›4 05, 2011

神経伝達物質(脳内3大物質)について

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自分の感情や精神を良く理解するために、3つの神経伝達物質についての知識があると何かと役立つ。
神経伝達物質には以下の3つが挙げられ、それぞれが感情や精神状態に影響を及ぼし、相互作用している。

ノルアドレナリン・・・覚醒(注意力、判断力)
ドーパミン・・・快感(多幸感 ハイな感情)
セロトニン・・・衝動(落ち着きと安定感)

3つともそれぞれ個別には良く耳にする言葉だと思う。
ノルアドレナリンは日常では単にアドレナリンと呼んでおり、興奮したり、怒ったりするときに「アドレナリンが分泌されている」など使うが、覚醒作用がある。
ドーパミンもよく使われる言葉であり、ドラッグ中毒者が「ドーパミンが出ている」など映画の中でLSDを飲んだりやSEXシーンで快楽がある場面で見聞きしたことがあるのではないか。
セロトニンは不安症、パニック障害、うつ病、過敏性腸症候群などストレス性の病気や症状でおなじみの神経伝達物質だ。

脳内のこれらの神経伝達物質の分泌は食べ物やサプリメントでも増やすことができる。またセロトニンは太陽の光を浴びることや運動で分泌されることがわかっている。
不安症やうつ病に対してもこれらの神経伝達物質の分泌を薬物で向上させるのが心療内科の治療法である。医療用でない輸入ドラッグや完全に違法なドラッグもある。
薬物やサプリメントも作用も様々で、覚醒作用が強いものはアッパー系、快楽や落ち着き作用が強いものはダウナー系と呼ばれる。
違法なドラッグでは、アッパー系の代表格が覚醒剤、ダウナー系はマリファナやLSD、MSMDがある。
いずれも一般人は映画や芸能人の薬物逮捕のニュースでしか知ることのない世界だ。

しかし、不思議と性格的にもアッパー系とダウナー系と特徴がある人がいるのが面白い。躁と鬱の違いでもあり、日常的に両方の状態がひどく変動すると躁鬱病だ。

医療用の薬物でも、作用としてはアッパー系、ダウナー系と相互作用するものがあり、睡眠薬のように眠くなったり、興奮を落ち着かせたり、倦怠感や脱力感を取り除く作用など様々あるようだ。
薬でなくても、コーヒーなどのカフェインでも覚醒作用が感じられる人もいる。

これら3つの脳内物質の作用を良く知ることで、自分の状態がわかり、サプリメントや運動をすることで精神を高めることができるはずだ。


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