›7 19, 2012

中国で銀行口座開設

Category: 資産運用 / 0 Comments: Post / View

「中国の銀行に預金して資産運用」が今から5年以上前に俄かにブームとなった。
中国は新興国であり預金利子利回りが非常に高いことに加え、中国株の上昇や元の切り上げが注目されていたが、他方で為替レートを米ドルにペッグ(固定)されていることから、近い将来為替の自由化に伴う元通貨の上昇の期待が大きかったのだ。

経済成長下にある国は緩やかなインフレに伴い通貨が膨張する。通貨の価値は下落するインフレにおいても預金利子が大きいことが注目され、また将来の元高期待で一攫千金を狙う人も多かった。

しかし、リーマンショック前に中国で元預金した人にとって円高による損害の方が大きいだろう。
知人に日本から数千万円を複数回に渡り持ち出し、中国に銀行口座を開設して定期預金した人がいる。

利回りの大きさに目がくらんだのだろう。しかし、その後の円高で含み損は数百万円になっている。

むしろ、中国に銀行口座を開設するのであれば、円高の今こそチャンスなのかもしれない。

今回、上海に行ったついでに銀行口座の開設を行った。過去に銀行窓口を訪問した際には、日本人など外国人向けに口座開設することに慣れていなかったため、言葉が通じず断念したことがあった。
しかし、今回は記入する用紙はあいかわらず中国語であったが、英語での応対で比較的スムーズに口座開設することができた。
外国人の口座開設増加に伴い、対応マニュアルがしっかりしたのであろう。

普通口座に加え、定期預金口座の開設を行った。

口座開設に伴い、インターネットバンキングも同時に開設し、専用トークンを貰い、銀聯カードも貰えた。

中国のみならず、最近では世界中で銀聯カードによるショッピング支払いが可能だ。

中国でお金を使うことは今のところほとんどない。目的はもちろん元が上昇するのと高い利回りによる資産運用のポートフォリオの一部ということだ。
暫く口座は寝かせるだけだが、あくまでも賭博的な期待感がある。

とはいえ、中国なので何が起こるか分からない。外国人の資産没収や人民元の人為的下落だって考えられないことは無いのだから。


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