩和とインフレは、好景気を演出するかもしれないが、一般家計を直撃するものだ。

デフレ直後はモノが安くなったと喜んだ人が多かったが、インフレ直後はモノが高くなったと嘆くことになる。金融緩和でばらまかれる金は、金融機関を通じて企業の投資資金や借金としてまずは流れる。マネーの流通量が多くなるよるとモノの値段は高くなるが、賃金上昇につながらなければ庶民は値上がりに耐えるだけしかすべがないのだ。インフレが進めば、借金の相対的な重みは緩和されるが、これとて賃金が上がらなければ、返済総額だけがあがり庶民は苦しむだろう。

さて、自民党の経済政策は金融緩和と財政出動がメインで、構造改革、規制緩和が進まない模様だ。不景気を象徴する町工場の社長のテレビのコメントが多く流れるが、「円高に苦しみ、仕事が少ない」という悲惨な声ばかりだ。彼らの多くが自動車や電機の下請けだが、たいして仕事は戻らないだろう。
知り合いの大田区の町工場の社長は、借金が返せるうちに会社を解散し、跡地に駐車場をつくった。駐車場のほうが遥かに儲かるそうだ。

しかし、このように会社を解散できる経営者は少ない。実際には個人保証と自宅を担保にし、連帯保証人まで入れた返せない額の借金をかかえ、返済に苦しんでおり会社を辞めたくても辞めれないという苦しい状況に置かれているのだ。

中小企業の多くが赤字に苦しんでいる。町工場、農家はもう競争力が無くなったのなら、末期癌患者にモルヒネを打つような延命策はやめ、リセットして新しい事業が起こせる産業構造にするべきだ。そのためには、借金の個人保証の問題や自己破産の問題があるためセーフティネットの整備が必要だが、その方が遥かに良い社会になるだろう。

金融緩和も財政出動も需要の先食いで、借金のツケはこれから若年層や産まれてくる国民の大きな負担となる。一時的な景気回復後に待っているものは、より悲惨な不景気だ。金融緩和は円高対策としては効果があるだろう。しかし、気付けば日本は輸出国ではなく輸入国となってしまった。エネルギー価格の高騰で円安になれば電気料金値上がり、燃料代値上がりなどで、国民の生活が厳しくなり、エネルギーを使い、原材料を使う製造業もまた苦しむこととなる。

TPPに対しても国益に合う判断をするとのことあが、国益とは農家の利益では無い。消費者の利益をまず第一に考えるべきだ。世界水準の5倍の価格の米を買わされている消費者は農家を助ければ被害者となるのだ。

そもそも資源も無く、老齢者の多い日本が競争力を保つことが可能なのだろうか。人権意識が薄く、社会保障費が小さく、賃金の安い第三国、オイルやガスや農作物豊かな資源国家。これらに対して競争していくことを考えなければ、日本の景気回復はおぼつかないだろう。

›12 03, 2012

日本維新の会、みんなの党に絞り込まれてきた

Posted by skillstorage at 02:00 / Category: 日々雑感 / 0 Comments

今回の選挙は自民党が勝つだろう。政策面ではデフレ脱却を喫緊の課題としており、それは日本維新の会、みんなの党においても同様だ。
それに加えて、国土強靭化法というかつてのバラマキを彷彿させる自民党特有の政策が推進されてしまうだろう。

財政出動の乗数効果が低すぎることは知られているが、デフレ脱却まで金融緩和と財政出動の両輪をフルに行うという自民党の主張には疑問が残る。
金融政策はECBもFRBも行っている規模の金融緩和を行わなければ、日本円の独歩高となってしまう。財政出動のバラマキは一時的な需要創出により地方の土建屋は息を吹き返すかもしれない。しかし、財政出動を辞めた途端に、これまで以上の需要減となり大きなデフレとなってしまうだろう。

必要なのは、構造改革だ。

来年に一時的に景気が回復した場合、待っているのは消費税増税だ。増税された後にデフレ不況が来れば目も当てられない。

構造改革を政策として追及しているのは日本維新の会、みんなの党だ。橋下市長は何故石原知事と手を組んだのかわからないような、内輪モメもしているが、本来政策が似たようなみんなの党と共闘すべきだったはずだ。

日本維新の会の政策で構造を抜本的に変える既得権益の破壊がある。例えば、最低賃金の廃止だ。企業は最低賃金の壁があり、本来雇いたいのに雇えない、しかたがないから海外に出る企業もあるだろう。その結果、雇ってもらえない人が失業者となる。これと同時に、労働組合が求めているのは正社員の既得権益である。賃金と採用に流動性をもたらすことによって雇用は生まれる。賃金が低すぎるセーフティーネットとして負の所得税も提唱しており、ミルトン・フリードマンの政策のようだ。

「骨太」という言葉にもあるように、日本維新の会は小泉政権のブレーンの竹中平蔵の構造改革路線を継承しているのだろう。

小さい政府、リバータリアリズムを目指すのかと思えば、実現不可能な相続税100%という政策もある。これは個人財産の略奪でありとても賛同できたものではない。しかし、不幸な生い立ちでマイナスから地位を気付いた橋下氏らしい実力社会を夢見ているのだろうな。