›6 21, 2011

「脳内革命」と脳内ホルモン

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今から15年ほど前になるが、「脳内革命」という本が空前の大ヒットとなり、シリーズで550万部以上の売上をほこった。
それまでの西洋医学とは別の東洋医学の側面から、脳の病気への影響を解明し、脳内ホルモンの働きの影響や健康法を紹介し多大な影響を与えた書物である。

その後、筆者の春山茂雄氏は、週刊誌によるバッシングや個人の経営する病院の経営拡大と破産、そしたまた新たな医院の設立を行っている。そんな波乱万丈でさぞかしストレスと過労がかかるだろうと思われるのだが、最近の春山氏の写真を見るととても70歳代とは見えず、少なくとも20歳は若く見える表情と笑顔であった。

さて、脳内ホルモンについてはそれまで認知されることはほとんどなく、西洋医学で治療に用いられることもなかったようだが、最近になって初めて読んでみて理解できる点が多くあることに驚いた。そして「脳内革命」で書かれた内容の多くが「うつ病」などの精神障害の治療法と似ていることに気付いた。

脳内ホルモンは、本書では脳内モルヒネとも紹介され、苦痛を快楽に変える効果や、病気を治癒する効果があると紹介されている。
この成分はベータエンドルフィンであり、マラソンランナーの体験するランナーズハイが有名である。

マラソンは長時間苦痛を味わうスポーツであるが、苦痛が長時間続いたりすると苦痛を緩和させ逆に快楽になるというのがベータエンドルフィンの効果である。
プロのマラソンランナーでなくてもこれは体験でき、ジョギングを続けていても感じることがある。

脳内ホルモンは脳汁とも言い、「うつ病」と関連の深い脳内物質にはセロトニンがあるが、これら脳汁をコントロールすることができれば精神の病だけでなく、癌をはじめとした多くの病に効果があるのだ。

さて、脳内ホルモンを分泌させる良い方法は、右脳を使うことが脳内革命では紹介されているが、本ブログでも紹介してきた以下の方法についても詳しく紹介されている。

プラス思考、腹式呼吸、自律訓練法、ストレッチがあり、他にも食事療法についても紹介されている。
薬や外科の処置のようにすぐに効果があるものではないが、脳汁のほんわかした効果が体験できるのだ。

自己流で脳内ホルモンをいかに出して精神状態をよくするかをここ最近のテーマにしていたのだが、15年前の「脳内革命」に似た内容があって驚いた次第である。
また、精神と肉体の結びつきは想像した以上に大きく、ストレスが体に与える悪影響、脳内ホルモンの与える効果や癌細胞を殺すNK(Natural Killer)細胞とやらについての理解を深めることが出来た。
見えないものがとても重要なのだ。

本ブログで紹介した各種方法

人生が変わるポジティブシンキング
逆腹式呼吸法
自律訓練法
真向法

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