›2 06, 2013

Google Glass グーグル眼鏡という画期的製品が発売間近

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眼鏡といえば、近視や老眼を矯正するもので、日本には福井県の鯖江という場所が生産場所として有名だ。
しかし、近年は眼鏡の役目は終わって来たかと思っていた。コンタクトレンズは当たり前のように普及し、今ではレーシックというレーザ手術によって日帰りで簡単に視力が矯正できてしまう。デザインとして優れたチタンの高級メガネは鯖江は評価が高いが、近年では中国製の激安メガネが浸透している。

ところが、今度はGoogleがまた世界を変えるかもしれない製品を発表した。ファミコン、AppleのiPhoneの次に世界を変えるような製品はこのグーグル眼鏡なのかもしれない。新しいスタイルの眼鏡は、鯖江の眼鏡産業を救うかもしれない。

Google Glass は、3Gまたは4G回線に対応し、GPS 機能、加速度センサー、カメラを搭載している端末のようだ。搭載された加速度センサーを利用し、頭の動きによって Google Glassを操作する。Google Glassの機能のビデオなんかを見ると、空を見上げれば天気予報や気温が表示される。
金額は推定で150~600ドルとのことだ。しかし、チタン製のシームレスなフレームや機器を見ると安くは無い製品になるのではないだろうか。

まあ、iPhoneやスマートフォンでできることが、眼鏡をかけて意識せずにできるというのが特徴の製品なわけで、指で操作するわずらわしさからの解放というのがどれほど便利なものなのかは、使ってみなければわからないところだ。

また、発売するのがGoogleというのが気になる。Googleは広告代理店業者なのだ。アップされている動画はGoogle Glassの恐ろしい側面も示唆している。
例えば、コーヒーを注げばスターバックスの広告が表示され、ハンバーガーを食べればマクドナルドのマークが表示される。本屋や店に入れば、眼鏡から大量の広告が表示される。これはこれで、最安値情報がどんどん視界に入ってきて便利なのかもしれないが。。

ということで、このGoogle Glassは視力の矯正機能が無い新しい眼鏡だ。3Dテレビのメガネはかけるのが煩わしいし、こういったものを身につけるような時代になるのだろうか?

Googleが広告をどんどん出すのを見て思い出したのが、子供の頃読んだ星真一の小説だ。ショートストーリーなのだが、未来は家電などあらゆるものが無料になる。しかし、冷蔵庫を開けると常に広告が流れ、なんでもかんでも広告で埋め尽くされるという恐ろしい話だった。


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