›5 10, 2011

第二外国語の学習

大企業では英語力が必須のところがほとんどになっており、昇進のためにTOEICテストの点数を要求する会社も多い。
さらには、企業のグローバル化に伴い、英語だけでなく第二外国語の能力も求められてきている。
グローカルという言葉がある。グローバルとローカルを混ぜた言葉だが、企業がグローバルに展開する際には、その国のローカルに根付き、風習にも従う必要があるという意味だ。

英語は共通言語として確立されているが、企業が海外で発展するためにはその国の言語でのコミュニケーションができる人が必要となってくる。
例えば、中国には日本の多くの企業が進出しているが、グローカルに活躍するビジネスマンは当然中国語で現地の社員や取引先とコミュニケーションを図っている。

日本は人口が減り、少子高齢化の問題もあり経済面では衰退期に入った。今後も、企業は発展のために海外市場を拡大していく必要性に駆られる。そんな時必要なのは、まず語学力のある社員だ。
今後は国内の雇用は、市場が海外に移転することに伴い縮小が想定されるだろう。中高年の社会人が転職するための能力というのは、勤め先の企業でしか通用しない能力だけでは非常に困難なのが現状だ。そのような意味でも第二外国語は簡単には習得できないが、学習することにり自己を高めるという意味では大きな意義がある。

第二外国語をすぐに習得したいと思う人が多い。英語を習得するのに中学校から長期間、長時間費やしてきたのに手こずっているのに、そう簡単に習得できるはずがない。しかしながら、日本人が第一外国語の英語を習得するよりは第二外国語の習得は、比較的容易ではある。

例えば中国語、韓国語は、単語が日本語と共通なものがほとんどであり、英語のように全く単語が違うということがない。それから、第一外国語で習得した学習プロセスを活かすことができる。

まずは単語から始めよう。第二外国語の学習では文章を読んでも、聞いてもまったくわからない。それが単語が分かれば文法を知らなくとも完全でなくても意味はわかる。
単語からの学習のメリットは、時間に束縛されず、空き時間にいつでも暗記学習ができる点にもある。トイレの時間、通勤時間、ほんの数分の空き時間にも単語は暗記できる。基本単語を数百覚えるだけで、日常会話の7割程度の単語がカバーされる。

次の学習ステップはリスニングだ。日本語の発音は簡単であるが、他言語の発音は複雑で日本人が聞き取るのは極めて難しい。
第二外国語特有の発音を覚えるのと同時に、リスニングは文章で暗記するほど行うことだ。これにより文法も覚えられ、後のリーディングやスピーキングにも役立つ。
そして、語学教室に通う必要はない。これは英語の学習でも主張したことであるが、語学の達人ほど暗記、リーディング、リスニングにこだわったインプット学習を

第二外国語を日本で独自で学ぶには最低2年、1500時間の確保をまずは目指したい。また、英語と同様にネイティブと同レベルにはなることは不可能なので一生に渡って学習を続ける心づもりが必要である。

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