›5 23, 2011

健康管理は自己責任

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社会人になってから、大病にかかった上司や同僚のお見舞いに数え切れないほど行った。取引先で大病にかかった人も相当数に上る。
30代半ばを過ぎると大病にかかる人がちらほらと見受けられるようになる。働き盛りである年代でありながら、多くの人にとって子供の教育やマイホームのローンなど仕事も家庭も責任が重大な時期である。
大病にかかる人の傾向を見ていると、決まって健康管理などしていない人、健康に自信がある人という共通点がある。

10代や20代のように若さで健康が維持できる年代とは違い、意識して健康管理をしていかなければならないのが30代からである。また、若き頃の不摂生の積み重ねから心身にほころびが気づかぬうちに溜まっているものである。

言うまでも無く、大病で入院したり手術したりして出社できなくなると、病気以外のタメージも大きい。会社には迷惑がかり、場合によっては失職してしまう。経済的にも負担が大きく、家族にも大変な思いをさせてしまう。そのような状態になって初めて、日頃の健康のありがたさを実感し、病気の恐ろしさを知ることになるのだ。

筆者の知人で大病にかかった例を見てみると、胃がん、その他の癌、心筋梗塞、糖尿病があげられる。その中で癌に関しては、定期健診によって発見され早期の臓器摘出手術で命が助かったという人が多い。しかし、急な病気で死に至った例もある。稀な例としては、死亡原因が不明で家族も語りたがらないことがあったが、精神病を患っての自殺の可能性が高かった。その他にも、大病の療養中に若くして植物人間になってしまった人もいる。

共通して言えるのは、病気が発見される数ヶ月前まで、まったく病気など感じさせられない健康体に見えたことだ。

ところで、世界がん研究基金(WCRF)によると、主ながんの3分の1は、健康的な生活習慣を実行することで防ぐことができるとのことだ。正常な時には健康のありがたみが分からないものである。そのため、欲望のまま暴飲暴食や酒・タバコや睡眠不足など体に過剰な負荷をかけていることがある。

健康管理は自己責任である。
すぐに取り掛かれることも多い。まずは体重を測り、定期的に健康診断や人間ドックを受診しよう。
食べ物は偏っていないか。スナック菓子やファーストフードは減らすことができる。肉類が野菜や穀物に比べて比重が多ければ少なくすることもできる。

欲求を抑えて、自分の体に目を向けることだけでも、充分な健康管理になるだろう。


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