›9 07, 2011

ホームレスから社長へ

Category: アントレ(起業) / 0 Comments: Post / View

ホームレスから社長へと人生の大逆転を遂げた人が結構いることを知って驚いた。そして結構な数の本が出版されているのだ。

偉人に魅了されるのは、彼らがとてつもない困難を克服したからだ。与えられたことをこなして成功したとしても心に響かないだろう。
ホームレス社長の体験談に魅了されるのは、人生のどん底まで落ちながら、体験したくない惨めな体験をし、それを努力で克服し、普通の人が到達できない地位まで獲得するというドラマがあるからだ。

彼らは、普通の人なら自暴自棄になったり逃げ出している状況を、忍耐強く圧倒的な努力で修羅場を乗り越えてきた。
リスクを取って真剣に生きている人ほど、最悪の状況が頭によぎったことがあるだろう。

多摩川などの河川敷にあるブルーシートを見るとき、夜の繁華街に段ボールで簡素な寝床をつくる人を見るとき、彼らがどうしてそのような状況に陥ったのかを考えるようになった。以前などはまったくそんなことは考えもせず、意識さえもしたことがなかったし、彼らのような境遇になることはまず無いのだが。

ホームレスになった人の事情は様々だろう。だが共通して言えるのは、家に住んで働くという社会人として当たり前のことが、金銭的な事情が主だろうが、できなくなってしまったのだ。中には失踪を続けている人も多いだろう。

ホームレスは、一旦なってしまうと、傍から見たらあまりにも惨めな境遇だが、それでもその環境になじんでしまい、元の生活に戻ることが出来る人は限られているという。
一旦住民票を失うとできる仕事はほとんどなく、乞食を余議されなくなるのだ。

ホームレスから社長になった人たちは、このような境遇に置いても諦めなかった。

自分が同じ状況になったら果たしてどうなるのだろうか。
人間生まれた時も死ぬ時も丸裸だ。希望を失わず、努力することは時には苦難の連続でもある。
立ち止まらないで、必死に努力して勝たなければならない。自分自身への挑戦でもある。

感情を移入して、ホームレス社長の生きざまを見習いたいと思った。人生はドラマだ。


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