›10 20, 2011

映画「ウォールストリート」

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前作「ウォール街」は、何度も見返す素晴らしい映画であった。

かなり期待して続編の映画「ウォールストリート」を見たのだが、内容は期待外れであった。しかしながら、リーマンショックを発端とする金融危機や投資銀行の最前線でどのようなことが行われているのかを知るには良い映画であろう。

前作で、インサイダー取引で刑務所に入れられたマイケル・ダグラス扮するゴードンの出所から映画は始まる。
出所する者たちは誰もが迎えが来るものの、ゴードンはただ一人出迎えが無い孤独な人間だ。

唯一の家族の娘は父を恨み、絶縁状態となっている。主人公のジェイクは投資銀行で働く若者で、ゴードンの娘と交際している。
娘とゴードンと主人公の間の人間関係と、リーマンショック以降の投資銀行のビジネスを知ることができ勉強になる。

前作のゴードンの演説は見ものだった。「Greed is Good(欲望は良いことだ)」は名言となり、実際のウォールストリートや金融業界でも語り継がれた。
今作品でもゴードンの演説は見ごたえがある。

監督のオリバー・ストーンの主張は金融だけでなく、今度は家族愛をもテーマとしている。


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