›12 24, 2010

弱る日本の電機メーカと製造業

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かつて日本が9割の生産を行っていたリチウムイオン電池も首位は韓国メーカに取られたとのことだ。
かつて日の丸などとも呼ばれた日本の電機メーカは世界的にシェアを落とし、部品メーカもまたシェアを落としつつある状況だ。

電気メーカはセットメーカと呼ばれ、最終商品を提供しているが、そのシェアは身の回りのものでもずいぶんと下がってきていることを実感させられる。
家電はまだ日本製が多いが、日本国内の特殊な規格という影響も大きいのではないか。特に携帯電話は、世界標準とかけ離れた規格のためガラパゴスと呼ばれる。
シャープはそのような屈辱的な呼ばれ方をむしろ商品名にしたのが驚きだったが。

テレビもサムスンなどの韓国メーカ、中国メーカもちらほら見られるようになりつつある。掃除機はダイソン。冷蔵庫はハイアール。安いもの、独特の付加価値のあるものは海外勢が特色を出してきて、やがてシェアが増大するのではないか。
パソコンも海外勢がシェアを拡大した。ソフトウェアの世界はマイクロソフト、Googleと独占企業がいる。ネットの小売店もAmazonが日本では圧倒的な地位を得ている。FacebookやTwitterも急速に普及している。スマートフォンはアップルのiPhone、ソフトはGoogleのAndroid、最終製品も海外性が強い。

自動車、電化製品は自国のメーカのものが国内シェアの多くを占めているが、その時代はもうすぐ終わろうとしているのでは無いだろうか。


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