›1 03, 2008

田中森一の新書「バブル」

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田中森一といえば、山口組の弁護士でありであり、闇社会の守護神と恐れられたヤメ検弁護士であるが、最近本が多く出版されている。

反転-闇社会の守護神と呼ばれて」が大ヒットになったからだろう。

バブルでもまた、検察として正義を振るっていた田中森一と山口組に仕えた田中森一の両面を開けっぴろげに披露している。

正義も悪でも真実はひとつ、山を登るのに正道と裏道があるようなものだと田中森一は考えている。
最近わかるような気がする。ヤクザもマフィアも無くならないし、警察のような正義と思われている者が強くなるとまたヤクザ人気も復活するという歴史を繰り返してきたからだ。
今上場審査においても反社会勢力の排除が絶対の事項に挙げられているが、それでもヤクザは巧妙に上場企業に入り込み、支配する。真っ当な企業もまた金のため、保身のためにはヤクザを利用する。

そういった世界に生きているんだと自覚する。

バブル
バブル夏原 武 田中 森一

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