›5 19, 2011

人生が変わるポジティブシンキング

Category: 健康法 / 0 Comments: Post / View

幸福度、幸福感といった尺度はあくまでも相対的なものであり、起こっている現象・事実・想像に対してどのように認知しているかによって決まる。
五体不満足に生まれながら、常に前向きで笑って幸せに生きている人もいれば、失恋で絶望し自殺してしまう人もいる。
多額の借金を抱えながらも毎日が楽しいという人もいれば、何不自由ない生活を送りながら人生に希望を見出せない人もいる。

コップに入った半分の水を見て、「もう半分しかない」とも「まだ半分もある」ともどちらにも捉えることが可能なのだ。
そして、人生を楽しく幸せに生きるには、楽観的に物事を捉えることが重要であることは誰にもでも理解できるだろう。

ポジティブシンキングはプラス思考になる方法論であり、訓練によって「認知」の在り方を変えることができる。
逆にネガティブシンキングでは、常にマイナスに考えてしまうプロセスであり、これも習慣になってしまう。
いつも不安や心配ごとで頭がいっぱいの人がいる。大抵が神経質であり、そのような思考法は顔の表情にも表れやすい。また、胃痛を抱えたり神経症になったりしてやせ細ったりして明らかに外見でわかる人もいる。

論理的に考えてみればわかることなのだが、不安や心配ごとの多くが考えたり調べても解決できない問題で悩んでいるのだ。それが習慣となり、あらゆることに対してマイナスに物事を捉えるネガティブシンキングになってしまっている人が多い。漠然とした不安をあれこれ悩んでもしょうがなく、合理的にはそのような事態になって初めて対処を考えればよいのである。

ポジティブシンキングでは、解決できない問題に関しては、意識的に思考を停止させる。最悪の事態に陥っても大丈夫であることを確認して、もうそれ以上は考えない、もしくは不安や心配ごとが頭の中によぎったときには別のことをして忙しくしたりして意識的に忘れさせるのである。

そして重要なのが、将来の理想のイメージや成功する姿を思い描き、また実際に現在の自分がその状態になりきることである。
無理に楽観的に捉えようとして余りにも現実的でないため逆に不安になる場合もある。しかし、想像できる理想の姿をイメージすることにより潜在意識に刻み込まれ、無意識のうちに理想像に近づいて行くのである。

訓練法としては、あらゆる考え事に対してまずは解決可能なことか分類してみることである。
解決できない問題に関しては、思考を無理にでも停止させる。
解決できそうなことに関しては常にプラス思考で物事を捉えてみることである。
そしてこれをルーティーンとして日常の習慣にすることだ。

また、将来の自分のなりたい像を常にイメージして、既に自分がその将来像になりきって行動することも効果が高い。
例えば、成功者になったつもりで、成功者の風格、行動、振る舞いを意識して行うことで潜在意識にプラス思考が刻み込まれる。
これはイメージトレーニングとしてアスリートから起業家まで多くの人が実践している行動である。中には根拠のない自信として無意識に行って成功してしまう人もいるくらいだ。

昔、心理学で習ったことに人間の「性質」は変えられないが「性格」は変えられるという言葉があった。認知の仕方はプロセスであり、ポジティブシンキングの訓練により人生を大きく変える可能性を秘めている。



Comments