›1 13, 2010

自己啓発本ベスト3(今までの人生で)

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様々な自己啓発本が次々に発売されており沢山読んだが、自分は次の3つが社会人になってから自己人格を形成する上でとても役に立ったと思っている。
できれば学生の頃に出会いたかった。これらの本を読んで、生きる上での志、生き方、日々の行動、人との接し方が変わったことは間違いない。
また、困難な状況に陥ったり、困難な状況や壁にぶつかった時に常に思い出したり、読み返したりしている。
自己啓発本としても次の3つは世界的にも自分だけでなく、他の人にとってもベスト3じゃないだろうか。売れた数ももしかしたらベスト3かもしれない。

「思考は現実化する」、「7つの習慣」、「人を動かす」

最近の日本での出版事情は、同じ筆者が月に何冊も本を出したり、3時間程度で読めてしまう内容だったり、読み終えても何も心に響かなかったというものが多い。
出版社の方としても、話題性のある人、売れっ子作家がブームに乗って次から次に本を出したり、内容は薄っぺらくても数時間で読めてしまい値段も安い本の方が売りやすいという事情があるのだろう。
しかし、これらのベストセラーはそのような日本の出版事情とは全く違う構成で書かれている。
本書を仕上げるために何年も時間をかけ、内容は濃く、何年間に渡って世界中で翻訳されて売られ続けるようにつくられている。

だから、結局自分もいろいろな本を読んだが、この3冊は読んだ後衝撃的であり、懐に落ち、常に自分の人生の指針となっているのだと思う。
ただし、ベストセラーとしてあまりにも有名なため、自己啓発セミナーなどの金儲けにも利用されており、その中には悪質なものも少なくないと聞く。
その点には気を付けてほしい。


思考は現実化する
ナポレオン・ヒルが成功者のインタビューや研究を繰り返して作り上げた本だ。
原書は「Think And Grow Rich」。自分は原書とCDを何度も読み返した。CDはナポレオン・ヒル本人のセミナー講演も入っているのでお勧めだ。聞き取りにはかなりの英語力を要するが。

PMA(Positive Mental Attitude)という言葉が出てくるが、この言葉は日常でも常に意識している。
常に積極的かつ肯定的にものごとを考える態度だ。
機会は確実に捉え、常に積極的でありたいといつも思っている。

これまでの人生で、滅多にない機会に巡り合ったにもかかわらず、また同じ機会を得られるさとか、他の言い訳を考えてチャンスを逃したことを引きずっているのだが、もうそのようなことは2度と無いようにしたいと常に思う。

成功者と凡人の違いの最も大きなことは、考え方の原則であることがよくわかる。
常に目標を立て成功を意識している者とそうでないものは当然日々の行動が変わってくる。子供を見ると思うのだが、その子は何者にもなることができる。総理大臣でも優秀な医者でも野球選手でも。でも実際になれる子はほとんどいない。ちょっとしたことが人生大きく変わってくる。

7つの習慣

この本もインパクトが大きかった。あるべき行動の原則がとてもシンプルにまとめられているからだ。
PMAと同様に主体性という言葉がとても重要だと認識した。7つの習慣は以下の通り。
思考方法だけでなく、他者への影響の重要性も大きい。

第一の習慣・主体性を発揮する
第二の習慣・目的を持って始める
第三の習慣・重要事項を優先する
第四の習慣・Win-Winを考える
第五の習慣・理解してから理解される
第六の習慣・相乗効果を発揮する
第七の習慣・刃を研ぐ


人を動かす

カーネギーの代表作のひとつ。他者とのコミュニケーションの取り方、影響の与え方に主眼が置かれている本だ。
自己実現にあたって一人でできることは実は限られている。
他人との協調、協同作業で成し遂げなければならないことばかりだ。
この本ではかなり具体的に人との接し方、振る舞いについて書かれているが、根底にある人づきあいの原則はかなりシンプルだ。
日本人でなおかつ若い世代は人づきあいが苦手な者が多いと思う。考え方の多様化、コミュニケーション手段の変化などいろいろあるが、人に好かれ、協力してもらい、愛される人になりたいと常々思う。

第一の原則・批判も非難もしない。苦情もいわない。
第二の原則・卒直で、誠実な評価を与える。
第三の原則・強い欲求を起こさせる



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