想定を遥かに上回る初値で上場したミクシィだが、想定の2倍以上の2200億円の時価総額となっている。
IPOで公募売り出しして得た資金は64億円。使用用途の考えていない資金だけで50億円もある。
その50億円について、笠原氏は「具体的な使途が決まっていないため、資金需要が生じるまで預金などで運用する」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20234487-2,00.htm
とのこと。ガックシ。
資本コストを上回るリターンはそんな運用ではクリアできないのだ。
速いところ用途を考えて、株主の期待する成長をしていかないとすぐに株価は大暴落してしまうよ。。
かつてはテレビの解説者として引っ張りダコであった植草氏であるが、手鏡の事件によりミラーマンと呼ばれ悲惨な状況に陥っていると思っていた。もっとも本人は無罪、冤罪を主張していたが、警察の調べから車のトランクから多くのアダルトビデオが発見されていた。
それでも無罪を主張していて、世間からは「かわいそうな奴」と思われていた。
ようやく人々も忘れてきた頃なのだが、またやってしまった。今度は痴漢である。手鏡よりタチが悪い。
田代まさしと同様に、変体趣味は治らないのだろうか。
確か日本では薄型テレビの9割近くが液晶で、1割がプラズマであった。この構図は今でも同じだと思う。ところが欧州では、液晶LCDが8割で、2割がプラズマである。
欧州ではプラズマが日本より2倍の比率で売れているということを聞き驚いた。
プラズマテレビは液晶テレビと完全に競合し、液晶の大画面の値落ちがあまりしていない機種とかろうじて競争しているとイメージではあるが、ここで機能の比較を調べてみた。
(1)明るさ
明るさではバックライト(冷陰極蛍光管)を積んでいる液晶が圧勝。但し暗さではプラズマが強い。
この時点でなんか欧州でまだプラズマががんばっているのがわかる気がするな。
ヨーロッパや北米、南米は部屋が異常に暗い。家庭で蛍光灯をもちいず、間接照明の電球が主体だからだ。なんでも蛍光灯の白い光は貧乏臭いとのこと。
暗い部屋でテレビ見るから、プラズマは液晶よりもきれいに見えるのだろうか?
(2)精細さ
これは画素そのものが小さい液晶の勝ち。これはハイビジョン化では液晶が圧倒的なのでは?
(3)反応性
こちらはプラズマの方が優位。スポーツとかで画面の動きが速いときに。しかし液晶でも見ていて何の問題も無いのでは?
(4)安定性
寿命は液晶の勝ち。プラズマは電力の消費も大きい。プラズマは焼け付きなどの問題もあるし。
(5)視野角
プラズマ優位
液晶はシャープ、プラズマは松下というブランドイメージが定着している。シャープは液晶ブーム以前から液晶に経営資源を特化した戦略が功を奏した。松下はそれまで日立がトップシェアだったものを模倣化戦略(マネシタ電機戦略?)、プロモーション展開でシェアを奪った。
液晶では、ソニーはサムソン(三星電子)と合弁でパネル生産、日立・東芝・松下で合弁でパネル生産を行っている。
相続・贈与によって非常に見苦しい態度を多くの人が取る。相続・贈与は課税される。
この相続税は色々批判はあるものの、国益上は重要な財源である。
ところが払いたくない人が多い。国民としての当たり前の義務に従いたくないのである。
そこで、かつては色々な手法を駆使して脱法的に節税のスキームが組まれた。
海外の金融機関の中にも法律が詳しく、節税のスキームを顧客に提供することによって手数料を稼いでいるところも多い。そして脱法なので国は税を徴収できないのでそのたびに法律を変えていき、いたちごっことなっているのである。
その中でよく使われたのが、日本に住まず非居住者となって相続・贈与を行うという節税スキームである。
これは簡単に出来る方法の為、法律は強化された。
非居住者にしても、日本に住むことはできる。滞在だ。そして事実上日本に住んでいるではないかと指摘されたのが、武富士長男のケースとハリーポッター翻訳者のケースである。
武富士の一族は色々問題を起こしているが、一般人にとっては使いきれない多額の資産に対しても節税をするというところがなんとも。まあ、金に対する執着は金貸し一族として一般人とは違うのであろうが。。
武富士の武井保雄前会長(75)の長男で、同社元専務の武井俊樹氏(39) が東京国税局の税務調査を受け、保雄前消費者金融大手「武富士」前会長の長男で 元同社専務の武井俊樹氏(39)がオランダ法人株の贈与を巡り、約1600億円の申告漏れで摘発された。
ちなみに、次男の方は武富士専務としてこれまた社員への恐喝や盗聴疑惑など話題に事欠かない。
武井健晃は、元代表取締役会長武井保雄の次男である。明治学院大学文学部中退. 平成5年6月 武富士入社 ... 専務取締役として武富士を実効支配している。盗聴疑惑容疑も上がっている。
どこもミクシィ上場で大騒ぎしている。株価が高すぎるという人もいれば、ミクシィの可能性を夢見る人もいる。
本質的にどこがミクシィがすごいのかというと、紹介者がいないとミクシィには入れないところである。
これまでのインターネットサービスの不特定の誰もがアクセスできるというメリットで成長してきたサービスと異なり、個人が自分の情報を公開するときに友人だけに公開できる、友達の友達を探せる、といったクローズな会員サービスが特徴である。
そのため、利用者数自体は少なくても、各々の利用時間が長い。
以前のネットのサービスの特徴である、いかにユーザー数を増やすか、ユーザー数ベースの価値という概念を壊し、利用者数の利用時間に価値があるという点で日本における他の上場ネットサービスと異なる。
2ちゃんねるの対極にあるサービスとも言える。
ところが、ミクシィも利用者が増え、サービスも増えると、その隙間をつく悪意のあるユーザーも増えてきている。
ここをいかに防ぐかが問題である。
例えば、偽りの会員登録。会員に対しての不特定スパム行為などが現実として起こりつつある。
完全にクローズな、会員制ゴルフクラブや料亭のような雰囲気の中でいかにサービスを増やすことができるかがミクシィの将来を左右する。
また、会員の属性は他のネットサービスと比べて信頼性が高く、属性ごとの行動・嗜好パターンはマーケティング情報等様々な活用法があると思う。
そう考えると、ミクシィの将来の構築は非常に楽しみである。