›12 10, 2010

成長段階に応じて友人や付き合う人を変える

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ホリエモンの「君がオヤジになる前に」を読み終えてしばらくたっても心に残っていることがある。

それは、ホリエモンが成長の過程でついて来れない連中を切り捨てて生きているということだ。
成長について来れないものは自己の妨げになる。その自己中心的かつ合理的な思想にはいつも驚かされるが、納得するところも非常に多い。

何かの本で「自己を決定するのは、自分の周りの人間だ」、「一番長く過ごす数人が自己を形成する」という内容を読んだ。
確かに、長時間話す人の価値観の影響を受け、染まっていくものだ。

自己の体験では、学生時代にあれほど仲良かった友人が、久しぶりに会うと価値観が異なっており、話す内容にさえ困ってしまう。せいぜい昔話をすることになってしまう。
人は環境で変わるものだといつも思う。

長年の友人との会話はむしろ変わった価値観をお互いに楽しみに語る関係だ。

ホリエモンは上場、逮捕、再出発など新しい節目で、これまでの人間関係を切り、連絡を絶ってきたという。普通の人は新しいことにチャレンジする際にはリスクや心配があるから過去の人間関係に相談したりして不安を紛らわすことが多いのではないか。しかし、考えてみるとホリエモンの考え方のほうが合理的で、新しいことに対する理解はこれまでの人間関係からは大した理解を得られない気がする。むしろ新しいステージの場に新しい人間関係を作っていく方がお互い話が合うと思う。

そういえばアメリカ人も転職や引っ越しの度に、新しい友人をつくっていく。それに比べ日本人は過去の友人関係を大切にする。
これは高校時代に国語の教科書で読んで価値観の違いを不思議に思ったことだ。

日本でもイギリスでもアメリカでも「Rolling Stone Gathers No Moss(転石こけむさず)」という諺がある。
日本とイギリスは動かないとコケがついて良い。コケはありがたいものだ。と捉えるのに対し、アメリカ人はコケは汚いモノ。動き回っているとコケはつかない。

価値観の問題だと思うが、常に新しいことに挑戦する人は、成長段階で友人を変えていく方が得られるものが大きいと思った。

それにしてもホリエモンの稼ぎだす力には舌を巻く。最近では有料月額840のメールマガジンの会員数が1万人を超えたそうだ。それ以外にもブログでのアフィリエイト収入、有料動画、取材、テレビ等の出演、印税と稼ぎまくっている。企業でのビジネスではなくほぼ個人プレイでの稼ぎなので驚かされる。


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