緊張や不安などで心臓の動悸が激しくなったり、落ち着かなければいけない状況なのに落ち着いていられないといった経験はだれしもあるだろう。
精神が高ぶるのは、脳内アドレナリンやドーパミンが異常に分泌されてしまうことにより引き起こされる。
そんな時オススメなのは、深呼吸を深化させた腹式呼吸である。さらに効果的な方法として逆腹式呼吸があるので紹介したい。
業務量が多かったり、緊急性があるのに仕事が手につかない状況、不安や心配ごとで集中できない状況、何もやることが無いリラックスした状態のはずなのに不安感で押し潰されそうになり動悸がする、プレゼンや試合の前に心を落ち着かせる必要がある、などといった状況の時に意識的に逆腹式呼吸を行うと非常に効果がある。
瞑想と一緒におこなったり、平常時により精神をリラックスさせたいときに行うのにも効果がある。
また、逆腹式呼吸法の健康面での効果も注目されている。精神面では脳内セロトニンが分泌されリラックス効果や抗うつ効果があるのだが、肉体面では血行が良くなることなどから、便秘の改善、ダイエットなど様々な効果があると言われている。
逆腹式呼吸法は、丹田呼吸法とも呼ばれ気功でも用いられる呼吸法である。
やり方は、腹式呼吸と同じようにゆっくりと時間をかけて息を吸い込み、またゆっくりと吐きだすのだが、お腹の膨らまし方、へこまし方が腹式呼吸とは逆なのだ。
逆腹式呼吸では、鼻からゆっくり吸い込みお腹をへこませる。
そして口からゆっくりと吐きおなかを膨らませる
逆複式呼吸では、吸気のときに横隔膜筋が下がり前腹壁も収縮される。
腹腔(ふっこう)の収縮と拡張により、血流が良くなり第二の心臓と同じ役目を果たすと言われている。
簡単に、どこでも試せるのでお勧めの健康法だ。