›12 03, 2010

健康法|酒を断つ

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酒の味わいや酔いを楽しむという楽しいことなのに、何故酒を断つのか。
適量な量を飲み、それが趣味の範囲で金銭負担も大したことが無いのであればなんら問題は無いと思う。

ところが、酒には依存性であったり、大量に飲むと精神や体に悪影響を及ぼす、高価な酒は家計の負担が大きいという問題があり、そのような状況の人にこそ節約として酒を断つのが効果的なのではないかと思っている。

もともと酒を自宅で飲む習慣などなかったのだが、いつからか毎日晩酌するようになった。最初は嗜む程度であったのが、量が増え、様々な酒を試してみたくなり、高価なワインや焼酎などを買うようになり、更には酔う感覚がたまらなく好きになりジン・テキーラ、ウォッカなど刺激の強い高アルコール飲料にまで手を出すようになってしまったことがある。気付いた時には晩酌が当たり前になっており、晩御飯時にはたまらなく飲みたくなり、酔わないと満足できないところまで行ってしまった。
これ以上のアルコール摂取は家計の負担というよりも、肝臓など身体や精神状態への影響が心配になってくる。アルコール中毒になってしまうのではないかと真剣に考えたことがある。

やめる必要は無く適量なら良いとも思ったが、飲む必要性が無いとも思った。ある精神科医が言っていたのは、「酒が体に良いというのは間違った概念」、「薬(精神安定剤のようなもの)の方が依存性も無いし安全」、「酒を飲むと眠れはしても熟睡できなくなる」、「アルコール度数の強い酒は食道や胃の粘膜にダメージを与え癌になる危険性がある」ということであった。
普段何ともない人が酒を飲むと豹変し、取り返しがつかない事態になることもある。芸能人では草薙だとか海老蔵なんかの事件を驚いた。それにもかかわらず麻薬と違い怖いという認識が薄い気がする。

酒について調べてみると、過去から販売量は拡大の勢いがすごいことに驚かされる。タバコは広告がほとんどできなくなったが、酒については有害性や飲酒運転などの事故などがあるのに、ビールや発泡酒などとても多いことに改めて気付かされる。産業としても大きいため、政治的な力も大きいのではないか。
事実、海外ではアルコール業界によるロビイスト活動がメディアで取り上げられることがよくある。例えば酒の代替になる大麻(マリファナ)に対する規制をアルコール業界が強く圧力活動を行っているという話があった。米国でもカリフォルニアや欧州のように大麻摂取に比較的寛容だったり、合法だったりするところがあるが、確かに代替物という考えでいうと販売に影響があるのもうなずける。

ちなみに、日本では大麻合法などと言っている人は世間からはジャンキーかキチガイのように見られるし、大麻を所持するだけで重い刑が待っている。以前、ワイドショー番組で常連のミュージシャンが大麻関連のニュースで、普段では見られないほどの知識を披露してしゃべりまくっていたが、回りからは白い目で見られていたことがあった。

話がそれたが、節約という観点からもアルコール類の摂取が習慣になっている人は一度どれ位の金額を使っているのかを確認し、減らせるのか、辞めれるのかを考えてみるのが良いと思う。人によっては毎月数万円も削減できるだろう。辞めたくても依存症やアルコール中毒になってしまっている人は精神科に行くべきだ。処方してもらう金額の方が大抵は大幅に安いだろう。


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