省エネ・節電ブームで扇風機の売れ行きが上昇し、これから夏にかけて在庫切れや価格の上昇がおこりそうだ。
これまで家庭ではエアコンの普及が進んだが、エアコンだけよりも扇風機と一緒に使うことでエアコンの温度設定を上げ節電につながり、また夜間には窓を開けて扇風機でしのぐことによって大幅な節電効果が期待できる。
例えば、6畳の部屋で冷却能力2.2kWのエアコンであれば消費電力は約440Wである。
扇風機であれば、10分の1以下の約30Wで強風が利用できる。
kWh当たり電気代を22円として90日間1日8時間使用すると計算すると、
エアコンでは約7000円であり、扇風機では、わずかに500円弱となり、電気代に大きな差がつく。
これは6畳の部屋での代表的な計算に過ぎないため、広いリビング、複数の部屋、またエアコンの種類によっても電気代は大きくかさんでくる。
また、エアコンと扇風機の併用の節電効果も実際は大きい。
体感温度でいえば、エアコンのみ24度に比べ、扇風機併用では28度設定で同等に感じるという調査もある。
エアコンは設定温度を1度上げるだけで約10%の節電効果があるとされているので、これは大きな効果である。
尚、扇風機のブームとして部屋の場所を取らない、縦型スリムタイプが主流となりつつある。
これはデザイン的にもすぐれており、お勧めだ。値段は高いがダイソンの羽無し扇風機は子供のいる家庭では安心して使うことが出来るだろう。