›4 13, 2011

英語勉強、資格取得勉強ができない人、できる人

以前から感じていたことだが、英語の勉強や資格取得は会社での仕事の能力とあまり関係が無いのではないか。
仕事ができる人は大抵仕事に集中して、業務時間も長く、仕事以外の時間はリラックスや趣味に費やしている傾向がある。
しかし、本当に一流のビジネスマンは仕事もバリバリこなして、さらに英語や第二外国語や資格取得のための時間も確保している。

以前韓国のサムソンのエリート社員達との交流の場で、ビジネス終了後に食事や飲み会は参加しないと言い、仕事が終わってからの時間は第二外国語や自己啓発のための時間に使うと言われて驚いた。
韓国では、出世のためには日本よりもはるかに厳しいTOEICの点数や第二外国語の能力が要求される。

日本ではこのようなハングリー精神を40代過ぎてまで持ち続けている人は稀ではなかろうか。せいぜい結婚前の20代後半くらいまでのビジネスマンがTOEICや資格試験やMBAのための勉強を自分の時間を犠牲にして必死になっている光景を見るくらいではないだろうか。

日系企業でも今後はさらに厳しい英語力、第二外国語力、その他資格を社員に要求していく傾向にある。社員の能力が高くなければグローバル競争には勝てないし、会社が衰退していく中ではリストラの対象には能力の無い人から切られていくことになる。
語学や資格は、仕事の能力と一致しないことも多いが、履歴書に書けることと、部署以外、会社以外の人も客観的に評価できる能力である。

将来が不安であったり、より能力を活かせる場を求めるのであれば、語学か資格はコツコツと学習して習得すべき能力なのだ。
もちろんこれには犠牲が伴う。平日夜や休日の家族との時間、自分の趣味の時間が犠牲となる。会社の仕事だけで精一杯で、精神的にもギリギリの人も多いかもしれない。

それでは、本当に一流の人はいったいどのようにして勉強の時間を確保したり、自己を鼓舞して学習に向かわせているのだろうか?

一流の人材は、仕事以外の勉強を楽しんで行っている。
例えば英語学習であれば、TOEICの対策本だけを行うのではなく、CNNを見たり好きな映画をスクリプト付きで何度も見たりしている。これにはある程度の英語力が必要だが、ニュース知識も付きながら学べたり映画も楽しめたりと一石二鳥だ。また点数の上昇をうまくモチベーションにしている人もいる。
資格勉強は、グループでの勉強会をしたり、仲間と競争したりするのが楽しみながら学習するコツだ。

第二外国語や難易度の高い資格は途中で挫折しやすい。これらをマスターするツワモノは、空き時間に短時間でできる暗記学習をしたり、まとまった時間は集中して学習するなどメリハリのある勉強法を取り入れている傾向がある。

語学は途中で辞めると、今までの努力が水の泡になり、資格に関しては合格しない限り、全くの無駄な時間となってしまう。
そういう点では、マイペースな継続力というのも大きな要因である。
語学も資格も基本的には長期戦だ。1週間や1カ月で成果が出るものではない。


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